日本ハム
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スポーツ 2021年01月06日 17時00分
日本ハム・栗山監督が戦力外選手に謝罪? 黒羽根氏が引退後の意外な贈り物を明かす「これからの家宝に」
元フジテレビアナウンサーでフリーの田中大貴アナが5日に自身の公式ユーチューブチャンネルに投稿した動画に、今オフ日本ハムを戦力外となり現役を引退した黒羽根利規氏がゲスト出演。日本ハム・栗山英樹監督の知られざる気遣いを明かした。 自身と同じく今オフ日本ハムを戦力外・引退となった白村明弘氏や、元近鉄・金村義明氏と共に今回の動画にゲスト出演した黒羽根氏。本動画ではセ・パの実力差や日本ハム時代の思い出などを中心にトークを展開したが、その中で昨年12月のトライアウト後に栗山監督から直筆の手紙をもらったエピソードを披露した。 プロ15年目・33歳で迎えた昨季は一軍出場が1試合もなく、シーズン終了後の昨年11月5日に戦力外通告を受けた黒羽根氏。12月7日にトライアウトに参加したものの他球団からのオファーはなかったため引退を決断したが、戦力外通告の直後とトライアウト直後にそれぞれ栗山監督に連絡していたという。 すると、栗山監督は2度目の電話の中で「(黒羽根氏から)連絡してきてくれたことがうれしい」と黒羽根氏に感謝すると同時に、今の住所を教えてくれないかと要望。黒羽根氏が「何かくるのかな?」と思いつつ住所を教えると、後日栗山監督から直筆の手紙が届いたという。 動画内では手紙に書かれていた内容の全ては明かされていないが、黒羽根氏は「あんまり力になれずごめんね」、「文句とかもあったかもしれないけど、(黒羽根氏は何も)言わずに背中で…」などと自身を思いやる内容の文が記されていたことを告白。思わぬ贈り物に感激したという黒羽根氏は「これからの家宝に(するつもり)」と、栗山監督からの手紙は今後も大事に保管していくつもりだと語っていた。 黒羽根氏はこの他にも自身が思うパ・リーグで好投手が育ちやすい要因や、セ・パで異なるバッテリーへの指導について動画内で語っている。 >>大谷翔平に「ラストチャンス」MLB公式の真意は古巣日本ハムも危惧?本人だけに収まらない二刀流の弊害とは<< 今回の動画を受け、ネット上には「クビになった選手にここまでするのは気遣いが凄い」、「活躍できなかったのは自分の責任もあるっていう文面は優しさが滲み出てる」、「黒羽根さんが礼儀を欠かさなかったことがよほどうれしかったんだろうか」、「選手を思いやる姿勢はシーズンオフでも一貫してるんだな」といった反応が多数寄せられている。 2012年の就任から現在まで指揮を執り続けている栗山監督は「俺が悪い」、「自分の責任」と敗戦や低迷の全責任が自身にあるという発言は多い一方、選手批判はめったにしないことで広く知られている。その優しさは既にチームを離れた選手に対しても変わることはないようだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について田中大貴アナの公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UC95Lxy4H7OA0w-bVzIvFyzg
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スポーツ 2020年12月28日 20時30分
プロ野球選手のアクセサリーに「ジャラジャラ、ダラ~」岩本氏が苦言「モラル持って」 プレー中の“見苦しさ”に物申し賛否
元日本ハムで野球解説者の岩本勉氏が27日、自身の公式ユーチューブチャンネルに動画を投稿。アクセサリーを過剰に着用して試合に臨んでいる一部プロ野球選手に苦言を呈した。 今回の動画で岩本氏は、16日に行われた日本野球規則委員会に規則委員として出席した際に話した内容をテーマにトーク。その中で、一部選手がアクセサリーを過剰に着用していることについて自身の見解を語った。 委員会では話し合いの結果「アクセサリーは今後皆さんモラルを持ってやりましょう」という方針になったと明かした岩本氏は、試合中に見て気持ちを奮い立たせるために家族からもらったアクセサリーを1つ身に着けるぐらいなら特に問題は無いと主張。一方、「でもジャラジャラジャラジャラ、ダラ~、打つたび、投げるたびにボロンって(ユニフォームの中から)出て、それをいちいち直す(のは見苦しい)」と、派手なアクセサリーを何度も着けて試合に臨み、プレー中に何度もアクセサリーを直す動作をするのはいかがなものかと苦言を呈した。 平成中盤頃に球界で「まだそんなギラギラ(したアクセサリー)着けてるの?」という風潮が高まったことでアクセサリーを過剰に着用する選手は一時減ったというが、令和に入ってから再び増加し、デザインも奇抜なものが多くなってきたという岩本氏。個人の自由としつつも「プロアスリートだということを念頭に置きながらプレーしましょう」と、ファンに見られる立場であるという自覚を持った上で着用してほしいと主張した。 規則委員会でも「(着用は自由といっても)許容範囲というものはありますよね。自己意識の中で(一文を)定めたらどうでしょう」と提言したという岩本氏。実際に規則内に新たな文言が追加されることはなかったというが、委員会も「自らのプレーに差し支えない、相手と接触した時でも怪我が起こらないようなものをしっかり選択して、ユニフォームのデザインにも影響のないものを(着用するように)意識を高めていこう」という方針になっていると語っていた。 岩本氏はこの他にも委員会の中で最も時間を割いたというあるルールや、一部監督のリクエストの使い方に不可解な点があることなどについて動画内で語っている。 >>日本ハム・清宮、不振の原因は“迷い”? OB岩本氏が打席での“異常”を指摘「手先でボールをこねていた」<< 今回の動画を受け、ネット上には「確かに何個もジャラジャラ首にかけてるのは見苦しい、磁気ネックレスなら目立たないしまだ許せるが」、「最近だと中田(翔/日本ハム)や森(友哉/西武)あたりが目に余るな、あとソフトバンクの方の森(唯斗)もひどい」、「試合中に何度もユニフォームの中に入れ直してるの見ると最初から着けるなよっていう気持ちになる」といった反応が多数寄せられている。 一方、「別に首元にいくらかけてようがいいだろ、個人の自由なんだから縛り過ぎるのも良くない」、「ルールには触れてないわけだからいいと思う、他の人が見てかっこいいダサいっていうのはまた別の問題では」、「カッコつけでは無く願掛けやルーティンという意味で着けてる選手もいるはず、もしそうした選手が着けられなくなって成績落としたら責任取れるのか?」といった反発も複数見受けられた。 今回の規則委員会では具体的なルール制定には至らなかったというアクセサリーの過剰着用だが、球界では2019年7月24日ソフトバンク対ロッテ戦で森が審判団から「ネックレスが光ってまぶしいので外してほしい」と注意を受けたことがある。このように試合進行に影響を与えるケースが続出するようなら、ルール制定に迫られることもあるのかもしれない。文 / 柴田雅人記事内の引用について岩本勉氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UC7CeOxGzcmmxbf_Oacxf7sg
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スポーツ 2020年12月14日 20時05分
現役復帰断念の新庄剛志氏に「キャンプぐらいまでは」元日本ハム・岩本氏らが続行を願う 沈黙を貫く“セカンドキャリア”の行方は
昨年11月に自身のインスタで現役・NPB復帰を宣言し、そこから現在までトレーニングを積み重ねていた48歳の元日本ハム・新庄剛志氏。13日、自身の公式インスタグラムで現役復帰を断念すると発表した。 7日に行われたプロ野球12球団合同トライアウトに参加し、「3打数1安打1打点・1四球」とアピールしていた新庄氏。トライアウト終了後に「(今日を含め)6日間でオファーがなかったら野球は終わり」と、NPB球団が参加選手に連絡する期限である12日までに声がかからなければ復帰を断念すると語ったことが伝えられていたが、期限となる12日までに他球団からオファーを受けたというような報道はなかった。 これを受けた新庄氏は13日に自身のインスタに投稿し、「1%の可能性を信じてやって来たが、今日0%になりただただ悔しいし情けない、身の程を知りました!」とオファーがなかったため復帰を断念することを表明。同時に、「短い1年だったけど応援してくれた皆さん有難うございます感謝します」とファンに感謝している。 新庄氏の復帰断念を受け、複数の球界OBが自身のSNSやユーチューブチャンネルを通じてコメント。元阪神・下柳剛氏は14日、自身の公式インスタに投稿。「新庄お疲れ様 夢をありがとう」と、約1年間トレーニングを重ね復帰を目指した新庄氏をねぎらった。 14日に自身の公式ユーチューブチャンネルに動画を投稿した元日本ハム・岩本勉氏は、新庄氏が潔く6日間で復帰を断念したのは「自分の活動、生活のことを考えて、どこかで(きっちり)線を引いて(ダラダラ待たない)というようなスタンスを取った」からだろうと推測。その一方で「来年2月のキャンプぐらいまでは(復帰の可能性を)求めてほしい」と、今後各球団のチーム事情が変わる可能性もあるため来春キャンプごろまではオファーを待ってほしいと願った。 >>今年のトライアウト、新庄氏話題の裏で最後の望みをかけた“ユーチューバー”が?引退から5年、軟式野球からの再起を決意したワケは<< 復帰への挑戦を終えた新庄氏については、ネット上にも「結果は残念だったけど、ここまでの努力は間違いなく称賛に値するものだった」、「無理だ無理だと言われながら1年で体作ってタイムリーも打った、その姿は自分も含め多くの人に感動をもたらしたと思う」、「テスト受けれる道もあるかもしれないし、もう少しオファーを待つのも悪くない気はするけどなあ」、「NPB復帰は実現しなかったが今後はどうするんだろうか」といった反応が多数寄せられている。 14日に自身のインスタに「さぁ〜また今日から人生楽しむぞ」と前向きな文章を投稿した新庄氏。これまで現役復帰に失敗した際の“セカンドキャリア”については特に語ってはいないが、今後はどのような活動を行っていくのだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について新庄剛志氏の公式インスタグラムよりhttps://www.instagram.com/shinjo.freedom/下柳剛氏の公式インスタグラムよりhttps://www.instagram.com/shimoyanagi_tsuyoshi/岩本勉氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UC7CeOxGzcmmxbf_Oacxf7sg
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スポーツ 2020年12月10日 11時05分
現役続行の日本ハム・斎藤に栗山監督がカミナリ?「それでも野球をやりたい」頼みの綱は“マー君の治療法”か
ドライチ、「ハンカチ王子」と呼ばれた国民的スター。今さらだが、その経歴が重圧となっていることを再認識させられるような“契約更改劇”だった。 北海道日本ハムファイターズの斎藤佑樹投手がダウン提示を受け入れた。来季の推定年俸は1250万円、3年続けて一軍での勝ち星はナシ、プロ10年目の今年は一軍昇格すらできなかった。他のピッチャーなら、戦力外を通告されてもおかしくはないのだが、現役続行となった。 「来季の契約予定者を指す保留者名簿が提出され(12月2日)、その中に斎藤の名前も入っていました。この時点で『クビはない』と判断されましたが、本人もかなり悩んだみたいですよ」(球界関係者) 斎藤は更改後の会見で、こうも語っていた。 「それでも野球をやりたい気持ちが強かった」 右肘の故障のことだ。手術の可能性も伝えられていた。先に球団幹部が明かした限りでは、今春のキャンプ中から痛みがあったという。シーズン中盤になって調べてみたら、「靱帯損傷」と診断された。 >>日本ハム投手が球団フロントに激怒「低すぎるよ!」球界が変わるきっかけに?賛否を呼んだ“セカンドバッグ投げつけ事件”<< この右肘の靱帯損傷が判明した10月、チーム戦力を統括する吉村浩ゼネラルマネージャーは「手術するかどうか、検討中」と“意味シン”な物言いをしていた。 10月16日の巨人二軍戦で中継ぎ登板し、1イニングともたず、5失点と大炎上した。「斎藤の次回登板を見送る」との説明の中で、右肘の損傷を打ち明けたのだが、すぐに手術に踏み切られなかったことで、「治す必要がないからか、引退か?」という予測も広まった。 「斎藤は手術ではなく、自身から採取した血液の血小板を高濃度にしたものを患部注入する『PRP療法』を行ったそうです。手術するよりも治るのが早いそうです」(スポーツ紙記者) 早期回復が手術回避の理由とされているが、前出の関係者は「そんな単純な選択ではなかった」と説明する。 「今後のことを栗山英樹監督に相談しています。栗山監督に励まされたことは会見で伝えていますが、厳しい言葉のやり取りもあったようです」 斎藤は「まだ野球を続けたい」と口にしたことで、PRP療法が行われたそうだ。 そのPRP療法だが、夏の甲子園のライバル・田中将大も2014年7月に経験している。「右肘靱帯の部分断裂」という重傷だったが、2か月半後には実戦復帰も果たしている。田中の前例からして、来春キャンプでは全力投球もできるだろう。 田中は06年夏の甲子園大会では斎藤に敗れたが、その後の野球人生では逆転。天と地ほどの差を見せつけている。斎藤のプロ・ルーキーイヤーとなった11年には最多勝、田中のNPBラストイヤーの13年は24勝で負けナシ、同年の斎藤は未勝利だった。20年、ヤンキースから田中の提示された年俸は2300万ドル(約23億3000万円)で、昇給での再契約も伝えられている。 田中も経験したPRP療法で復活となれば、良いのだが…。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年12月07日 18時55分
ダルビッシュも新庄氏のスイングに驚愕「10年以上野球やってないのに」 48歳でトライアウト参加、全力の“アピール”に称賛相次ぐ
昨年11月に自身のインスタで現役復帰を宣言し、そこから現在までトレーニングを積み重ねていた48歳の元日本ハム・新庄剛志氏。7日、その新庄氏が目標に定めていたプロ野球12球団合同トライアウトに参加した。 新庄氏はこの日、現役を引退した2006年に所属していた日本ハム時代の背番号「1」のユニフォームを着用してトライアウトに参加。第3打席までは二ゴロ、四球、二ゴロと快音は聞かれなかったが、最終打席となった第4打席でレフト前にタイムリーを放ちアピールに成功した。 試合後、トライアウトを生中継したフジテレビONE(CS)のインタビューに応じた新庄氏は「正直『(現役復帰は)無理じゃないかな』っていう時期もあったけど、みんなの応援があって(やり切れた)。今日この場に立てたことで、打席の中で自分に対して感動した」とコメント。時には苦しみを感じつつも、多くのファンの応援に押されトライアウトの舞台までたどり着けたことに充実感をにじませていた。 48歳の新庄氏のプレーを受け、カブス・ダルビッシュ有、元日本ハム・岩本勉氏ら球界人が自身の公式ツイッターを通じてコメントしている。7日に自身のツイッターに投稿したダルビッシュは、新庄氏の第1打席の動画を投稿した一般ユーザーのツイートを引用リツイートした上で「10年以上野球やってないのに143km/hを芯に当ててるのが凄すぎる」とコメント。結果は二ゴロだったが、140キロ超えの速球をバットに当てるだけでも称賛すべきことだと驚愕した。 前述のインタビューで聞き手を務めた岩本氏は、同日に自身のツイッターに投稿し「『さすが』の一言やわ」、「ナイスタイムリーヒット!」と新庄氏を絶賛。同時に、インタビュー前後に撮影したと思われる新庄氏との2ショット写真も添付している。 新庄氏のトライアウトでの活躍を受け、ネット上にも「まさかヒットを打つとは思わなかったから感動した」、「一挙手一投足がカッコよかった、引退から14年経ってもスター性は健在だったな」、「これだけ話題を呼べることを証明したから、セオリーから外れて獲得に動く球団も出てくるんじゃないか」といった反応が多数寄せられている。 >>DeNA、新庄氏の電撃獲得が急浮上?首脳陣との意味深接触、トライアウトの狙いは他にも<< 「一般的に各球団はトライアウト前の時点で来季の編成を大方済ませており、トライアウトは事前に声をかけている選手のコンディションチェックが目的であることがほとんど。そのため、めどをつけていない選手がトライアウトで結果を出したとしても、それを元に新たに獲得を検討することはほぼないとされています。ただ、新庄氏は今回のトライアウトでプレー面はもちろん、かなりの話題性を持っていることも証明しました。本人はこれまでインタビューなどで年俸は一軍最低年俸(1600万円)でもいいとカネにはこだわらない姿勢を見せているので、もしかすると『グッズ代で十分ペイできる』として急きょ戦力構想を変更し獲得に動く球団も現れるかもしれません」(野球ライター) 仮に手を挙げる球団が現れ移籍が決まれば、来季は2006年以来15年ぶりにNPB復帰を果たすことになる新庄氏。これほどのブランクを経て現役復帰を果たした選手は過去に例がないが、果たして新庄氏の元に吉報は届くのだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用についてダルビッシュ有の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/faridyu岩本勉氏の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/gun18gun18
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スポーツ 2020年11月23日 17時00分
日本ハム投手が球団フロントに激怒「低すぎるよ!」 球界が変わるきっかけに? 賛否を呼んだ“セカンドバッグ投げつけ事件”
オフシーズンの球界において、ファンの注目を広く集めるトピックの1つである契約更改。今年もオリックス、ソフトバンク、DeNAといった球団が更改をスタートさせるなど、各球団で大金が動く時期に入ってきた。 >>日本ハム・西川のMLB挑戦に高木氏が「絶対やめといた方がいい」元盗塁王が抱える致命的な弱点とは<< 昨年は「3勝4敗・3ホールド1セーブ・防御率3.11」といった数字を残していた中日・祖父江大輔が球団からのダウン提示を不服として保留し、カブス・ダルビッシュ有が自身の公式ツイッターを通じ中日に苦言を呈したことが大きな話題となった契約更改。更改日までに事前交渉を行うことが一般化している現在の球界では珍しい“銭闘劇”だった。 ただ、今とは違いぶっつけ本番の交渉が主流だった一昔前の球界では、年俸額を巡り選手と球団がもめるのは日常茶飯事。その中でも特に有名なのが、1991年オフに起こった“セカンドバック投げ事件”だ。 事件が起こったのは、日本ハムが契約更改を行っていた1991年12月2日。この日は同年に先発として「10勝6敗・防御率3.16」をマークしたエース・西崎幸広、守護神として「4勝8敗18セーブ・防御率4.04」といった数字を残した武田一浩が揃って球団との交渉へ。同年の年俸は西崎が約6000万円(推定)、武田は約3100万円(同)だったが、両名とも大幅アップを予想していたという。 ところが、先に交渉を終えた西崎は会見場に姿を現すなり、持っていたセカンドバッグを椅子にたたきつけ怒りをあらわに。その後の会見では冷静な口調ではあったが、「ちょっと(球団の)評価が低すぎます、はっきり言わせてもらいます」、「今年は一歩も引かない」と納得するまでサインはしない旨を口にした。 現在ならこれだけで一大ニュースになってもおかしくない西崎の怒りだが、その後交渉を終え会見場に現れた武田は西崎以上に大荒れ。こちらは持っていたセカンドバッグを部屋の窓に思い切り投げつけると、「ほんと頭くる!」と自身が座る椅子に蹴りをお見舞い。その後の会見でも「(提示年俸が)低すぎるよ!」、「2年抑えやってあんだけしか上がんないんじゃ、もうリリーフなんかやる価値ない」と球団を公然と批判した。 球団が提示してきた具体的な金額については定かではないが、エースと抑えが公の場で球団に牙をむいたとあり各メディアもこの騒動を広く報道。当時のファンの間でも「日本ハムはケチすぎる」、「2人とも威張れる成績じゃないのに」と賛否両論を呼んだという。なお、1991年シーズン当時、日本ハムの最高年俸は助っ人・デイエットの約7000万円(同)と言われていた。 結局その後の交渉の末、西崎は年俸約7200万円(同)、武田は約5000万円(同)で契約更改となったが、この騒動を受け一部球団はこのようなもめごとは選手や球団のイメージダウンにつながりかねないと危機感を抱いたとのこと。また、こうした球団が対策として事前交渉を取り入れたことが、現在まで続いているという見方もされている。 現在は年俸については球団とスムーズに交渉を終え、残った時間は球場設備や翌シーズンに向けた補強戦略などについて要望する選手が多いという契約更改。“セカンドバッグ投げつけ事件”のような大騒動が今後起こることはもうないのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年11月20日 20時30分
吉川トレード獲得の西武に「金の無駄」ファン大ブーイング 不振長引く左腕の加入、“大化け”の期待も
今季「58勝58敗4分・勝率.500」でパ・リーグ3位となった西武。20日、その西武が日本ハムの左腕投手・吉川光夫を金銭トレードで獲得したことを発表した。 報道によると、西武は今季を通じて一軍で戦力となった左腕がリリーフの小川龍也しか見当たらず、その小川も16日に受けた左ひじ手術の影響で来季開幕に間に合うか微妙な状況のため吉川に白羽の矢を立てたとのこと。球団の渡辺久信GMは、球団公式サイトを通じ「ライオンズに必要な左の戦力として吉川投手を獲得することになりました。重要な場面で活躍してくれることを期待しています」とコメントしている。 >>西武・松坂、一軍登板ナシでも残留のワケ渡辺GMの計算通り?先例との決定的な差は埋められるのか<< これまで日本ハム(2007-2016,2019-2020)、巨人(2017-2019)でプレーしている32歳の吉川は、先発・リリーフとして通算で「214登板・55勝70敗3ホールド3セーブ・防御率3.91」といった成績を残している左腕。しかし、ここ5年は「79登板・14勝20敗3ホールド3セーブ・防御率4.67」と不振が続いている。 こうした経緯もあってか、吉川のトレードにネット上には「ここ数年まともな成績残してないから期待できない」、「吉川を加え入れたところで焼け石に水なんじゃないか」、「いくらで獲ったのかは分からないけど、金の無駄で終わりそうな予感しかしない」と辛らつな声が多数寄せられている。なお、金銭トレードは一般的に獲得球団が選手の年俸に応じた額を相手球団に支払うとされているため、西武は吉川の今季年俸である3500万円(推定)前後を日本ハムに支払ったものと思われる。 一方、「失敗と決めつけるのは早い、榎田みたいになる可能性もある」、「吉川に期待できないとか言ってる人は榎田のこと忘れちゃったの?」と擁護するコメントも複数見受けられた。 「西武がトレードで選手を補強するのは、2018年3月に岡本洋介とのトレードで阪神から獲得した左腕・榎田大樹以来約2年ぶり。榎田もそれまでの5年で計7勝と数字を残していなかったため『意味のないトレード』と疑問視するファンは少なくありませんでしたが、いざふたを開けると榎田は同年キャリアハイの11勝を挙げチームの10年ぶりのリーグ優勝に貢献しました。西武は阪神に比べ打撃力に秀でているため援護をもらいやすくなったこと、その援護により『多少は打たれても大丈夫』と肩の力を抜いて投げられる機会が増えたことなどが好成績の理由とみられていますが、吉川も榎田と同じように移籍を機に一味違った姿を見せてくれるのではと考えているファンもいるようです」(野球ライター) 2012年に「14勝5敗・防御率1.71」でリーグMVPに輝いた経験を持つ吉川。実績でいえば榎田以上の投手だが、果たして西武移籍をきっかけに復活することはできるだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年11月18日 11時30分
日本ハム契約延長の栗山監督、10年目のシーズンへ「全てをさらけ出していく」
北海道日本ハムは17日、栗山英樹監督と来シーズンの契約を締結したと発表した。1年契約。チームは今シーズン5位に終わり、2年連続でBクラスに終わったことから、栗山監督の去就が注目されていたが、球団は10年目の栗山体制を迎えることを決断。2023年に開業が予定されている北海道ボールパーク元年に向けて、チームの再建を栗山監督に託す。【栗山監督の監督成績】2012年 74勝59敗11分勝率.556(1位)2013年 64勝78敗2分勝率.451(6位)2014年 73勝68敗3分勝率.518(3位)2015年 79勝62敗2分勝率.560(2位)2016年 87勝53敗3分勝率.621(1位)2017年 60勝83敗0分勝率.420(5位)2018年 74勝66敗3分勝率.529(3位)2019年 65勝73敗5分勝率.471(5位)2020年 53勝62敗5分勝率.461(5位) 通算1267試合 629勝604敗34分勝率.510 ※日本シリーズ優勝1回(2016年) 日本ハムの畑佳秀オーナーは「全ての球団が同じ条件だったとはいえ、開幕延期やコンディション調整など新型コロナウイルス感染症に直面しながらの舵取りは極めて難しいものだったと理解しています。思い通りいかなかった歯がゆさ、悔しさは誰より栗山監督が感じており、それを晴らしたいという思いを最も強く抱いているのは監督自身です。これまでも信念を貫き通すだけでなく、結果で示されてきました。10年目という一つの節目を迎え、これまでの集大成を見せていただけると信じて栗山監督に2021年のファイターズを託します」と来シーズンも栗山監督に託した理由を説明。 栗山監督は「もう1年というお話をいただいて、自分でいいのかということと同時に、責任ある行動がどういうものなのかじっくり考えました。今シーズンが終わってこんなに悔しい年はなかったですし、絶対にこの成績で終わる選手たちではないので、引くことは簡単ですが、やると決めた以上は情を捨ててチームが勝つために向かっていく。それが責任の果たし方だと思っています。もう一度1年目にお受けしますと答えた時の気持ちに戻って全てをかけてやります。責任を果たし切るために厳しさを求めるのが本当の愛情。選手がはつらつとしていて、試合を見ていただいてわくわくするような、ファイターズらしい特徴が出るように選手やコーチには言葉ではっきり伝えていきますし、全てをさらけ出してやっていきます」と不退転の決意で10年目のシーズンに臨むことを誓った。 エース有原航平、キャプテン西川遥輝がポスティングでのメジャー行きを表明しているだけに、球団は栗山体制をさらにバックアップしていく必要があるだろう。(どら増田)
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スポーツ 2020年11月17日 11時30分
日本ハムが今季8勝のバーヘイゲン、怪我に悩まされたロドリゲスと契約更新!
北海道日本ハムは16日、ドリュー・バーヘイゲン投手、ブライアン・ロドリゲス投手と来シーズンの契約を締結したと発表した。 来日1年目となったバーヘイゲンは、18試合に登板、8勝6敗、防御率3.22と及第点の成績。10月28日に大阪・京セラドーム大阪で行われたオリックス戦では、被安打2、奪三振13、無四死球の快投を見せて、来日初完封勝利を飾っている。終盤に155キロをマークしたバーヘイゲンに対して、オリックスの中嶋聡新監督は「打ち崩すのはなかなか難しいですよね。150キロ超えてて、あの大きなカーブがあって、なかなか厳しいですけど、ストライク先行されると、こっちも手を出さなきゃいけない」と完敗を認めていただけに、来シーズンは、さらに勝ち星を重ねることが期待される。 バーヘイゲンは「2021年もファイターズの一員としてプレーができることを、心より嬉しく思います。今シーズン、チームは納得のいく結果を残すことができませんでした。しかし、ファイターズの一員としてプレーをする中で、多様な才能を持つ選手が数多くいることを実感しました。このメンバーで、来シーズンこそは日本一を成し遂げることができると信じています。自分に託された役割を十分に果たし、チームの勝利に貢献できる投球を継続していけるよう、誠心誠意努力してまいります」と謙虚なコメントを寄せた。 また、今シーズンは7試合の出場にとどまった3年目のロドリゲスだが、球団は来シーズンは戦力になると判断。再契約をしている。ロドリゲスは「2020年シーズンは、開幕前に怪我をしてしまい、チームに貢献することができず悔しい気持ちでした。日本でのリハビリ生活に最初は不安もありましたが、周囲からの献身的なサポートのおかげで、終盤に復帰することができました。来シーズンもファイターズの一員としてプレーできる機会を与えていただき、感謝の気持ちでいっぱいです。キャンプインまでの時間を有効に使い、2021年はシーズンを通してチームに貢献できるよう最善を尽くします」と球団に感謝の意を述べた。 今季は5位と不本意なシーズンに終わった日本ハムだが、来季はチーム一丸となって優勝をめざしていく。(どら増田)
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スポーツ 2020年11月16日 19時30分
日本ハム・西川のMLB挑戦に高木氏が「絶対やめといた方がいい」 元盗塁王が抱える致命的な弱点とは
元横浜で野球解説者の高木豊氏が15日、自身の公式ユーチューブチャンネルに動画を投稿。日本ハム・西川遥輝のMLB挑戦に“待った”をかけた。 今回の動画で高木氏は今オフ去就が注目される現役選手を複数挙げ、移籍の可否や新天地予想などをテーマにトーク。その中で、今オフポスティングでのMLB挑戦を表明している西川について自身の見解を語った。 これまで日本ハム(2011-)一筋で活躍している28歳の西川は、今シーズンを含め「.286・51本・346打点・1128安打・287盗塁」といった通算成績を残し、盗塁王を3度(2014,2017-2018)している俊足巧打の外野手。昨オフの契約更改の際に今オフのポスティング移籍を球団に要望したことを公言しており、球団も西川のこれまでの貢献度の高さを考慮し認める可能性が高いとみられている。 しかし、西川のMLB挑戦について高木氏は「やめといた方がいいね。絶対やめといた方がいい」と猛反対。「(外野を)守れない、肩が弱すぎる。(MLBに行けたとしても)失敗すると思う」と、仮にMLB球団に移籍したとしても肩の弱さが響いて失敗に終わるだろうと主張した。 高木氏は続けて、「スイングスピードとかそういうものはあるし身体能力も高い。ただ、あの肩じゃやっぱり(外野は)守れないと思う。(移籍先の球団も外野を)守らせてくれないと思う」と発言。打撃力や走力に秀でていることは認めつつも、肩が弱いことから思うように出場機会を得られないのではと推測した。 「(MLBでプレーしたいという)自分の夢を追いかけるという意味では全然反対はしないけど、『どっちでもいいですよ』っていうんだったらやめといた方がいいと思う」という高木氏。長年抱いていた夢をどうしてもかなえたいという気持ちが強いなら尊重するが、そこまで意志が固くないのであればMLB挑戦は控えた方がいいと主張していた。 この他にも高木氏は今オフのFA市場で最大の目玉と目されるヤクルト・山田哲人の動向予想や、巨人・菅野智之のMLB移籍の可能性について動画内で語っている。 今回の動画を受け、ネット上には「肩が弱点っていうのはその通りだと思う、指標もかなり悪いし」、「変に行って失敗するくらいなら残留してほしい、日本ハムにとっては欠かせない主力だし」、「肩が弱いっていう不安材料を、足が速い、年俸が安いといった好材料でどこまで補えるかが今後を左右しそう」、「MLB球団もその辺考慮して足元見てくるはずだから、行きたいなら相当な覚悟が必要だな」といった反応が多数寄せられている。 >>MLB志望の日ハム・西川に「菊池みたいになる」の声日本人野手は苦戦続き、“買い手無し”を回避するカギは<< 「高木氏に肩の弱さを危惧されている西川ですが、今シーズンの守備成績をみると補殺数はわずか『2個』。また、ARM(送球により走者の進塁をどれだけ抑止したかを表す指標)も『-3.8』で、他のポジションを守っていない外野専門の野手としては12球団ワーストの数字と肩の弱さが浮き彫りとなっています。このあたりのデータはMLB球団も把握しているとは思いますので、西川は仮にポスティングを利用しても、肩の弱さを理由にマイナー契約や春季キャンプでの招待選手といったシビアな条件を提示されるかもしれませんし、最悪の場合買い手なしに終わる可能性もゼロではないでしょう。それでも本人が挑戦の意思を崩さないのは長年の夢であることに加え、走力の高さやリーズナブルな年俸(今季年俸2億円/推定)といった好材料を売り込めば移籍を実現できるという自信があるからなのでしょうが、『最初は低評価でも結果を出してのし上がってやる』という強い意志がない限りはMLBに挑戦しても挫折する可能性は高いと高木氏は考えているようです」(野球ライター) 16日午後6時時点で、移籍先のMLB球団について具体的な名前は挙がってきていない西川。果たして今後獲得に名乗りを挙げる球団は現れるのか、そして移籍後に結果を残せるのか。ファンの注目が集まる状況はもうしばらく続きそうだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について高木豊氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCgr5CkgytiVfdnk4C0M42nQ
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