今回の動画で高木氏は同日・DeNA戦から一軍復帰予定の清宮幸太郎にかける期待や、グラウンド上で取材をする中で印象に残っている日本ハム選手とのやりとりなどを話した。
注目が集まったのは、日本ハム選手とのやりとりを話す中で明かした清水との会話。高木氏にとって清水は、出身地が同じ(山口県)という共通点がある球界の後輩。それもあり、時期は不明だが今季日本ハム戦を取材した際も「豊さん!頑張ります!」としっかり挨拶を受けたという。
その後談笑する中で、高木氏は清水に「上沢(直之/日本ハム)がメジャーに行くって(話があるけど)、上沢は行かすな。お前の働くところがなくなるから、絶対足引っ張っとけ」と発言。上沢は昨オフの契約更改後会見で今オフ、ポスティングでメジャー移籍したいという旨を公言しているが、これが実現すると清水の出場機会にも大きく関わるとして強く慰留することを勧めたと明かした。
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高木氏の発言を受け、ネット上にも「確かに清水にとっては死活問題になりそう」、「今季は上沢の存在があるから起用されてる節もあるしな」、「仮にいなくなったらスタメンマスクが半数以下に」といった同調の声が相次いだ。
今季の清水は伏見寅威(34試合)、A.マルティネス(11試合)ら新加入捕手に押され先発マスクが10試合にとどまっているが、このうち8試合は上沢が先発を務めた試合となっている。清水は2018年ごろから上沢とバッテリーを組んでおり、その経験が買われているという現状だが、上沢が移籍した場合は先発マスクの減少は避けられないといえる。
一方、一部からは「既に立場失ってるだろ」という厳しい指摘も。清水は上沢とバッテリーを組んだ6月8日・広島戦で、インプレー中にミットを外したことで失点を許すという大ポカを犯し、翌9日に二軍降格に。ファン・メディアの間では懲罰降格という見方が大半だが、首脳陣の信頼を取り戻すのはかなりハードルが高そうだ。
上沢は13日試合前時点で「10登板・5勝4敗・防御率3.13」とチーム2位の勝利数をマークしているチームの主戦投手。その上沢の慰留に清水が動くことは果たしてあるのだろうか。
文 / 柴田雅人
記事内の引用について
高木豊氏の公式YouTubeチャンネルより
https://www.youtube.com/@takagiyutaka4045