注目が集まったのは、「4-4」と両チーム同点で迎えた7回裏でのこと。この回日本ハムは5番手・ロドリゲスがマウンドに上がったが、先頭・山口航輝にいきなりヒットを許す。さらに、続く岡大海への4球目で山口の代走・和田康士朗に二盗を許すと、7球目に投じたスライダーが捕手・古川裕大も捕れないワンバウンドの暴投に。球が三塁側日本ハムベンチ前へ転がる間に和田は一気に本塁へ生還した。
暴投で勝ち越し点を奪われた直後、ベンチ内で戦況を見ていた新庄監督は目の前の柵に両手を置きながら地面にうなだれる。約10秒後に顔を上げた後も、眉間にしわを寄せながら首を左右に傾けるなど苛立ったような様子を見せた。
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現地ファンのSNS投稿などにより判明したこの場面について、ネット上には「新庄が明らかに意気消沈してる」、「なんかもう怒る気力も失ってるように見えた」、「ロドリゲスに対して完全に愛想尽かしてないか」、「8月はダメダメだからいよいよ我慢の限界に達してそう」といった驚きの声が寄せられた。
「ロドリゲスは主に勝ちゲームで起用されている投手ですが、今季成績は『33登板・1勝5敗12ホールド・防御率3.77』と今一つ。8月は『8登板・1勝2敗3ホールド・防御率6.43』とさらに調子を落としています。31日の試合も先頭に簡単にヒットを許した後、代走にかき乱されノーヒットで1点を奪われるという最悪の崩れ方をしましたが、新庄監督ももはや呆れるほかないといったところでは」(野球ライター)
7回裏の失点が決勝点となり敗戦した日本ハム。新庄監督は試合後、背信投球を見せたロドリゲスについて「なかなかいい結果を出してくれない。プレッシャーに負けているのか、ちょっとそういうところで投手コーチと起用法を考えながらやっていかないと」と配置転換を示唆したことが伝えられている。
文 / 柴田雅人