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日本ハム・新庄監督、清宮2番起用は正解? 試合前は物議醸すも、初回からヒット・盗塁と躍動

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新庄剛志監督

 14日に行われる日本ハム対DeNA戦。日本ハム・新庄剛志監督が組んだスタメンが話題となっている。

 注目が集まったのは、バントや進塁打などでチャンスメイクを行う役割が求められる2番打者の人選。新庄監督は14日の試合で、今季一度も2番を務めたことがない清宮幸太郎を起用。試合前報道によると、理由については「2番という顔をしていた」と語るのみで詳しくは口にしなかったという。

 今季「17試合・.288・1本・9打点」といった数字を残している清宮は、先発3番で10試合、5番で7試合と主軸起用が続いていた4月22日、左脇腹故障により戦線離脱。その後6月13日・DeNA戦から一軍に復帰したが、同日は試合を通じて出番がなかった。

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 新庄監督の清宮2番起用を受け、ネット上には「中軸じゃなくて2番で使うのは予想外」、「強打者タイプの清宮につなぎ役させるのは攻撃的すぎる」、「これぐらい思い切らないとバウアー攻略は難しいって判断したんだろうか」、「病み上がりであんまり負担かけたくなかったのか?」といった驚きの声が寄せられた。

 「14日の試合までは中軸でのスタメン起用が続いていた清宮ですが、試合前時点では規定未到達ながら出塁率『.417』と高い数字を誇っています。同戦で相対するDeNA先発・バウアーは2020年にサイ・ヤング賞を受賞、来日1年目の今季は3勝をマークしている難敵ですので、新庄監督は出塁率の高い清宮を2番起用することで、走者ありの状態で中軸を迎える状況を多く作りたい意図があったのでは。また、清宮は約1か月半の離脱期間を経て、6月4日に二軍で実戦復帰したばかり。まだ病み上がりといえる状況ですので、中軸起用だと走者を返そうとプレーが力み、その分身体に負担がかかると考えた可能性もありそうです」(野球ライター)

 二軍では実戦復帰した4日の試合を含め「.222・2本・4打点」と、持ち前の長打力は健在だった清宮。迎えた14日の試合では得点にはつながらなかったものの、1回表1死の第1打席でいきなりヒットを放つと、2死後に今季初盗塁も記録。その後の3打席はノーヒットだったもののある程度爪痕は残している。

文 / 柴田雅人

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