注目が集まったのは、「1-1」と両チーム同点の4回表でのこと。この回巨人はロッテ先発・メルセデスから1死満塁のチャンスを作ったところで、「8番・二塁」で今季初先発していた北村拓己が打席に入る。ただ、北村はメルセデスがカウント「0−1」から投じた真ん中付近のストレートに手を出すも、打ち損じたのか力のないセカンドフライに終わった。
北村がチャンスをモノにできなかった直後、中継ではベンチ内で戦況を見守る原監督の表情がアップで映る。両手を膝についた状態で座っていた原監督はグラウンドを見ながら、口を固く結び険しい表情を浮かべていた。
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原監督の表情を受け、ネット上には「原監督がめっちゃ歯食いしばってる」、「感情を何とか押し殺してるようにも見える」、「犠牲フライすら打てない選手は使えないって内心見限ってそう」、「それまでのプレーもあって怒りがにじんでるな」といった驚きの声が寄せられた。
「今季の北村は開幕二軍スタートとなるも、二軍で『39試合・.292・1本・12打点』と好成績を残したこともあり5月28日に今季初昇格。31日の試合で今季初先発しましたが、2回表1死一、二塁の第1打席、4回表の第2打席と2打席連続で得点圏のチャンスをフイに。また、守備でも2回裏2死一塁の場面で、内外野間に飛んだ凡フライを中堅・ブリンソンとお見合いして二塁打にしてしまうというミスが出ていました。原監督としては期待してスタメン起用した結果、裏切られてしまった形になったわけですから、内心フラストレーションがたまっていたとしても不思議ではないのでは」(野球ライター)
31日の北村は5回裏の守備から、吉川尚輝に代わって突然途中交代に。試合後の報道で故障情報などは特に伝えられていないため、一部からは「もしかして懲罰交代食らったのでは」という見方も上がっている。
文 / 柴田雅人