米TNA遠征後の今シリーズから新日マットに復帰。ここまで9連勝中の棚橋は、今夏のG1クライマックスで敗れたドヒール軍団GBHのボス、真壁刀義と一騎討ち。棚橋自身が「あのとき(G1の真壁戦後)からスランプに襲われたのかもしれない」という因縁の一戦だ。
場外でのテーブル葬やチェーン巻きラリアートなど、非情攻撃のオンパレードで大流血したが、チェーンを奪うと、チェーン巻きスリングブレイドで形勢逆転。最後は伝家の宝刀ハイフライフローで3カウントを奪った。
リングサイドで視察していた武藤の目の前での完勝劇。試合後は外敵王者をリング上に招き入れ「あんたが巻いてるベルトはオレのもの」と王座奪還をアピール。大タナハシコールが沸き起こる中、引き立て役にされた武藤は「タナに呼ばれて来たんだけど、踊らされた」とかつての愛弟子に一杯食わされる格好となった。