2大メジャーの国交復活へ大きな一歩を踏み出した。
6日の新日プロ愛知大会で、中邑真輔から1・4ドーム大会でのタッグ戦を要求された三沢。この日、中嶋勝彦とのシングルマッチに勝利後、中邑の対戦要求に「名前を出されるのはうれしいんですけど。まあ、やらないという理由がないんで。体調がちょっと心配ですけどね」と拒まず。パートナーについても「そこら辺も考えなきゃいけない」と語った。
中邑のラブコールに前向きな姿勢を示したことで、ノア勢のドーム大会参戦が急浮上。だが、出撃に意欲を示しているのは三沢だけではない。
GHC次期挑戦者決定戦で、森嶋猛を破った秋山だ。GHCヘビー級王座への挑戦権を獲得したにもかかわらず「まだしっくりこない。今からでも何か言ってくるヤツは受け付ける。(タイトルマッチが)次の武道館だったら3月だし」といきなり対戦相手を公募し始めた。
その上で、この日の新日プロ大阪大会で、中西がGHC王者のドーム大会出頭を要請したことに即座に反応。「(いきなりの挑戦表明は)そりゃあ筋違い。まず、お前が(ノアに)出て挨拶しに来い。それが社会のルールです」と正論で返した。
いくら大学の先輩といえ、次期挑戦者レースに参加していない中西が、いきなり名乗りを挙げたことに納得がいかない様子。
ましてや他団体選手の“割り込み挑戦”などもってのほかだ。「異論があるならオレが対応してやる。殴り込む勇気がないんだったらオレが(逆に)殴り込んでやる」と野人を挑発し、新日プロ参戦も辞さない構えを見せた。
中邑の三沢への対戦要求に続き、中西の爆弾発言で秋山との間に新たな火種が生まれた。ノアVS新日プロの開戦の火ぶたが切られようとしている。