山口敏太郎
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芸能ネタ 2020年08月29日 21時30分
【放送事故伝説】芸能人最大のピンチ!?テレビ番組の「トイレ事情」
8月23、24日にかけて放送された日本テレビ系のチャリティー特番『24時間テレビ 愛は地球を救う』の生配信企画に出演したYouTuber・タレントのフワちゃんが放送中に失禁したことが話題になった。 フワちゃんは、昔から笑いすぎると失禁してしまう体質であることを公表しており、今回の騒ぎもその体質によるものだったという。 >>フワちゃんの下ネタに“意外な線引き”? 計算尽くのキャラとピン時代のコントに称賛の声<< タレントも人間である以上、生理現象には勝てない。この手のトラブルは数多く発生している。 近年では3月放送の『ウチのガヤがすみません!』(日本テレビ系)で、お笑いコンビ・エイトブリッジの別府ともひこが本番中に尿意をもよおした。我慢の限界に達し、ズボンのチャックを開け、持っていたペットボトルを差し込んだところをカメラに押さえられるという大失態を起こしたことが話題になった。なお、ペットボトル作戦は未遂に終わり途中でトイレへ駆け込んで事なきを得ている。 別府の件は収録のため、撮影を止めさえすれば問題はないが、大変なのは『24時間テレビ』のような長時間の生放送である。 特に毎日のように出演するワイドショー番組ではその手のエピソードには事欠かない。『スッキリ!』(同)でMCを務める加藤浩次は、ある日本当に「漏らして」しまったことがあるという。 2015年のある日、VTRの途中で加藤の姿がスタジオから消えたことがあった。 いつもなら本番前か、長いCMの最中にしかトイレには行けないのだが、この日はたまたま腹の調子が悪くVTRの途中に用を足すことを決意。しかし、当時46歳の加藤は悲しいかな、若い頃とは違い我慢がきかず、トイレに行く前に少し漏らしてしまっていたのだ。 仕方なくノーパンでスタジオに戻ると、既にVTRは終わっており、共演者も動揺するばかり。加藤は自分が「漏らした」とは到底言えず、「申し訳ございませんでした」とひたすら謝罪。その後もノーパンのまま進行を続けたという「武勇伝」が残っている。 こうしてみると、ベテランの芸能人は生理現象の「ごまかし方」にも一日の長があると言えそうである。文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2020年08月23日 23時00分
江戸時代、富山に11メートルの人魚「海雷」が出現していた!?
新型コロナウイルスの流行から、江戸時代の妖怪アマビエが話題になったこともあり、ここ最近ネット上で様々な妖怪伝説を見ることも多くなった。妖怪好きに知られたアマビエだが、多くの人に知られたことをきっかけに、その原型と考えられているアマヒコ(漢字表記多数)や神社姫など類似した特徴を持つ妖怪がネットで紹介され、話題になることも少なくない。 >>スサノオノミコトはファッションリーダー?日本画に描かれた神様の姿に驚き<< 先日、ネットで話題になったのは江戸時代の日本に出現したとある「人魚」だった。それは文化2(1805)年に越中国放生渕四方浦(現在の富山県新湊市旧町部か)で「人魚」が出現、漁師たちを脅かしたため人々が討ち取る騒ぎになった、というもの。人魚と言えば、わが国日本の伝説であれば「食べれば不老不死になる」とか、西洋であればきれいな女性の姿をしており歌声が美しく…となるが、富山に出た人魚は全身が「三丈五尺(約11メートル)」もある巨大なもので、頭に般若を思わせる金色の角が2本生え、鳴き声は歌どころか「一里(約4キロ)先まで響き渡る」ほどだったという。 もはや妖怪を通り越して怪獣レベルであり、普通の人魚とさすがにスケールが違うためか「海雷(かいらい)」という別の妖怪としての名前もつけられている。そんな巨大な人魚を、地元の人々が50丁もの鉄砲を持ち出して仕留めた顛末が当時の瓦版に書かれている。 果たして、この人魚の正体は一体何だったのだろうか。クジラやイルカとの誤認説もあるが、髪の毛があったり腹部などが赤い、という描写から「現代でいうリュウグウノツカイだったのではないか」という説も存在している。富山の方ではリュウグウノツカイやサケガシラなどの深海魚を、長く伸びた赤いひれが衣装やかんざし、髪をイメージさせることから「花魁(おいらん)」と読んでいたという。現代でも富山近海ではリュウグウノツカイが漂着することがたびたびあるため、巨大な人魚も「大きなリュウグウノツカイの漂着例だったのでは」と考えられるのだ。実際、問題の人魚の顔は女性的に描かれている。 一方で、地元漁師に「花魁」と呼ばれてきたリュウグウノツカイが、ただ大きかっただけで化け物と受け取られるのだろうか、という疑問も残る。話が伝わっていく際に姿が変貌したのか、それとも当時の社会不安や事件を巨大魚の話に投影させ、恐ろしい人魚の姿へ変貌したのか。今となっては、真相は分からない。(山口敏太郎)
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ミステリー 2020年08月22日 23時00分
日本にスレンダーマンが出現か!?ネットを騒がせた人型UMA
8月15日、Twitterに投稿されたある画像が話題を呼んだ。 8月14日、ある人物が都内の某駅で、無人のホームを撮影していたところ、奥の方から奇妙な動きをした"何か”が向かってくるように見えたため、慌ててその場を後にしたというのだ。問題のツイートにはその時に撮影されたという写真も掲載されている。1枚目では駅のホームの奥に人影のようなものが確認できるが、2枚目で「人間を縦に引き伸ばしたような黒い影」がしっかりと捉えられていた。 >>40年経って目撃証言が復活 奇妙なUMAオウルマン<< 果たして、この映り込んでしまったものは何だったのか。合成や加工を疑う人もいたが、本人は無加工であると語っている。単なる駅員や普通の人である可能性もあるが、「奇妙な動きをしていた」という点から「幽霊」や「スレンダーマン」ではないかという人も出てきているようだ。 「スレンダーマン」はこのリアルライブで筆者が過去に紹介したこともある、比較的最近の人型未確認生物ともいうべき存在だ。その名の通り、やたらと背の高い謎の怪人で黒のスーツを着込んでおり、身長は180センチの人間サイズから3メートルの巨人サイズまで様々。体のバランスも成人男性を縦に引き伸ばしたような異様なもので、顔は人間と同じサイズで白いのっぺらぼう、中には背中から無数の触手が伸びているものも存在する。2012年頃にアメリカで目撃され、姿を捉えた写真も出回って話題となったが、実はこの写真は海外のオカルト系サイトに投稿された創作だということが判明している。 2009年、Something Awfulというサイトで恐怖画像を作成するコンテストが行われ、ある人物が作成した画像と添えられたテキストが人気を呼んで『ネット怪談』としてブレイクしたのである。 しかし、これで終わらないのが不思議なところ。実際に「スレンダーマンを目撃した」という人が出始め、さらには「スレンダーマンに会うために友人を殺害する」という事件まで起きてしまい、社会問題になった。よくできた創作は現実にも影響を及ぼすというが、はじめはいち創作にすぎなかったスレンダーマンも、語り伝えられるうちに「妖怪」「人型UMA」としての実体を得てしまったのだろうか。※過去のリアルライブ記事蜘蛛男か?ゴム人間か? 2013年は怪人「スレンダーマン」が日本に現れる?http://npn.co.jp/article_mroonga/detail/35988380/(山口敏太郎)
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芸能ネタ 2020年08月22日 21時30分
【放送事故伝説】24時間テレビの「掟破り」!?熱湯風呂ノーリアクション事件
日本テレビでは、8月22日18時30分から8月23日21時まで、毎年恒例の『24時間テレビ 「愛は地球を救う」』を放送している。 今年は新型コロナウイルスの流行によって、従来のような大規模な開催ではなく小規模開催になることが決定。「ステイホーム」の今、どのような24時間テレビになるのか注目されている。 >>【放送事故伝説】『笑っていいとも!』に幽霊の声が!?伝説のワンコーナー<< さて、この『24時間テレビ』だが、長時間&生放送という性質もあり、過去にはリカバリーできないような問題になった放送事故も、何度か発生している。 近年、特に話題になったのは、2018年に行われた第41回目の24時間テレビで発生した、俗に「熱湯風呂事件」と呼ばれている事故である。 番組開始から7時間あまりが経過した8月26日午前1時30分ごろ、24時間テレビでは、人気番組『しゃべくり007』の生放送版「生しゃべくり」を放送していた。 「生しゃべくり」では、途中でバラエティ番組名物の「熱湯風呂」にチャレンジすることに。チャレンジしたのは森三中の大島美幸とタレントの鈴木奈々、SKE48の須田亜香里の3名だった。 大島と鈴木は熱湯風呂に慣れていることもあり、「押すな押すな」といったリアクションを取っていたが、須田に関してはバラエティ番組への経験が少なかったためか、熱がる二人より薄いリアクションしか取れず、熱い風呂に入っているはずなのに、終始涼しい顔をしていた。 放送で須田のリアクションにツッコミは当然入らなかったが、ネットでは「須田が明らかにリアクション失敗している」「ノーリアクションということは、あの熱湯風呂熱くないのか?」と疑惑を持たれてしまうことになった。 近年のバラエティ番組では、「熱湯風呂は実はそんなに熱くない」ということが周知されつつあるが、当時は「熱湯風呂は本当に熱い」という神話がギリギリで現役だったこともあり、須田のリアクションは「掟破り」と視聴者から突っ込まれることになったのだ。 来年は、このようなトラブル続きの『24時間テレビ』をまた見たいところだが……。文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
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芸能ネタ 2020年08月15日 21時30分
【放送事故伝説】『笑っていいとも!』に幽霊の声が!?伝説のワンコーナー
夏といえば怖い話であるが、実は放送事故と怪談は非常に親和性が高いジャンルでもある。放送事故の内容がそのまま怪談話として語り継がれるというケースもあり、今回紹介する放送事故も今や有名な「放送事故怪談」ともいうべき存在である。 >>【放送事故伝説】『Mステ』最大の事故!「t.A.T.u.ドタキャン事件」<< 1993年、フジテレビ系の生放送バラエティ番組『森田一義アワー 笑っていいとも!』内で放送された人気コーナー「タモリ・ウッチャンナンチャンの大発見!」で「幽霊の声が入ったCD」が放送されたとして話題になったのだ。 ある日、本コーナーに山梨県に住む視聴者から一枚のCDが送られてきた。そのCDはB’zの4thアルバム「RISKY」で、送り主によると「1曲目の楽曲、RISKYが聞いたことのない楽曲にすり替わっていて、聞けば聞くほど音調が変わっていく。こりゃ大発見ということでタモリさんとウンナンさんにあげる」という内容のものであった。 実際にCDをかけてみると、確かにB’zのものではない、ピアノと人間の叫び声にも似たノイズが入った妙な音楽が鳴り始めた。 アルタスタジオは女性の悲鳴に包まれ、内村光良は「もうやめようよ!このコーナー」と叫び、怖いものが苦手な南原清隆はスタジオの隅でブルブル震えていた。 そして、タモリが「ワーッ!」と観客とウンナンを驚かせ、コーナーは無理やり終了となった。 その後、このCDは『いいとも』内で別日にも登場。再び、視聴者を恐怖のドン底にたたき落したという。 なお、この「幽霊の声が入った音源」だが、現在は実験音楽家・灰野敬二氏のソロアルバム「滲有無」に収録された曲であることが判明している。この奇妙な音は「幽霊の声」ではないのだ。ただ、なぜレコード会社の違うB’zのCDに灰野氏の楽曲が入っていたのかはいまだに不明である。文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
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芸能ニュース 2020年08月10日 21時00分
【芸能事件簿】 ドラマ収録中に自殺した主演女優
映画やドラマに出演する俳優・女優は一見、華やかな存在であるが、我々と同じ人間である。途中で病気になったり、怪我をしたり、撮影途中に亡くなってしまうこともある。 本稿でご紹介する事件は、今から40年近く前、あるテレビドラマに主演として抜擢された女優が、突然「自死」を選んだ衝撃的な事件である。 1983年(昭和58年)、TBSは毎週木曜20時より単発のドラマシリーズが放送されていた。その中で、「人間が好きドラマシリーズ」と題されたシリーズ群は、人間ドラマを中心にしたものとして8本が連続製作された。 その中の一本に、『赤い椿の物語』がある。実はこの作品、主演として抜擢された女優が、撮影途中に飛び降り自殺をし、話題になった作品だ。 8月26日午前1時ごろ、神奈川県横浜市のTBS緑山スタジオの5階から女性が飛び降りた。女性は病院へ運ばれたが、頸椎骨折のため午前10時に亡くなった。 亡くなったのは、42歳の女優・今泉陽子と判明。彼女は数日前から『赤い椿の物語』の撮影のため、緑山スタジオに滞在しており、5階の仮眠室で翌日の撮影に向けて休んでいるはずだった。 今泉は「人形劇団ひとみ座」に所属する女優で、顔出しの女優としては決して常に陽の当たる存在ではなかった。そんな彼女が突然、TBSのゴールデンタイムの単発ドラマの主演に抜擢されたのだ。 今泉が主演する『赤い椿の物語』は、朝日新聞のラテ欄によると、今泉演ずる人形劇団に所属する母親・牧子とその息子の物語で、牧子は厳しい演出家である浩一(竹脇無我)の指導を受けながら、人形劇『赤い椿の物語』の上演に向けて日夜稽古を続けていた。そんな中、牧子の一人息子である勇太が万引きで補導される……というストーリーであった。 牧子の置かれている境遇が、人形劇団の女優である今泉にピッタリということで、白羽の矢が立ったのだと思われる。 仮眠室から見つかった遺書には、「大変お世話になりました。人間は弱いものですね」と書かれており、自身の演技に自信が持てなかったことが大きかったと思われる。本作の監督である松山善三、プロデューサーの石井ふく子は「悩みを聞いてあげたかった」と悔やんだ。 なお、主演女優が突然亡くなったドラマ『赤い椿の物語』だが、今泉の出演するシーンは大部分が撮影完了しており、予定よりわずかに遅れて完成した。 ドラマも同年9月29日に通常に放送され、不世出の女優・今泉陽子の最後の熱演が全国に届けられ、大きな反響を呼んだという。文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2020年08月09日 23時00分
幽霊飛行機がレーダーに!?永久欠番の日航機JAL0123がフライトレーダーアプリに出現
実態のない幽霊船や幽霊飛行機が出現して人々に目撃されることはよくあった。現代では技術の進歩もあって少なくなっているが、そんな幽霊飛行機の話をほうふつとさせる事態が本日6日の深夜に起きていた。 発端はTwitterにアップされた、あるつぶやきと画像だった。画像はフライトレーダーアプリのもので、成田空港の滑走路付近に旅客機が写っている。その飛行機はJL123/JAL0123ということで、日本航空の123便であることが分かる。 >>新型コロナウイルスで心霊現象の報告例も多発中?海外の報告より<< この時点で何かがおかしいと気がついた人もいるのではないだろうか。実は日本航空の123便は存在しない。欠番の旅客機なのだ。 1985年8月12日、羽田空港から大阪の伊丹空港に向けて飛び立った日本航空123便は途中、群馬県の高天原山の尾根(通称・御巣鷹の尾根)に墜落。乗組員、乗客の大半が死亡する凄惨な航空機事故となった。日本航空123便墜落事故である。それ以来、日本航空123便は永久欠番となっている。今回フライトレーダーアプリに記録されたJL123/JAL0123は、本来なら存在しないはずの飛行機だったのだ。 ちなみにこの123便は成田空港を8月6日午前0時半に離陸しており、到着予定地は「N/A(該当なし、not applicable)」となっていた。その後、同0時43分には姿を消したそうだが、履歴はきちんと残っており現在でも確認ができる(なお、その履歴は成田空港に発着したように受け取れる内容だった)。 果たして、レーダーアプリにだけ出現したこの「日本航空123便」の正体は何だったのだろうか。過去にもレーダーアプリ上にJL123/JAL0123が登場したことが何度かあったこと、また到着予定地が「N/A」と表示されてしまうことは少なくないそうで、機体番号の誤入力や誤認識ではないかとみられている。しかし1週間ほど早いにせよ、凄惨な事故が起きた時期とそう離れていないだけに、ネット上では様々な憶測が飛び交っていた。 あの日本航空123便墜落事故が起きてから35年が経つ。もしかすると、あの悲劇を忘れてはいけない、ということなのかもしれない。(山口敏太郎)
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ミステリー 2020年08月08日 23時00分
四谷怪談初演から決まった7月26日の「幽霊の日」
一年365日、様々な記念日がある。先日の7月26日はなんと「幽霊の日」だった。幽霊の日は代表的な怪談「東海道四谷怪談」の初演が行われた日、1825年7月26日にちなんでいる。 四代目鶴屋南北による怪談ものの傑作、四谷怪談は田宮伊右衛門が隣家の伊東喜兵衛と結託し、妻のお岩に顔がひどく崩れる薬を飲ませ、喜兵衛の娘と伊右衛門の結婚を画策する。その後、お岩の怨念が様々な怪異を引き起こすのは皆さんもご存じの通りだ。 四谷怪談は、芝居小屋の中村屋で上演される際に「忠臣蔵」と合わせて興行するという手法をとっている。四谷怪談の登場人物は「仮名手本忠臣蔵」の登場人部と一部が被っており、忠臣蔵の外伝という体裁だった。そのため、2つの芝居でキャラクターが違った姿を見せるという楽しみもあった。 また、毒を飲んで顔が崩れたお岩がもだえ死ぬシーンを筆頭に、怪談ものならではのおどろおどろしくも趣向を凝らしたシーンが多数登場。役者の迫真の縁起や、心霊現象を再現する新しい仕掛けが取り入れられたこともあり、「この芝居には本物のお岩の霊が出てきている」と噂され、評判となったのである。 さて、本記事の画像は有名な浮世絵師・歌川国芳による三枚続きの「芝居絵」というジャンルの浮世絵だ。千葉県銚子市のある人物が所有している。場面は四谷怪談で有名な「砂村隠亡堀」で、川に流したはずの戸板が伊右衛門のところに偶然流れ着く「戸板返し」のシーンだ。この絵ではひどくゆがんだお岩の姿が真ん中に描かれているが、舞台では一人の役者が舞台上で即座に衣装を着替える早替わりで、怨霊の恐ろしさを表現するシーンとなっている。 登場人物の横には役名と現代も続く有名な歌舞伎役者の名前が並んで書かれており、左から田宮伊右衛門の五代目市川海老蔵、薬売権兵衛を五代目松本幸四郎、与茂七女房おそでを三代目尾上栄三郎が演じている。現代で考えてもそうそうたるメンバーがそろっているが、このぜいたくな出演者が同座したのは天保7(1836)年7月に森田座で行われた公演のものだそうだ。 長かった梅雨も明け、夏本番となった今だからこそ「四谷怪談」で心の底から冷えてみるのも面白いのではないだろうか。(山口敏太郎)
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芸能ネタ 2020年08月08日 21時30分
【放送事故伝説】ご当地キャラ禁断の「中身」が飛び出た!?
「仮面ライダー」や「ウルトラマン」「ふなっしー」をはじめとするキャラクターの着ぐるみが絶対に犯してはならないミスは、いわゆる「中身バレ」だ。 「中身バレ」の中でも特に有名なのが、2012年に放送された日本テレビ系のバラエティ番組『ガチガセ』(2012~13年)の企画「ご当地キャラ相撲対決」で起こったハプニングである。 >>【放送事故伝説】緊迫したシーンに水をさす!?カメラマン映り込み事件<< 「ご当地キャラ相撲対決」はその名の通り、ご当地キャラ(ゆるキャラ)が相撲で勝負するもの。当時、チャンピオンとして愛媛県今治市のキャラクター「バリィさん」が君臨していた。 そんなバリィさんに勝負を挑んだのが東京都国分寺市の非公式キャラクター「にしこくん」だった。 にしこくんは、国分寺跡から発掘されたという「あぶみ瓦」をモチーフにしたキャラクター。下半身は人間のように細く俊敏な一方、腕は生えておらず、何かにぶつかると転びやすい、相撲には適さないキャラクターであった。 対するバリィさんは丸々と太った鳥のキャラクターで、「バリィアタック」という押し出し技を持ち、体格差も歴然としていた。にしこくんは、ひるむことなくバリィさんに突撃。だが「バリィアタック」の衝撃は激しく、にしこくんはあえなく吹っ飛ばされてしまった。 そしてその際、にしこくんの上半身がスポッと取れてしまい、「中身」が丸見えになってしまったのだ。 当然、にしこくんにはモザイク処理が施されたのだが、思わぬ形で中身とご対面してしまった周囲は大慌て。この模様はネットでも話題になり「にしこくんの中身が丸見えになった」「にしこくんの生首が飛んだ」と大いに盛り上がった。 「ご当地キャラ」が世間に浸透した現代ならまずカットされそうなシーンであるが、本事件は「ふなっしーブーム」の直前。テレビも「ご当地キャラ」とどうやって付き合っていけばいいか分からなかった時代でもあり、対応にはさぞかし困ったことだろう。文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
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社会 2020年08月02日 22時30分
最高齢の女性死刑囚!あまりに稚拙なその手口とは【背筋も凍る!女の事件簿】
人間の「欲」はどこまでも深いものである。生きている限り、その欲望は尽きぬとも言われており、それは海よりも深いという……。 >>京都の寺を燃やした!絶世の美人尼僧・舜海【背筋も凍る!女の事件簿】<< 1998年(平成10年)、高知地裁はある一人の女性に対し、死刑判決を言い渡した。その年齢にマスコミは大きく驚いた。なんとその女性死刑囚「S」は、この時既に71歳の高齢だったのである。 この71歳という年齢は、戦後16人いる死刑判決が下された女性犯罪者の中でも、もちろん最高齢であった。いったい「S」はどのような犯罪を行ったのであろうか……? 話は昭和時代の1987年(昭和62年)にまで遡る。高知県でスナックを経営してるS(当時61歳)は、自身の妹とその夫と共謀し、自分の夫を殺害することを持ち掛ける。Sの夫には5000万円もの保険金が掛けられており、Sは夫にたらふく酒を飲ませ、眠った隙を見て庭で夫の頭を漬物石で殴打。さらに、枕を使って窒息させたという。夫は高齢だったということもあり、滑って転んで頭を打ったショックで死んだと診断され、無事に5000万円を手に入れた。 「保険金は簡単に手に入る」 味をしめたSは1992年(平成4年)、知人の経営者に話を持ち掛け、自分の店で雇っているスナック店員(当時60歳)を石で殴りつけ、道路に放置、自動車事故を装って殺害した。 だが、このスナック店員殺害は「怪しい点が多い」として保険金が下りることはなく、またSの周りで2名の人間が不審死を遂げていることから、警察からマークされることになり、Sおよび3名の共犯者が1993年に逮捕された。この時、Sは66歳だった。 そして1998年、Sに死刑判決が下され、2004年に最高裁で確定した。執行を待つ身となっていたが、死刑確定の約7年後の2011年1月、Sは83歳で肝臓ガンのために死亡。最高齢の女性死刑囚は執行されることなく、この世を去った。 現在、日本には7名の女性死刑囚が死の順番を待ち続けている。文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
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