山口敏太郎
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芸能ニュース 2020年06月06日 21時30分
【放送事故伝説】放送前にタイトルが変更!?新作ドラマに何があった?
2020年6月1日、元AKB48のメンバーで女優の渡辺麻友が「健康上の理由」により5月31日付で事務所を退社。芸能界を引退したことが報じられた。 渡辺は2007年4月にAKB48の3期生としてデビュー。「まゆゆ」の愛称で正統派のアイドルとして人気を博し、「神7」呼ばれたメンバーの一人であった。 AKB在籍中から女優として活躍する機会が多く、AKBを卒業した後もNHK朝ドラの『なつぞら』に重要な役で登場するなど、活躍が目立っていたが、実は彼女がAKB48を卒業する直前、彼女の主演ドラマのタイトルが物議を醸していたことを覚えている人はいるだろうか。 >>【放送事故伝説】フワちゃんだけじゃない!芸能界「モザイク忘れ事件」<< 2017年3月8日未明、5月より放送される渡辺主演の新作ドラマについて、秋田県内の市役所からタイトル変更を要請された、と報道があった。 要請のあったドラマのタイトルは『サヨナラ、きりたんぽ』といい、「“純愛を貫き通すため”“理想の男性に裏切られた復讐のため”“愛の方向性がズレたため”出会ったサイテー男たちを成敗する物語」(当時のHPの宣伝文より)というストーリーが組まれていた。 また、同時に本作のコンセプトは「平成の阿部定」(昭和初期に男性の陰茎を切り取り逃走した女性)であるといい、『きりたんぽ』の意味に関しては明言されていなかったが、「きりたんぽ」と「男性の陰茎」を結び付けたタイトルであったため、市役所から「秋田の名物である、きりたんぽのイメージが低下する」とクレームがあったのだ。 指摘を受けたテレビ朝日は、その日のうちにタイトルを「未定にする」と返答し、約一か月後の4月20日には、えなりかずきの出演とともに『サヨナラ、えなりくん』とタイトルを改めることを発表した。 また、詳細は明らかにされていないが、脚本にも影響があったようで、平成の阿部定を彷彿とさせる陰茎の切断シーンなどはなかった。なお、『サヨナラ、えなりくん』は大ヒットこそはしなかったが、渡辺の熱演とえなりの怪演でファンからの評価は高かったものの、世間からは「きりたんぽクレーム事件」を超える注目はされなかったようだ。文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2020年05月31日 23時00分
新型コロナのパンデミックで、「お化けを見る」人が増えている?
25日に新型コロナウイルス感染症の緊急事態宣言が解除され、休業要請も段階的に緩和される運びとなった。次第に町に人が戻って来ているが、経済的な影響は非常に大きく、今まで通りの生活に戻るまでは、まだまだ課題も大きいと言われている。 新型コロナウイルス感染症の拡大による都市封鎖や外出自粛要請は、世界的に行われていることだが、出勤する代わりにテレワークしたり、休業している人々から、「家にお化けが出る」という報告が相次いでいる、とカナダのメディアであるCBCが報じた。 >>新型コロナウイルス感染症は聖書の黙示録で予言されていた!?<< 例えば、ニューヨーク・タイムズでは、2019年には月に数件あればいい方だった心霊・超常現象に関する読者からの投書が、新型コロナウイルス感染症での都市封鎖が増えてから、実に倍以上になっているとのこと。「家の扉がひとりでに動いた」「物がガタガタと音をたてて動いた」等の異変が家の中で起きているというものが多いという。いったいなぜ、心霊現象の報告が増えたのだろうか。実は、仕事などで家を空けている間に、超常現象が起きていたのだろうか。 しかし、海外の超常現象研究家であり、人気心霊番組のホストであるジョンE.L.テニー氏は、これらの報告のほとんどは心霊現象と関係はないものだろう、と解釈している。例えば、ドアや窓が開閉するのは、単に風や振動の可能性があるし、窓のサッシが太陽の日差しで暖められ、ラップ音のような音をたてる事もある。うめき声のような音は、どこからか吹き込んできたすきま風によるものである可能性も考えられるとして、「新型コロナウイルス感染症の関係で家にいる時間が長くなったこと、また過度な警戒心や不安、緊張状態が続いていることも関係しているのではないか」とテニー氏は語る。 なお、霊体験だけでなく、UFOの目撃例なども増えているそうだ。これは家にいる時間が増え、自由にできる時間が増したことで、「空を見る」時間が相対的に増えたことと関係しているとみられている。 テニー氏は「超常現象の報告が増えた事は過去にもありました。1999年、2000年問題の前年や、9.11テロの発生した2001年などです。いずれも社会的な変化などから、不安を抱いたり過敏になった人は不思議なものを見たり体験してしまう傾向にあるようです。それは、その人がおかしくなったという訳ではなく、不安が投影されたにすぎません。我々は我々にお化けを見せる『不安』をよく知り、付き合っていく必要があるでしょう」と、CBCラジオのインタビューにて答えた。(山口敏太郎)参考記事Haunted house reports on the rise during pandemic, says paranormal researcherhttps://www.cbc.ca/radio/asithappens/as-it-happens-the-friday-edition-1.5571716/haunted-house-reports-on-the-rise-during-pandemic-says-paranormal-researcher-1.5571882
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社会 2020年05月31日 22時30分
女性が男性を線路へ突き飛ばし!?西船橋駅ホーム転落死事件【背筋も凍る!女の事件簿】
昭和も終わりになりかけた昭和61年(1986年)の1月14日。終電間際の西船橋駅(千葉県船橋市)で人身事故が発生した。この日は翌日が祝日(成人の日)ということもあり、ホームは酔客の姿もチラホラといたという。 そんな中、女性と男性の言い争いが始まったのは、23時を回った頃だった。 女性は30代後半の派手な見た目をしており、男性側はスーツを着た50代手前の中年で、見ようによってはホステスと酔客の喧嘩、中年カップル同士の痴話げんかのようにも見えたという。 >>女教師が夫をバラバラに「荒川放水路バラバラ殺人事件」【背筋も凍る!女の事件簿】<< そして、事件は起こった。女性は男性をホームへと線路へと突き飛ばした。 ほかの客も線路に落ちた男性を救おうとしたが、間に合わず、男性は千葉発御茶ノ水行きの電車とホームの間に挟まれて即死してしまった。 駆け付けた警察がやって来て、突き飛ばした女性は逮捕。目撃者も含めて、その時何があったのかの検証が行われた。 逮捕されたのは、熊本県でダンサーをしている41歳の女性。突き飛ばされたのは47歳高校教師であった。 ダンサーの女性Aは、熊本から遠征で千葉へと来ていたのだが、供述によると、ホームで電車を待っていた際、酒に酔っていた男性教諭がAに執拗に絡み出し、彼女の肩を押したり体を触ったり、「馬鹿野郎!」と暴言を吐いていたという。 Aは抵抗し、「助けてください」と周囲に声を掛けたが聞いてもらえず、男から距離を取ろうと突き飛ばし、そこに電車が来てしまったのだという。 裁判の焦点は、Aの行動が「正当防衛」に当たるかどうかだった。 Aが酔った男性教諭に絡まれていたのは事実であるが、「電車がまいります」というアナウンスが聞こえた後であったため、彼女には明確な意思があり、実刑は免れないとされたのだ。そのため、千葉地検は当初は懲役2年を求刑したのだが、後に男性は過去、酒に酔って人身事故を犯した過去があること、このニュースが報じられ、「Aの行為は正当防衛が成立するのではないか」との声が相次ぎ、半年後の9月には逆転無罪となっている。 なお、この事件の行方は、1986年当時はワイドショーなどでもたびたび特集され、8年後の1994年には本事件を題材にした土曜ワイド劇場(テレビ朝日系)で、『事件2 OLが見たホーム転落死の真相!』と題した2時間サスペンスが放送された。文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2020年05月30日 23時00分
古代中国で発明された、地震を感知する不思議な機械「候風地動儀」
現在は比較的収まっているものの、5月半ばまでは震度3、4の地震が日本各地で起きており、どこかで大きな地震が起きるのではないか、新型コロナウイルス感染症が広まっている現在、災害の避難と感染予防は両立できるのかなど、様々な議論が起きていた。そこから地震を予知する方法などが注目を集めたりもした。 先日の記事では江戸時代の人が考案した「地震予知機」と「地震預防説」を紹介した。この「地震予知機」は「地震が起こる直前に磁石が弱くなる」という現象が発生したことから考案されたもの。鉄針が磁石から離れると重りが落下、その動きに連動して上方にある鈴が鳴って地震が起きることを知らせる、という構造だった。 「仕掛けが落ちることで地震を知らせる」機械は古代中国でも発明されていた。 >>地震が起きるのを予知したい!江戸時代の「地震予知機」と「地震預防説」 << 132年、後漢の科学者である張衡は世界初の地震感知器こと「候風地動儀」を発明したという。この地動儀は500キロメートル離れた地点の地震を感知することができたそうで、八匹の龍が八方向を向いた形になっている。龍はそれぞれ口に玉をくわえており、中国のどこかで地震が起きると、その震動を受けて同じ方角を向いている龍が口の玉を落とす仕掛けになっていたという。 ある日、設置場所から見て西北方向の地震を地動儀が感知したが、人々は少しの揺れも感じない時があった。人々は地動儀が誤った結果を出したのではと疑ったが、数日後に甘粛省(中国の西方、新疆ウイグル自治区に隣接する地方)に地震が起きたという急使がきて、地動儀が正確だということが明らかになったという。 これは古代の記録であるため、どこまで正確だったのかは分からない。現代では文献から再現された候風地動儀の模型が中国の博物館に展示されている。(山口敏太郎)
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芸能ネタ 2020年05月30日 21時30分
【放送事故伝説】フワちゃんだけじゃない!芸能界「モザイク忘れ事件」
5月末、放送事故界隈(?)ではYoutuberタレントのフワちゃんが大きく注目された。 まず、第1の放送事故が発生したのが5月25日。この日はTBS系のバラエティ番組『アイアム冒険少年』でのモザイクなし事故だった。 この日の『アイアム冒険少年』で、フワちゃんは番組名物の無人島脱出にチャレンジ。途中で海に潜るシーンがあったのだが、その際に着用していた水着がズレてしまい、バストトップがはみ出てしまったまま、モザイクなしで全国放送されてしまったのである。 このシーンは、自宅でフワちゃんがテレビで視聴しており、モザイクがかかってないことに気が付いた際には、「TBSかくせし!!!!!!!」とツッコミ、大きな話題になった。 >>TBS『アイアム冒険少年』、フワちゃんの乳首無修正で放送 本人が指摘、公式がリツイートし物議<< また、第2の事故はその翌日の26日で、今度は日本テレビ系『火曜サプライズ』で発生した。この日の『火曜サプライズ』は生放送で、スタジオのウエンツ瑛士が各出演者の自宅へネット電話を掛けて、リモート出演することに。 すると、この番組に出ていたフワちゃんが、途中で宅急便の受け取りのために退出。すると彼女の下半身から下着らしきものが見えてしまったのだ。 この2日間連続の放送事故(しかも2日目はテレビスタッフに注意した直後だったため)に、ネットでは総ツッコミの嵐となった。 さて、このフワちゃんの事例からわかる通り、これら「ポロリ系」の放送事故は、タレントの隙とスタッフのモザイク忘れによって発生するのだが、これらを証明する事故が、2012年11月4日放送の『モヤモヤさまぁ~ず2』で発生した。 愛知県犬山市の露天風呂へやって来た、さまぁ~ずと大江麻理子アナウンサー。旅の疲れを癒すべく温泉に入った一行だったが、やはりそこはさまぁ~ずのため、モノマネ合戦へ。 その中で大竹一樹が大股でジャンプする瞬間があったのだが、なんとこの時大竹の股間が一瞬ではあるが、「モザイクなし」で放送されてしまったのだ。 ネットでは「大竹の股間が写った!?」「モザイクが掛かってなかったぞ」とネットで大きな話題になり、ついにはスポーツ新聞にも取り上げられる騒動に発展。後に、テレビ東京も「ご迷惑をお掛けした。申し訳ありません」と謝罪する大きな放送事故となった。 もちろんモザイク処理も人間が行う作業のため、処理忘れはあるだろうが、出演者側も気を付けたいところだ。文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2020年05月24日 23時00分
地震が起きるのを予知したい!江戸時代の「地震予知機」と「地震預防説」
ここ数日にわたって、震度3〜4の地震が日本各地で起きている。 先日リアルライブでも紹介させていただいた、「5月11日に地震が起きる」という予言にも近かったため、未だに様々な憶測を呼んでいるようだ。 >>絶対にずれない電波時計がずれた!?「5月11日に地震が起きる」予言と電波時計<< さて、先日は「電波時計のズレや故障は地震が起きる予兆」とする説を取り上げた。確かに地震の前には異常な電磁波が伝播する事が発生するため、その影響を受けて誤作動を起こすことは考えられなくはないという。しかし、あくまで可能性の問題であり、今のところ確かな因果関係があると言える結論は出ておらず、今後も調査・研究を重ねる必要があると見られている。 ちなみに地震大国である日本では、昔から様々な地震予知の研究もされてきていた。特に江戸時代には幾度も直下型の地震が起きたため、なんとかして予知できないものかと考えられるようになったのだ。 中でも被害が大きかったものが安政の大地震で、夜間に江戸を襲った直下型地震だったため、地震と同時に起きた火災で多くの被害が出たとされている。 この地震の直前、浅草茅町の「大すみ」という眼鏡屋で、店先に展示してあった磁石に着いていた釘が落下。その二時間後に震災が起きたという報告があり、磁力と地震に何らかの関係があるのではないかと考えられるようになった。 そこで、磁石と目覚まし時計を組み合わせて作成されたものが「地震予知機」だ。仕組みは簡単なもので、地震が起こる直前に磁石が弱くなる現象を利用し、鉄針が磁石から離れると重りが落下。その動きに連動して上方にある鈴が鳴る構造になっている。これを兵学者・佐久間象山が改良したものが長野の象山記念館に現存しており、他にも国内にいくつか存在しているそうだ。骨董品の鑑定で有名な番組の「開運なんでも鑑定団」でも2回ほど登場しており、いずれも非常に貴重なものという鑑定結果が下されている。 また、幕府も蘭学者の宇田川興斎に命じて蘭書を翻訳した『地震預防説』を刊行。これによると「地震は地下に鬱伏せる電気より発するものにして、夫(か)の大気の時令節を失い、雷電空中に起ると一般の理なり」とあるため、地中深く銅製の柱を埋め込み、「越列幾的児(エレキテル)」を空中に放出することで、地震の発生を防ごうとした。これは日本初の地震予防策であるとされている。 目に見えない電気や地磁気と地震の関係性に着目していたのは、江戸時代からだったのだ。(山口敏太郎)
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社会 2020年05月24日 22時30分
女教師が夫をバラバラに「荒川放水路バラバラ殺人事件」【背筋も凍る!女の事件簿】
殺害した相手を身元がわからないよう解体し遺棄する殺人を、俗に「バラバラ殺人事件」と呼ぶ。そんなバラバラ殺人を行った女性犯罪者によるものが、1952年(昭和27年)に東京都板橋区で発生した「荒川放水路バラバラ殺人事件」である。 >>歌舞伎役者と関係を持ち旦那を毒殺!「夜嵐おきぬ」伝説【背筋も凍る!女の事件簿】<< 5月10日、東京都足立区にある荒川放水路で新聞紙にくるまれた男性の胴体を地元の女の子が発見。その数日後、同じ放水路で男の頭部および両腕が発見された。 警察は見つかった首からモンタージュ写真を制作。すると、警察内部から「この遺体は、行方不明になった板橋警察署所属の28歳の巡査のものではないか」という声が上がってきた。調べてみると、歯型や血液型、そして指紋が行方不明巡査のものと合致しており、遺体はこの巡査のものであることが明らかになった。 そして、重要参考人として、板橋区の某小学校に務めている教師の妻(26歳)を事情聴取。すると、自分の母親と一緒に夫である巡査を殺し、バラバラにして捨てたことを白状したのだ。この夫婦は、見合いによって結婚した仲であったが不仲であり、またこの巡査は、日頃から暴力団と付き合いがあり、借金もこしらえた上、深夜に酒をしこたま飲んで帰ってくるという「不良警官」だった。 この「不良警官」の夫は、妻にも暴力を振るっており、「ここまま悪夢のような日々が続くなら」と実の母親と共謀し、首を絞めて殺害した。 当然、殺人は生まれて初めてのことであり、最初は氷詰めにして押し入れに入れたが、気になって寝られず、出刃包丁を使って肉を切断。血が床に落ちないよう、金ダライで血を受け止め、バラバラにした体は新聞紙でくるみ、二手に分かれて放水路に捨てたのだ。 しかし、このような大胆な犯罪がバレないはずはなく、最初の遺体発見から1週間後に逮捕となったのだ。 その後、主犯の女性教諭は懲役12年。その母親は懲役1年6か月の判決となった(母は服役中に病で死亡)。本来は「民衆のお手本」となるべき、警察官や教師が犯したこの犯罪は当時、大きな衝撃を与えた。文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2020年05月23日 23時00分
米軍が認め公開に踏み切った!?UFO動画とハリー・リード元上院議員
4月27日、米国防総省は海軍機パイロットが撮影した「UFO」を捉えたとされている映像3本の公開に踏み切った。この動画は2017年12月に米国防総省が発表した、秘密裏に行っていたUFOに関する調査「高度航空宇宙脅威識別プログラム(Advanced Aerospace Threat Identification Program、AATIP)」のきっかけとなった、2004年に空母ニミッツのパイロットが撮影したUFO映像を含むもの。この動画は2017年に流出、UFO研究家やメディアが発信したことがきっかけで公になった。米軍も動画とそれに基づくUFO調査を行ったことを認めていたが、流出した動画はあくまでその一部であり、「過去に流出した映像の真偽や、映像に続きがあるのかなどの臆測を取り除くため」に国防総省が保有するオリジナルの公開に至ったと発表している。 >>宇宙人はテレビの中にいた?プレアデス星人と接触していた男、ビリー・マイヤー<< この国を挙げてのUFO研究である「高度航空宇宙脅威識別プログラム」を行うよう推し進めたとされている人物の一人が、ハリー・リード元上院議員だ。彼は1982年に民主党の連邦下院議員となり、その後上院議員に転じ、2017年に任期を満了し引退している。今でも政治活動に参加することもあり、在任時から引退した現在でもなお、彼が懸念事項として政府に対策を講じるよう熱心に主張していた案件の一つが、UFO関連の問題だ。事実、前述のAATIPは2007年に発足し、数年にわたって国家の機密プロジェクトとして調査が行われるようになる。 リード氏自身は、宇宙人の存在については「よくわからない」としているが、UFOの存在に関しては強い関心を持っていた。彼は今回の動画の公開について、「国防総省がこの映像をようやく一般公開したことはうれしいが、それは表面的なものの一部にすぎない。米国はこの未確認飛行物体と我が国の潜在的な国家安全保障への影響について、真剣に科学的な見方をする必要があるものだ」と述べており、過去には「米国政府が持っているUFO情報から、我々はより多くのUFOに関する研究を行う必要があると考えている」とも語っている。 先日、米国防総省はこの動画だけでなく、UFOを目撃した米軍パイロットらの詳細な証言も情報公開した。彼らの証言では「大きさは小さくドローンかミサイル程度」「飛ぶ原理や目的が不明」という点が上がっており、むしろ米軍は「軍が確認していない謎の新兵器である可能性」を重きにおいて研究していたらしい背景が窺えるものとなっている。 リード氏がUFOを「国家の重要な案件」であるとして調査研究を行うべきと見たのも、国防面からの懸念から来る指摘だったのかもしれない。(山口敏太郎)
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芸能ネタ 2020年05月23日 21時30分
【放送事故伝説】『笑点』史上最大のトラブル?「座布団数え間違い事件」とは?
5月17日に放送された日本テレビ系の演芸番組『笑点』が、新型コロナウイルス対策による「リモート収録」の形で行われ、話題になっている。 『笑点』は1966年5月に放送開始。50年以上に渡り放送が行われているのだが、スタジオに集まらないリモートでの収録は当然初めてのことである。 5月17日放送分は、2016年5月15日に放送された「笑点 ~50周年記念スペシャル~」から名シーンの再放送だったが、次回5月24日分からは、番組名物の「大喜利」を行うとのことで、今改めて注目を集めている。 >>『笑点』、無観客収録で「仲間なんだから助け合おうよ」円楽が嘆き? 視聴者からは「すごく地味」<< さて、『笑点』は番組開始以降、生放送ではなく公開収録という形式を取っているほか、スタッフもキャストもベテラン揃いということで、その歴史と比較して放送事故的なハプニングはそう多くない。ところが近年、『笑点』にてルールの根底を揺るがす大事件が発生したことがあった。 事件が発生したのは、2017年12月10日放送分においてだった。 既に司会は桂歌丸さん(故人)が勇退し、春風亭昇太へバトンタッチし1年半が経過、新メンバーの林家三平もようやく馴染みの顔として定着した頃だった。 いつものように、メンバーの自己紹介が終わり、ルール説明と座布団10枚の賞品説明があって、第1問の発表となるのだが、昇太が冒頭から神妙な面持ちで、「実はですね、まずは皆さんに謝らなきゃいけないことがありまして…」と話し出し、「実は、『笑点』始まって以来の不祥事を起こしてしまいました…」と続けた。 昇太によると、数回前の収録時に、座布団の枚数の数え間違えがあり、2週分だけ、座布団の数が誤ったまま収録してしまったのだという。 誤差があったのは、林家三平以外の全員で、三遊亭小遊三、三遊亭好楽、林家木久扇がそれぞれ1枚、林家たい平が2枚、三遊亭円楽に至っては3枚も誤差があったという。 そのため、この日の『笑点』では、問題の前にほぼ全員が立ち、座布団が改めて配られ直されるという珍しいシーンが放送されたのだ。 この事件から約2年半が経過。今のところ同じような失敗はないものの、新型コロナによる中断を挟んだため、視聴者の皆さんも「座布団の数」は要チェックかもしれない……。文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2020年05月17日 23時00分
絶対にずれない電波時計がずれた!?「5月11日に地震が起きる」予言と電波時計
先日、「5月11日に日本を大きな地震が襲う」という予言がネット上を騒がせた。 この予言は、通称「エコノミスト誌の予言」と言われるもので、世界有数の政治経済誌であるエコノミスト誌の年末恒例特集号「世界はこうなる(The World in ○◯(来年の年号)」の表紙には、何らかのメッセージが含まれているという都市伝説を下敷きにしている。「5月11日に日本で地震が起きる」という噂は、2014年末に発売された「2015年世界はこうなる」の表紙に「11.5」「11.3」と数字が書かれた矢が2本描かれていた事から来ている。欧米では日にちを「日、月」の順で表記するため、「11.3」と書かれた矢は3月11日に発生した東日本大震災を指し、そこから「11.5」は「5月11日に同じくらいの規模の地震が起きる」ことを意味しているのではないかと言われたのだ。 この予言は2015年以降、毎年5月11日が近づく頃になると、ネットを騒がせるものなのだが、今年は実際に11日朝に茨城県沖を震源とする地震が発生、北関東に緊急地震速報が出る事態となり、すわ予言が当たったのか、もっと大きな本震が襲ってくるのではと話題になった。 また、11日に本当に地震が起きるかもしれない、と多くの人に思わせた現象として、「前日の5月10日、多数の家庭で電波時計が狂ったという報告が上がった」という点も外せないだろう。 毎日基準になる電波を受信し、時刻を自動修正することで、ずれない時計のはずなのだが、正確な日時を表示しなかったり、急に時計の針がぐるぐる回り出した、止まってしまったなどの情報が相次いだのだ。 地震予知の中で、大きな地震が起きる時には電波時計が止まる、という予兆現象が確かに報告されている。また、そこから電波時計を用いて地震予知を行えないか研究している人もいるようだ。 しかし、今のところ明確な因果関係は確認できておらず、また今年の2020年はうるう年のため、2月29日以降日付が1日ずれるエラーが起きる機種が出てくると、標準電波を送っている情報通信研究機構も説明している。このことから、5月11日の地震騒動は「もともとずれる可能性が多い年だった」ことと、「日時のずれが発生したのがたまたま地震が来ると噂になっていた日時に近かった」ことの二点が合わさって、騒動になってしまったのではないかと考えられる。(山口敏太郎)
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