今年は新型コロナウイルスの流行によって、従来のような大規模な開催ではなく小規模開催になることが決定。「ステイホーム」の今、どのような24時間テレビになるのか注目されている。
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さて、この『24時間テレビ』だが、長時間&生放送という性質もあり、過去にはリカバリーできないような問題になった放送事故も、何度か発生している。
近年、特に話題になったのは、2018年に行われた第41回目の24時間テレビで発生した、俗に「熱湯風呂事件」と呼ばれている事故である。
番組開始から7時間あまりが経過した8月26日午前1時30分ごろ、24時間テレビでは、人気番組『しゃべくり007』の生放送版「生しゃべくり」を放送していた。
「生しゃべくり」では、途中でバラエティ番組名物の「熱湯風呂」にチャレンジすることに。チャレンジしたのは森三中の大島美幸とタレントの鈴木奈々、SKE48の須田亜香里の3名だった。
大島と鈴木は熱湯風呂に慣れていることもあり、「押すな押すな」といったリアクションを取っていたが、須田に関してはバラエティ番組への経験が少なかったためか、熱がる二人より薄いリアクションしか取れず、熱い風呂に入っているはずなのに、終始涼しい顔をしていた。
放送で須田のリアクションにツッコミは当然入らなかったが、ネットでは「須田が明らかにリアクション失敗している」「ノーリアクションということは、あの熱湯風呂熱くないのか?」と疑惑を持たれてしまうことになった。
近年のバラエティ番組では、「熱湯風呂は実はそんなに熱くない」ということが周知されつつあるが、当時は「熱湯風呂は本当に熱い」という神話がギリギリで現役だったこともあり、須田のリアクションは「掟破り」と視聴者から突っ込まれることになったのだ。
来年は、このようなトラブル続きの『24時間テレビ』をまた見たいところだが……。
文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)