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【放送事故伝説】平成時代「最恐」の放送事故?タレントを凝視する不気味な顔

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蛭子能収

 7月9日に放送された『主治医が見つかる診療所2時間スペシャル』(テレビ東京系)で、蛭子能収が軽度の認知症を患っていることが判明し、芸能界に衝撃が走っている。
 事の発端は、蛭子のマネージャーが「最近記憶力が衰えているのでは」と心配し検査を受けさせたところ、レビー小体病とアルツハイマー合併症による軽度の認知症と判明したという。

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 蛭子と言えば、『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』(同)を始めとする旅番組の人気者。軽度と言え、認知症を抱えたまま長期ロケへ出かけるのは負担が大きすぎるため、心配の声が相次いでいる。
 さて、「自由奔放」という言葉がピッタリな蛭子が、それだけに多くの「放送事故的」なハプニングを引き起こしている。

 特に近年大きな話題になったのが、2004年に放送された『田舎に泊まろう』(同)での「幽霊映り込み」事件であろう。

 この事件は、蛭子が『田舎に泊まろう』の企画で青森県恐山にロケへ出た際に発生した。
 恐山のある漁村で、蛭子は今夜泊めてくれる家を探しに町を歩いた。すると、この町で一人暮らしをしているというお婆さんと出会い、蛭子は夕食としてラーメンをご馳走してもらった。

 ズルズルとラーメンをすすり、「すごく美味しいよ。このラーメン」と(珍しく)蛭子がお婆さんを褒めたのだが、その際、廊下から顔を半分だけ付き出した男性が蛭子をジーッと観察していたのだ。

 前述の通り、この家にはお婆さん一人しか住んでいないため、家族という可能性はない。また、芸能人見たさに家へやってきた近所の野次馬という可能性も捨て切れないが、他人の部屋へ上がり込んで堂々と覗くような真似をするだろうか。

 また、この日のロケは霊障の噂が絶えない恐山ということもあり、「実際に撮影された怪異ではないか」といった声も多く、「心霊系放送事故」の中では21世紀以降、最も注目を集めた事故といってもよい。

文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)

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