-
芸能 2016年11月12日 15時16分
エビちゃん 結婚した押切もえを祝福「ずっと仲良くしてほしいです」
モデルの蛯原友里が12日、都内で「Oisixのビューティーベジタブルアンバサダー」就任イベントに出席した。 オイシックスのアンバサダーに就任した蛯原は自身がプロデュースした真っ赤なサラダ「ビーツの赤いホットサラダ」を初公開し、集まったファンに振る舞った。 またモデルで親友の押切もえが今月1日、プロ野球千葉ロッテの涌井秀章投手と結婚したことについて問われると「嬉しいです。発表の前日に連絡をもらいました。もえちゃんはお料理が上手だから、おいしい野菜でサポートしていくんじゃないかな」と祝福。結婚の先輩としては「今は新婚でラブラブでしょうね。2人でたくさん会話をしてずっと仲良くしてほしいです」とアドバイスを送った。
-
社会 2016年11月12日 15時05分
鼻の乾燥にも注意! 病気を呼び込む「ドライノーズ」を予防
この時期の空気の乾燥は、人の身体にも大きな影響を与えます。肌の乾燥はもちろん、目の潤いが奪われるドライアイや、口の中がカラカラになるドライマウスなど。 そして、あまり聞き慣れないかもしれませんが、ドライノーズという症状もあり、悩んでいる方も多くいます。 今回は、医師の小田切ヨシカズ先生に、ドライノーズの症状や対策についてお聞きしました。■ドライノーズの症状 「鼻の内部は粘膜で覆われ、鼻水などによって潤いが保たれていますが、これが乾燥によって完全に乾ききってしまう状態が、ドライノーズです。鼻水が出ないのにムズムズしてかみたくなったり、鼻の中にかさぶたのようなものができたり、酷ければ痛みを伴い出血などもあり得ます」■原因は空気の乾燥だけではない 「空気の乾燥が主な原因です。室内の湿度が20%以下となるのが乾燥している状態と言われ、こういった環境に長時間おかれると、ドライノーズの症状が出やすくなります。また、冬場は水分摂取量が減るため、体内の水分量が低下していることも要因になります。他にもアレルギーを抑えるための点鼻薬などが原因となることもあるので、頻繁に使用するのは控えるべきです」■病気にもなりやすくなる 「鼻の内部は粘膜で覆われていて、ウイルスなどの異物を体内に侵入させないようバリア機能が働いています。乾燥によりこの機能が低下すると、風邪などを引きやすくなってしまいます。鼻水も異物を体外へと排出する役割があるので、乾燥して出なくなるとますます病気になりやすくなります。鼻水には他にも、吸い込んだ空気に湿気を与え、体温に近づける働きもあり、健康維持において重要な役割を担っています」■乾燥を防ぐためには 「乾燥を防ぐためには、やはり保湿を心がけること。室内であれば加湿器の使用。外出の際はマスクの着用が有効です。ただつけるだけではなく、少し湿らせたガーゼをあてておくと、より効果もアップします。食べものであれば、粘膜を保護する栄養素を含んだものを食べたほうがいいでしょう。期待できるのはムチンを含むもの。ネバネバ系の食材に多く、納豆やオクラ、山芋などが有効です。さらにビタミンAを一緒に摂ることで効果もアップするので、うなぎやレバーなどの摂取もお勧めします」 目や口だけでなく、鼻の潤いを保つことも大事です。放っておけば大きな病気にも発展しかねません。ドライノーズスプレーなどもあるので、利用してみるといいかもしれません。【取材協力】小田切ヨシカズ湘南育ちのサーファー医師。ワークライフバランス重視。現在、横浜の内科クリニックに勤務中。
-
レジャー 2016年11月12日 15時00分
本当にあった怖い彼氏(1)〜LINEをブロックしても送られてくる恐怖のメッセージ〜
工藤彩奈(仮名・23歳) 私には去年の夏頃に交際していた彼氏がいました。最初は紳士的で優しかったのですが、日増しにLINEメールや電話での異常な束縛が強くなり段々と冷めていったんですよね。「今何してるの?」「どこにいるの?」「会いたい」といった内容のメールが1日に何度も送られてきて、少し無視すると「死にたい」「彩奈に近づく男を殺したい」「ずっと見てるから」といったゾッとするような内容に変わってくるんです。 そんなある日、私が家の近くのコンビニを利用して出てくると目の前に突然、彼が現れたことがありました。「偶然だね」と言われ、その時は本当にそうなのかと、思ったのですが、それから遠方のCDショップや雑貨屋にまで、彼の姿を見かけることがあり、怖くなりました。ずっと後をつけられていたのかと思ったのですが、機械に詳しい友人に相談したところ、なぜか私の居場所がバレていたみたいです。 友人によると特殊なアプリや知識は必要なく、相手の連絡先を知っていればトイレなどで携帯から目を離した隙に、誰でもそういう設定ができてしまうのだとか。どうやら勝手に私の携帯電話の位置情報がONにされており、自動的に相手へ居場所の情報がいくようになっていたそうです。私はすぐに設定を解除してもらい、そんなストーカーまがいなことをしてくる彼とは顔も合わせたくなかったので、一方的にメールで別れを伝え、LINEもブロックしました。 すると次の日、私の携帯には「このまま終わると思うなよ」「プレゼント代を返せクソビッチ」「死ね死ね死ね死ね死ね」といった恐ろしい文面が表示されていたのです。LINEはブロックしたのに表示を消しても消しても、何度も送られてきました。調べてみると、どうやらLINE内でグループを作り、そこのグループ名に相手へ伝えたい文句を書き連ね招待すれば、たとえ相手がブロックしていたとしても、招待通知が何度でも表示され続けるのだそうです。 怖くなった私は、すぐにアプリごと消去しました。LINE側はようやく今年の夏頃から、この嫌がらせに対して対策に乗り出したようですが、その頃はどうしようもありませんでしたね。あれから大きな問題はありませんが、今でも彼がどこかで監視しているかもしれないと思うと背筋が寒くなります。(取材/構成・篠田エレナ)
-
-
ミステリー 2016年11月12日 14時58分
実在した「地獄」? 調査班が見た地底の奥底とは?
日本で一大ブームを巻き起こした、ダン・ブラウンの小説を原作とする『ダ・ヴィンチ・コード』から、大学教授ロバート・ラングドン教授を主人公としたシリーズの3作目『インフェルノ』が公開された。 今回の作品では、人口の超過問題をウィルスの拡散で解決しようとする科学者との対決が描かれる。このウィルス拡散を食い止めるヒントが、ダンテの長編叙事詩『神曲』<地獄篇>などに隠されているというのだが…。 ダンテの『神曲』<地獄篇>しかり、昔から世界中で「罪深い人は死して後、その魂が地獄に落ちて裁きを受ける」と考えられてきた。日本でも黄泉の国や仏教の地獄は地の底深くにあるとされていたし、この認識は世界共通のようだ。神話や作品で様々に伝えられている地獄の様子を比べてみると、類似点が非常に多いことがわかる。神話はある程度伝播するため、ある程度似た要素が出るものだが、これほどまでに描写が似てくるのはなぜだろうか。 そんな疑問の回答となるような、ある報告が存在している。 ロシアはシベリアのコラ半島にて1970年から1994年にかけて、地質調査のため大規模なボーリング調査が行われた。1989年に当時では最深である12,262mに到達、15000mを目標にさらに掘削が行われていたが、予想外の地熱に曝されたためこれ以上の作業は困難とみなされ、94年に調査は終了することとなった。この地質調査により、様々な地球の地殻に関する新発見がなされることとなったのだが、同時に彼らは奇妙な「声」をも発見してしまったのである。 この地質研究に携わっていた研究者の一人、アザコフ博士は後にインタビューでこう答えている。 「地下1万4400メートルに差し掛かった時、ドリルが空洞に当たったのか急回転を始めた。温度センサーは摂氏2000度を示しており、マイクを下ろして岩盤の動きを調査しようとした。だが、マイクから聞こえてきたのは叫び声を上げる人間の声だった…」 初めは自分たちの声や機材などの反響音をマイクが拾ってしまったのかと考えたという。だが、マイクを調整した結果、明らかに地の底に開いた穴から響いている音を拾っており、その声は何百人もの人間の悲鳴が合わさった物だったというのだ。 まるで神話に出てくる地獄にて、責め苦を受ける人々の声とも聞こえるものだったため、怖気づく作業員や研究者が続出。表向きは作業が困難になったからだったが、皆がこれ以上の調査は行わないほうが良いのではと判断したため作業は中断され、やがて研究チームも解体に至ったのだという。 彼らは本当に地獄への穴を開けてしまったのだろうか? そして古来の人々は、地の底深くに本当に地獄が存在していることを知っており、その様子を克明に神話や創作の形で語り伝えていたのではないだろうか。文:和田大輔 取材:山口敏太郎事務所
-
芸能 2016年11月12日 14時37分
紅白の司会者が嵐・相葉と有村架純に決定
おおみそかのNHK紅白歌合戦の白組司会に嵐の相葉雅紀、紅組司会に女優の有村架純が決定したことを発表した。 相葉は14年まで5年連続で嵐として紅白の司会を務めたが、グループを離れて単独で務めるのは初めて。有村も初めての紅白司会。記事によると、相葉は明るくフレンドリーな人柄が人気で、同局では今年4月からスポーツ情報番組「グッと!スポーツ」の司会を担当。ほのぼのとした仕切りぶりが好評を得ており、アナウンサー以外では最多記録となる5年連続で紅白司会を務めた実績も評価されたものとみられるという。 一方、有村は来年4月にスタートするNHK朝の連続テレビ小説「ひよっこ」でヒロインを務めることが決定。13年の朝ドラ「あまちゃん」でヒロインの母親の少女期を演じブレークするなど同局とも縁が深く、来年のNHKの顔にもなるだけに、紅組司会にふさわしいと判断されたとみられるというのだ。 「相葉はバラエティー番組などでかなりの場数を踏んでいるので、紅白を仕切ることになってもまったく問題はないだろう。それに対して、有村はアドリブやハプニングに対応できるかがかなり気掛かり。しかし、綾瀬はるかがその天然ぶりを武器に紅白の司会を務めた例もあるだけに、綾瀬よりはしっかりしている有村に白羽の矢が立ったのだろう」(芸能記者) 紅白といえば、おおみそかで解散することが決定しているSMAPの出場問題も浮上。同局の籾井勝人会長はSMAP出場に向けて直接交渉のために出向くことを明言している。 SMAPが出場するとなれば、後輩で今やジャニーズ事務所の看板を背負っている嵐の相葉とどう絡むかが非常に注目される。
-
-
芸能 2016年11月12日 14時20分
「NHK 第67回紅白歌合戦」司会決定 紅組は有村架純、白組は嵐の相葉雅紀
今年の大晦日に放送される「NHK 第67回紅白歌合戦」の紅組司会に女優の有村架純、白組司会にジャニーズのアイドルグループ・嵐の相葉雅紀に決定したことことが12日、発表された。公式サイトには2人のコメントを掲載。 有村は紅白初司会、相葉は嵐として白組の司会を5回務めたが、個人では初となる。また、有村は2017年前期の連続テレビ小説「ひよっこ」でヒロイン役を演じる。 有村は「このお話を聞いたとき、私の人生に二度とない出来事だと思いました。この事実を受け入れるにはもう少し時間が必要かもしれません。それほど、私としてはとってもとっても大きな大きな役目でまだまだ力不足ですし、本当に恐れ多い気持ちでいっぱいです。ですが、司会を務めさせていただけることに感謝の気持ちを持って精一杯やらせていただきたく思います。 皆さんと素敵な時間を過ごせるように自分自身も楽しみながら役目を果たせたら嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします」とコメント。 相葉は「こんな大役を僕一人がお引き受けできる立場ではないと思い、本当に悩みました…。でもこの先、僕の人生でこんな有難いお話は一生いただけないと思います。毎年年末に「あの時にお受けすればよかった…」と後悔するよりチャレンジさせていただきたいと決断しました。今の僕には、ただただ全力で頑張ることしかできませんが、出場歌手の皆さまに気持ちよく歌っていただけるよう精一杯努めますので、どうか皆様よろしくお願い致します」とコメント。
-
その他 2016年11月12日 14時15分
【不朽の名作】膨大なエピソードをコンパクトに詰め込む絶妙さに注目「学校」
1993年に公開された山田洋次監督作品の『学校』。日本アカデミー賞の最優秀作品賞をはじめ、数々の賞を受賞した作品で、現在ではおそらく小中学校の道徳の授業などでも使われているであろう同作の、あらすじをいまさら紹介しても仕方ないだろう。という訳でここでは、同作の作品構成の素晴らしさについてちょっと紹介したい。 この作品は、夜間中学校を舞台に、生徒が抱える挫折や苦境が描かれる。クラスの担任のクロちゃんこと、黒井先生は西田敏行が演じている。他のキャストは、中年になるまで文字が読めなかったイノさん(田中邦衛)、昼間は清掃会社に勤務し、不真面目だがムードメーカーのカズ(萩原聖人)、焼肉店を経営する在日コリアンのオモニ(新屋英子)、元不登校児のえり子(中江有里)、シンナーに手を出し一度心身共にボロボロとなったみどり(裕木奈江)など、夜間中学ということで年齢も価値観も様々な7人の生徒が揃う。 この7人と主人公クロちゃんのキャラクター性や魅力を、128分という限られた時間で、ひと通り描写しきっていることが、この作品の優れている点だ。その情報量は、普通は1クールのドラマでやりそうな容量だろう。では、そんな膨大な話をどうコンパクトに収めているかというと、前半のオムニバス形式の描写に秘密がある。 まず、同作では、卒業直前の授業の自身の事について書いた「作文」という形で、各キャラの独白から個別エピソードの紹介に入る。これは教師ドラマに当てはめると、メインキャラとなる問題児にスポットを当てた個別キャラ掘り下げ回と言える。普通ならば、過度な回想を詰め込むと、話が飛び飛びになってしまうのだが、同作では、「授業」の枠内で語られていることなので、1人の回想が終わると、クロちゃんとの会話が入るなどして連続性を確保しており、視聴する側に混乱を与えないようになっている。そして、各エピソード中にクロちゃんを登場させることにより、クロちゃんの人となりもわかる親切設計なのも注目だ。 回想で個別回を終了させた後、同作ではメインとなるエピソード、イノさんの病死を描く。実は個別の描写では、個々の問題を解決していないで終了させている回想もあるのだが、既に教師と生徒とのわだかまりは解けていることを、暗に証明しているシーンが大きく2つある。ひとつはクロちゃんに鼻毛切りを皆で買ってあげたとカズが言うシーンで、ここでクロちゃんが鼻毛ごと肉を切ってしまったので、以前通り手で抜いていると明かすと、全員が爆笑する。ここが生徒とのわだかまりが解けている証明となっている。もうひとつは、給食を皆で食べるシーンで、ここでは、クロちゃんと生徒たちがテーブルを並べて食事をしている。同じ食卓で食事をするほど気を許している仲ということがここで簡潔に描写される。「一緒に笑っている」「楽しく食事をとっている」と、少ない描写で、教師と生徒の距離が非常に近い事を、細かい部分に注目していなくても、こういったなんでもない日常描写を盛り込む事で、視聴者に強く印象づけているのだ。 後半部分を使って扱う、クロちゃんの生徒であるイノさんの死は、教師ドラマ『3年B組金八先生』の一期で当てはめれば「生徒の妊娠」。二期に当てはめれば「校内暴力」に当たるメインテーマを扱う部分だ。冒頭からイノさんは入院しており、本来ならばここで一から説明しなければならず、ダレる危険な状況になるのだが、同作はその部分も巧みな演出で最小限に抑えることに成功している。実は前半の個別の回想シーンで、名前は特に強調していないが、イノさんが登場している。 回想シーンでは、他の6人の生徒の他に、一緒に授業を受けている謎の人物がいるので、かなり印象に残る。後半のクロちゃんの回想シーンでようやくその人物がイノさんだと明らかになるが、既に他のシーンで見たことがあるので、意外とすんなりと「どんな人だったんだろう?」と興味を持てるようになっている。その後は、寅さんシリーズに代表される、山田監督作品らしい、笑いや人同士のちょっとした衝突を盛り込んだ、人情味あふれるエピソードが続くようになっており、イノさんの人生最後の数年間を追体験できる仕組みだ。正直恥ずかしいくらい手垢つき過ぎな展開で、ありふれたエピソードだ。しかし、寅さんなどで、毎年そういうベタベタの展開でお話を作ってきたスタッフが、絶妙にテンポやシーンを調整してイノさんのエピソードを構成しているので、もの凄い勢いで泣かせにくる。 そして、ラストのホームルームのシーンで、イノさんの死を受け「幸福」について話し合う場面、ここで普通の中学校と夜間中学の大きな違いが描写されることになる。しかも、わずかな受け答えで。カズに幸福について問われたクロちゃんは「俺には難しくてわからないな。皆で考えてみようか」と返すのだ。普通の教師モノならばここで説教臭くなったとしても、一応先生は人を導くポジションでもあるので、多少なりとも答えを用意しなければいけないが、同作では、全く用意していない。生徒と教師の立場を超えて、協力し合って答えをみつけていくのだ。そういった形を取るので、ただ生徒と教師という信頼関係以外にも、人と人との繋がりが、通常の中学校よりもさらに重要なことを強調するシーンとなるのだ。ちなみに、この生徒との深い関係性は、冒頭でクロちゃんが異動を固辞する理由を言葉で説明した部分の補足にもなっている。 これらの膨大なエピソードを詰め込んでおきながら、本作の作品上の時間経過としては、夜間中学の授業1日分でしかない。短時間にどうやって様々な人間関係や葛藤、挫折、悲劇、感動などなどの要素を作品に詰め込めばいいのか…。この作品はその模範解答のひとつと言えるだろう。もちろん、作品を観て面白いと感じるかは別問題だが。(斎藤雅道=毎週土曜日に掲載)
-
社会 2016年11月12日 14時00分
人が動く! 人を動かす! 「田中角栄」侠(おとこ)の処世 第43回
「いいんだ。佐藤(栄作)政権の泥はオレが全部かぶる」。こうして、佐藤政権の絶対ピンチを救った田中角栄。佐藤首相は続出する閣僚らのスキャンダルで野党から「衆院を解散して国民に信を問うべき」の猛攻を、田中幹事長らを更迭するという手で辛うじて解散を振り切った。解散・総選挙となれば自民党の惨敗は自明の理、“トカゲの尻尾切り”で政権の延命を図ったということだった。 幹事長を辞めた田中は、砂防会館の個人事務所で過ごす時間が増えた。「オレは忙しい」と皆がやる麻雀などはやらず、趣味に近いのは唯一、将棋。後年もよく事務所を訪ねてくる小沢一郎や梶山静六らを相手にした。「セッカチの角さん」らしく一局15分ほどの“スピード将棋”で、優勢だと扇子を片手にハナ歌も出たが、劣勢となるとしきりに「切ない。切ないねェ」を連発するのが常だった。負けず嫌いらしく、負けると勝つまで必ず「もう一番ッ」であった。 そんな折、生涯のもう一つの趣味となるゴルフと出会うことになる。佐藤首相の子息の佐藤信二(元通産大臣)が、こんな証言をしてくれたものだった。 「親父(佐藤首相)が一番初めに勧めたんだが、田中さん『ワカッタ、分かりました。そのうち』と言いつつ、陰では『あんなもん、オレは絶対やらん』と言い張っていた。ところが、一度コースに出てからはすっかり病みつき、後には『世の中でゴルフくらい面白いもんはないッ』と言い放っていた。後は田中さんの性格通りで、何事にもやるとなったら一生懸命、全力投球、『やるからにはシングルを目指すッ』と意気込んでいた」 一度コースに出てゴルフが面白いと知った田中は、秘書に命じていわく「ゴルフ関係の本をありったけ買ってきてくれ」だった。ここでも、取り組む物事すべからく中途半端が許せないという田中の性格が出ていた。結局、秘書は書店を歩き回り、入門書、実用書、歴史書、ゴルフ雑誌を買い集め、「積み上げると優に1メートル、重さは3貫目(約11キログラム)もあった」そうだ。 その上で、TBSゴルフスタジオに通い、3カ月レッスンプロの指南を受け、毎日“脅威”の600発の打ち込みに励んだのだった。ためか、ゴルフを始めて半年でハンディ18までいった。併せて過去のスコアカードは1枚残らず女性秘書に整理させ、「今日はゴルフ」と決めたら風雨関係なし、「気象庁の言う通りに動いておったらナニもできやせん」で、年間、実に250ラウンドほどは回ったものだった。 一方、スタイルはお世辞にも紳士的とは言い難く、ズボンのベルトにタオルをぶら下げてセッカチに打つ“土建屋ゴルフ”だった。得意はバンカーショット。しかし、最後のパターは苦手であった。なるほど、田中の政争でのありさまと似ており、さて、多くがどう出すかで悩むバンカーショットは見事に抜け出すのが得意、「攻めには強いが守りに弱い」の通り、最後の詰めが甘くなるのはパターの苦手に表われていた。 これは後年、首相になって以後のエピソードだが、“角さんらしさ”を三つばかり挙げてみる。いずれも、政治部記者の証言である。 「昭和47年9月、日中国交正常化のため北京入りした前日も、小金井カントリー倶楽部へ寄っている。折から台風模様だったが、2ラウンドをこなし、『これだけやれば、中国料理が1週間続いても持つ。まァ、無事に日本に帰って来られたら、10月中にはハンディを三つ減らす』と意気込んでいた。あの歴史的な外交交渉に出向く前日のこうした言動は、相当のクソ度胸と成算を見ないわけにはいかなかった」 「夏は軽井沢の別荘で早坂茂三秘書(当時)と2人だけの自炊で“合宿”。連日、2ラウンドをこなす強行ぶりで、早坂も半ば音を上げていた。東京でどうしても田中に会いたい、という政財界の大物などから声が掛かっても、『会いたければこっちに来い』という姿勢だった。また、首相当時には、ゴルフ場のロビーで記者会見をやっつけたこともある。そんな首相は、憲政史上、田中をおいて他に例がなかった」 「明治神宮への参拝帰途の車中で、突然、田中がモーニングを脱ぎ、裸になってしまった。これを後ろに続いていた護衛のパトカーに乗るSPが目撃、何事かとパトカー内に、一瞬、緊張が走ったことがある。田中は狭い車の中で、次の予定のゴルフのために早々とウエアに着替えていたのだった。また、ロッキード事件後には、ショットのとき『三木(武夫元首相)のバカヤロッ』と気合いをつけて打っていた。『ことの外、これがよく飛ぶんだ』と言っていた」 幹事長を更迭されゴルフで無聊を慰めていたそんなさなか、田中をかう周辺議員から、「あれだけの男を遊ばせておくことはない」との声が出始めた。田中はある決心を胸に、腰を上げることになる。(以下、次号)小林吉弥(こばやしきちや)早大卒。永田町取材46年余のベテラン政治評論家。24年間に及ぶ田中角栄研究の第一人者。抜群の政局・選挙分析で定評がある。著書、多数。
-
芸能 2016年11月12日 12時00分
有吉3月降板説で浮上した“ポスト毒舌”バカリズムの名前
“毒舌芸人”として再ブレイクを果たしたものの、賞味期限切れ説が囁かれている有吉弘行(42)が絶体絶命のピンチに見舞われている。なんと、来年3月で半分以上の番組が打ち切り&リニューアルされるというのだ。 有吉といえば、今やテレビ・ラジオのレギュラー番組は計15本以上。ツイッターのフォロワーも180万人を超えるほどの人気だ。 「今年度の年収は、ゆうに5億円超え。所属の太田プロから専属マネージャーが2人、さらに有吉移動専用車として高級ワゴン車が手配された。専属運転士は元格闘家でボディーガード役も兼任している。有吉が住んでいるマンションも家賃100万円の豪華マンションです」(芸能プロ関係者) いまだ数多くのレギュラー番組を抱える有吉。なぜ、突如リストラされることになったのか? 「やはり熱愛を報じられたフリーアナの夏目三久の一件がいまだに燻ぶり続けているんです。芸能界のドンを完全に激怒させてしまっただけに、干されるという」(芸能プロ関係者) こうした下半身トラブルに加え、最近は芸人仲間からもバッシングされていたという。 「一番多かったのは、“天狗になった”という意見。いまや目上の先輩芸人と共演しても、自ら挨拶にいくことは絶対にしない。面倒だからという理由です。そんな有吉の分かりやすい態度は芸人の間では誰もが知る話。そうそう、最近も有吉の一存で『ダチョウ倶楽部』の上島竜兵が主催する飲み会グループ“竜兵会”を無理やり解散させてしまいましたからね」(制作会社ディレクター) そんな中、ポスト有吉として名前が急浮上しているのが、同じ毒舌キャラのバカリズムだという。 「ドンの判断で有吉のレギュラー番組のMCをバカリズムが引き継ぐべく水面下で動いているんです」(芸能プロ関係者) 果たして有吉は、この危機をどう乗り越える!?
-
-
芸能 2016年11月11日 21時00分
SMAP解散騒動で芸能界の嫌われモノにもなってしまったキムタク
年内に解散することが発表されている国民的グループ、SMAP。NHK紅白歌合戦に出場するのか、また、解散後のメンバーにはどんな活躍の舞台が用意されているのかなど、すでにその後の展開に注目が集まっている。そんな中、もっとも今回の騒動で、被害を受けるのはキムタクこと木村拓哉ではないかと業界では見られている。 キムタク以外のSMAPファンからすれば、1月からはじまったSMAPの解散&離脱騒動で、キムタクが騒動の戦犯であると見ている。一部のファンからキムタクは裏切者であるという扱いを受けてしまっている。結局、キムタクは他のメンバーとの溝を埋めることができず、SMAPは解散となってしまった。 世間から嫌われモノというイメージを持たれているだけでも大打撃なのに、その最悪のイメージは芸能界の内部にも浸透しているようだ。 2017年1月からスタートするキムタク主演のドラマでは、ヒロイン役が決まらないことが報じられていた。結局は女優の竹内結子に落ち着いたようだが、難航していたことは間違いない。他の出演者としては、浅野忠信、松山ケンイチなど大物の出演が話題になっているが、一部では、重要な役どころをある俳優から断られたとの報道も。キャスティングがすんなりと決まらなかったことを露呈してしまっている。 「イメージが悪くなってしまったキムタクと心中したくないと考える俳優がいてもおかしくない。また、そもそもキムタクブランドはすでに存在しないというのが業界の見方。これも出演者が決まらなかったことの理由としてある。旬を過ぎた俳優が主演を担当するドラマにわざわざ出演する必要性がない。そんな中で、竹内結子、浅野忠信、松山ケンイチなどを引っ張ってきたのだが、これでコケれば、キムタクは本格的に今後の俳優業が難しくなる」(テレビ局関係者) 今回のドラマでキムタクは正念場を迎えそうだ。
-
芸能
紅白で交際宣言!? 中居・倖田ツーショット掲載の裏事情
2007年12月25日 15時00分
-
芸能
橋本愛美 DVD発売記念イベント開催
2007年12月25日 15時00分
-
芸能
堀江由衣が声優として初の両国国技館ライブ
2007年12月25日 15時00分
-
その他
松本幸奈ちゃん大特集予告
2007年12月25日 15時00分
-
トレンド
りんかい線国際展示場駅は“有明のオペラハウス”
2007年12月25日 15時00分
-
レジャー
東京大賞典(JpnI 大井2000m 29日)追い切り フリオーソ完璧仕上げ
2007年12月25日 15時00分
-
レジャー
東京大賞典追い切り 復調急 トップサバトン
2007年12月25日 15時00分
-
レジャー
東京大賞典追い切り 久々の不安なしアンパサンド
2007年12月25日 15時00分
-
レジャー
東京大賞典追い切り 動き上々ルースリンド
2007年12月25日 15時00分
-
レジャー
有馬記念 一年の総決算 アベコーがズバリ! 本命に推したのは
2007年12月22日 15時00分
-
レジャー
有馬記念 佐藤藍子 善戦マン返上 ポップロックと心中よ
2007年12月22日 15時00分
-
レジャー
有馬記念(GI 中山芝2500m 23日)藤川京子 ウオッカがグランプリ制覇よ!
2007年12月22日 15時00分
-
レジャー
有馬記念(GI 中山芝2500m 23日)本紙・橋本はメイショウサムソン
2007年12月22日 15時00分
-
スポーツ
新日本プロレス カート・アングルが永田裕志に非情宣告。さらにはIWGP統一構想を明言
2007年12月22日 15時00分
-
スポーツ
Dynamite!! 所英男VS田村潔司に“赤パン戦争”ぼっ発!
2007年12月22日 15時00分
-
スポーツ
ハッスル ジャイアント白田が川田利明戦を要求。やれんのか!?
2007年12月22日 15時00分
-
その他
ゼロワンMAX ゼロワンMAXガールが来襲!
2007年12月22日 15時00分
-
社会
石原知事が「UFO来訪前に地球滅亡」説ぶちあげる
2007年12月22日 15時00分
-
芸能
AKB48 ミニスカ生足で熱唱@日比谷公園
2007年12月22日 15時00分
特集
-
岡平健治「19」解散は「お金の問題じゃない」 岩瀬敬吾、地元に戻るのを「止められてよかった」 今後はバラエティーで「ポンコツっぷりを見て笑ってほしい」
芸能
2025年08月05日 23時00分
-
野球人生“燃え尽きた”元プロ野球選手・宮國椋丞氏 今後は「周りの人に頼られたり、笑顔にしたい」
スポーツ
2025年07月25日 23時30分
-
-
豊ノ島、YouTubeチャンネルで若乃花とコラボ熱望 タレントとして相撲番組で「冠番組」持ちたい
芸能
2025年07月21日 12時00分
-
宮迫博之「雨上がり決死隊」再結成は「蛍原さん次第」 ドジャース始球式の裏話も明かす
芸能
2025年07月14日 17時00分
-
元ザブングル松尾陽介、沖縄で芸人のセカンドキャリアサポート 芸人引退に「心境の変化」
芸能
2025年04月28日 19時03分