現在の北米の芝路線は全体的に層が薄いとされるが、前走・ハーシュ記念T選手権S(1着)は芝2000m1分59秒8の時計で駆けており、日本の高速馬場への適応力は秘めていそうだ。
「先週に左回りで調教したが、とてもいい感じだった。状態も上向いてきている」そう語るドライスデール師はケンタッキーダービー(2000年)をフサイチペガサスで制すなどして、アメリカ競馬の殿堂入りを果たしている名トレーナーだ。
その相馬眼の鋭さはいわずもがな。日本の芝への適性を見込んでの参戦はいうまでもない。叩き3戦目。「ジャパンCを目標にしてきた」と話す言葉は決してリップサービスではないだろう。
【最終追いVTR】本馬場で6F81秒2→66秒7→52秒5→39秒0→12秒2(馬なり)をマーク。落ち着きがあり、日本の環境にも慣れてきた様子。フットワークも軽快そのものだった。