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浦和記念 トップサバトン 仕切り直しの一戦に全力投球

 今年の3歳クラシック戦線を盛り上げた3強の一角、羽田盃馬のトップサバトンが、21日の浦和メーン「第28回彩の国浦和記念」(JpnII 2000m)からいよいよ始動する。3強のうち、フリオーソは今週末のJCダートに出走、アンパサンドも東京大賞典に向けて既に動き出した。大井・堀千亜厩舎へ移籍し、再出発となるこのレースは今後への試金石となる。直前の動向を追った。
 「やっぱり一番は、背中が柔らかくてバネがすごいこと」トップサバトンを管理する堀千亜師、宇野木厩務員は口をそろえる。それを証明するように10日の1週前追い切では単走で5F62秒3→47秒5→35秒1を計時。「小林のレコードかと思うような時計でびっくりしたけど、体が相当柔らかくないと小回りの小林でこの時計は出せない」と師も驚愕した好時計を叩き出し、好調をアピールした。

 17日の最終追い切りは5F68秒8→52秒6→39秒2と軽めに流した。休養の効果か体に張りが出て体重は480kg。胸の筋肉が春より逞しくなった。
 休み明けに、初めての舞台と厳しい条件だが、「ゲート練習は問題なかったし、徐々に落ち着いてきたからね。勝負根性があるし、力はある。目標の東京大賞典の前にいいレースをしてほしい」と指揮官は期待を寄せる。
 “3強”はいずれも東京大賞典を視野に入れており、クラシック以来の対決にファンの期待も高まるところ。大一番を前にサバトンはどのようなレースを見せてくれるか。

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