「やっぱり一番は、背中が柔らかくてバネがすごいこと」トップサバトンを管理する堀千亜師、宇野木厩務員は口をそろえる。それを証明するように10日の1週前追い切では単走で5F62秒3→47秒5→35秒1を計時。「小林のレコードかと思うような時計でびっくりしたけど、体が相当柔らかくないと小回りの小林でこの時計は出せない」と師も驚愕した好時計を叩き出し、好調をアピールした。
17日の最終追い切りは5F68秒8→52秒6→39秒2と軽めに流した。休養の効果か体に張りが出て体重は480kg。胸の筋肉が春より逞しくなった。
休み明けに、初めての舞台と厳しい条件だが、「ゲート練習は問題なかったし、徐々に落ち着いてきたからね。勝負根性があるし、力はある。目標の東京大賞典の前にいいレースをしてほしい」と指揮官は期待を寄せる。
“3強”はいずれも東京大賞典を視野に入れており、クラシック以来の対決にファンの期待も高まるところ。大一番を前にサバトンはどのようなレースを見せてくれるか。