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先週の新馬勝ち馬(東京)

 18日(日)の芝1800m戦は、上がり33秒7と鬼脚をさく裂させたオーロマイスター(牡、父ゴールドアリュール、母フェアリーワルツ=美浦・大久保洋厩舎)が、1馬身4分の1突き放す圧勝劇で堂々1番人気に応えた。勝ちタイムは1分50秒7(良)。
 「ケイコの動きがすごく良かったので期待していた」と話す吉田豊騎手。期待に違わぬベストパフォーマンスに、笑顔が弾けた。また、「外枠(12番)だったので掛からないか心配したけど、リラックスして走っていた」とセンスの良さに感心しきりだった。
 セールスポイントを聞かれ、間髪いれず「瞬発力」と応えたジョッキー。「体(502kg)はまだ絞れるし、これから良くなる部分がいっぱいある」前途はまさに洋々としている。
 同日の芝1400m戦は、牝馬のブライダルフェア(父フジキセキ、母グリーンスマッシャ=美浦・柴崎厩舎)が、ゴール前猛然と差し返し、勝利をゲットした。勝ちタイムは1分24秒4(良)。
 薄氷を踏むハナ差の勝利だったが、佐藤哲騎手、柴崎師は異口同音に、「差し返して勝ったように、いい根性をしている」と評価した。また、柴崎師は「牝馬だし、仕上げすぎてテンションが上がると困るので、まだ体は余裕があった」と指摘した。
 見切り発車とはいえ、スケールの大きさを感じさせる内容に、「次はもっと良くなる」と柴崎師。期待に胸を膨らませていた。
 17日(土)の芝1400m戦(牝馬限定)は、直線の叩き合いを制したサクラカスケード(父マンハッタンカフェ、母サクラフューチャー=美浦・小島太厩舎)が初陣を飾った。勝ちタイムは1分24秒3(良)。

 スタートしてスッと2番手へ。「素軽くて自然とあの位置取りに。道中は自分をコントロールして上手に走っていたね」と蛯名騎手。直線入り口で逃げたブルーミンバーに並びかけ、長いマッチレースの末、半馬身抜け出したところがゴールだった。
 勝負根性の良さと末脚の確かさは特筆でき、「力むところもないし、センスがいい。これからまだ力をつけてくると思うし、雰囲気がとてもいい馬。大きいところを獲れるようになってほしい」と鞍上は将来性を高く評価していた。
 母はサクラローレルの半妹という良血。「気性、身のこなし、どれをとっても欠点がない。スケール感はないかもしれないが、牝馬らしく軽い走りをする。それでいて血統は奥があるからね。女の子同士なら、かなりやれると思う」と小島太師も手応えを感じている様子だった。
 同日のダ1400m戦は、3番手追走から直線で先頭に立ったハピネスフォーユー(牝、父A.P.Indy、母Sophorific=美浦・久保田厩舎)が押し切った。勝ちタイムは1分26秒4(良)。
 最後は2着馬にクビ差に迫られ、「あせった」と言う蛯名騎手だが、3着以下には8馬身差をつけており、能力は確か。「テンションが高くて、中間はビシッとやっていなかったから、その分、追ってからモタついたね。でも、楽しみな馬だし、まだまだ良くなってくる余地はある」
 これが通算100勝目になった久保田師は「(仕上がりは)七分くらいだったが、それでも新馬なら何とかなる器だと思っていた。センスのいい走りだったし、勝負根性も見せてくれた。芝も問題ないし、大物感があるので夢を見たいね」と話していた。

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