◎マウントシャスタ
○カレンブラックヒル
▲アルフレード
△マイネルロブスト
△ジャスタウェイ
△ブライトライン
△レオアクティブ
無傷の3連勝で大一番に臨むカレンブラックヒルは、皐月賞で1番人気ながら5着に敗れたグランデッツァと同じ平田厩舎。皐月の悔しさをここで晴らしたいのは当然だろうし、3連勝の内容が桁違いのカレンならその可能性は高い。逃げ、好位差しと脚質は自在。道悪も苦にしない重厚さも併せ持っており、単純に「能力の違い」を感じさせるだけに、初めての左回りも何ら問題はないだろう。最終追い切りでの絶好の動きを披露、まず崩れることはないだろう。カレンと同様に高い素質を感じさせるのがマウントシャスタ。前走・毎日杯で2着に敗れたものの、ソエの痛みが影響したもので敗因ははっきりしている。ソエがスッキリした分、今回はデキが違う。連勝に土が付いて評価が若干下がっているなら文句なしに買いだ。インバルコ(古馬OP)と併せた今週の追い切りでは、ラスト1Fであっという間に3馬身突き放す圧巻の瞬発力を見せた。騎乗した岩田騎手も動きを絶賛しており高い能力を秘めているのは間違いない。完成度の高いカレンの総合力も魅力だが、前走からの上昇度、将来的な期待度でマウントに◎。
以下、スプリングSからの巻き返しに期待がかかる2歳王者アルフレード、前2走が道悪で全く力を発揮できなかったマイネルロブストも良馬場なら見直しが必要、アーリントンCで最後方からの差し切り勝ちを演じたジャスタウェイ、粗削りながら重賞戦線で好戦しているブライトライン、展開がカギになるも強烈な末脚を持つレオアクティブも前崩れなら台頭可能。3連単のヒモにおさえておきたい。なお、桜花賞を右後肢蹄球の負傷で回避したハナズゴールは、仕上がりに疑問。ひと月前に一頓挫あった馬が連絡みするほど甘くはないだろう。
【馬連】流し(8)軸(3)(5)(10)(11)(14)(17)
【3連単】フォーメーション(5)(8)→(5)(8)→(3)(10)(11)(14)(17)
<プロフィール>
仲町通(なかまち・とおる)
在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。
※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。