大きな可能性を感じさせるには十分な復帰戦だった。古馬初対決となったJBCクラシックで、2着に健闘したフリオーソ。馬インフルエンザの影響で帰厩がズレ込み、急仕上げ気味だっただけに、持ち前の先行力を生かして見せ場をつくったレースは大きな収穫となった。
今春はレース後、ソエに毎回悩まされてきたが、この中間は順調そのもの。川島正師も「JBCでは能力の高さを改めて見せてくれた。使ってさらに気合がグッと入って状態も良くなっている。フットワークも軽いし、万全じゃないかな。中央の速い時計の馬場でも大丈夫」と太鼓判を押した。
南関の主役からダート界の主役へ。世界の舞台で飛躍を誓う。
【最終追いVTR】調教パートナーの佐藤太騎手を背に5F64秒6→49秒4→37秒2→12秒4(強め)を計時。沈み込むようなフットワークで、併せたディープサマーを2馬身差突き放してみせた。走りにも力強さが増し、好調をアピールした。