スポーツ
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スポーツ 2010年02月04日 14時30分
「時代」を彩った男と女・あの人は今 元女子プロレスラー・ミミ萩原さん
ミミ萩原といえば、アイドル歌手から、アイドル女子プロレスラー(全日本女子プロレス)に転身し当時大きな話題を呼んだ。“史上最弱レスラー”の呼び名通り、78年のデビュー以来、実に87連敗の驚異的な負けっぷりを見せ付けたが、人気と知名度はあった。 ボクシングトレやウェートアップなどで徐々に実力をつけ81年を境に全女の看板選手となり、露出度の高いハイレグ水着を着用するセクシー路線で試合を行い、元祖・ビジュアル系女子プロレスラーとして人気を確立した。 82年、オールパシフィック・チャンピオンに就き、女子プロレスラー初のヌード写真集も発売。84年に王者のまま引退した。その後は芸能活動を再開し舞台やヌードグラビアの仕事をしたが、93年、「お告げを聞いた」と突如、広島市安佐北区に転居。カトリック系の新興宗教(「シャベール共同体」「マリアン・オーソドックス・チャーチ・オブ・広島・ジャパン」「マザー・ジーザス・ファーザー」等様々な名称があったようだ)を興し、教祖となり数十人の信者と山中生活を送った。 96年、信者だった13歳年下の男性と再婚し、翌年、男児を出産した。初婚の離婚時には「プロレスで内臓を痛めているので出産できないから」と涙の会見を行ったが、無事に子供を授かったことはやはりマリア様のおかげだろうか。 その後は宗教からやや離れた位置に立ち、「聖矢」「mimi」「Seiya」などの名前で、広島を中心としたライブ活動を行っているという。 数年前、ステージを観たことがあるという関係者は次のように話す。 「ミミさんは大きな赤いリボンをつけたり派手な衣装でライブしてましたね。ミミさんが作曲から演出まで全てを手がけているそうで、自作のバラードを歌ったり、パートナーの男性やバックダンサーたちと激しい踊りを繰り広げていました。そのバックダンサーの中にはご主人もいるとか(笑)。まあ、とにかくミミさんのカラダは引き締まっていて、よほど気を遣って維持しているんだろうなとは思ってました。体型を見る限りリング復帰にも密かに未練があるんじゃないかと思いましたよ」 実際、05年12月には盟友・ジャガー横田に誘われて一夜限りの復帰を果たしてはいる萩原。マット界関係者によると、「本人はリング復帰に前向き。筋肉が落ちないように毎日ストレッチも欠かさない」とも言われている。 今年53歳になる元祖・アイドルレスラーの復帰話はそれほど価値のあるものに思えないが、いまだにネット上では現役当時の試合中のセクシー苦悶表情が世代を超えて人気だというから、復帰となればそれなりに話題性はあるというものか…。
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スポーツ 2010年02月04日 14時00分
菊池雄星の早過ぎるセカンドキャリア計画
菊池雄星(18=埼玉西武ライオンズ)のプロ野球生活が本格的に始まった。背番号17のユニフォームを着て、必死に練習する姿は『清々しさ』さえ伝わってくる。しかし、そんな高卒ルーキーがすでに『セカンドキャリア』に向け、二足のワラジを履いていたことが分かった。4月から、菊池は大学生になるのである。 「去年の今頃だったかな。甲子園のセンバツ大会の取材で花巻東高を訪ねたとき、菊池クンは『将来の夢は教員』と語っていましたからね」(アマチュア球界に詳しいスポーツライター) 菊池を迎え入れたのは、東北福祉大学・通信教育学部だ。通信制だから、キャンパスのある宮城県仙台市と埼玉県を往復する必要はないが、プロ野球生活との両立、それも1年目からの『学生兼任』を懸念する声は少なくない。 「大学側からまだ教材は届いていませんが、これからは、定期的にレポートを書いていかなければなりません。プロの複雑なサインプレーだって覚えなければならないのに、大丈夫なんですかね!?」(前出・同) 当サイトでも伝えたが、西武にはゲーマーが多い。選手会長・中島、エース・涌井など錚々たるメンバーが中心となっているだけに、新人の菊池は「大学のレポートを書きます」で、そのお誘いを断りきれないだろう。 キャンプ2日目、潮崎哲也投手コーチは「初日の印象が良過ぎたからかな。今日は良くない」と、菊池の投球をバッサリ切り捨てた。初日の夜は何をやっていたか−−。TVメディアの取材攻勢の後、先輩たちにゲームに誘われたという。一般論として、高卒ルーキーは「プロ1年生」という緊張から、初日から飛ばしすぎる傾向にある。有名選手に混じり、「緊張するな」と言う方が無理かもしれない。 プロ野球OBの1人がこう解説する。 「菊池は松坂と比較されることも少なくありませんが、松坂はいい意味で図太い神経の持ち主でした。ルーキーイヤーのキャンプ中、口には出しませんでしたが、『オレは先発ローテーションに入って当たり前』と思っていましたから。対照的に、菊池は素直でマジメすぎるので心配です」 菊池のマジメぶりや純粋さは『弱点』になる。甲子園では勝てばハデなガッツポーズをし、負ければ号泣…。プロの一流投手はどんな窮地でも、マウンドでは絶対に心情を顔に出さない。プロ野球の世界は、図太いくらいでなければ生き残れないのだ。 教員になる夢も叶えようとする菊池のガンバリは応援したい。現役引退後に大学に入り直し、指導者を目指したプロ野球OBはみんな苦労している。その意味では、若いうちに勉強しておいた方が得策だが、今やるべきことは、プロ野球人としての強い自己を確立させることである。
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スポーツ 2010年02月04日 12時30分
ブラウン監督に野村背後霊
広島・野村謙二郎、横浜・尾花高夫、楽天・ブラウン、ロッテ・西村徳文、オリックス・岡田彰布と、12球団中5人の新監督が、それぞれキャンプでチーム改革に取り組んでいる。 この時期の監督は誰もが「優勝」という夢を抱ける至福の季節だが、楽天・ブラウン監督には前監督で名誉監督の野村克也氏という背後霊がついて回るだけに、大変だろう。 1月28日に都内ホテルで行われた、中曽根康弘元首相が発起人の豪華絢爛な「野村克也1500勝パーティー」でも、いまだに楽天監督を解任されたことをブツブツとボヤく始末なのだから。そもそも「名誉監督」に関しても水面下でひと騒動繰り広げられている。監督を解任された恨みから、楽天球団の暴露本を出すという野村氏の口封じのために、用意されたポストが3年契約の名誉監督だ。 「名誉監督に3年間という契約期間があるの? おかしくないかい」。野村氏が永遠のライバル視する、巨人・長嶋茂雄終身名誉監督が首をひねったのも当然だろう。確かに本来、名誉監督に期限が付くのはおかしいからだ。だが、暴露本出版阻止、口止め料となれば、期限付きはむしろ当然か。 常識的に考えれば、好条件の「1年1億円、3年で合計3億円の名誉監督」で一件落着となるところなのに、この後にまたもや一波乱起こったのだ。「随分、柔らかく書き直したんや」と野村氏は周囲に強調したそうだが、結局、楽天暴露本は出版された。楽天・三木谷浩史球団会長の方は「なんで1年1億円という条件が表に出たんだ。誰がしゃべったんだ」と、名誉監督の待遇がリークされたことに怒りを爆発。昨年の末には「どうも楽天・野村名誉監督はご破算になりそうだ」という衝撃的な情報が球界の水面下で駆けめぐった。 最終的には楽天・野村名誉監督はご破算にならなかったのだが、ブラウン監督とすれば、白紙になった方がよかったかもしれない。名誉監督として、背後霊のようにつきまとわれれば、たまらないだろう。「広島でBクラス監督やったブラウンがなんでワシの後任なんや」と、文句をつけていた野村氏のことだけに、シーズンに入り、楽天が負ければ、ここぞとばかりにブラウン降ろしに動くのは、目に見えている。なにしろ自らがもう一度、ユニホームを着たくてしようがないのだから。 「やっぱりブラウンじゃあかん。ワシでなければ」と現場復帰を画策するだろう。野村背後霊の呪いか、楽天の二本柱の1人、田中将大が足首をネンザして久米島キャンプで出遅れ状態。「たいしたことはない。大事を取っているだけ」と首脳陣は言うものの、ピッチング練習を控える異例のスタートになっている。昨年の流行語大賞の一つにもなった「ボヤキ」は、外国人監督のブラウンには通用せず、意味不明だろう。が、2位になりながら楽天監督を解任された野村氏の怨念は軽視できない。 背後霊・野村名誉監督とも戦わなければいけないブラウン監督は前途多難だ。
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スポーツ 2010年02月03日 16時00分
40歳・田口壮がグラウンド内外で繋ぎ役に
イチローよりも、田口!? オリックス経営陣が大きな期待を寄せているのが、田口壮外野手(40)だ。昨季、米カブスを自由契約となったとき、真っ先に獲得表明をしたのが、古巣・オリックスだった。「将来の監督」の含みもあるようだが、経営陣が『プレーヤー・田口』に託したのは“繋ぎ役”である。 「田口は2年間ですが、岡田監督と一緒にプレーしています。まずは岡田監督とオリックスナインのパイプ役として、岡田構想の代弁者になってもらわないと」(関係者談) 実際、田口は入団会見でも(1月23日)、岡田監督の印象を質問され、「ラルーサ監督に似ている」と、その裁量を称賛していた。ラルーサ監督とは、カージナルス時代の恩師でもある。当時の田口は『スーパー・サブ』としてベンチを温める日も多かったが、もっとも監督室を訪ねた選手だった。 「試合展開や選手起用、自身が感じた試合中の疑問などを質問していました。ラルーサ監督は自身の方針、チーム構想を丁寧に説明していました。それが田口の野球知識を深めたと言っていいでしょう」(同) おそらく、田口は岡田監督にも同様に接するはずだ。岡田監督も、「田口は将来の指導者か?」なる単刀直入な質問に、「そういう意味も含めて獲った」と明言しており、その采配に疑問を感じるオリックス選手が出た場合、田口が『代弁者』となってくるだろう。経営陣の期待はそんなところにもあった。 それだけではない。「イチローとの距離」だ。イチローはオフの自主トレをオリックスの本拠地・スカイマークスタジアムで行ってきたが、イチローとツーショットになるのは福岡ソフトバンクホークスの川宗則内野手であり、肝心のオリックス選手は挨拶をする程度で、その距離を縮めようとしない。これでは、自分のところの球場を使われ、他球団(ソフトバンク)の宣伝をしているのと同じである。在阪球団職員の1人もこう言う。 「今オフ、イチローはジャイアンツ球場でも練習を行いましたが、巨人選手は臆することなく近づき、打撃理論を質問する場面も見られました。最初は遠巻きに見るだけでしたが、WBCで一緒だった亀井が橋渡しをして…」 つまり、田口にもイチローとの仲介役を務めてもらいたいというわけだ。オリックスでレギュラーが確約されている外野手は坂口智隆だけ。田口には年齢を感じさせない脚力がある。クリーンアップへの『繋ぎ役』としても、岡田監督をサポートしてもらいたい。
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スポーツ 2010年02月03日 14時30分
「時代」を彩った男と女・あの人は今 体操・塚原直也さん
アテネ五輪体操団体総合・金メダリストの塚原直也といえば、メキシコ・ミュンヘン・モントリオールの3つの五輪体操競技で計5つの金メダルを獲得した光男さんを父に、メキシコ五輪女子の体操日本代表選手であった千恵子さんを母に持つ体操界のサラブレッドとして注目された選手であった。 塚原は体操一家に生まれながらも、体操を本格的に始めたのは小学5年生と意外にも遅めだった。身近に体操と接しながらも、実は両親からはプレッシャーを受けずに成長。体操を始めたのは無理強いではなく、自らの意思だったという。コーチも両親ではなかった。実力どおりに頭角を表し高校2年生からインターハイで2連覇を達成。1999年の世界選手権では銀メダルを獲得。オリンピックにもアトランタ大会からアテネ大会まで3度続けて出場し、アテネでは団体総合で悲願の金メダルを手にした。日本の五輪史上初の親子金メダリストとなった。紫綬褒章も受章した。 しかし08年NHK杯では8位入賞するも、北京五輪の代表には選出されなかった。以後は、現役選手として体操を続ける一方で、父が校長を務める「塚原体操センター」で後進の指導にも当たっている。体操関係者によると「塚原は自ら『選手よりコーチ向き』と自称するだけあって、選手育成にはかなり向いていると思いますよ。今後、金メダリストを輩出することが夢でもあると思います。それに、32歳という適齢期ですから、今後、自分自身の子供も体操をする日が近い将来やってくるかもしれない。少し気が早いかもしれませんが、親子三代で金メダリストなんていったら後にも先にも出ないでしょう。是非、その日を待ちたいですね」と希望いっぱいのコメントが返ってくる。 そんな塚原は結婚に関しては「相手が見つかれば」とコメントしている。なんせ、今も体脂肪率1%の研ぎ澄まされたカラダを維持しているだけに寄ってくる女性は数知れずと思うのだが…。 「実は塚原はこれまで一度も栄養士などをつけたことがなく、全て自分自身で完璧に体調管理をしています。体脂肪率1%を維持するというのはどれほどに自分を律しているか想像できますか? 妻がいなくても全て完璧にこなせるから全然大丈夫なんですよね。とはいえ、そんな塚原をメロメロにさせてしまうような女性と早く結婚してジュニアを待ち望みたいです」(前出・関係者) 親子3代金メダリストの夢実現のためにも、そろそろ“体脂肪率1%”は気を緩めてもらいたいところでもあるが。
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スポーツ 2010年02月02日 14時30分
「時代」を彩った男と女・あの人は今 ラグビー元木由記雄さん
日本を代表するラガーマン・元木由記雄。“ミスターラグビー”の異名を持ち、日本最多のキャップ歴を誇る鉄人だ。高校時代から花園でサイン攻めにあうような逸材で19歳にして日本代表入り。明治大学から神戸製鋼へ入社し、38歳の現在も日本ラグビーリーグのトップリーグチーム・神戸製鋼コベルコスティラーズで活躍している。 元木といえば、そのタイソン似の強面ぶりと相手の骨が軋むほどのタックル、徹底したラグビー最優先主義で、誰もが強靭な心身を持つ“鉄人”を疑うことはなかった。しかし、そんな元木が平成12年、突然“パニック障害”に襲われたのである。心臓が破裂しそうにバクバクと鼓動を打ち鳴らし、後頭部をわしづかみにされるような激しい頭痛が襲い、息苦しく目の前が真っ白になり、あまりの痛みと苦しさに死の恐怖に襲われる…。 そんな状況にさすがの鉄人も死を覚悟しなければならない苦しさにおびえたという。当時を知る知人は「アノ頃の元木さんはまともに食事も摂れず、2か月で体重が7キロ近くも減ったんです。激しい発作は10分くらいなので、救急車で病院に行っても着くころには発作は終わっていて診断がつかず、それが症状を悪化させました。でも、信頼できる精神科医に出会い、それがパニック障害だと分かり、適切な治療をしてもらってからは次第に発作の間隔も開き、二年後にはほぼ症状がなくなりました」と話す。 元木はこのパニック障害について著書でも告白しているが、突然襲われたこの地獄のような苦しみを克服することで得たものも多々あったという。病を機に一番変わったことはリラックスする時間をつくれるようになったことだという。パニック障害を経験するまでの元木は飲み会などを徹底的に嫌い、時間さえあればトレーニングという常に張り詰めたプロ意識に覆われていた。その元木の真面目過ぎる日常がパニック障害のきっかけとも考えられ、以後は自分から率先して練習後の一杯などの声掛けをするようになった。家族や先輩、チームメイトら周囲への感謝も忘れない。 まったく抜け目のなかった“ミスターラグビー”が、病気をきっかけに人間味も備え、別の意味で名実共に“ミスターパーフェクト”になった。病気克服後も平成15年、トップリーグの初代MVPに輝いたこともその証明のひとつだ。病前より心身のバランスを良くした元木、ラグビー界でやることはまだまだ残されているようだ。
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スポーツ 2010年02月02日 13時00分
大本命・巨人の死角
リーグ4連覇、2年連続日本一を目指し、宮崎キャンプを行っている巨人に対し、評論家諸氏の大半が「死角なし、不動の大本命」に推している。が、「不動」でなく「浮動」、「死角あり」だ。 昨年日本人投手でただ1人二ケタ勝利をあげた左腕・高橋尚がFAでメジャー挑戦、その穴は意外に大きいのが死角の一つだ。そのために、右の越智と12球団最強のセットアッパー・コンビを組んでいた左腕・山口を先発に転向させた。さらに、日本ハムからFAした左腕・藤井、前インディアンス・小林雅を獲得している。高橋尚が抜けたマイナス分、山口の先発転向をカバーする十分な手当をしたつもりだろうが、不安だらけだ。 山口と越智の最強セットアッパー・コンビがいたから、投げてみないとわからない、出たとこ勝負の抑えのクルーンのシリぬぐいが出来た。が、今年は巨人ファンのハラハラドキドキ度はエスカレートして体に悪いだろう。豊田(前西武)、マイケル中村(前日本ハム)、小林雅(元ロッテ)と、元セーブ王トリオがいるものの、ピークを過ぎており、「昔の名前で出ています」という現実は否定できない。 日本ハムからFAした藤井も、グラウンド外のトラブルメーカーとして注目されている。日本ハム関係者がこう言い切る。「北の大地の野獣を大都会の東京に野放しにしたようなもの。札幌の女子アナ、女性キャスターが全員万歳している」と。 女子アナ、女性キャスターと見ると、手当たり次第にアタック。ストーカーまがいの行為に対し、札幌中から大ブーイングが起きていたというのだ。日本ハムがFA宣言した藤井を引き留めなかったのも、そういったグラウンド外の危ない行動にへきえきしたからだという。 「ハッキリ言って、中田を遊びに連れ回す藤井を追放したかったから、FA宣言してくれたのは、渡りに船だった。3年目の中田を一人前にするのが、今年の日本ハムの大テーマの一つですからね」。日本ハムのOBがこう具体的に解説。続けてこう予告する。 「ヤクルト時代も女好きだけでなく、Tシャツ一枚でサッカーのW杯を観戦して風邪を引いたりするなど、藤井の奇人、変人ぶりは有名でしたからね。ヤクルト、日本ハムはマスコミの注目度が高くないから、それほど大騒ぎされなかったが、巨人はそうはいかない。週刊誌の格好の標的になるのでは」。 もう一つは、横浜監督になった尾花前総合投手コーチの抜けた穴だ。投手陣を完全に仕切っていただけに、後任の斎藤コーチでカバーできるかどうか、疑問符が付く。こう見てくると、巨人に死角なしどころか、死角だらけの現実に納得できるだろう。しかも、第一次政権1年目に鹿取ヘッドコーチ兼投手コーチの手腕で日本一になったのに、それを忘れ、大監督になったと慢心、独裁化した原監督は2年目に自滅、解任されている。昨年、WBC世界一監督、7年ぶりの日本一監督の栄冠で、前回の二の舞の恐れもある。
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スポーツ 2010年02月02日 10時45分
貴乃花親方が理事になっても“相撲界の未来”は暗い
日本相撲協会理事選が行われ、貴乃花親方が逆風のなか理事に当選した。暴行事件、大麻事件、そして横綱朝青龍の問題と、課題をあげればきりがない相撲界にとって、久しぶりに“夢のある話題”といっていいだろう。貴乃花親方には今年の大河ドラマの主人公である坂本龍馬のように“相撲界の洗濯”が期待されるが状況は厳しいという。 スポーツ紙記者は「理事になったといっても、周りは今回の騒動で敵ばかりです。人格者との評判が高く理事長に就任した武蔵川親方でさえ貴乃花親方の出馬には不快感を示していましたからね」と話す。ただ今の貴乃花親方には世間の後押しがある。期待できるのでは? 「そもそも世間の声に耳を傾けるような体質なら、今のような不祥事の連続にはなっていないでしょうね」と笑った。 直近の課題としては横綱朝青龍の暴行事件問題がある。前出のスポーツ紙記者は「今までは理事選のことで、親方衆も頭がいっぱいで、朝青龍の問題なんて考えている暇はなかったのが正直なところでしょう。ここで世間が納得する説明がされないと貴乃花親方が入っても何も変化がなかったと思われるでしょう。ただ朝青龍は人気が高いのも事実。アンチも含め朝青龍に期待している方も多いです。非常に難しい判断が求められるようになりますね」と解説する。 また貴乃花親方自身の問題も今後クローズアップされることになると話すのはフリーのスポーツライター。「写真週刊誌で暴力団と同席している写真が掲載されました。出る杭は打たれるのが世の常ですからね。今後は身内から様々なリークがでるでしょう。もし、貴乃花親方のイメージが決定的に落ちるようなスキャンダルが飛び出した場合、これが相撲界の最後なのかもしれませんね」と語った。 平成の大横綱であった貴乃花親方は、新しい風を相撲界に吹かすことができるのか、期待を込めて見守っていきたい。
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スポーツ 2010年02月01日 14時30分
アドバイザリー契約に秘められた松井の思い「カネよりも愛着のあるバットを」
エンゼルス・松井秀喜外野手(35)がスポーツメーカー『ミズノ』とアドバイザリー契約を更新したのは、1月23日。会見では「4年契約? 最低でもあと4年は辞められませんね」とオドケていたが、松井の義理堅さを再認識した関係者は少なくないようだ。 松井の義理堅さとは−−。過去、こんな事件が起きていた。松井がメジャー挑戦を表明し、ヤンキースと契約した直後だった(02年オフ)。ミズノのライバル社『N』が「アポなし」でニューヨークにやって来た。松井と対峙するなり、「ミズノとの契約を破棄し、ウチとお付き合いして下さい!」と切り出した。 驚く松井に、『N』は10億円の小切手を突き付けた。 「松井にとっては、まさにアポなしの直撃交渉だったかもしれません。でも、松井と一緒にニューヨーク入りしたミズノ社の担当者は『N』が来ていることを知っていました。当時、『N』が松井の強奪を画策しているという情報も飛び交っていたんです」(別スポーツメーカー職員) 松井強奪、それも新規のアドバイザリー契約料とは別に、10億円の小切手も…。ミズノの担当者は、本社に“SOSの国際電話”を日本に入れたが、こう切り返されたそうだ。 「ウチはこれ以上出せない。それで松井サンが『N』に乗り換えるというのなら…」 しかし、松井は毅然とした態度を取った。10億円の小切手を一瞥しただけで、「ミズノさんにお世話になっています。ミズノさんにも失礼ですから、お引き取り下さい」と返した。『N』は「だったら、(手首の)サポーターだけでも。右手と左手で1億円ずつ」と迫ったが、松井は聞く耳を持たなかった。 松井とミズノはプロ入り以来、『コンマ1ミリ』の太さ、重量を巡って、二人三脚で究極のバットを追及してきた。おカネよりも、そんな信頼関係を選んだ言動に、ミズノ担当者は号泣して喜んだという。 プロ野球OBの1人が一般論と前置きし、こう解説する。 「ミズノはピート・ローズの4000本安打の記録達成のバットも製作しています。セ、パ両リーグの三冠王のバットも作り、イチローもお世話になっています。バレンタイン監督も現役時代、ミズノ社の野球用品を愛用した1人でした。そのきめ細かさ、品質は一級品です。日本の野球用品はどのメーカーも精巧にできているんですが、メジャーリーグでは愛用者が多い方ではありません」 今さらではあるが、ミズノのバットと言えば、名人・久保田五十一氏、名和民夫クラフトディレクターなどによる『匠の職人芸』でも有名だ。松井も『バットへのこだわり』とともに成長した1人である。おカネでは買えない信頼関係。やはり、松井には本塁打のタイトルを獲ってほしい。
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スポーツ 2010年02月01日 12時30分
ダルビッシュ、メジャー挑戦か!?
一部で「日本ハム・ダルビッシュが、今オフにもポスティングでメジャー入り」情報が流れている。これまで父親のファルサ氏が将来のメジャー入りを口にしたことはあるが、本人は事あるごとに「メジャーへ行くことは絶対にない。それなら野球をやめる」と断言している。それなのに、なぜメジャー入り情報が出てくるのか。ダルビッシュを取り巻く状況が大きく変わってきているからだ。 昨シーズン、3年連続15勝以上、防御率1点台の成績をあげたダルビッシュの年俸は6000万円上がって3億3000万に跳ね上がっている。「健全経営をモットーにする日本ハムが払える上限だろう。FAで巨人入りした小笠原を引き留めなかったのも、年俸が高くなりすぎるからで、その点、日本ハムの方針はハッキリしていてブレがない。ポスティングでダルビッシュを一番高く売れる今がチャンスだと割り切って、メジャーへ送り出すのではいないか」。球界関係者は、日本ハム側の台所事情を明かす。 確かに、今が旬のダルビッシュを売れば、日本のエース・松坂大輔獲得のためにレッドソックスが西武に払った60億円の落札金を上回る可能性は大だろう。球団内部には「本拠地を札幌に移転した後に入団した、札幌の顔のダルビッシュがいなくなったら、球団身売りの危機に陥る。何があってもダルビッシュだけは手放せない」という強い反対論もあるが、大勢は容認論だという。「父親が最終的にメジャー行きを強く勧めているし、FAで行かれれば、球団には何のメリットもないのだから」とのシビアな現実的な計算からだ。 球団側がいくら認めても従来のようにダルビッシュにその気がなければ、話は進まないが、本人にも心境の変化が見られるという。ダルビッシュがメジャーに嫌悪感を示していた理由を日本ハム関係者がこう打ち明ける。「ダルビッシュは神経質で環境が少しでも変わると、全く力を出せない。だからこれまでメジャー行きを否定してきたのだろう」と。だから千葉マリンなどのアウトドアの球場が苦手だったというのだ。が、昨年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で著しく変ぼうを遂げている。 ドーム球場でなくとも問題なし。一番プレッシャーのかかる準決勝、決勝では抑えの体験までしてさらなる勝負度胸もついている。最高レベルのメジャーリーガーとの直接対決で自信もついただろうし、次元の高い勝負の醍醐味を知っただろう。昨年の日本シリーズ右手人差し指を疲労骨折していながら勝利投手。その後遺症が不安視されたが、宮崎の自主トレでピッチング練習して完全復活をアピールしたように、環境に大きく左右されるようなやわな選手ではなく、タフなタイプにひょう変しているのだ。それだけに、メジャーリーグに嫌悪感を抱く理由がなくなっている。 自らの右腕で今季、リーグ連覇、4年ぶりの日本一を達成すれば、日本球界を卒業してメジャー挑戦。ファンが夢見る、マリナーズ・イチロー、エンゼルス・松井との一騎打ちが見られるかもしれない。
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