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40歳・田口壮がグラウンド内外で繋ぎ役に

 イチローよりも、田口!? オリックス経営陣が大きな期待を寄せているのが、田口壮外野手(40)だ。昨季、米カブスを自由契約となったとき、真っ先に獲得表明をしたのが、古巣・オリックスだった。「将来の監督」の含みもあるようだが、経営陣が『プレーヤー・田口』に託したのは“繋ぎ役”である。

 「田口は2年間ですが、岡田監督と一緒にプレーしています。まずは岡田監督とオリックスナインのパイプ役として、岡田構想の代弁者になってもらわないと」(関係者談)
 実際、田口は入団会見でも(1月23日)、岡田監督の印象を質問され、「ラルーサ監督に似ている」と、その裁量を称賛していた。ラルーサ監督とは、カージナルス時代の恩師でもある。当時の田口は『スーパー・サブ』としてベンチを温める日も多かったが、もっとも監督室を訪ねた選手だった。
 「試合展開や選手起用、自身が感じた試合中の疑問などを質問していました。ラルーサ監督は自身の方針、チーム構想を丁寧に説明していました。それが田口の野球知識を深めたと言っていいでしょう」(同)

 おそらく、田口は岡田監督にも同様に接するはずだ。岡田監督も、「田口は将来の指導者か?」なる単刀直入な質問に、「そういう意味も含めて獲った」と明言しており、その采配に疑問を感じるオリックス選手が出た場合、田口が『代弁者』となってくるだろう。経営陣の期待はそんなところにもあった。
 それだけではない。「イチローとの距離」だ。イチローはオフの自主トレをオリックスの本拠地・スカイマークスタジアムで行ってきたが、イチローとツーショットになるのは福岡ソフトバンクホークスの川宗則内野手であり、肝心のオリックス選手は挨拶をする程度で、その距離を縮めようとしない。これでは、自分のところの球場を使われ、他球団(ソフトバンク)の宣伝をしているのと同じである。在阪球団職員の1人もこう言う。
 「今オフ、イチローはジャイアンツ球場でも練習を行いましたが、巨人選手は臆することなく近づき、打撃理論を質問する場面も見られました。最初は遠巻きに見るだけでしたが、WBCで一緒だった亀井が橋渡しをして…」
 つまり、田口にもイチローとの仲介役を務めてもらいたいというわけだ。オリックスでレギュラーが確約されている外野手は坂口智隆だけ。田口には年齢を感じさせない脚力がある。クリーンアップへの『繋ぎ役』としても、岡田監督をサポートしてもらいたい。

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