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「時代」を彩った男と女・あの人は今 体操・塚原直也さん

 アテネ五輪体操団体総合・金メダリストの塚原直也といえば、メキシコ・ミュンヘン・モントリオールの3つの五輪体操競技で計5つの金メダルを獲得した光男さんを父に、メキシコ五輪女子の体操日本代表選手であった千恵子さんを母に持つ体操界のサラブレッドとして注目された選手であった。

 塚原は体操一家に生まれながらも、体操を本格的に始めたのは小学5年生と意外にも遅めだった。身近に体操と接しながらも、実は両親からはプレッシャーを受けずに成長。体操を始めたのは無理強いではなく、自らの意思だったという。コーチも両親ではなかった。実力どおりに頭角を表し高校2年生からインターハイで2連覇を達成。1999年の世界選手権では銀メダルを獲得。オリンピックにもアトランタ大会からアテネ大会まで3度続けて出場し、アテネでは団体総合で悲願の金メダルを手にした。日本の五輪史上初の親子金メダリストとなった。紫綬褒章も受章した。
 しかし08年NHK杯では8位入賞するも、北京五輪の代表には選出されなかった。以後は、現役選手として体操を続ける一方で、父が校長を務める「塚原体操センター」で後進の指導にも当たっている。体操関係者によると「塚原は自ら『選手よりコーチ向き』と自称するだけあって、選手育成にはかなり向いていると思いますよ。今後、金メダリストを輩出することが夢でもあると思います。それに、32歳という適齢期ですから、今後、自分自身の子供も体操をする日が近い将来やってくるかもしれない。少し気が早いかもしれませんが、親子三代で金メダリストなんていったら後にも先にも出ないでしょう。是非、その日を待ちたいですね」と希望いっぱいのコメントが返ってくる。

 そんな塚原は結婚に関しては「相手が見つかれば」とコメントしている。なんせ、今も体脂肪率1%の研ぎ澄まされたカラダを維持しているだけに寄ってくる女性は数知れずと思うのだが…。
 「実は塚原はこれまで一度も栄養士などをつけたことがなく、全て自分自身で完璧に体調管理をしています。体脂肪率1%を維持するというのはどれほどに自分を律しているか想像できますか? 妻がいなくても全て完璧にこなせるから全然大丈夫なんですよね。とはいえ、そんな塚原をメロメロにさせてしまうような女性と早く結婚してジュニアを待ち望みたいです」(前出・関係者)
 親子3代金メダリストの夢実現のためにも、そろそろ“体脂肪率1%”は気を緩めてもらいたいところでもあるが。

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