スポーツ
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スポーツ 2022年12月03日 11時00分
大相撲、正代陥落で125年ぶり異例事態発生!“急造大関”誕生の可能性アリ? 有力候補は豊昇龍か
11月13~27日にかけて行われた大相撲11月場所。カド番大関・正代の不振は多くのファンのため息を誘った。 正代は先場所2日目から9連敗と序盤から黒星を重ね負け越し・カド番となったが、今場所も8日目終了時点で「4勝4敗」と前半から取りこぼしが頻発。後半もほとんど復調を果たせないまま、13日目の小結・玉鷲戦で8敗目を喫し負け越し・関脇転落が決定。最終成績は「6勝9敗」だった。 >>大相撲、阿炎優勝の裏で誤審発生? 舞の海氏ら解説陣も疑問、阿武咲戦での物言いナシが物議「取り直しが妥当だろ」の声も<< 大関から陥落した力士は陥落後初の場所で2ケタ勝利クリアなら1場所で大関に戻れるという特例があり、正代も来年1月場所で10勝以上を上げれば再昇進は可能。ただ、直近6場所で2ケタクリアはわずか1回であることなどから特例復帰は無理という見方が大半で、13日目の取組後には相撲協会・八角理事長も「(今場所)8勝できないのに来場所10勝は…」と否定的な見解を示したことが伝えられている。 11月場所は正代が関脇に転落する傍らで、10勝クリアで特例復帰をめざしていた元大関・御嶽海が「6勝9敗」で再昇進に失敗している。これにより幕内最上位は来年1月場所から1横綱(照ノ富士)・1大関(貴景勝)となるが、これは明治時代の1898年1月場所(横綱・小錦、大関・鳳凰)以来実に125年ぶりの陣容だ。 前回の1横綱1大関体制は、場所後に関脇・朝汐が大関に昇進したため1場所で終了している。一方、今回は9月場所11勝で大関とりの起点を作った関脇・若隆景が11月場所8勝とチャンスを活かせなかったこともあり、正代の再昇進がなければ長引きそうな様相を呈している。 角界では古くから三役(大関・関脇・小結)は東西に最低1名ずつ置くことが番付上の決まりとされているため、協会側は照ノ富士を大関の地位を兼任する、いわゆる「横綱大関」として扱うことで番付上の大関不在をカバーするものとみられている。ただ、照ノ富士は両膝手術により11月場所欠場、来年1月場所の出場可否も不透明とコンディションに大きな不安を抱えており、次の大関が誕生する前に現役を退く展開も決してゼロではない。 もし照ノ富士に万が一があり貴景勝1人となる、もしくは照ノ富士は無事でも貴景勝が関脇転落を喫するなど大関が横綱大関込みでも1人以下になった場合は、関脇以下から力士を昇進させて穴埋めしなければならないとされている。三役で直近3場所33勝以上という昇進目安を度外視しての新大関誕生は過去に例がないというが、最悪の場合は協会が歴史的決断を下す可能性も考えられる。 前例のない事態に陥る前に、昇進ノルマを甘くしてでも新大関を誕生させるという現実的な策もとることは可能だろうが、いずれにせよ有望な役力士の台頭は急務。八角理事長は13日目取組後取材の中で「すぐにできることではないけど、親方衆が頑張らないと、いい力士は育たない」と親方衆にもハッパをかけた上で、「豊昇龍に(その気概を)持ってほしい」と関脇・豊昇龍に期待を寄せたというが、窮地を救う力士が一刻も早く現れることを期待したいところだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年12月02日 20時35分
西武・平良、先発転向延期に不満も「テスト失敗したし無理」厳しい声 最優秀中継ぎへの大成もファン心理に影響か
2018年のプロ入りから西武でプレーし、今季までに「203登板・7勝8敗94ホールド31セーブ・防御率1.66」といった通算成績を残しているプロ5年目・23歳の平良海馬。2日に伝えられた契約更改交渉後コメントがネット上で物議を醸している。 報道によると、平良はこの日球団との更改交渉に臨み、7000万円増の年俸1億7000万円(推定)を提示されたが保留。終了後に行った会見では金額面には全く不満はないとした上で「僕は2019年から先発を希望していたけど、(球団は)2023年も中継ぎをしたら2024年から(先発)ということで。さすがに4年目というのは個人的にはありえません、と。挑戦すらできないのは僕は納得できない」と、先発転向希望を球団が受け入れてくれないことが理由と説明したという。 >>西武・隅田、優勝逃した戦犯は自分?「10連敗なかったら優勝」発言に驚きの声 球団首脳はイニング数を評価<< 平良は一軍に台頭した2019年から現在まではリリーフとして運用されている右腕。今季は「61登板・1勝3敗34ホールド9セーブ・防御率1.56」といった数字をマークし、同僚・水上由伸と共に最優秀中継ぎ投手のタイトルを獲得するなどセットアッパーとしてチームに大きく貢献している。 平良の交渉後コメントを受け、ネット上には「3年も希望を聞き入れてもらえてないのは可哀想」と同情の声が寄せられたが、中には「2年前に先発テスト失敗したし無理だろ」、「個人的には先発いかないでほしい、辻(発彦・前)監督に不合格出された過去もあるんだし」、「気持ちは分かるがもう手遅れだろ、セットアッパーとしての存在が大きくなり過ぎた」といった厳しい指摘も見られた。 「平良は2020年シーズンからの先発転向をめざし同年2月の春季キャンプに臨むも、同月27日の練習試合・ソフトバンク戦で『3回5失点・被安打6』と結果を残せなかったことで、辻監督から『(先発は)終わり。(起用は)後ろ』、『変化球でストライクを取れないと先発は難しい』と挑戦を打ち切られた過去があります。ファンの間からは2年前に一度失敗している先発転向をもう一度志すよりも、絶対的セットアッパーとして今後も君臨し続けてほしいと願う声は少なからず上がっています。球団も先発・平良が加わるメリット、セットアッパー・平良を失うデメリットを比較した場合、後者の方が大きいと考え難色を示し続けているのでは」(野球ライター) 今後は越年も辞さない覚悟で球団との交渉に臨む覚悟だという平良。現実的には2020年と同じく、開幕前の時期に先発転向を模索するというのが落としどころになるとみられるが、どのような展開になるかは要注目だ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年12月02日 18時30分
W杯スペイン戦、影のMVPは吉田麻也? コスタリカ戦から評価一変、敗退危機阻止した守備に大絶賛
2日に行われ、日本が「2-1」で勝利したW杯グループステージE組第3戦・スペイン戦。先発フル出場した日本代表DF・吉田麻也のプレーがネット上で話題となっている。 注目が集まったのは、「2-1」と日本1点リードで迎えた後半44分でのこと。日本はスペインから猛攻を受けながらも集中した守備で耐えていたが、スペインFWのマルコ・アセンシオから一瞬の隙を突かれ強烈なミドルを打たれる。日本GK・権田修一は手前でバウンドする難しい軌道のシュートを何とか弾くも、こぼれ球がペナルティーエリア内にいたスペインFWのフェラン・トーレスの前で大きく跳ねた。 ボールを見たトーレスは猛然と走り込みながらジャンピングボレーをたたき込もうとしたが、同時にボールに突っ込んでいた吉田がわずかに早く左足つま先でボールを大きくクリア。この後日本はセカンドボールを拾ったスペインに再び攻められると、PA内に侵入したFWのダニ・オルモにシュートを打たれたが、権田が今度はしっかりキャッチしピンチをしのいだ。 >>W杯日本戦、三笘が足首故障していた? 久保の暴露に驚き「完治してないのか」、森保監督の起用法にも悪影響か<< 間一髪で決定機を阻止した吉田のプレーに、ネット上には「吉田! よくぞクリアしてくれた!」、「吉田の決死のプレーに震えた、あれが無ければ間違いなく同点、グループ敗退だった」、「堂安(律)、田中(碧)の得点が注目されてるけど、1番のMVPは吉田のこぼれ球対応だったと思う」といった称賛の声が相次いだ。 また、中には「コスタリカ戦とは大違いの素晴らしいキックだ」、「前節のやらかしを今節見事に取り返したな」、「コスタリカ戦で叩かれた反省が活きてて本当によかった」と、グループ第2節・コスタリカ戦を引き合いに出し賛辞を贈るファンも。吉田はコスタリカ戦の後半36分、味方へのパスのつもりで蹴り出したボールを相手に奪われ決勝点を決められる致命的なミスを犯しバッシングを浴びているが、今回のクリアで名誉挽回に成功したようだ。 試合後のインタビューでは目を赤らめながら「言葉になりません。これだから代表はやめられないですね。最高でした」と喜びをあらわにした吉田。戦犯から英雄になった代表キャプテンは次戦の12月6日・クロアチア戦でも頼りになりそうだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年12月02日 14時15分
W杯日本戦、三笘が足首故障していた? 久保の暴露に驚き「完治してないのか」、森保監督の起用法にも悪影響か
2日に行われ、日本が「2-1」で勝利したW杯グループステージE組第3戦・スペイン戦。日本代表・三笘薫にまつわる久保建英の試合後コメントがネット上で話題となっている。 勝てば自力でのグループ突破となる日本は前半「0-1」と1点ビハインドだったが、後半開始から投入された堂安律が3分、ペナルティーエリア外から強烈なミドルをたたき込み同点。さらに、その3分後にはこちらも後半から出場の三笘がゴールラインを割ろうかというボールを左足を伸ばして折り返すと、これを田中碧が押し込み、VARチェックを経て逆転の2点目が認められた。この後はスペインの猛攻を受けるも、集中した守備で1点リードを守り切った。 >>W杯スペイン戦、猛批判浴びた吉田麻也に名誉挽回チャンス? ドイツ戦で見えた攻略の糸口を掴めるか<< 同戦では堂安と交代でベンチに退いていた久保は、試合後インタビューで「交代で入った堂安選手が一発で決めてくれて」と堂安の勝負強さを称賛。続けて、「(ゴールラインを)出てたか出てないかは分からないですけど、あそこで三笘選手も体張ってくれて。足首も痛いのに、ああやって最後まで張ってくれて」と、足首痛を抱える中懸命にプレーしてくれたと三笘にも賛辞を贈った。 この久保の試合後コメントを受け、ネット上には「久保くん、さらっと三笘の故障暴露してない?」、「三笘の足首に不安って情報はかなり気がかりなんだけど」、「三笘は10月に右足首痛めてるがまだ完治してないのか」、「だから今大会は後半メインの起用になってるのか?」と、三笘の状態に驚く声が相次いだ。 「三笘は大会前の10月中旬、所属するプレミアリーグ・ブライトンでの試合中に右足首を負傷。本人は同月下旬に『トレーナーに間に合うと言われたので良かった』とW杯出場は問題ないと口にしたことが伝えられ、実際に今大会はグループ全3試合に出場していますが、故障の影響なのか全てが後半からの途中出場となっています。出場した試合では持ち味の突破力で度々チャンスを演出しており、今回のスペイン戦ではフェラン・トーレス、マルコ・アセンシオといった敵アタッカーを封じる守備も光りましたが、久保のコメントを聞くに無理を押している面もあるようですね」(サッカーライター) 勝利でグループE組首位突破が決まった日本は、12月6日の決勝トーナメント1回戦でグループF組2位・前回大会準優勝国のクロアチアと対戦。日本史上初のベスト8入りをかけた一番には当然三笘の力も必要となるが、試合までにコンディションが好転することを願うばかりだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年12月02日 11時00分
阪神・藤浪、メジャー移籍には1か月半かかる? ポスティング申請を遅らせた代理人の策略は
その先にあるものは――。阪神・藤浪晋太郎がポスティングシステムによる移籍交渉の手続きを申請し、受理された。ここまでは予定通りだろう。藤浪は11月26日に行われた「ファン感謝デー2022」で、12月1日の申請を明かしていた。 「今オフの米FA市場は大物選手も多いので、近年、成績不振だった藤浪との交渉は後の方になります。申請を遅らせたのは、代理人を務めるスコット・ボラス氏の作戦でしょう」(在阪記者) >>阪神・岡田新監督、守護神は日替わり? 来季序盤の戦略は岩崎・新助っ人がキーマンか<< 藤浪はMLB全30球団と交渉できるが、「45日間」という期限がある。少しでも有利な条件を勝ち取るため、ボラス氏は期限ギリギリまで粘るとの見方もされている。 「マイナーリーグでの契約になる可能性もあります。スプリングキャンプ、オープン戦で結果を出すことができたら、メジャーリーグに昇格するような…」 MLB中継の解説も務める日本のプロ野球解説者がそう予想していた。 まさに、藤浪の運命は「代理人の交渉力次第」で変わるわけだ。しかし、そのボラス氏はアメリカ現地で“意味シンなこと”も話していた。 「球が速く、スプリットを持っていることが重要。そういう投手の需要は大きい」 11月9日(現地時間)、ボラス氏はネバダ州ラスベガスで開かれたゼネラルマネジャー会議に参加した。そこで、米国では無名の藤浪について聞かれ、そう答えたそうだ。 ボラス氏はさらに「藤浪は速球とスプリットを持つ投手のカテゴリーに入る。シーズン最後の3、4か月間で大きく向上した」とも訴えたという。だが、その場にいた米メディア陣はボラス氏の説明にこう首を傾げていた。 「真っ直ぐが速くて、スプリットが武器? それって、千賀(滉大)のことではないか…」 藤浪もスプリットを投げるが、どちらかと言えば、ウイニングショットはスライダーだ。 「ボラス氏は日本人投手がMLBで通用するためには、球速とスプリットが必要だとの持論を展開しました。藤浪もスプリットが投げられる、だから、日本での成績は関係ないと言いたかったのでしょう」(米国人ライター) ボラス氏も藤浪の売り込みに必死なのだろう。同時にこんな見方もされていた。 「ボラス氏は松坂大輔投手以降、主だった日本人選手との代理人契約がありません」(前出・同) 日本人選手の契約窓口は、ワッサーマン・メディア・グループが主流だ。ダルビッシュ有、筒香嘉智、鈴木誠也、現在、MLB各球団と交渉中のソフトバンク・千賀も同社の顧客だ。オリックス・山本由伸も同社所属のジョエル・ウルフ氏が代理人を務めることが決まっている。 藤浪が“ボラス持論”通り、MLBで覚醒したら、どうなるのか? 阪神で構想外になりかけていたピッチャーの素質を見抜いた代理人として、ワッサーマン・メディア・グループとは異なるインパクトを米球界に与えるだろう。 「再び、ボラス氏を介して日本球界の情報を集めようとし、メジャースカウトも接近してくるでしょう」(現地関係者) ボラス氏が藤浪の売り込みに熱心なのは、その素質にほれ込んだだけではないようだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2022年12月01日 21時30分
W杯スペイン戦、猛批判浴びた吉田麻也に名誉挽回チャンス? ドイツ戦で見えた攻略の糸口を掴めるか
W杯グループE組第2節までを終え、「1勝1敗・勝ち点3・得失点差0」でグループ2位につける日本。12月2日午前4時、決勝トーナメント進出をかけて「1勝1分・勝ち点4・得失点差7」の首位・スペインと対戦する。 日本は第2節・コスタリカ戦に勝てばグループ突破が決まる可能性があったが、終始攻めあぐねたままワンチャンスを決められ「0-1」で敗戦。「2-1」で逆転勝ちした第1節・ドイツ戦の金星がかすむような敗戦は多くのファンを失望させ、森保一監督をはじめ選手・首脳陣は激しいバッシングも浴びた。 >>W杯日本戦、主将・吉田がミスを責任転嫁?「自分が悪いと思ってないのか」敗戦後インタビューに批判相次ぐ<< 日本は迎える第3節は勝利で突破、敗戦で敗退、引き分けならドイツ対コスタリカ戦の結果次第と最低でも引き分けが求められる状況。ただ、スペインは第1節でコスタリカを「7-0」で粉砕し、第2節・ドイツ戦も「1-1」で引き分けたもののボール支配率は61%と圧倒的な実力を見せていることから、ファンの間では敗戦濃厚という厳しい見方が大半となっている。 ただ、当事者の選手たちは弱気なファンとは対照的に、スペインにも付け入る隙は十分あると強気の姿勢を見せている。これまでの報道では板倉滉が「セットプレーで点を取れたら優位に進むし、チームも助けられる」、「詳しいことは言えないけど狙いはある」とセットプレー、前田大然が「結構GKはプレスをかけられるとおどおどしていたような感じだったので、そこはチャンスかなと思う。前線からどんどん追いかけ回せばチャンスは来ると思う」とハイプレスに攻略の糸口があるとそれぞれ語ったことが伝えられている。 スペインは9月25日の欧州ネーションズリーグ・スイス戦で、セットプレーから2失点を喫し「1-2」で敗戦。今大会でも第2節・ドイツ戦の前半39分、結果的にはオフサイドだったものの、右サイドからのフリーキックに反応したドイツのアントニオ・リュディガーをほぼフリーの状態にしてしまいヘディングシュートをたたき込まれるというシーンがあった。大会前から露呈しているセットプレーの不安を日本も積極的に突いていきたいところだろう。 また、ドイツ戦のスペインは後半10分、ドイツにプレスをかけられたGKのウナイ・シモンがパスミスを犯し、その流れからジョシュア・キミッヒに強烈な枠内シュートを打たれ肝を冷やす場面もあった。ハイプレスはかわされると逆に空いたスペースを利用される危険性もあるが、リスク覚悟の寄せで揺さぶりをかける必要もありそうだ。 森保監督がスペイン戦でどのようなスタメンを組むかにもよるが、セットプレーで一発を狙うなら吉田麻也(身長189センチ)、冨安健洋(187センチ)、板倉(186センチ)ら高身長のDF陣がキーになる。一方、ハイプレスを試みるなら前田、浅野拓磨といった快速FWを中心に、チーム全体で連動して行うことが重要になるだろう。実際、前田も「僕だけ(前に)いっても取れないので、チームとしていければ」と口にしたことが伝えられている。 A代表ではスペインと過去に1回(2001年/国際親善試合)だけ対戦経験があるが、この時は「0-1」で敗れている日本。21年ぶりの再戦で史上初の勝利、そしてグループ突破をつかみ取ることはできるだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年12月01日 18時45分
DeNA・藤田「みんなで切磋琢磨して」 類まれなる求心力と横浜愛で導く頂点
10年ぶりにベイスターズに帰ってきた藤田一也。4月には立て続けにヒーローインタビューに呼ばれ、ファンを大いに沸かせたが「悔しいシーズンだった」と無念さをにじませた。 昨年の12月の入団会見から「優勝するために横浜に戻ってきた」と公言していた男にとって、CSで最後のバッターとなってしまったことも含めて、納得できるシーズンではなかった。しかし「この悔しさを結果でぶつけたい」と心は来シーズンに向いている。 ドラゴンズからトレード移籍が決まった京田陽太について「競争しないとチーム力は上がらないので、京田選手がベイスターズに来てくれるっていうのはとてもプラスだと思う。みんなで切磋琢磨してレギュラー争いをしていけば、今年よりももう一つ上をめざせる」と歓迎。 球団からも期待されている求心力について「今年どうしてもけがから始まったんで、選手たちとうまくコミュニケーションが取れなかったのは苦労したところで、若い選手も声をかけるのがつらかった部分もあったと思う」としながらも「シーズン途中から少しずつ食事に行ける機会も増えてきて、機会が増えてからだんだん話しかけてくれることが多くなってきたので、僕自身もやりやすかったし、なにか一つでもプラスになってくれればいいかなと思って、後半戦はアドバイスしたこともありました」と徐々に溶け込んでいったとコメント。 「このオフはピッチャー、野手関係なしにコミュニケーションを取れたり、食事したりと時間ができたので、僕自身もプラスになった。自分自身もシーズンに入りやすい」と、今シーズンの土台を活かす考えを示した。 暗黒時代の横浜ベイスターズに望んで入団してきた“横浜愛”は、戻ってきてからも「同じです」と言い切り「横浜で優勝するまでは引退したくない」と宣言した。楽天を優勝に導き、若手から絶大な信頼を得ていた藤田一也。2年目の来シーズンこそ、類まれなる求心力で横浜を歓喜の渦に巻き込んでみせる。 取材・文・写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2022年12月01日 18時30分
W杯スペイン戦、森保監督は4バックでスタート? 負けたら終わりの大一番へ送り出す11人は
FIFAワールドカップカタール大会1次リーグ最終戦が日本時間1日28時に始まる日本代表。ここまで1勝1敗の勝ち点3でグループ2位につけている。グループリーグ突破が懸かる日本代表の相手は、無敵艦隊スペインである。 ここで今一度グループリーグ突破条件をおさらいする。日本はスペインに勝てば、文句なしに突破。負けた場合は敗退する。引き分けの場合は、同時刻に行われるコスタリカ対ドイツの結果次第となる。1.ドイツが負けた場合、コスタリカが勝ち点6となり敗退する。2.ドイツが勝った場合、勝ち点4で並ぶが、2点差以上なら得失点差で敗退。1点差なら総得点での争い、総得点も同じなら、直接対決で勝利しているので進出。3.引き分けの場合、コスタリカと並ぶため、大量失点さえしなければ進出。 いずれにせよ、日本はとにかく「得点を決めること」が最重要とされる。ここで最終戦スペインのスタメンを予想してみよう。 初戦、2戦目と森保監督は4−2−3−1で始め、後半は選手交代を行いつつ、3−4−2−1へとシステムチェンジをする戦いをしている。 森保監督はあまり大バクチを打たない。また前日の全体練習を見た限り、今回もスタートは4−2−3−1ではないかと思われる。 GKは1戦目ではマンオブザマッチ、2戦目ではセーブするタイミングがずれ失点してしまった権田だろう。 DFは左から長友、吉田、板倉、そして2戦目をけがで欠場した冨安が復帰。ボランチは「デュエルキング」こと遠藤航を置きたいが、故障を抱えるため守田。今回は期待されながらもトップ下で結果が残せていないが、ブンデスリーガでも本職である鎌田を起用したい。 MFは左に途中起用が成功している「ドリブルキング」三笘、トップ下を幼いころからスペインリーグで活躍している久保、右に「スピード王」伊東。FWは前線からのプレスに定評がある、前田。 大バクチを打たない森保監督としては、鎌田のポジションが悩みどころ。トップ下を任せ、ボランチには田中を起用するかもしれない。 また後半からは戦況や選手の疲労具合を見て、ボランチにスペインで活躍する柴崎や、ドイツ戦でゴールを決めた堂安、浅野を投入するのでは。 他会場の状況を見て戦術を変えるなど、今の日本代表の実力ではできないので前半から積極的にアタックしてほしい。点を取られても「点を取りに行く」ことをしなければ、グループリーグ突破の道は開けない。 スペイン代表は負けた場合、突破できない可能性もあるため「手を抜く」ということもない。ワールドカップの組み合わせが決まり、厳しいグループに入ったとメディアやサポーターに言われた時、選手たちは「これで本気のスペインやドイツと戦うことができる!」と言っていた。まさに今回が「絶対に負けられない戦い」であり、今の日本サッカーの実力が試される時でもある。 2大会続けてのグループリーグ突破。初のベスト8以上をめざし、頑張れ!日本!文/みうらけん
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スポーツ 2022年12月01日 15時30分
W杯アルゼンチン戦、メッシが敵主将に怒り? 謝罪無視後に態度一変、試合終了間際の光景に驚きの声
12月1日に行われたW杯グループC組第3節・アルゼンチン対ポーランド戦。アルゼンチン主将のリオネル・メッシが試合終了後に見せた様子がネット上で話題となっている。 勝てば自力でのグループ突破が決まるアルゼンチンは前半はスコアレスで終えたものの、後半開始早々の1分に右サイドからの折り返しを受けたアレクシス・マック・アリスターのダイレクトシュートが決まり先制。後半22分にはペナルティーエリア内でパスを受けたフリアン・アルバレスがゴール右上に突き刺さる追加点を上げ「2-0」で勝利した。 試合終了後、中継では両国選手がピッチ上で健闘をたたえ合う様子が映ったが、その中でメッシはポーランド主将のロベルト・レヴァンドフスキと肩を抱き合う。さらに、お互いに顔を近づけ耳打ちをし合うなど何らかの会話も交わしていた。 >>W杯日本戦、主将・吉田がミスを責任転嫁?「自分が悪いと思ってないのか」敗戦後インタビューに批判相次ぐ<< メッシとレヴァンドフスキは在籍が重複した期間はないものの、お互いにスペインの名門・バルセロナに所属した(メッシは2004-2021,レヴァンドフスキは2022-)という共通点がある。このこともあり、ネット上には「バルサの新旧エース同士の抱擁はアツい」と興奮する声が寄せられた。 一方、中には「試合後のメッシ、数分前と態度が別人過ぎるだろ」、「試合では無視、試合後はヒソヒソ話って温度差凄いな」、「さっきは謝罪スルーしてごめんって詫びを入れた可能性もあるのでは?」といった驚きの反応を見せるファンも。同戦のメッシは試合終了間際の後半アディショナルタイム4分、マークについたレヴァンドフスキと競り合いファールを獲得。この直後、レヴァンドフスキはメッシに左手を差し出し謝罪の意を示すも、メッシは視線も合わせず無視した様子が中継カメラに抜かれている。そこからわずか数分後に態度が一変したことが印象的だったというファンも少なくなかったようだ。 同戦勝利でグループC組を首位で突破したアルゼンチンは、12月4日の決勝トーナメント1回戦でD組2位・オーストラリアと激突。敗れたポーランドもB組2位で16強に進出しており、12月5日にD組1位・フランスと対戦予定となっている。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年12月01日 11時00分
ヤクルト・高津監督、新守護神に石山を指名? マクガフ退団で新助っ人補強も検討か
予想外だった。しかし同時に、高津臣吾監督、一部選手の“不可解な発言”が一本の線に繋がった。セ・リーグ覇者の東京ヤクルトは「投手の継投策」をゼロから作り直さなければならない。 「保留選手名簿にクローザーのマクガフの名前がなかったんです」(スポーツ紙記者) >>ヤクルト・村上、思わぬ本音が映りこんだ? 試合終了直後の映像が話題、マクガフのミスに戦慄か<< 保留選手名簿とは、来季も契約する方向でいる選手名を記したもの。11月30日がNPBへの提出期限となっており(公表は12月2日)、「マクガフの名前がないこと」を聞きつけた一部メディアがヤクルト球団に確認。球団側は 「本人の希望で、メジャーリーグに再挑戦することになりました。年齢的にもラストチャンス、本人の希望を後押ししようという結論に至りました」 と、打ち明けたのである。 対応した球団幹部の“淡々とした口調”から、それなりの時間を掛けて話し合ったことが窺えた。 「オスナを始め、多くのヤクルトナインが応援のコメントを出しています」(前出・同) “予定事項”、高津監督はもちろんだが、複数の選手が相談を受けていたのだろう。 もっとも、10月30日に日本シリーズを終えた時、マクガフは「悔しい」のコメントを連呼していた。同31日に帰国する際も、「来年こそ日本一になれるように頑張ります」とのコメントを出している。 この2日間のコメントで、「マクガフ=残留」と各メディアは決めつけてしまったわけだ。 「日本シリーズを振り返ると、マクガフがキーマンになっていました。ヤクルトの勝利で始まった日本シリーズの流れが完全に変わったのは、第5戦。1点リードで迎えた9回裏、マクガフが救援に失敗し、逆転負けを喫しました。この悔しさを来季にぶつけてくると思ったんですが」(スポーツ紙記者) だが、11月24日のことだ。マクガフ加入前、クローザーを務めていた石山泰稚が契約更改に臨み、その会見で“守護神奪回”も宣言した。この時点では来季に懸ける意気込みと解釈されたが、高津監督は一度決めたらテコでも動かない人である。先の日本シリーズでの救援失敗後もマクガフへの信頼を語り、よほどのことがない限り、選手の配置転換はしないタイプだ。 今さらではあるが、石山はクローザーの座が「空席」になることを知っていたのかもしれない。 「クローザーが務まりそうな新外国人投手を探す予定。その新外国人投手の実際の投球を見て、高津監督が石山で行くのかどうかを判断するのでしょう。田口麗斗を推す声も聞かれました」(前出・プロ野球解説者) 秋季キャンプ最終日(11月20日)、高津監督はその総括コメントを求められ、「これじゃダメだなと思ったことが収穫」と、厳しく言い放った。 若手中心ではあったが、2回の練習試合を組むなど優勝チームとは思えないタイトスケジュールだった。普通は奮闘した選手たちを褒めるものだが…。 過去、ヤクルトで「シーズン30セーブ」を2度以上記録したリリーバーは、マクガフを含め、4人しかいない。高津監督の厳しいコメントの裏には「守護神不在」の不安もあったのだろう。(スポーツライター・飯山満)
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ノア杉浦貴&鈴木秀樹がGHCタッグ王座奪取!「これだけの結果を残してくれてありがたい」
2022年03月15日 10時50分
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オリックス・中嶋監督に「そんなに怒ることか」驚きの声 1失点投手への一喝が物議、深刻な課題との関連指摘も
2022年03月14日 20時30分
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大相撲、舞の海氏の解説に「決めつけ過ぎで不快」と批判 格下に完敗した隆の勝を酷評し物議
2022年03月14日 19時30分
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DeNA・柴田、打撃開眼で今年こそショートのレギュラーへ! OP戦では長打・小技で猛アピール中
2022年03月14日 18時30分
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2022年03月14日 17時30分
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広島・野間に「もう戦力としては厳しい」批判の声 佐々岡監督も失望? 野手では異例の3連続バント空振りが物議
2022年03月14日 15時30分
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スターダム“生え抜き”天咲光由が林下詩美相手にデビュー!「自分のなりたい選手の像が出来上がってきた」
2022年03月14日 11時30分
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日本ハム・新庄監督、開幕戦でオープナー作戦を実行?「全員で潰しにいく」4年目・吉田の大抜擢もあり得るか
2022年03月14日 11時00分
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2022年03月14日 10時50分
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阪神・佐藤、キャンプ中の怠慢プレーを球界OBが暴露「舐めすぎだろ」ファン怒り、昨季の二の舞にも心配の声
2022年03月13日 11時00分
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スポーツ
日本ハム・新庄監督「本当にレギュラー1人もいない」 就任会見での“白紙宣言”は本音? 野手陣への厳しい評価に驚きの声
2022年03月12日 11時00分
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スポーツ
日本ハム野手陣の「ノーアウト満塁」がトレンド入り、体たらくぶりに新庄監督も激怒? 致命的な守備ミス連発にも批判
2022年03月11日 20時30分
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スポーツ
阪神・高山のレギュラー返り咲きは「なかなか厳しい」 球界OBが深刻な問題を指摘、トレード移籍提案には疑問も
2022年03月11日 18時30分
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スポーツ
巨人・桑田コーチ、大勢らを称賛も「それまで頑張ったのに無視か」批判も? 戸郷・高橋への“ノーコメント”が物議
2022年03月11日 15時30分
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スポーツ
阪神・矢野監督、佐藤の開幕4番起用を決断か OP戦成績は文句無しも致命的なリスクも?
2022年03月11日 11時00分
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スポーツ
巨人・元木ヘッドに「先に叱る相手がいるだろ」の声 松原ら4名の体たらくぶりに苦言も、ファンは石川の致命的ミスに激怒?
2022年03月10日 19時30分
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スポーツ
DeNA、サバイバルレースは先発だけじゃない! ブルペン陣も若手・ベテランが猛アピール
2022年03月10日 18時30分
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スポーツ
全日本アジアタッグ戦消滅の危機もドリーPWF会長「ワタシはタムラにアジアタッグ挑戦のチャンスを与えたい」と田村&Xが挑戦
2022年03月10日 17時30分
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スポーツ
阪神・岩貞、キャンプから故障を隠していた?「なぜ休まなかった」自己管理の甘さに怒りの声も、開幕直前の離脱が物議
2022年03月10日 15時30分
特集
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岡平健治「19」解散は「お金の問題じゃない」 岩瀬敬吾、地元に戻るのを「止められてよかった」 今後はバラエティーで「ポンコツっぷりを見て笑ってほしい」
芸能
2025年08月05日 23時00分
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野球人生“燃え尽きた”元プロ野球選手・宮國椋丞氏 今後は「周りの人に頼られたり、笑顔にしたい」
スポーツ
2025年07月25日 23時30分
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豊ノ島、YouTubeチャンネルで若乃花とコラボ熱望 タレントとして相撲番組で「冠番組」持ちたい
芸能
2025年07月21日 12時00分
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宮迫博之「雨上がり決死隊」再結成は「蛍原さん次第」 ドジャース始球式の裏話も明かす
芸能
2025年07月14日 17時00分
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元ザブングル松尾陽介、沖縄で芸人のセカンドキャリアサポート 芸人引退に「心境の変化」
芸能
2025年04月28日 19時03分