試合は清宮&稲葉が若さで突き進むも、最後は杉浦が稲葉をフロントネックロックで捕獲。レフェリーストップ勝ちを収め、杉浦&鈴木が第58代王者となった。
バックステージで杉浦が「急きょ、このために向こうを蹴ってノアを選んでくれたハチ選手(注・鈴木のこと)に感謝ですね」と言うと、鈴木は「もういいです。訴えられたらこっちの問題だから」と吹っ切れた様子。杉浦は「でも、帰ってきてくれて、これだけの結果を残してくれてありがたいです」と感謝。
鈴木は「真面目な話をすると、日本にいた最後ぐらいの時はノアが一番たぶん多かったと思うんですけど、試合に対するモチベーションが著しく低下していて。だけど、こういう期間があったからこそ、今日リングに上がって最初に思ったのは、試合はいいなと。勝ったからじゃなく、プロレスの試合はいいなと思いました。プロレスできました、2試合とも。凱旋じゃないです。解雇です。(WWEは)一律、凄い大量解雇されているんですよ。凄い解雇されて」と久々となる試合を楽しんだ様子。
杉浦が「解雇にも種類があるんだ。凄い解雇って」と聞くと、鈴木は「あるんですよ。ちょっと解雇っていうのと、凄い解雇っていうのが。凄い解雇の時はみんな連絡が凄いんですよね。大丈夫かって」と解雇の種類を説明した。
杉浦軍でヘビー級のシングルとタッグの両方を手にしたが、杉浦は「あと1個あるでしょ?」とナショナル王座で独占となることを示唆すると、「それは嬉しいし、何だったらもう1個も。なんかないの?」と鈴木に振る。鈴木は「今日の1回戦で、船木誠勝から勝って、わかりやすくアピールができたなって。これで僕がナショナルを獲れば、杉浦軍で…」と言うと、杉浦は「そうか。向こうが受ければだけどね」と話し、鈴木は「大丈夫でしょう。『受けろ』と言っておいてください。1回しかないとか、せこいこと言うなって」とナショナル王座戦をアピールした。
(どら増田 / 写真・©︎プロレスリング・ノア)