全日本プロレス時代の同期生である秋山準と大森隆男(全日本)は、これまで世界タッグ王座、アジアタッグ王座を戴冠し、2014年には「世界最強タッグ決定リーグ戦」を制覇している。今回、「秋山準デビュー30周年記念試合」として、久しぶりにコンビを組み、樋口和貞、岡谷英樹のイラプションと対戦することが決定した。
樋口は「俺らにとって、30周年記念試合というのは関係なくて。個人的には秋山準にはいろいろと悔しい思いをさせられてるわけで、思うところはある。キャリア30年は長いと思う。でも、この2人に両国で土つけられるわけにはいかない。両国は俺の原点。そんなに周年を祝ってほしいなら、自分の頭でのぶちかましで、2人まとめて祝ってやろうかと思います。覚悟しとけ」と挑発すると、岡谷も「正直、花を持たせる気はない。秋山準とは少しの間、ユニットで組ませてもらったんですけど、あの頃の自分じゃないんで。イラプションの若い闘志をぶつけて、この2人に勝ってやります。俺が一番目立った上で勝つんで!」と必勝宣言。
これを受けて、大森は「最初はDDT25周年、秋山選手の30周年に参戦できるということで光栄に思ってました。だけど、聞くところによると、ムダにキャリアが長いだとか、老害だとか裏で言ってるらしいじゃないか。叩き潰すぞ。遠慮はしないから」と明らかに不機嫌モード。秋山は「DDT25周年で、大森選手も30周年ということで、そういう試合を組んでもらったのはありがたいと思ってます。2人は威勢のいいことを言ってますけど、普通の30年じゃないということを、リング上で身をもって分かると思うんで。楽しみにしとけ」と余裕を覗かせるコメントをすると、DDTの25周年記念興行でのタッグ結成について、「大森選手に出てきてもらって、全日本にも彼にも感謝してます。お互い30周年で、もうそんなに組む機会もなかなかないんで、目いっぱい暴れたいと思います」とかなり楽しみなようだ。
対戦相手の印象に関して、大森は「ツラ構えが良くないですね。俺らは大先輩で大兄弟子。相撲界でも大兄弟子って敬わない?俺らに対するリスペクトがかけらも見えない。非常に嘆かわしいことだ」とまだ挑発された怒りが収まらず。秋山は「言ったものはリング上で返さないと。どんどん言ってくればいいと思うし、俺らはまだまだ叩き潰す力はあると思うんで」と格の差と実力差を見せつけるような試合を予告。
イラプションもそれなりの覚悟を持って挑発をして来ているのは間違いないだけに、記念試合が壮絶な試合になる可能性は高くなったと言えるだろう。
(どら増田)