スポーツ
-
スポーツ 2014年12月25日 15時00分
アロンソ&バトンの世界王者コンビで臨む来季復帰ホンダの本気
マクラーレンチームにパワーユニット(エンジン)を供給する形で来季からF1に復帰するホンダとマクラーレンが、12月11日に来季ドライバーを発表。フェラーリから獲得した2005年、'06年世界王者フェルナンド・アロンソ=スペイン=とともに、'09年の世界王者ジェンソン・バトン=英国=を残留させてコンビを組むことが決まった。 「下馬評ではアロンソのパートナーはバトンではなく、今年F1にデビューしたチームの秘蔵っ子ケビン・マグヌッセン(デンマーク)を残留させることでした。しかし、ホンダ側が強くプッシュし、ひっくり返したのです」(モータージャーナリスト) ホンダがバトン起用にこだわるのは、前回の参戦('03年〜'08年)でホンダの主戦ドライバーを務め、フルコンストラクターとしては39年ぶりとなった'06年ハンガリーGP優勝の手腕を高く評価しているからだという。そして、もう一つの理由が日本での知名度だ。 「バトンは、姉カレン、妹アンジェリカの美人三姉妹として大活躍しているモデルの道端ジェシカと婚約しており、日本での人気も高い。関係者の話では12月29日にハワイ・マウイ島での挙式が噂されているのですが、マスコミ発表がなかったのは、来季の去就が流動的だったから。でもこれでゴールイン、いやスタートのシグナルランプが点灯です」(女性誌記者) ホンダにとって来年はF1ばかりでなく、社運をかけた大事なシーズン。日本や米国、欧州などを含めホンダ車のおよそ半数が装備するタカタ製のエアバッグに欠陥問題が起き、約40万台のリコール(無償の回収・修理)に直面しているからだ。 ホンダブランドの信頼を取り戻すためには王者メルセデスを倒し、ワールドチャンピオンに突き進むしかない。人気ドライバーのバトンを陰で支えるジェシカの“愛”が、ホンダ起死回生の鍵を握っている。
-
スポーツ 2014年12月25日 11時45分
鳥谷メジャー移籍で問われる和田監督の手腕
“トラの主将”鳥谷敬内野手(33)がメジャー移籍を模索している。トロントブルージェイズのアレックス・アンソポウロスGMが地元ラジオ局のインタビューで「(鳥谷側と)話し合っているのは事実です」とし、『正二塁手』に相応しい条件提示も行ったという。これに対し、代理人のスコット・ボラス氏は「本人と確認してから、最終回当する」と答えたそうだ。アメリカのクリスマス休暇、日本の年末年始などを考えると、『メジャーリーガー・鳥谷』が誕生するのは、年明けではないだろうか。しかし、鳥谷のメジャー移籍は和田豊監督(52)をグラウンド外でも悩ませることになりそうだ。 新・正遊撃手は大和(27)−−。大和は秋季キャンプでショートの守備練習を始めている。阪神首脳陣は常に「鳥谷がメジャーに移籍した場合…」と前置きしていたが、和田豊監督(52)は上本博紀(28)との二遊間コンビも予定しているという。そんな『和田構想』に「待った!」を掛けたオトコが現れた。西岡剛(30)である。 話は、阪神電鉄主催のパーティに逆上る(11月28日)。和田監督は川藤幸三OB会長、掛布雅之DCとのトークイベントで、こんな質問を受けた。 「鳥谷選手のメジャー移籍が決まったとき、どうするのか」 和田監督は苦笑いを浮かべたが、こう言い切った。 「西岡をどうするか…。外野もできるのかな? 彼はずっと二遊間を守ってきた選手だし、プライドもあるので、しっかりと話をしたい」 この時点で、西岡の外野コンバート案は報じられていた。同22日のファン感謝デーでは「オレは一切言っていない」と完全否定していたが、実際は違った。 もっとも、本人と話をする前にチーム構想をメディアに喋るのは芳しくない。発言の撤回は『気配り』と見るべきだが、12月5日、西岡は自身の契約更改を終えた後の会見で、 「二遊間というのにこだわっていく」 と訴えた。 トークショーでの和田監督の発言は伝えわっているはずだ。 阪神に詳しいプロ野球解説者がこんな話をしてくれた。 「14年シーズン、西岡は開幕カードで故障し、長期離脱しています。復帰後、三塁でスタメン出場しましたが、『三塁手・西岡』に対する首脳陣の評価は、記録に残らないエラーも多いというものでした。三塁は俊敏性が不可欠なポジションです。急造三塁手の西岡以外の内野手が守っていたら、レフト前ヒットにならなかった打球もあったという意味ですよ。右肘を故障し、オフにメスを入れた経緯もあり、外野にコンバートした方が良いと判断したようですね」 西岡のスピードと肩の強さなら、外野手部門でゴールデングラブ賞に選ばれた大和にも勝るとも劣らない守備を見せてくれるはずだ。 先のトークショーで和田監督が『中堅手・西岡』の構想を明かした直後、掛布DCがマイクを握った。 「西岡を説得するのも、監督の手腕ですね」 和田監督は笑っていたが、「余計なことを言ってくれるな」の心境だったのでないだろうか。西岡に配慮し、直接談話の機会を伺っていたとき、球団編成は中島裕之内野手(32)の争奪戦に奔走し、一方で、守備に定評のあった森越祐人内野手(26=前中日)を獲得した。北條史也(20)の成長も報告されている。外野コンバートは「打線から外せない」というメッセージでも含まれていたようだが、西岡には西岡の野球人生がある。 西岡がプライドを捨てられなかったとき、“和田監督の手腕”に疑問符が付くのだろうか。(スポーツライター・飯山満)
-
スポーツ 2014年12月24日 16時20分
阪神・鳥谷の移籍先がなかなか決まらないワケ
海外FA権を行使して、メジャー挑戦を目指している鳥谷敬内野手(33=阪神)の移籍先がなかなか決まらない。 敏腕代理人のスコット・ボラス氏をもってしても、交渉は難航。最悪、去就が決まるのは越年となる可能性も出てきた。 その最大の要因となったのは、同じアジア人で同じポジション(遊撃)である韓国の姜正浩(カン・ジョンホ=27=ネクサン)がポスティングシステム(入札制度)を使って、メジャー移籍を目指したためだ。 姜は今季、117試合出場、40本塁打、117打点、打率.356の成績。9年通算で、139本塁打、545打点、打率.298をマークし、ゴールデングラブ賞も3度受賞している。 かたや、鳥谷は今季、144試合出場、8本塁打、73打点、打率.313で、5度目のベストナイン、3度目のゴールデングラブ賞に選ばれた。11年間の通算成績は、120本塁打、677打点、打率.285。 両者の決定的な違いは、鳥谷より姜が6歳若く、まだのびしろに期待できる上、長打力に大きな差がある点。 そのため、市場では姜の方が“優先”となり、複数の球団が獲得を希望し、鳥谷との交渉が後回しとなったもよう。その姜は12月22日、パイレーツが入札額500万2015ドル(約6億円)で30日間の独占交渉権を得た。 入札に参加した球団は明らかにされていないが、内野手補強を目指し、姜の交渉権を獲得できなかった球団が鳥谷にスライドすると思われ、ブルージェイズ、パドレスあたりが有力候補として浮上してくる。 そこで、もうひとつの障害となるのが契約条件だ。ここ数年、西岡剛内野手(ツインズ→阪神)、中島裕之内野手(アスレチックス→オリックス)、田中賢介内野手(ジャイアンツ→レンジャーズ→日本ハム)らの失敗例があり、メジャーでの日本人内野手への評価は低い。 ボラス氏の力もあって、メジャー契約は確保されそうだが、それもあって、鳥谷に提示されている条件は思いのほか悪く、残留交渉をしている阪神の条件を下回るとみられているのだ。しかも、ブルージェイズは本職の遊撃ではなく、二塁手としてのオファーだという。 鳥谷の今季年俸は3億円(推定)。阪神は年内決着を希望している。夢を取って、年俸が下がってもメジャーに移籍するのか、現実問題として、“金”を取って、阪神に急転直下残留するのか、鳥谷は決断を迫られている。(落合一郎)
-
-
スポーツ 2014年12月24日 15時00分
去就煮え切らないオリックス金子千尋にいよいよ球界が総スカン
去就が注目される金子千尋投手。どういうわけか他球団のオファーはおろか、オリックスとの残留交渉にも応じようとしない。この思わせぶりな態度が大問題に発展しそうだ。 「来年1月10日を過ぎても去就が決まらなければ、野球協約第71条により、オリックスが前年度年俸に基づく一時手当てを金子に支払うことになります。右肘の手術を受けたとはいえ、交渉はできるはず。移籍か残留か、それとも入札制度を申し出るのか。ハッキリさせないと、球界全体が振り回されることになります」(ベテラン記者) 金子がこれまでのFA行使選手と異なるのは、その煮え切らない態度だけではない。国内FA権と同時に入札制度も訴え、国内外の両方と交渉する構えを見せたところにある。 「以前から、このWブッキングが可能なのはわかっていました。でも本当に、実行する選手が現れるとは思いませんでした。Wブッキングは国内FA権を海外FAと同じくさせるので、オーナー会議で取り上げられる方向です。早ければ、来年1月にも」(球界関係者) 金子問題は、プロ野球労組・選手会も強い関心を寄せている。「国内(8年)と海外(9年)でFA取得年数が違うのがそもそも…」というのが選手会側の言い分。それに対し、経営陣はすでに対応策を練り上げているという。 「金子の一件を契機に国内と海外のFA取得年数を同じにする代わり、入札制度をなくしてしまおうと考えています」(同) 選手会が金子問題に関心を寄せている理由は、FA取得年数を短縮させるため。しかし、入札制度そのものが廃止となれば、大谷翔平をはじめ、メジャー志望の強い若い世代はFA取得年までその可能性を失う。そうなった場合、味方であるはずの選手会も金子に対する態度を一変させるだろう。 このままでは、金子は“選手会退会”なんてことにもなりかねない。
-
スポーツ 2014年12月23日 15時00分
来季は1.5刀流? 大谷翔平にローテーション死守厳命
北海道日本ハムの大谷翔平(20)が高卒3年目で年俸1億円の大台突破を果たした。査定で投手と野手がそれそれ評価された二刀流の賜物だが、来季は打者大谷があまり見られそうにない。 「ダルビッシュの昇給がモデルケースになったようですね。プロ2年目で12勝を挙げ、3000万円から7200万円への大幅昇給を勝ち取りました。大谷は11勝ですが、投球回数は155回1/3、奪三振数179は、同年のダルビッシュ(149回2/3、奪三振数115)を上回っています。大谷を見たいというお客さんで、平日の観客動員数も増えました」(スポーツ紙記者) 関係者によれば、契約更改の席で来季のノルマを課せられたという。『投手7:野手3』の割合で出場することで、15勝到達も厳命されたそうだ。ということは、最多勝を狙えと命じられたのも同然だ。 「最多勝争いは1年間ローテーションを守らなければできません。中6日以上空いていた今季の二刀流用変則ローテでは無理です。ローテーション優先となれば野手3割は代打がメインになりそうです」(関係者) 大谷がダルビッシュを上回るスピードで1億円の大台に到達した要因は、日本ハム独自の査定システム、BOS(=ベースボール・オペレーション・システム)だ。BOSでは先発日の観客動員数、グッズの売上げ等によるチーム貢献度も加味される。だが、言い換えれば、相対的に他の投手が先発する日のお客の入りがよくないということにもなる。大谷の11勝はチーム最多であり、それに続くのは8勝の上沢と中村、続くのはメンドーサと浦野の7勝だ。来季、大谷は二刀流という独自の道を歩むのではなく、ローテーションの主軸として投げなければならない必要性が生じているのだ。 「チームビジョンだと、本来はエースになっていなければいけないのが斎藤佑樹です。斎藤が伸び悩み、2011年ドラフトでは1位指名した菅野智之に逃げられ、いま現在としてチームの顔が務まる投手は大谷だけ。上沢、中村の若手にも期待していますが、彼らのプロ1年目は二軍暮らしでした。スターになる選手は1年目から一軍で活躍することが必要です」(プロ野球解説者) 大谷がチームの顔として、来季の開幕投手を務めたとしても、おそらく誰も反対しないだろう。しかし、打者大谷の出場機会が3割程度では、今季は達成できた2ケタ勝利&2ケタアーチの実現は無理だろう。斎藤の不甲斐なさによる影響が出ているためだが、その斎藤にはトレードの噂もある。 「他球団が斉藤獲得のトレードを日ハムに申し込んでいるとの情報も飛び交っています。交換要員次第ではトレードが成立するかもしれない」(前出関係者) 大谷は打者としてもお客を呼んでいた。先発しない平日でも、「きょうあたりは野手で出るかもしれない」という期待があり、打席に立つだけで北海道のファンは盛り上がっていた。投手7割だと年間通じての観客動員数が落ちるかもしれない。 斎藤が活躍できないせいで打者大谷の出場機会が激減するのは寂しい限りだ。
-
-
スポーツ 2014年12月22日 15時00分
真価を問われる遠藤の初場所
鹿児島市や佐賀市などを回る冬巡業も終わり、力士たちはいよいよ年明けの1月11日から始まる初場所(両国国技館)に備えた稽古期間に入った。冬巡業で注目を浴びたのは、やはり逸ノ城と遠藤の2人。中でも遠藤は九州場所で8日目以降8連勝し、入幕して2度目となる2ケタの10勝を挙げただけに、頭打ちの状態だった人気もすっかり復調。どこに行っても怪物人気の逸ノ城を上回る拍手や歓声に包まれていた。 とはいえ、問題はこれから。初場所の番付発表は年末の24日に行われるが、遠藤は再び幕内上位、横綱大関と対戦圏内の前頭3枚目か、4枚目あたりに浮上するのは確実だ。これまで遠藤はこの位置で計3場所取っているが、いずれも負け越している。 とりわけひどかったのは秋場所で、3勝12敗と惨敗した際に師匠の追手風親方(元幕内大翔山)は、「相撲がバラバラ。特に立ち合いが全然ダメだった。上手が取れず、自分の持ち味を全く出せないまま終わってしまった」と話していた。先場所後半に連勝できたのは、この立ち合いの当たりが良くなり、右上手を取って攻め込めるようになったから。冬巡業でも、この九州場所でつかんだ立ち合いの呼吸を忘れないように積極的に上位陣の胸を借りる姿が目立った。 「相撲は確かにうまいが圧力がない。これまで上位に上がってきた人で圧力のなかった人は1人もいない」 上位陣からハネ返されるたびにこう言われてきた課題をどう克服するか。やらなければいけないことは山ほどある。 今度こそ勝ち越し、存在感を見せつけないと、大物ぶりを発揮している逸ノ城に置いていかれるだけ。遠藤にとって今年は、年末休暇も正月休みも無縁のものになりそうだ。
-
スポーツ 2014年12月21日 15時00分
俺達のプロレスTHEレジェンド 第51R アントニオ猪木の正統後継者〈前田日明〉
「アントニオ猪木なら何をやっても許されるのか!」 1986年、猪木が藤原喜明を破ったその試合後、リング上で前田日明の放ったハイキックに“新時代の幕開け”を予感し、胸躍らせたファンは決して少なくないだろう。 「前田が猪木を下し、次世代のエースとして名乗りを上げる日は近い!」 しかし、そんな期待はかなわなかった…。 後に実現した前田と猪木の雑誌上での対談では、前田の「なぜシングルで戦ってくれなかったんですか」という問い掛けに、猪木は「逃げてたから」とはぐらかしている。 よく言われることに「前田が“セメント”を仕掛けてくることを猪木が恐れた」というのがあり、事実、前田はそれまでにも幾度かガチンコを仕掛けている。 第1次UWF時代のスーパー・タイガー(佐山聡)戦、新日復帰後のアンドレ・ザ・ジャイアント戦は、その代表的な試合である。 しかし当時の状況を見てみると、どちらの試合においても前田は決して感情に任せて“ケンカマッチ”を仕掛けたわけではなかった。 例えば佐山戦。そもそも2人の軋轢は、佐山がUWFを格闘技として競技化しようと画策したことに端を発している。 「格闘技として真剣勝負をやるからには、地方巡業のようなツアーを組むのではなく、試合数を絞っていかなければいけない」というのが佐山の言い分だった。対する前田は「それでは食っていけない」と主張。当時の前田は、UWFを、あくまでもプロレス団体として考えていたわけだ。 しかも佐山にシュートを仕掛けた1985年、大阪・臨海スポーツセンターでの試合後には、自ら責任を取る形で謹慎もしている(結果は実際には当たっていない金的攻撃を佐山がアピールしたことでの前田の反則負け)。 アンドレ戦についても、アンドレの側から仕掛けられたと感じたために応戦したものであり、前田はその際に何度もセコンドに対し「やっちゃっていいんですか」と確認している。 つまり「このままではアンドレにつぶされる」と判断したことからの緊急避難であり、ギリギリのところまではプロレスの様式を守ろうという気持ちはあったわけだ。 そうしてみると、前田自身は訳もなくキレるような、あるいは自らの力を過信し見せ付けるような選手ではなく、プロレスラーとしての常識をしっかりとわきまえていたことがわかる。 実際にその他の試合、藤波辰爾戦などではプロレス的名勝負を残しているし、そもそも猪木をガチでつぶすことが目的であったなら、タッグなどで対戦の機会はあったのだ。 「そうした前田の本質的な部分は周囲もわかっていたはずですよ。外国人選手は前田たちUWF勢のキックから入るカタい攻めを嫌っていましたが、新日勢で前田のことを悪く言うのは聞いたことがない。山本小鉄などは所属選手よりも前田に目をかけていたぐらいですから」(スポーツ紙記者) そうであれば、猪木対前田が組まれても良さそうなものだが、そうはならなかった。 「実際、猪木が逃げていたというのはあるんでしょう。ただしそれは、勝ち負けというよりも体調面からのこと。糖尿の悪化もあってハードな攻めに対応するのが嫌だったというのがホンネだったのでは」(同・記者) さらに言うと、UWFと新日の対抗戦はマニアファンからの人気こそは高かったが、中継の視聴率は振るわず低迷していた。そのためにテレビ朝日肝いりで長州力の新日復帰工作も行われている。 経営判断として“長州重視”の意向があったからこそ、その後、前田が長州の顔面を“蹴撃”して負傷させた際には、前田への重罰が求められ、猪木の「プロレス道に悖る」との発言にもつながった。 要するに新日対維新軍がメーンストリームになっていく中で、猪木対前田という黄金カードを出し惜しみしたというのが真相のようで、ひいては猪木も前田をそれだけ重視していたということではなかったか。 しかしその結果、前田は新日を離れて第2次UWFを旗揚げ、一大ブームを起こす。だが、もし新日に前田が残り後継エースの座を得ていたならば、さて現在のプロレス界は、一体どんな様相を見せていたのだろうか−−。〈前田日明〉 1959年、大阪府出身。元在日韓国人三世(日本国籍に帰化済み)。高校卒業後の'77年、新日プロに入団。'84年、第1次UWF旗揚げに参加。新日復帰後の'88年、独立して第2次UWFを旗揚げ。'99年の解散後はRINGSを設立。現在はジ・アウトサイダーを主宰。
-
スポーツ 2014年12月21日 10時00分
小塚桃子ゴルフ連載(16)第三部・100を切るゴルフ実践編「パー5コースの攻略法(セカンドショット以降編)」
2014年もあと10日。いよいよ本当に年の瀬ですね。皆さん、如何お過ごしでしょうか? 毎年この時期になると街が活気づきますね。一年の締めくくり、皆さんにとって充実しますように−−。 さて、今回は前回に引き続き「パー5コース」についてです。何度もお話しますが、ロングホールは絶対に大叩きしないこと。これは決して忘れないで下さい。 3打もしくは、4打でグリーンに乗せる事を意識。そうすることでファースト、セカンドショットは目一杯ではなく、半分くらいの気持ちで打てますよね。これを「控えめな気持ち」といい、パー3コースの時よりも気持ちを抑える事を言うのです。ただ、「緩め」とは違います。ここは誤解しないで下さい。因みに3〜4打でグリーン周りに行けば、パーで上がれる事も可能です。意外にもスコアを伸ばすきっかけになるかもしれません。 尚、控えめと緩めの違いとは…といいますと私がゴルフ留学時代、コーチに次の様な言葉を投げかけられた事がありました。 「桃ちゃんは力んじゃうから控えめな気持ちでやって」−−最初は控えめという意味が「緩める」ということだと思い、クラブをゆったり振ったら、すぐさま「クラブ」ではなく、「気持ちを控えて」と指摘されました。実際、クラブを緩めると全く飛ばないので話になりませんが…。 暗に「力むな」という事ですが、「控えて」と言われた方が気分的に前向きになりますね。パー3コースよりも楽な気持ちで臨む。本来、パー3コースよりも長いですが、気持ちを落ち着かせて抑えめ…無理をしないで打つ。難しいですよね。 ファースト、セカンドで控え目に打てたら続いてはサードショット。こちらはグリーンを意識して打ちましょう。このホール、パーを狙うのであればセカンドでグリーンを目指すのは当然。ボギーかダボでいいと思うのであれば、ゆったり気分(控え目)でサードショット。今回でグリーン周りを目指します。たかが1打、されど1打。たった1打ですが、目先の目標が異なれば1打の質も全く違うものになります。 クラブについて−−私の場合、力まない様に敢えて、ファースト、セカンドでは飛距離が出るクラブを使います。とにかくグリーンに近づける…。サードショットで残りが100ヤードを切っていたらピンを狙います。グリーンを狙って打ち、ピン手前に落とす感覚ですね。 逆に100ヤード以上残った時は、3打目でグリーンに乗せる事が大前提。110ヤード以上になるとグリーンに乗せる事自体が困難になるので、グリーンに乗せる事で「ヨシ」としています。 100ヤードで8番アイアン、110ヤードならば6番アイアンを使います。8番で打つときはピンを意識。ピンまで残り1メートル以内まで寄せる感覚…ワンピンですね。 読んで字のごとくワンピンまで寄せたらパットは1回。最悪でも2回で納めて下さい。小塚桃子オフィシャルブログ「季節はずれのももリンダ」 http://ameblo.jp/koduka-momoko/
-
スポーツ 2014年12月20日 15時00分
巨人・阿部流出か! 陰謀渦巻くFA補償のプロテクト攻防戦(2)
真中体制になり、東京ヤクルトは近年にない動きを見せている。昨年はトレード補強すらやらないままキャンプインしたが、今オフは北海道日本ハムから大引啓次内野手を、千葉ロッテから成瀬善久投手を獲得。大引は3年総額3億円、成瀬にも3年6億円という“大盤振る舞い”である。 「仕掛け人は衣笠剛球団社長兼オーナー代行ですよ。衣笠社長は真中監督を『日大の後輩』とかわいがっており、かつて水面下で巨人を揺さぶった実績もあるんです。石川県の星稜高校OBでもあり、メジャー生き残りに苦しんでいた当時の松井秀喜氏を獲得しようともしました。松井サイドもグラついたと聞いています」(同) 衣笠社長は後輩の真中体制を盛り立てるつもり。大引、成瀬の獲得により、日本ハムとロッテにそれぞれプロテクト名簿を提出しなければならないが、その喪失を受け、巨人から主力戦力を引き抜く作戦だ。 「巨人が主力保護のプロテクト名簿を作ったら、チャンスに飢えた若手を堅実に狙い、若手がプロテクトされていたら、陽動作戦を兼ねてベテランを引き抜きます。相川がヤクルトを出た理由は24歳の中村悠平を正捕手に据える構想に憤ったからですが、経験豊富な相川がいなくなった代償は大きい。阿部を引き抜き、捕手と一塁手の両方で使う戦略も考えられます。ヤクルトが巨人の主力に目を付けた理由は、主砲バレンティンの故障が長引きそうだからなんです。将来の大砲候補である和田恋、2011年盗塁王の藤村大介、その他、中井大介、矢野謙次、大田泰示らにも目を付けているようです」(同) 阿部は9000万円ダウンの5億1000万円でサインしたが、ヤクルトはカネに糸目は付けないつもり。また、「最も危ない」と目されているのが高橋由伸だ。高橋は来季から兼任コーチとなる。'14年年俸は1億6000万円まで下がっており、バレンティンとの併用、代打の切り札という位置付けなら、十分戦力になる。まして高橋はドラフト当時、ヤクルト志望だった。「兼任コーチだから獲ってはいけない」という規則はなく、巨人と張り合って勝つには最高の陽動作戦ともなる。 「實松一成、加藤健といったベテランの控え捕手を狙ってくるとの情報もある。彼らのことを考えれば、他球団に行った方がチャンスも広がると思うが、捕手を同一リーグに移籍させた場合、巨人はバッテリー間のサインを総取っ替えしなければならない。プロテクト名簿の中身は非公開だが、どの球団も捕手は優先的に名簿入りさせる傾向がある」(前出・ベテラン記者) 言い換えれば、有望な若手と捕手、主力投手を優先的に名簿入りさせなければならないので、高額年俸のベテランは外さざるを得ないのだ。そうなれば高橋、阿部が名簿漏れする可能性は高く、巨人が被る痛手は避けられないと見るべきだろう。 「過去、FA選手を引き止めなかった球団は経営的に苦しく、これ以上、高額年俸を払えないという事情もありました。まさかヤクルトがここに来て、チーム補強費を惜しまない戦略に出るとは思いもしませんでした。相川に興味を示した時点で、巨人側は『人的補償を行使しない金銭補償のみを求めてくるだろう』と高をくくっていたようです。最悪、控え捕手を喪失するくらいだろう、と」(同) ヤクルト側から見た場合だが、相川喪失により、支配下の捕手は6人となった。一、二軍を合わせ、捕手6人では頭数が足りなくなる。中村を正捕手に育てると言っても、サポート役は必要だ。實松、加藤の名前が出てくる理由もそこにあるが、こんな情報も聞かれた。 「阿部がかわいがっている後輩の中に、河野元貴、鬼屋敷正人の若手捕手がいます。彼らも名簿漏れする可能性があり、河野か鬼屋敷のどちらかを引き抜けば、捕手・阿部の配球を奪ったのと同じことになる。いずれにしてもヤクルトが欲しいのは、お客を呼べるビッグネーム。阿部、高橋、内海らが名簿漏れするか否かが、最初の確認事項でしょう」(同) 原巨人は本命だった金子を見限った時点で、「ついで」のようなFA補強はやめておくべきだったのかもしれない。取り返しのつかない大きな代償を被ることになったら、ファンの怒りも買いかねない。
-
-
スポーツ 2014年12月19日 16時00分
2014年ペナントレース総括 数字で分かるアノ補強とドラフト指名(千葉ロッテ編)
チーム防御率4・14はリーグワースト、同打率は2割5分8毛(5位)−−。投打ともに建て直しが急務であり、ドラフト1位で早稲田大のスラッガー・中村奨吾内野手を、2位で関西六大学野球連盟の雄・田中英祐(京都大)を指名した理由も再認識できる。長く正捕手の座を務めた里崎智也(38)も引退…。おそらく、4位指名の寺嶋寛大捕手(22=創価大)も「1年目から使う計算」だろう。 伊東勤監督(52)はこのチームが“世代交代の時期”にあることは分かっていたのではないだろうか。今季、まさに打線の中核である4番を務めた選手は11人。興味深いのは、新人の井上晴哉(25)を『開幕4番』でデビューさせたこと。ドラフト制導入後では初となる“新人のオープン戦首位打者”にも輝いており、「巧くハマれば、打線における世代交代の問題は解消される」と踏んだのだろう。井上はその素質を開花させるのは来季以降となってしまったが、チームトップの本塁打はクルーズの16本。打点トップもクルーズだが、61打点と低く、チームトップの打率も2割8分7厘の鈴木大地(25)だ。3割バッターが1人もいないのだから、下位に沈むのも当然である。 打率がチームトップになったからではないが、鈴木が再建のキーマンになるだろう。『センターライン』でチームを見てみると、まず、大きな故障等がなければ、15年の二遊間は鈴木とクルーズ(30)がコンビを組むはず。クルーズは本塁打数トップだが、実は失策数もチームトップの『15』を記録している。中堅手は主にゴールデングラブ賞も獲得した岡田幸文(30)がいるが、14年は規定打席に到達できなかった。「隙ならば」とチャンスを狙っているのが、伊志嶺翔太(26)、荻野貴司(29)、加藤翔平(23)で、彼らも守備能力が高い。左翼、右翼を務める選手との兼ね合いもあるが、中堅手は“日替わり”になるのではないだろうか。『ポスト里崎』だが、先発出場は田村龍弘(20)、吉田裕太(23)、江村直也(22)の順。ここに、4位指名の寺嶋が加わる。遊撃手に守備難があり、中堅手と捕手が固定されない布陣が予想される以上、鈴木が引っ張っていくしかないのだ。 投手陣はFA退団した成瀬善久(29)の抜けた穴をどう埋めるかが、ポイントとなる。チームの勝ち頭が新人・石川歩(26)の『10勝』では物足りない。唐川侑己(25)の復調にも期待したいが、12月時点では先発タイプの投手は補強されていない。 セットアッパーの大谷智久(29)、クローザーの西野勇士(23)が安定したピッチングを見せてくれた。益田直也(25)、松永昴大(26)、カルロス・ロサ(30)は防御率こそ良くないが、40試合以上に投げている。来季も不安定な先発陣を『大谷−西野』に繋ぐ継投策で逃げ切るものと思われる。 ファームで黒沢翔太(26)が113イニングを、阿部和成(25)が97イニング3分の1を投げており、対戦チームの首脳陣も一目を置いていた。 「6位指名の宮崎敦次(22=広島国際学院大/左投左打)は、左打者の外角へのスライダー、カーブに定評もありました。インコースを突いて来る度胸もある。1年目からリリーバー、勝負どころでのワンポイントなどで使って来るのではないか」(ライバル球団スカウト) ファームで奮闘した黒沢、阿部、下位指名ながら『実戦向き』と評される宮崎。来季も、若手を抜擢する試合が増えそうである。※パ・リーグ『チーム打率』において、北海道日本ハム=2割5分1厘、千葉ロッテ=2割5分1厘でともに4位とするメディアもありますが、本サイトは『北海道日本ハム=2割5分1厘1毛、千葉ロッテ=2割5分0厘8毛』とするものを参考といたしました。
-
スポーツ
棚橋時代到来
2007年02月19日 15時00分
-
スポーツ
アングル 永田 新日制圧へ IWGPヘビー級タッグ王者中西、大森組への挑戦急浮上
2007年02月19日 15時00分
-
スポーツ
ポスト魔裟斗ヘ アンディ・オロゴン 帰化計画
2007年02月06日 15時00分
-
スポーツ
輪島氏 自爆テロ
2007年01月24日 15時00分
-
スポーツ
ハッスル消滅!? 小川H軍休止宣言
2006年12月27日 15時00分
-
スポーツ
大みそかボビー弟と対戦 金子賢 前田道場入り
2006年12月14日 15時00分
-
スポーツ
珍指令 KID 秒殺禁止
2006年12月12日 15時00分
-
スポーツ
生還小橋に捧ぐ 三沢 GHC奪還
2006年12月11日 15時00分
-
スポーツ
猪木 緊急提言 想定外プロレスをやれ!
2006年12月05日 15時00分
-
スポーツ
1・4東京D「レッスルキングダム」 新日本 全日本“乗っ取り”へ秘策 長州3冠戦出撃
2006年11月16日 15時00分
-
スポーツ
復活1・4東京D大会へ秘策 新日本最終兵器サイモン猪木 IWGP挑戦!?
2006年11月07日 15時00分
-
スポーツ
来春ビッグマッチ パンクラス芸能人最強決定戦 坂口憲二 今田耕司 押尾学
2006年10月31日 15時00分
-
スポーツ
大みそか参戦ほぼ決定 芸能人対決 金子賢vs押尾学
2006年10月10日 15時00分