スポーツ
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スポーツ 2015年01月28日 15時00分
ヤクルト真中監督就任もつかの間 進む宮本監督就任&球団身売りへの布石
東京ヤクルトスワローズが相川亮二(38)のFA移籍にともない、獲得球団の巨人に人的補償を行使したのは既報通り。巨人は強化指定選手だった19歳の奥村展征内野手を引き抜かれたショックを引きずっているが、ヤクルトの狙いは野手強化だけではなかった。 「奥村の父親がプリンスホテル時代の宮本慎也氏(44)の同僚ということで、ヤクルトはかなり早い時期から目を付けていました。レギュラークラスの内野手が少ないことに加え、左バッターも雄平が31歳、川端慎吾が27歳と高年齢化しつつある。右投左打の奥村は使い勝手もいいというわけです」(プロ野球解説者) 宮本氏の同僚の息子というのが、大きな決め手になったようだ。 今オフのヤクルトは球団史上最大の補強に踏み切った。FAでロッテのエース成瀬善久(29)と3年総額6億円、日ハムの大引啓次(30)と3年総額3億円の契約を結んだ。さらにMLBのレッズに在籍していたローガン・オンドルセク投手(29)も加わり、総額で10億円を超える大盤振る舞いとなった。これまでのヤクルトといえば補強には消極的で、FA制度で獲得したのは2008年の相川だけだった。 「近年、本社はフランスの乳製品メーカー『ダノン』による株取得に悩まされてきましたが、それもある程度落ち着き、球団に資金をまわせるようになったんです。衣笠剛球団社長も日大の後輩である真中満氏(44)が監督に就任したことで支援体制を決めました」(ベテラン記者) 14〜15年オフで補強に成功したセ・リーグ球団はヤクルトと広島だけだ。優勝チームの巨人は相川と金城龍彦(39)を加えた程度で、2位の阪神は手を出した補強に全敗したと言っても過言ではない。だが、前年上位チームほとんど補強してないからといって、15年ペナントレースでヤクルトが抜け出せる確証はどこにもない。怪我をしている選手がどこまでやれるかという不確定要素が多すぎるからだ。 「故障で長期離脱した館山、小川、由規が復帰できるか。ベテランの石川にこれ以上の上積み(10勝以上)は期待できない」(前出解説者) 弱点だった先発スタッフは成瀬とドラフト1位の竹下真吾(24)を加えたものの、不安視する声のほうが多い。 「技巧派の成瀬は狭い神宮球場では、対戦チームの餌食にされそう。セ・リーグの打線はチーム打率2割7分9厘のヤクルトばかりが注目されたが、巨人、広島、阪神、DeNAの打撃陣は潜在能力が高い」(同) ここまで大型補強をしたにも関わらず、ペナント奪取を逸した場合、ダノン社による株買収で揺さぶられたヤクルト本社も、球団を持ち続ける意義を真剣に検討してくるだろう。 「万が一の有事の際には、監督が真中よりも宮本氏の方が買収先のウケもいい」(関係者) 奥村獲得は将来の宮本体制に向けての布石とも解釈できる。奥村獲得で次期監督の土壌作り、宮本氏の知名度とクリーンイメージで“有事”に備える。まるで、三段跳びの助走のときのような構えだ。 まだ公式戦で采配を振るってもいないのに、次期指揮官の名前がチラ付く真中監督の胸中は複雑だろう。
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スポーツ 2015年01月27日 15時30分
2014年ペナントレース総括 数字で分かるアノ補強とドラフト指名(埼玉西武編)
投打ともに、課題は『三振と四球』だろう。 2014年の埼玉西武ライオンズは開幕から3連敗を喫し、交流戦途中の5月25日に伊原春樹監督(66)が自ら辞任を申し出た。田辺徳雄・打撃コーチ(48)が監督代行に昇格したものの、チームは5年ぶりのBクラス転落となってしまった。 低迷の原因だが、まず、13年には牧田和久(30)、岸孝之(30)、十亀剣(27)、野上亮磨(27)の4人の先発投手が規定投球回数に達したが、14年は岸、牧田だけ。思い返せば、不安視されていたのは救援陣の方だった。クローザーの適任者が不在だったためだが、こちらは2年目の高橋朋己(26)が現れ、29セーブを稼いだ。もともと、高橋は『奪三振率の高い左腕』であり、大きな期待が寄せられていた。<イニング別年間失点数>6回=86失点 チーム全体の総失点は『600』だから、14%強を“6回”で失った計算になる。とはいえ、致命的な人材難とは言えない。 チームトップのホールドポイントを稼いだウィリアムスは退団したが(26H)、2年目の増田達至(26)が25ホールドポイントを稼いでいる。田辺監督は高橋、増田を軸にして救援陣を再編できると判断したのではないだろうか。 ドラフトでは、高校屈指の好右腕・高橋光成(18=前橋育英)を筆頭に、佐野泰雄(22=平成国際大)、玉村祐典(19=敦賀気比高卒)の3投手を指名したが、全員、先発タイプである。オフの補強を見ても、先発タイプの補充が目立つ。新外国人投手のウエイド・ルブラン(30)、ウェード・レブランク(30)、21U野球ワールドカップ・台湾代表の右腕、郭俊麟(22/カク・シュンリン=前国立台湾体育運動大学)と、前台湾・義大ライノズの右腕、エスメルリング・バスケス(31)がそれだ。また、台湾プロ野球・ラミゴでセーブ王にも輝いたミゲル・メヒア(31)を獲得したのも、「高橋、増田」への期待感が重なっている。メヒアが日本でもクローザーができるのなら、左腕の高橋をセットアッパーに配置換えできる。先発投手に息切れし始める“魔の6回”、走者を得点圏に置いた場面で『奪三振率』の高い高橋を投入すれば、試合主導権を失わずに『増田-メヒア』の継投ができる。 また、西武フロントが今オフの補強でもっとも『自信』を持って獲得し、期待を寄せているのが、左腕・レブランクだ。 西武は左の先発投手が少ない。菊池雄星(23)が23試合に先発したが、5勝11敗と結果を出していない。小石博孝(27)、武隈祥太(25)もチャンスを生かしきれなかった。レブランクは対右打者の被打率は2割6分1厘と低い(メジャー通算)。「2位の左腕・佐野がローテーション入りできなければ現状維持」という状況にしなかったのは大きい。 だが、クローザーに繋ぐセットアッパー、左の先発投手。14年シーズンの『ウイークポイント』を外国人選手で補うのは危険も伴う。外国人選手はどんなに調査を重ねても「ハズレ」がある…。昨季途中、不振の打線を救ったのは、西武渉外担当が緊急補強したエルネスト・メヒア内野手(29)だった。その“眼力”を信じたい。 西武投手陣が対戦チームに全四球数は、12球団ワーストの515個。また、打線が選んだ年間四球数も、545個で12球団トップ。 黄金時代、西武打線は一発の脅威を秘めたバッターもいたが、犠打や右方向への打撃を駆使し、「1点」を積み上げる攻撃を得意としていた。その時代を知るOBがコーチになっており、投球を見極め、相手投手のスタミナをジリジリと奪っていこうとする意識は、今の選手たちにも浸透している。投手陣にしても、「3ボール・カウント」になっても、際どいコースを狙ってくる。決して間違ってはいないが、14年シーズンは各打者の積極性を奪い、与四球で無駄に走者を置く結果となってしまった。 エルネスト・メヒア、栗山巧(31)、浅村栄斗(24)、秋山翔吾(26)、中村剛也(31)が規定打席数に到達した。そのなかで、三振数が3ケタに到達しなかったのは、秋山だけ。といっても、98個を記録しているが…。「甘い投球」が来ても、ジックリ見極めようとの意識があるため、簡単に2ストライクまで追い込まれてしまうのだろう。もっとも、エルネスト・メヒアは初球から振り回していくタイプだが…。 西武選手を指して、「野球をよく知っている」と評する声も多く聞かれる。外国人選手がまた加わることによって、投打ともに積極性が生まれれば、状況は一変するのではないだろうか。【訂正】牧田和久選手の年齢に誤りがありました、訂正してお詫び致します。
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スポーツ 2015年01月27日 15時00分
アギーレ解任次の手 日本サッカー協会が画策する香川真司ガンバ大阪移籍(2)
“余剰戦力”の香川は売却の可能性が高まっており、そこに目を付けた協会が、先の4クラブに香川獲得の検討を要請したのである。問題は移籍金。世界的プレーヤーの香川の移籍金は11億円程度といわれるが、抜け道があるという。 「レンタル移籍です。籍をドルトムントに残し、期間限定の借り受けなら移籍金が発生しない。香川が現在の年俸(推定3億4000万円)をある程度我慢しさえすれば、そう難しい話ではない。ドルトムントにしても1年程度日本でプレーさせ、調子を取り戻したのを見計らってチームに戻せばいいだけのこと。ましてチームが2部落ちすれば、高額年俸を支払わずに済むメリットがある」(大手広告代理店サッカー担当) 香川自身も一時的な日本復帰には興味を示しているという。現在進行中のアジア杯でもエースナンバーの『10』を付けてはいるが、インサイドハーフという立場でゲームメークに専念、かつてのような輝きはまだない。持ち味のドリブル突破は影を潜め、シュートも精度を欠き、パレスチナ、イラク戦ともノーゴール。これで自己ワーストの代表8試合連続不発となった。 「一番の課題はメンタル面の回復。自信を取り戻させることです。そのためには黒田博樹がメジャー球団の年俸21億円オファーを蹴って4億円で古巣の広島に戻って男を上げたように、香川もまた八百長疑惑に揺れる日本サッカーを救済すべく日本に戻れば、栄光を取り戻し、真のスーパースターになれる。そしてACL制覇の立役者に。これこそ、協会首脳が思い描く復活シナリオなのです」(前出・代理店サッカー担当者) 日本復帰の場合、本来なら古巣のセレッソ大阪への復帰が自然なのだが、セレッソは昨シーズン、2部に降格してしまった。そこで大仁会長はACLに出場する4クラブに平等に声を掛けたのだろう。 最有力視されるのは故郷の神戸にも近いガンバ大阪だ。大仁会長から「金銭的な支援も今までとは違う形で充実させる」の約束を取り付け、野呂輝久社長は「Jリーグばかりでなく、クラブW杯も取りたい」と意欲を見せている。 「浦和や鹿島、柏も候補ですが、疑問符が付く。それなら名古屋市内に3万人規模の新スタジアム建設構想をぶち上げた名古屋や、黒田が戻り、旧市民球場跡地に新スタジアム建設を検討する広島の方が熱意があり、香川のハートを射止める可能性がある」(元Jリーグ監督のサッカー解説者) 今夏6月には2018年ロシアW杯のアジア予選(2次)もスタートする。赤ヘルの黒田ともども、今季は香川から目が離せない。
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スポーツ 2015年01月27日 15時00分
ポスティング廃止・人的補償改定に乗り出す強欲・巨人の旧態依然
関西系メディアが企画した新春インタビューで、阪神の和田豊監督は「巨人が怖い。大型補強ではなく、ピンポイントで弱点を補ってきたのが不気味」と語っていたが、別の方面でも巨人を警戒する声が他球団から聞こえてくる。 「巨人がプロ野球実行委員会で、ポスティングシステムと国内FAに伴う人的補償に関して“ルール改定”を訴えるという情報があるのです」 とはベテランスポーツ記者。 「今オフの主役・金子千尋(オリックス)が『国内FA行使+ポスティング』を主張しようとしました。野球協約の盲点を突いたもので、これでは国内FAと海外FAが同一になってしまう。選手会も国内と海外で取得年数が違う点について変更を訴えようとしており、話し合いが進むものと思われます」(同) しかし、巨人がポスティングシステムに着目した理由はほかにあった。 メジャースカウトの関心は、'15年オフの海外挑戦が確実視される前田健太に集中してしまうため、同時に彼らの欲しい選手として菅野智之が挙がり始めた。その情報を得た巨人がエース流出を防ぐため、ポスティングシステムの完全廃止を要求しようとしているというのだ。 「巨人の憤りは国内FAにも向けられている。ピンポイントで補強した相川亮二の人的補償でヤクルトに一本釣りされたのは、19歳の奥村展征だった。1年目から二軍戦86試合に出場した“強化指定選手”であり、巨人にすればかなり痛いところを突かれたということ。人的補償のプロテクトリストは28人までですが、これに入団3〜5年の新人は自動的に外すという文言を加えるようと目論んでいるのです」(某球団関係者) 奥村の一本釣りに関しては他球団からも同情の声が聞こえてくる。とはいえ、こうしたリスクを負うのもFA。巨人が怒りのルール改定を訴えれば、旧態依然とした“盟主体質”に反感を呼び、さらに球界全体を敵にまわすことになる。それも眼中なしで事を起こすのか注目だ。
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スポーツ 2015年01月27日 10時38分
松坂大輔は復活できるのか? ファンはシビアな意見
松坂大輔投手(34)が9年ぶりに日本に帰ってきた。 06年オフ、ポスティングシステム(入札制度)を行使して、米国に渡り、レッドソックス入りした松坂。1年目(07年)は15勝(12敗)、2年目(08年)には18勝(3敗)を挙げて、怪物ぶりをいかんなく発揮した。 しかし、メジャーで活躍できたのは、この2年だけだった。09年は右肩などの故障で、4勝しか挙げられず、10年も9勝止まり。 11年は開幕早々、右ヒジの異常を訴え、6月10日に手術を受けた。丸1年後の12年6月9日、メジャー復帰を果たしたが、本来の投球にはほど遠く、1勝しかマークできなかった。シーズン後、6年契約が切れ、FAとなった。 13年はインディアンスとマイナー契約を結んで、メジャー昇格を目指したが、チャンスがもらえず、同年8月に契約解除。メッツに新天地を求め、先発で3勝を挙げた。 14年は若手優先起用の状況下で、リリーフ登板が多く、先発はわずか9試合。残した成績は3勝3敗1セーブ、防御率3.89だった。 あくまでも、先発にこだわる松坂は日本球界復帰を決断。ソフトバンクと3年総額12億円(推定)プラス出来高の破格の契約を結んだ。 右ヒジの手術から復帰後、3シーズン、全く結果は出ず。3年間で7勝(13敗)しかマークしていない松坂は、果たして、9年ぶりの日本球界で復活を遂げられるのか? そこで、「Yahoo!ニュース」では、「ソフトバンク・松坂大輔投手は何勝できると思う?」との意識調査を、1月16日〜26日に実施。11万7186票(男性=87.7%、女性=12.3%)の回答があった。 松坂には最低限2ケタは勝ってほしいところだが、その調査結果では、「10〜14勝」が2万3038票(19.7%)、「15〜19勝」が2443票(2.1%)、「20勝以上」が1454票(1.2%)と非常にシビアなもの。2ケタ勝利を予想したファンは、全体のわずか23%。 逆に、「5〜9勝」が6万5411票(55.8%)と圧倒的で、「0〜4勝」が2万4840票(21.2%)。実に77%のファンが1ケタ勝利を予想している。 寄せられた意見を見ると、「全盛期に比べると、力の衰えは否めない」「米国でダメなものは、日本でもダメ」「ケガなしで1年間ローテ−ションを守れるとは思えない」といった厳しい声が多かった。 年俸4億円(推定)となると、球団もファンも15勝前後は期待したいところ。ファンの見る目はシビアだが、その予想を覆して、“怪物復活”はなるか?(リアルライブ編集部)
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スポーツ 2015年01月26日 16時00分
優勝決定後の“消化相撲”でも、白鵬に手を抜かせない“懸賞金”の魔力
大相撲初場所(1月11日〜25日=両国国技館)は、横綱・白鵬(宮城野)が自身11度目の全勝優勝で、33度目の優勝を飾り、大鵬がもつ最多優勝記録32回を抜き去った。 初場所は、まさに白鵬の独走だった。11勝4敗で、後に続いた横綱・日馬富士、大関・稀勢の里、徳勝龍に“4差”をつけ、13日目で優勝を決めた。 日馬富士、鶴竜(10勝5敗)の両横綱もさることながら、大関陣も琴奨菊は9勝止まり、カド番の豪栄道は千秋楽で辛うじて勝ち越して(8勝7敗)陥落を阻止するありさまで、相も変わらず、横綱、大関陣のふがいなさが白鵬の独走に拍車を掛けてしまった。 通常、13日目で早々と優勝が決まったら、残り2日は気が緩んでも仕方がないが、全勝で花を添えた白鵬の精神面の強さは大いに評価できるところ。 そのひとつの原動力となったのが、取組に懸けられる“懸賞金”だ。懸賞金は企業が注目の一番に懸けるものだが、初場所の懸賞金総本数は1625本で、過去最多だった昨年秋場所の1381本を大きく上回った。 本来、懸賞金の上限は幕内の制限時間(4分)の関係から一番につき50本とされていた。呼び出しが4分間で懸賞の旗を持って土俵上を歩いて掲示する本数の限界が50本と考えられていたからだ。ところが、白鵬が大鵬の記録を塗り替えたことで懸賞の申し込みが殺到。日本相撲協会では企業の要望を受け入れ、千秋楽結びの一番(白鵬対鶴竜)では、特例的に史上最多61本の懸賞が懸けられたのだ。 懸賞金は1本6万2000円だが、そこから協会の事務経費5300円、納税用の充当金2万6700円が天引きされ、当日の手取りは3万円。つまり、この一番には183万円の臨時収入が懸かっていたのだから、白鵬が死ぬ気で取りに行ったのも納得。 初場所で白鵬が獲得した懸賞金本数は史上最多の545本。1場所で白鵬がゲットした懸賞金総額は優勝賞金(1000万円)をはるかに超える1635万円。こんなにおいしい臨時収入が懸かっているのだから、すでに優勝が決まっていても、手を抜かせない“魔力”が懸賞金にはあるわけだ。 ちなみに、初場所での懸賞金獲得本数上位5傑は2位=鶴竜(169本)、3位=日馬富士(160本)、4位=遠藤(123本)、5位=稀勢の里(115本)で、白鵬と2位以下には大差がついている。 懸賞金は注目の一番、人気力士の取組により多く懸けられるが、勝たなければゲットできない。それを確実にモノにする白鵬の強さは筆舌に尽くしがたいものがある。 なお、初場所は15日間満員御礼となった。これは、東京開催場所では若貴ブーム時代の97年初場所以来、18年ぶりのこと。野球賭博や八百長問題で地に堕ちた相撲人気だが、ここにきて回復。その最大の立役者が、白鵬であることはいうまでもない。(落合一郎)
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スポーツ 2015年01月26日 15時00分
アギーレ解任次の手 日本サッカー協会が画策する香川真司ガンバ大阪移籍(1)
スペイン1部サラゴサ監督時代に関与したとされる八百長疑惑の告発をバレンシアの裁判所が受理したことで、アギーレ氏の代表監督解任は決定的となった。 日本サッカー協会の大仁邦弥会長は1月15日の理事会で善後策を協議したが、関係者によれば後任人事とともにこの席で知恵を絞ったのが、いかにしてサッカーの清廉さを回復させ人気を維持するかということ。「アジア杯の期間中は代表の戦いを最優先したい。終わった時点で今後の対応について説明させていただく」と言葉を濁し、もはや疑惑の人物を守りきる姿勢は示さなかった。 アギーレ監督解任となった場合、避けて通れないのが任命責任。アギーレ氏と折衝を重ね、就任させた原博実専務理事と懐刀の霜田正浩技術委員長の引責辞任は確実視される。しかし、そうはさせじと身を乗りだしたのが協会のドン、元会長の川淵三郎氏だという。 「会長職を退いても院政を敷く川淵さんは5年後を見据え、東京五輪時の協会会長に原専務理事をもくろんでいる。それほど有能な人物をこのような“もらい事故”で失うことだけは避けたいのでしょう。そこで密かに画策しているのが、原専務理事のJリーグチェアマンへの横滑り人事です。ファンの手前すぐにとはいかないが、アギーレ騒動が収まるのを待って仕掛けてくる。人の噂も七十五日…ってことでしょう」(スポーツ紙デスク) 協会首脳が活路を見出そうとしているのが、負け続けているアジアチャンピオンズリーグ(ACL)の制覇だ。アジア各国のリーグチャンピオンがクラブナンバーワンを争う大会で、Jリーグ王者をアジアの頂点に導き、その勢いを買ってクラブW杯(旧トヨタカップ)で世界一に−−という雄大な戦略だという。 それを裏付けるように大仁会長は14日、今年のACL出場資格を得た4クラブ、ガンバ大阪(Jリーグ1位)、浦和(2位)、鹿島(3位)、柏(4位)の幹部を集め、「われわれの究極の目的はクラブW杯優勝。そのためにまずはACLを制覇してほしい」と叱咤激励した。 協会がこれほど意気込むのは秘策があるからだ。日本代表のエース香川真司を一時的に帰国させ、助っ人として参戦させる計画だという。 香川は昨年8月末に英マンチェスター・ユナイテッドから古巣の独ドルトムントに電撃復帰したが、マンUでの2年間の控えが影響し、実力が発揮できないでいる。自信も喪失。おかげでドルトムントは2部リーグへ自動降格となる順位に低迷。香川の理解者だったクロップ監督も香川を見切り、スロベニア代表のMFケヴィン・カンプルを獲得して巻き返し策に出ている。
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スポーツ 2015年01月26日 15時00分
阪神・藤浪が上る“大人の階段”事情
阪神・鳥谷の残留は補強全敗のトラにとって最良のニュースだが、もう一つ、若きエース藤浪晋太郎(20)が“大人の階段”を上りつつあることも、また朗報といえるだろう。藤浪は昨年末の契約更改で異例のロングラン交渉を行った。広島・前田健太との合同自主トレの許可、球場内の設備改善を訴えたためだが、その背景には“妙齢美人”の存在があったという。 「高卒2年目の契約更改で改善要望を伝えるなんて、異例中の異例。藤浪は侍ジャパンで各球団のエースからいろいろなことを学び得た今だからこそ、許可してほしいと訴えていました」(球界関係者) 施設改善は具体的には球場施設内にプロテイン・バーを新設し、「サプリメントに関して学習できる環境を整えてほしい」というもの。藤浪が目覚めた理由こそ、妙齢の女性にある。侍ジャパンに派遣された大手食品会社在籍の栄養士、大前恵さんだ。大前さんは楽天、巨人の栄養士も務めており、藤浪とは初対面だった。 「大前さんは選手食堂に魚、肉、野菜などのイラストを貼り出して説明するなど、選手たちにわかりやすく教えてくれ、巨人、楽天ともに好評です」(同) しかし、藤浪はこの大前女史と話をすることができなかった。彼女はサプリメントの摂取方法にもアドバイスをするが、それは、あくまでも選手から質問された場合のみ。知識を一方的に押しつけない配慮からだが、阪神で栄養学を学ぶ機会が一度もなかった藤浪は大前女史と専門的な会話をする他の先輩選手たちに圧倒されるだけだったという。 食生活の管理はエースに欠かせないもの。球団は藤浪のオトナとしての覚醒を喜んでいたが、「もしかしてだけど〜♪ 年上美人の恵チャンに惚れちゃったんじゃないの〜?」
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スポーツ 2015年01月25日 15時00分
サッチーが箝口令 ノムさん(野村克也氏)重病説を追う! そのときミスターは…(3)
野村邸をマークしはじめてから2週間後の12月31日。インターホン越しに、サッチーがいくぶん元気のないような口調で私の質問に応えた。 −−野村さんが再入院と聞きましたが…。 「誰がそんなことを言っているの? 元気ですよ。どこに入院しているのよ?」 −−都内の○○病院(実名)で手術をして…。 「とんでもない!」 −−それでは一連の報道は間違いですか? 「どんな報道しているの? なんの病気よ…」 −−解離性大動脈瘤です。危篤状態とか? 「ないない。そんなの…」 −−今、野村さんはご在宅ですか。ガレージに愛車があります。 「今日(大晦日)は、講演に出ています」 −−早くお元気になられたらいいですね。 「…」 年が明けた1月2日、野村邸のガレージが開いた。しかし、野村氏の姿はない。運転手を直撃した。 −−野村さんはお出掛け?元気ですか。 「元気です」 −−良かったですね。今からお出掛け? 「はい。これからバリバリ働きます。でないと僕らは困りますからね」 −−入院していたのか? 「立場上、話せないので。すみません」 −−再入院していると聞くが。 「…」 −−口止めされているのか。 「…」 結局、5時間待ったが、空車のまま出て行った車は戻ってこなかった。 実は、野村氏は田淵幸一に「ノムさん、本当はミスターを好きなんでしょ」と問われ、「羨ましいんだ」とポロリ本音を漏らしたことがある。 同じ田園調布に住みながら、お互い一度も訪ねたことはない。そんな宿敵でも、共通しているのは未だに野球人として“叶うものなら現場(監督)に戻りたい!”のモチベーションに他ならない。 ひまわりと月見草−−。打ち解ける日はくるのか。
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スポーツ 2015年01月25日 10時00分
小塚桃子ゴルフ連載(19)第三部・100を切るゴルフ実践編「バンカーの攻略法(2)」
前回から引き続き、「バンカー」に関するお話しをしていきますね。 ゴルフは基本的に雨天決行。雨中でプレーする時もあります。そんな場面でのバンカーはとても厄介。というのも雨が降ると(雨を含んで)砂が固くなるからです。ただ、フェアウェイの途中にあるバンカー…ピンまで距離があるバンカーは前回綴った様にアゴが低い。この場合は逆に砂が地面と同じ状況になっているので普通に打てます。ここではバンカーを意識せず、自分の番手でスイングするといいですね。 一方、グリーン周りのバンカー・アゴの高いバンカーは大変。雨で砂が固くなった時、ボールを出すのが一苦労です。間違っても距離を出そうと考えてはいけません。グリーンに乗せる事だけに集中しましょう。一般的にはフェースを開いて打ちますが、これだとシャンクする可能性が高いです。 グリーン周りのバンカーは、砂と一緒に打ち上げないとクリア出来ない。雨で砂は堅くなっています。結局、砂だけ掘って5センチしか進まなかった−−という話をよく耳にします。難しくて私もよく叩きます。ボールの10センチ手前からクラブを入れて、(ボールの)少し下を打つ感じです。すると、ボールはキレイに出ます。 バンカーショットの時、私は「ここはグリーンだ」と思い込みます。バンカーだと考えず、グリーンと同じ様に打つ感覚…クラブはサンドウェッジ、5番、6番を用いますが雨で砂が固くなっている事から「グリーンに乗らなくてもいいや」と軽く考える。「バンカーから出せばいい」という気持ちです。 次に坂の途中…アゴの中腹にボールがある時はどうすべきか−−。この状況は体の重心が傾いてしまう。そこで身体を安定させる為に砂の中に足を埋めます。砂はサラサラしており、重心が安定せず普通にスイング出来ません。そのため、足を擦り込む事で重心を安定させます。これでヘッドの軌道が固定できます。因みに雨の時は砂が硬直しているので、擦り込む事をしなくて大丈夫。逆に安定します。 最後に私の失敗談を−−。ゴルフのルールでバンカー内の砂にクラブを付ける事は御法度。素振りでも砂にクラブが触れたらペナルティー(2打罰)になります。 ゴルフ留学初期、そのルールを知らなかった私は大失態をしてしまいました。バンカーにハマった私はまず、バンカー内で素振り。その際、クラブに砂が付いており、ルールを知らなかった私は気にせずショット。ところがアゴの高いバンカーでボールは外に出ず、コロコロと戻ってきたのです。それにムッとした私は、クラブを砂に叩きつけました。気を取り直してショットしたところ、今度はグリーン上に出すことができ、ホッとした私は同行していた先生に「あ〜あ、2打も打っちゃった」と愚痴をこぼしたのですが、先生は「え? 今、6打叩いたよ!」と驚きの発言。何を言っているのか理解出来ない私は先生に6打の内訳を聞きました。 先生は「バンカーは特別なルールでバンカー内のものは一切、触ってはいけない」という事を教えてくれたのです。例えば、バンカー内で猫が寝ていたとします。フェアウェイ上ならクラブを使って追い払う事が可能。勿論、バンカー場も砂に触れなければOKですが、万が一のリスクがあるので、大体は猫の意思に任せ、こちらは動きません。 又、バンカー内には「障害物」が存在しているケースがあります。私は豪州にゴルフ留学していましたが、ここは野生のカンガルーが数多く生息している場所。バンカーで日向ぼっこをしているカンガルーが多く、当然ながら糞尿もそこでする。バンカーの至る所に糞がありました。バンカーに糞があっても移動させるとペナルティー。バンカーはショットに気を遣うだけでなく、障害物にも気を配らなくてはならないのです。 芝がめくれたらクラブを使い、めくれた芝を修正させるのがゴルフのマナー。バンカーは砂地に残った足跡を足でならし、足跡を消すのがマナーです。*カメラマン:須田卓馬小塚桃子オフィシャルブログ「季節はずれのももリンダ」 http://ameblo.jp/koduka-momoko/
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野球人生“燃え尽きた”元プロ野球選手・宮國椋丞氏 今後は「周りの人に頼られたり、笑顔にしたい」
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2025年07月25日 23時30分
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2025年07月21日 12時00分
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2025年07月14日 17時00分
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2025年04月28日 19時03分