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番長・清原和博VS中日・落合GM 再び全面抗争が始まった!(3)

 そんな姑息な舞台裏を知っているからこそ、立浪氏も清原氏も恨み骨髄なのだろう。立浪氏は殿堂入りを果たすことで「禊は済んだと」アピールし“政権交代”の流れを呼び込もうとしているのだ。
 「立浪氏は10月に球団フロントの人間と内々に食事をし、ポスト谷繁の含みで復帰できないか、と相談したそうです。相談された人は『無理だと思う』と言葉を濁したそうですが、この話が落合GMの知るところとなり、その怒りが、立浪氏がPL学園の後輩としてかわいがっていた吉川に向けられ、解雇されたという情報もある。そこに平田と大島までが疎外されたことで立浪氏は“反落合派”を増殖させ、反撃に出ているのです。球界の番長・清原氏が脇を固めたことで勢力を急激に強めています」(前出のテレビ局スタッフ)

 今年9月にモデルの亜希夫人と離婚した清原氏はメディアの前から姿を消し、不気味な沈黙を続けている。一部週刊誌に“クスリ疑惑”のネガティブな報道をされ、逮捕のXデーが近いなどといった噂も流れているが、この男を支持するファンは少なくない。
 「薬物疑惑で仕事のキャンセルが続き、パチンコ営業でしのいでいるなんて報道もあるが、正味30分程度のトークで100万円近い金を稼げるわけで、やはりスターの証しですよ。名古屋エリアにはパチンコ業者や関連会社、店舗も多い。中日選手のタニマチもこの業種の人たちが多く、その意味では清原氏の影響力も、われわれマスコミの想像以上に大きいといえます。番長ににらまれたら大変、と言うのはタニマチのことなのです」(清原氏と親しいマスコミ関係者)

 名古屋エリアでは、読売新聞、朝日新聞が一緒になってもかなわない巨大な影響力を誇る中日新聞社を味方に付けている落合GMだけに、たとえ「清原-立浪連合」が表立って仕掛けてこようとも、取るに足らない存在なのかもしれない。ところが、ここに有力OBの星野仙一氏が加わるとなると話は違ってくる。
 星野氏は11月16日、13年ぶりにドラゴンズの応援番組『サンデードラゴンズ』(CBC放送)に生出演した。自身が監督だった当時は連日満員御礼だった名古屋ドームが今やガラガラ。この現実を 「今のドラゴンズは名古屋の文化をないがしろにしている感じがする。ファン、地域を大事にしていない。なぜなんだということを追求していかないといけない」と落合GMを暗に批判し、「今考えれば(ロッテから落合を獲得したのは)失敗だった」と、上から目線で笑い飛ばした。
 星野氏にはトヨタ自動車、同グループ会社をはじめ、名古屋鉄道、中部電力などの名古屋財界の支援者が多い。彼らも星野氏同様、閑古鳥状態が続く現在のドラゴンズを懐疑的に思っており、「さすが星野さん。われわれの気持ちを代弁してくれた」と喜んだという。

 星野氏が立浪氏にエールを送ることになれば、落合GMバッシングは一気に強まる。“落合vs清原”の抗争は立浪氏と星野氏をも巻き込み、スケールを拡大して第2ラウンドに突入しようとしている。

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