スポーツ
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スポーツ 2015年03月02日 16時15分
カープ人気沸騰に水! 広島球団が公式グッズ納入業者に買いたたき
プロ野球・広島東洋カープの人気が、とんでもない勢いで急上昇している。 昨年、「カープ女子」が流行語になるほど、女性ファンが急増。その結果、昨季のカープ主催試合(72試合)の観客動員は、前年比21.7%増の190万4781人となり、球団史上最高となった。 今年は、それに拍車を掛け、1月20日までに、8300席用意された本拠地マツダスタジアムの年間指定席が早々に完売した。 3月1日は本拠地で開催される同27日からの開幕戦のチケット発売日だったが、マツダスタジアムには2月21日頃から徹夜で並ぶ人が出始め、同28日早朝には大行列になったため。球団は急きょ、約2500枚の整理券を配布した。 カープ人気沸騰の最大の要因は、黒田博樹投手(40)がメジャーからの約20億円のオファーを蹴って、8年ぶりに復帰したことだ。阪神タイガースを自由契約になった新井貴浩内野手(38)が復帰した影響も小さくないだろう。この調子なら、今季は球団史上初の観客動員200万人突破が現実味を帯びる。 そんななか、そのカープ人気に水を差す事件が起きた。広島球団が公式グッズの納入業者に対し、消費増税分を価格に上乗せしないよう求めたとして、公正取引委員会は2月26日、消費税転嫁対策特別措置法違反(買いたたき)で再発防止を勧告した。 公取委によると、球団は昨年4月の消費増税にあたり、チームのロゴが入ったタオルやユニホームなど公式グッズ約2000点を納める13都府県の業者100社に対し、増税分を転嫁しないよう要請。このうち、圧力に屈した34社が泣き寝入りさせられていた。 球団は昨年12月に、公取委の調査を受けるまで、「違法性があるという認識はなかった」と回答。価格を据え置かせた34社には、増税分の差額約509万円を支払ったという。 松田元オーナーは「関係する仕入れ先の方々にご迷惑をおかけし、ファンの皆さまにご心配をおかけし、深くお詫びいたします」とのコメントを発表した。 カープは昨年4月の消費増税後も、グッズ販売価格を据え置いていたという。結局しわ寄せは、納入業者だったということか。(落合一郎)
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スポーツ 2015年03月02日 15時30分
2015年12球団戦力分析 『混セ&パ2強』説は本当か!?(東京ヤクルト編)
那覇空港で行われた歓迎セレモニーでのこと。真中満・新監督は「ファンの皆さんをワクワクさせるような野球をお届けします!」と、言い切ったそうだ。 東京ヤクルトスワローズはFA補強に積極的ではなかった。しかし、成瀬善久(29=前千葉ロッテ)、大引啓次(30=前北海道日本ハム)と“投打の主力選手”の獲得に成功した。ドラフト1位左腕・竹下真吾(24=ヤマハ)も「知名度では有原、安楽に適わなかったが、間違いなく即戦力」と社会人野球の要人が太鼓判を押していた。メジャー通算281試合に登板したローガン・オンドルセク(30)もいる。この3年間、一軍マウンドから離れていた由規の復活も“確実視”されている。真中監督の先の前向きな発言は、チームが投打ともパワーアップした証とも言えるが、ネット裏から見る限りでは「全体的に調整が遅い」との印象を受けた。 まず、オンドルセクだが、「150キロを投げる」との触れ込みだったが、ブルペンでは30〜40球を投げる程度。球速も130キロ台しか出ていない。期待の竹下は左肘の張りで、無理をさせない方針となった。 そのせいか、復活を目指す由規の真っ直ぐが際立って見えた。 他投手が60%ほどの仕上がり具合だとしたら、由規は「明日、開幕でも」といった雰囲気だ。 今季のヤクルト打線は攻撃スタイルを変えてくるのではないだろうか。三木、福地の両走塁コーチが山田哲人、雄平、大引にアドバイスを送る場面が多い。フリー打撃の際、ベース後方にネットを立て、その後ろで打撃投手のモーションに合わせてスタートダッシュを切る練習は、どの球団でもやっている。だが、ヤクルトはここ数年、盗塁王争いに加わる選手が現れなかったせいか、エンドランなどの練習量も少なくなっていた。リーグトップの『チーム打率2割7分9厘』をバージョンアップさせるためもあるだろうが、今年は攻撃力が少し落ちると思われる。ミレッジが怪我で遅れており、バレンティンのチーム合流は「3月中旬」になるという。 前半戦は一発が期待できるバッターは畠山だけになるかもしれない。 成瀬の加入で、先発陣は小川泰弘、石川雅規の3本柱ができた。ここに由規が帰って来て、石山泰稚、杉浦稔大がローテーション枠を争い、交流戦の始まるころ、新人の竹下が一軍に合流する…。 ペナントレース序盤戦を勝率5割で乗り切れば、「一気に連勝街道」なんてことも起こりうるのではないだろうか。 新・正捕手候補の中村悠平がどこまでやれるか…。正直、守備練習を見ていると二番手以降の捕手が物足りない気もする。真中監督は中村が“お疲れモード”に入ったとき、田中雅彦、西田明央を使うのか、それとも、昨季二軍戦で50試合に出場した星野雄大を抜てきするのか、ちょっと迷うのではないだろうか。両外国人選手の出遅れ、二番手捕手など弱点はあるが、このチームはペナントレースの主役に躍り出る可能性も高い。
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スポーツ 2015年03月02日 15時00分
東京五輪にも大打撃「上納金制度」で世界に赤っ恥をかく日本ラグビー
『ラグビーワールドカップ2019日本大会』の開催都市が3月2日に決定するが、翌年に東京五輪が控えているためか、いまひとつ盛り上がりに欠けている。 「開催地の選考では、震災被災地の岩手県釜石市を優先させたいとしています。開幕と決勝は新国立競技場で決定していますが、札幌、横浜、愛知県豊田市、東大阪市が有力」(スポーツライター・美山和也氏) 世界大会だけに、失敗すれば東京五輪にも大きな痛手を残すことになる。そういう意味では悲観的な話も少なくない。 「日本国内におけるラグビー人気は未知数です。観戦者が集まらない可能性も高い」(ベテラン記者) ラクビーW杯は、サッカーとは運営費の在り方が異なる。協賛金、放送権料は世界各国のラクビーを取り仕切る『国際ラグビーボード』(IRB)に全て入る。大会運営費自体は開催国が全額負担する決まりになっており、日本ラグビー協会が得るのは入場者収入しかない。大会組織委員会副会長の森喜朗元首相は、国内企業に限ったローカルスポンサーを募る許可を取り付けたが、「いったんIRBに納め、必要分を還流させる」というもの。主導権は完全にIRBにある。 「大会運営費は当初計画より60億円増え、約300億円に膨らみました。そのうち開催12都市の各自治体から負担金としてもくろむ金額は計36億円です。要するに、巨額の“上納金”を出させようというのです」(同) 関係者によれば、黒字にさせるには「入場者収入で600億円を稼がなければならない」という。試合数は全部で計48。1試合4万人が入ったとしても、チケットは平均価格3万円強で売らなければならない計算だ。 これでは、客足はさらに遠のき、チケットの売れ残り分を開催都市に買い取らせるなんてことにもなりかねない。 森元首相が提唱したローカルスポンサー集めは、史上初。金の話が多過ぎるからか、新潟県は立候補をドタキャンした。 果たして“上納金”まで払わせるやり方は、世界にどう映っているのか。
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スポーツ 2015年03月02日 13時00分
チームの垣根を越えた合同自主トレの悪影響か? 藤浪晋太郎がキャンプ調整失敗で開幕危機
キャンプ終盤のプロ野球関係のニュースは、古巣チームの広島カープへ復帰した黒田一色と言っても過言ではなかった。 推定21億円の年俸を蹴って帰還した漢気は、普段から野球にあまり関心のない老若男女の関心も集めた。広島の若手投手も「体調管理などを教えてほしい」と、黒田門下生と化したほどだ。 しかし、黒田に熱視線を送っているのは、チーム内の選手やファンだけではない。北海道日本ハムファイターズの大谷翔平(21)もその一人だ。 「インコースのツーシームは見てみたいですね。なかなか投げられないボールですし、テレビで見ていても、スゴイと思っていました」 大谷は黒田の著書『クオリティピッチング』(KKベストセラーズ)の愛読者でもある。いずれ、大谷は打者として、黒田の投球を体感できるだろう。 「大谷はツーシームの勉強をしているんです。まだ実戦で使えるレベルではありませんが、オールスター戦などで直接指導を仰ぐこともあるかもしれません」(球界関係者) 他球団のエースやレジェンドを崇拝するケースはほかにもある。 藤浪晋太郎(20=阪神タイガース)も広島の前田健太(26)と共に自主トレを行った。メンタル面を含めた前田の体調管理はもちろんだが、投げる瞬間だけに力を入れる『脱力投法』を習得したいとし、アドバイスを求めていた。だが、いまのところ結果は出ていない。 「藤浪はピリッとしません。21日のDeNA戦では3回4失点で、悪癖の立ち上がり悪さに加え、ストレートのキレもイマイチでした」(スポーツ紙記者) まだシーズンは始まっていないが、藤浪の不振を予想する声はキャンプ序盤から聞かれた。阪神のキャンプ序盤と言えば、チームのレジェンドである江夏豊氏(66)が臨時コーチを務めて話題になっていた。 その江夏氏は藤浪の投球練習を見て、「腕の振りが素晴らしい」と褒めつつも、「この腕の振りが長所だが、将来の成長を止める短所にも成り兼ねない。下半身をしっかり使った投げ方を…」と、大エースならではの苦言も呈していた。 江夏氏の眼には、いまの藤浪に必要なのは『脱力投法』ではなく、将来を見据えた下半身強化と映ったようだ。 「藤浪がピリッとしないままシーズンに入るようなことになれば、阪神は一大事ですよ。タダでさえ先発の頭数が足らないのに、藤浪で試合を落とすようなことが続けば、チーム80周年のシーズンは台無しです」(同) 大谷と藤浪は両者ともに開幕投手候補だ。古参のプロ野球解説者がこう言う。 「他球団の選手と自主トレで仲よくするのは、いかがなものか…。実績のある先輩に学び、真似をすることは悪いことではないが、ペナントレースを争うライバル同士なのだから考えるべきではないか」 大谷や藤浪だけではなく、各選手に他球団選手はライバルだという意識が希薄になりつつある。「技術、情報は共有するとしても、結果で勝負しよう」のスポーツマンシップによるものだとしても、見方を変えれば自分たちのチームにお手本となる先輩がいないと言っているのと同じだ。 技術の共有や尊敬が馴れ合いとなり、悪影響の連鎖を生んではいないだろうか?
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スポーツ 2015年03月01日 15時00分
俺たちの熱狂バトルTheヒストリー〈マイク・タイソンvsジェームス・ダグラス〉
1988年3月21日、日本初の全天候型球場として開場した東京ドームで、3日前18日のこけら落とし、プロ野球・巨人vs阪神のオープン戦に次いで初めての格闘技興行が行われた。ドン・キングと帝拳ジムの協同プロモートによるマイク・タイソンとトニー・タッブスのボクシング世界ヘビー級王座戦。タイソンは当時、日本においてもそれだけの価値あるビッグスターであった。 プロデビューから29連勝で20歳にしてWBC王座を獲得すると、翌年にはWBA、IBF王座も奪取。瞬く間に3団体統一を成し遂げた。 ダッシュ一番、相手のパンチをかいくぐって懐深くに飛び込むと一気呵成のラッシュ。そのパンチ力はとにかく桁違いで、三冠統一までの31連勝中に判定までもつれこんだのはわずか4戦と、文字通り「KOの山」を築いた「世界最強の男」であった。 日本初戦の相手、タッブスとてプロデビューから21連勝を誇った前WBA王者。決してかませ犬などではなかったが、これに何もさせずの2ラウンドKO。日本においてもタイソン神話は揺るぎないものとなっていった。 それから2年、1990年2月11日にタイソンの日本2戦目が、同じ東京ドームで行われる。 相手のジェームス・ダグラスは、長身だけが取り柄で目立った戦績もない典型的な当て馬。タイソンの勝利は揺るぎないと、恐らくはダグラス自身もそう思っていただろう。 ボクシング史上最大ともいわれる番狂わせが、この日に起こるなど誰も予想だにしなかったのだ。 ゴングと同時にタイソンはいつも通りに相手の懐へ飛び込もうとするが、アウトボクシングに徹して下がりながらジャブを放つダグラスにこれが届かない。 それでもこれまでのタイソンであれば強引にラッシュを浴びせかけたはずだが、パンチはいずれも単発。いつもの両グラブを顔前で構える“ピーカブースタイル”とは違って両腕を解いていたのは、相手を格下と見て早めの決着を狙ったものだったか。 しかし、その空いた顔面をダグラスの左ジャブが散発ながらも捉えていく。 第5ラウンドまではその繰り返し。両者ダメージこそは感じられなかったが、パンチのヒット数ではダグラスが大きく上回り、タイソンの勝利を信じる観客にはフラストレーションばかりが溜まっていった。 6ラウンドに入ってようやくエンジンが温まったか、タイソンはピーカブースタイルに構え直すと、飛び込んでのボディーやジョルト気味に打ち上げるストレートがダグラスに当たり始める。そして8ラウンド終了間際、ついにタイソンのアッパーでダグラスがマットに崩れ落ちた。 カウントアウト寸前に立ち上がるが足元はおぼつかない。だがレフェリーが離れた直後にラウンド終了のゴングが鳴らされる。 「後でビデオチェックしてこのときのカウントを計ると14秒もかかっていて、本来ならあそこでTKOの裁定が下ってもおかしくなかった。ラウンド終了間際でレフェリーが時間のチェックも同時に行っていたのがロングカウントの要因でしょうが、いずれにせよダグラスにとっては幸運でした」(ボクシング誌記者) そして迎えた第9ラウンド。タイソンは勝ちを決めようと前に出るが、そこにダグラスのジャブが決まると試合の流れは反転する。足だけは前に向かうタイソンだが、パンチが出ない。 これを機にジェームスは2分過ぎからラッシュを仕掛けると、ロープ際でダウン寸前に追い込み、続く10ラウンド、ワンツースリーときれいに連打が決まったところでタイソンはまっすぐ後ろに吹き飛んだ。 「この数戦前から、関係者の間ではタイソンの不調は言われていたけれど、まさかKO負けとは…」(同) ダグラスは次戦、イベンダー・ホリフィールドを挑戦者に迎えた防衛戦で3ラウンドKO負け。このことからも「ダグラスが強かった」というよりも、タイソン側に問題があったと見るべきだろう。 この後のタイソンはレイプ事件で収監されるなど転落の一途。1996年にはWBC、WBA王者に返り咲いたものの、かつての快進撃のころには程遠く、ホリフィールド戦での“耳かみちぎり事件”以降、事実上の表舞台から退いたのだった。
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スポーツ 2015年03月01日 10時00分
小塚桃子ゴルフ連載(24)第四部・100を切るゴルフ実践編「ゴルフの基本マナー・暫定球編」
3月に入り、いよいよ春も近づいてきました。第4部・ゴルフの基本マナー編は本稿で終了です。次回からは、第5章に突入します。最終編は「暫定球」にテーマを絞りました。 「暫定球?そんなのわざわざ説明しなくても…」と思っている読者の皆さん、こういう時だからこそ、振り返りも必要。復習の意味を込めて読んで頂けたら嬉しいです。意外にも「知らなかった!」というルールがあるかも… まず、「暫定球の為に」というのではなく、ゴルファーとしてパートナーのボールの行方を見るようにする。これは基本です。 例えば、パートナーの打球が左右に大きく逸れ林の方へ飛んだとします。万が一、誰も打球の行方を確認していなかったらどうでしょう。ボールを捜すことに相当な時間を費やす結果になりますよね。 逆に、パートナー全員がボールの行方を見ていたとしたら、大体の落下地点は分かります。ボールを捜すことに時間を費やさずに済みます。 もっとも、前者の場合、相当な時間を使ってもボールが見つからず、打ち直しになるケースが多い。これは暫定球とは言いませんが、ボールもスコアも無駄にするのは勿体ない。後者の様に取り敢えず、暫定球を打ったものの、その後、ボールを発見。「暫定球がただの暫定で終わった」となった方が(スコア、ボールを)無駄にせずに済みます。 今回のテーマは暫定球ですが、暫定球を使用するのは概ねOBが関係します。OBというのは、フェアウェイではコースの両端に刺さっている杭が目安。その杭から打球が飛び出すとOB。こうなると有無を言わさず暫定球でリスタートとなります。 又、崖や池にハマった場合はいきなりOBですが、落下地点が分からない時に暫定球を打ちます。暫定球は打ち直し…今打った場所から、打ち直します。そのまま暫定球を使ってプレーを続行した場合、暫定球一つにつき一打罰(プラス1打))になります。 よくある話では、ドライバーでの暫定球。1打目を打ったとしましょう。ところがボールは真っすぐ飛ばず、左の池に突入。「あれ〜、もしかして…」となる訳ですが、ここからではボールがどこに落下したのか分かりません。そこで応急措置として暫定球が登場します。 暫定球で第2打を打ちます。最初の打球が落下した池付近まで行くと最初のボールを発見。こうなると、最初のボールでプレー再開です。暫定球は暫定で終わり、ポケットの中にしまいます。よって一打罰はありません。 因みにOBの概念で勘違いしがちなのが第一打。第一打がOBの場合、OBでまず一打罰。これに暫定球での打ち直しが加わる為、さらにプラス1打を併合します。よって打ち直す時点で第3打となります。このような場合、プラス2打と勘違いされる方がいらっしゃいますが、ここは注意して下さい。 暫定球とは基本的にOBの時だけ生かされるボール。飛んだ打球が気に入らないから打ち直し−−当然ですが、このようなことは出来ません。ここまで「大胆」なプレーヤーは、滅多にいないと思いますが…。小塚桃子オフィシャルブログ「季節はずれのももリンダ」 http://ameblo.jp/koduka-momoko/
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スポーツ 2015年02月25日 15時00分
横浜フィーバー 中畑長期政権の先にゴジラ松井監督・瀬古利彦コーチ
球界初の女性オーナーを誕生させた横浜DeNAが、マジで“ゴジラ強奪”に動き出した。次期巨人監督が約束されている松井秀喜氏(40)に横恋慕し、返す刀でマラソン界のスーパースター瀬古利彦氏(58)を入閣させるというのだ。 今春のキャンプでは、2月5日から7日の日程で松井氏を沖縄・宜野湾に招き、臨時コーチを依頼。瀬古氏にも臨時ランニングコーチを要請し、中畑清監督がホスト役に回る形で大物ゲスト2人を使って球界の話題を独占した。これを単なる話題作りと判断するのは早計。南場智子オーナーが「横浜を巨人、阪神を上回る人気球団にする」と強い意欲を見せているからだ。 米ハーバード大でMBA(経営学修士)資格を得た南場女史は、現地でキャンプ視察などという陳腐な手法は使わない。ネット時代の先端を走るDeNAらしく、斬新なアイデアでチーム管理に乗りだしている。 「昨年からDeNAの試合はアプリ『SHOWROOM』を使えば、生で視聴できるようになった。これを今年はキャンプ、オープン戦にも導入し、世界中どこにいてもリアルタイムでベイスターズの様子がわかるようにしたのです。表向きはファンサービスと配信収益ですが、真の狙いはニューヨークに住む松井氏にチームを監督してもらおうというもの。今回のキャンプ視察は、選手の顔と特徴を肌で感じてもらうのが狙いです。今後はネット配信で見た感想を電話で中畑監督に伝えるようです」(スポーツ紙記者) 一方、瀬古氏はDeNAランニングクラブの総監督でもある。半ば身内だが、松井政権誕生の暁にはヘッド格のランニングコーチで入閣という仰天プランも囁かれている。 瀬古氏はAKB48のマラソン部監督も兼任しており、彼女たちも巻き込んでベイスターズの人気アップを目指すのだという。 「山下ふ頭での国内カジノ第1号が内定しており、そうなれば、統合型リゾート(IR)法案に沿って横浜は日本を代表するリゾート地に大化けする。南場オーナーはベイスターズが有力なコンテンツになる、と確信しているのです。そこでカジノができる2020年の松井政権発足へ向けて、地ならしをしているのでしょう」(横浜OBの解説者) これからの5年間、巨人の本拠地でもある東京はオリンピック・パラリンピック一色に染まる。そこで、はじき飛ばされた野球人気を横浜に吸収し、新たな“プロ野球のメッカ”にしようという魂胆である。 巨人は原辰徳監督の下で高橋由伸外野手が兼任コーチに就き、次期巨人監督の本命に躍り出ている。一方、ニューヨークで充電する松井氏は巨人を袖にし、DeNAのリモコンコーチを経て監督就任へ−−。 常識にとらわれない南場オーナーは「最終的に松井氏が固辞した場合は、ランニングコーチの瀬古氏を監督兼任に」という奇想天外な構想も温めているという。 ブルーライトなYOKOHAMAから目が離せない。
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スポーツ 2015年02月23日 15時00分
巨人若手台頭の裏にゴジラのアドバイスあり 松井信者増加で原監督のクビが寒い?
原巨人の開幕オーダーは純国産打線になりそうだ。 2年目のレスリー・アンダーソン(32)の左肘の回復が遅れているせいもあるが、大田泰示(24)が一皮むけたおかげでもある。 「2月15日の紅白戦で放ったバックスクリーン右への大本塁打は、ネット裏にいた長嶋茂雄終身名誉監督も唸っていました」(現地記者) 現時点では左翼を亀井、中堅に大田、右翼が橋本という外野布陣が予想されている。内野も一塁へ阿部慎之助(35)がコンバートされ、日本人選手一色となった。以前から自前の日本人選手で打線を編成するプランを抱えていた原辰徳監督(56)には待望の布陣だろう。しかし、アンダーソンが怪我で出遅れているように、ベテランの阿部や村田修一(34)には全試合出場を続けると故障が懸念される。 「巨人の内野はレギュラーがコケると、一気に戦力ダウンする危険性を秘めています。たとえば、三塁の村田(修一=34)か、一塁の阿部(慎之助=35)に何かあったら、打線は破壊力を失います。そうなれば新人の岡本和真(18)が大抜擢される可能性すらもある」(同) 主力の故障で岡本に早期一軍デビューのチャンスが巡ってくるとなれば、レギュラー奪取目前の大田も加えて、若手中心の編成になる。坂本勇人(26)以来の生え抜きの台頭は原監督の願いだった。だが、大田と岡本の台頭に関しては手放しでは喜べないという。 「大田、岡本はゴジラ松井に心酔しているというか…」(球界関係者) 次期監督候補と言われて久しい松井秀喜氏(40)が巨人キャンプを訪問したのは、2月3日。今回は背広で登場したように臨時コーチではなく、表敬が目的だった。しかし、同日の昼食休憩の時間に、松井は二軍練習場まで足を運び、岡本のフリー打撃を視察した。それも、ゲージ後ろまで近づいて、だ。 その後、岡本に対し、松井は身振り手振りを加え、熱心に何かをアドバイスしていた。 「何を話したかって? ヒミツです」 岡本は取り囲む記者団を煙に巻いたが、昨季に同様の指導を受けた大田も同じような対応を見せている。松井氏と何かを話した後に、「松井さんにも『ノーコメント』と言われたので、ナイショです」と、内容は明かしてくれなかった。 「松井は大田に技術的なアドバイスを昨春に送っており、それが昨季終盤戦での活躍に繋がったと見る声もあります」(前出関係者) 技術的なアドバイスはしたかもしれないが、1年を通じてチームに帯同するわけではないので、細かい技術指導はしていないという。しかし、短い会話のなかにも大田を変貌させた要素はギッシリ詰まっていたようで、ゴジラと対面後の岡本も明らかに表情が変わってきた。 「12日の二軍紅白戦で岡本は守備でミスをしました。プロとして恥ずかしい落球でしたが、全然気にしていなかった。入寮時の取材では記者団との受け答えもまともにできなかったのに、いまではしっかり自分のペースで練習できています」(同) 松井のアドバイスで気持ちに余裕が生まれたのかもしれない。そのせいか、巨人若手のなかにもゴジラ信者が増えつつある。 大田が活躍すれば、的確なアドバイスを送るゴジラ松井の存在も再クローズアップされるだろう。今年契約最終年を迎えた原監督の胸中は…。
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スポーツ 2015年02月22日 15時00分
俺たちの熱狂バトルTheヒストリー〈立嶋篤史の居合い斬り〉
国民的ヒーローだった沢村忠の引退後、テレビ中継が離れ、冬の時代を迎えた日本のキックボクシング界。1980年代中盤から'90年代にかけて格闘技の主流がUWFやK-1に取って代わられる中、これらを真っ向から切り捨てる男がいた。立嶋篤史である。 K-1を「茶番」と言い放ち、自身のキック道にまい進する姿は、昔ながらのキック愛好家たちの共感を呼んだ。 中学卒業と同時にタイへ渡り、本場ムエタイの修業を積んだ立嶋。衰退の一途だったキック界に、こんな若者がいることがファンからすれば奇跡であり、16歳で日本デビューを果たすと早々から大きな期待をかけられた。閑古鳥の鳴いていた後楽園ホールは、それこそ立嶋の試合となると満員の観衆が詰めかけるようになっていった。 「キックボクシングとK-1の一番の違いは“ヒジ”の有無です。ルール上、ヒジでの加撃が認められているキックでは、これを当てるためにどうしても相手との間合いが近くなり、常にインファイトの状態で激しいドツキ合いになるのです」(格闘技ライター) ヒジでの打撃はグローブでのパンチとは比べ物にならないほどの破壊力で、当然KO決着は多くなる。また、ヒジを鋭角に当てることでまぶたや目尻の皮膚は簡単に裂け、出血でのTKOも珍しくない。 このためリング上で戦う選手たちはもちろんのこと、観客もまた一瞬たりとも気が抜けない。 K-1が“ヘビー級の一撃必殺”を売りにしたのとは対照的に、軽量級の息をも付かせぬスピーディーで激しいファイトがキックボクシングの持ち味で、ヒジの有無によってまるで別競技の趣となる。 「そんな中でも立嶋は特にヒジを得意としていて、その試合ぶりはまさに“殺るか殺られるか”です」(同・ライター) 立嶋本人も「客がキックの試合に来るのは、残酷なものを見たいから」と語っている。その言葉の通り、常に観客の目を意識して試合に臨んだこともあって、'92年に清水隆広戦で勝利して全日本フェザー級王者となるまでの戦績は23戦14勝7敗2分け(タイでのデビュー戦を含む)と、勝率そのものは決して高くはなかった。キックファンは立嶋の強さというよりも、その人間そのものを愛していたのだ。 そんな立嶋の名前がキック界を超えて広く格闘技ファンに知れ渡ることになったのは、'93年11月の前田憲作戦であろう。 前年、前田のテクニックの前に判定で敗れた立嶋。その後にはムエタイランカーに一方的に攻められてのKO負けなどもあり、決してリベンジマッチまでの道程は順調ではなかった。 片や前田はというと、欠場選手の代役として臨みながらの王座戴冠で、それにより一足飛びに全国区のファイターとして認知されるようになっていた。 焼けた肌に笑うと白い歯がまぶしい前田と、青白い情念に包まれたかのごとき立嶋では、そのルックスからしても好対照。格闘技専門誌などは両者のライバル関係を喧伝し、また2人もこれに呼応した。 試合前、立嶋がいつも披露する居合い斬りを模したワイクー(ムエタイの儀式)に先んじて、上段斬りの構えを見せる前田。立嶋もこれを受けて下段に構える。互いに虚空を斬り合って始まった試合は、その結末もまさに真剣の切れ味だった。 クビ相撲からの立嶋のヒザが前田の顔面を捉え、前田の頭が浮き上がると、その瞬間に立嶋はヒジを一閃、打ち下ろす。うつ伏せに倒れた前田は何とか腕で上半身を起こして立嶋を見上げたものの、立ち上がることはできなかった。 3R0分49秒−−。 立嶋は王座奪還を果たすとともに、ライバル物語に痛烈なピリオドを打ってみせたのだった。 この試合後、立嶋は海外大物選手を立て続けに下し、キック界の一枚看板として君臨することになる。一方の前田はK-1に転身。2002年には引退し、指導者となった。 後進のキック界のスター候補たちは続々とK-1へ転向していったが、しかし立嶋はキック界の孤塁を守り、40歳を過ぎた今もなお現役にこだわり続けている。長男の名前は「挑己」(いどむ)。今年1月、父と同じ16歳でキックのプロデビューを果たした。
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スポーツ 2015年02月22日 15時00分
期待しているから突き放される安楽智大 しかしメンタルはすでに崩壊寸前か?
今年の注目の新人、安楽智大(18=東北楽天ゴールデンイーグルス)の二軍降格が決まった。一軍は2月12日に沖縄久米島キャンプを打ち上げ、14日から沖縄本島の金武町での2次キャンプへ移動。久米島のグラウンドには観戦者がほとんどいなくなった。それ以外でも安楽はいきなり一軍と二軍の格差を痛感させられたようだ。 「ある程度、覚悟は出来ていたんじゃないかな。大久保(博元=48)監督が二軍落ちを示唆していたので」(現地記者) 失意はないとする見方も聞かれたが、二軍合流初日(14日)、追い打ちをかけるような処遇にも見舞われた。ブルペン投球のお預けである。 「期待されているから突き放した言い方をされたんだと思いますが…」(チーム関係者) 酒井勉二軍監督(52)は「今日はいいからな」とブルペンでの投球練習をさせなかった。この時点で、安楽の練習はどこも故障はしていないのに別メニューとなった。入団会見で、新人王獲得宣言までした黄金ルーキーにとって、これ以上の屈辱はない。 「高校時代の連投による疲労も、酒井二軍監督は口にしていましたが、本当の狙いは発奮させることと、投球フォームの乱れを修正させるためです。高校2年時に安楽は右肘を故障しましたが、故障前と故障後で投球フォームが違うと。本人は気づいていないみたいですが、そこが分かるまでは投球練習をいくらやっても無駄だと…」(前出記者) この突き放して本人に気づかせる教育は楽天流でもある。田中将大もルーキーの年に自慢のストレートで通用しない場面があった。野村克也監督(当時)はどこを修正すべきか分かっていたものの、本人が気づかなければ、いくら口で説明しても身につかないとし、あえて、実戦マウンドで敗北も経験させた。 楽天の期待値の高い新人は洗礼を浴びており、ここからまだ這い上がってこられないでいるのが、松井裕樹(19)というわけだ。 大久保監督はキャンプ序盤から安楽の二軍降格を示唆してきたが、こんなことも口にしていた。 「挨拶がなってねえ!」 きちんと立ち止まって挨拶をする。これが、大久保監督の教育方針である。だが、安楽は時折、歩きながら「チワ〜ス」とやってしまうらしい。 「序盤から二軍降格を示唆していたということは、最初から一軍で使うつもりはなかったわけです。二軍スタートでやらせてやれば、精神的に落ち込まずに済んだはず」(ベテラン記者) 悪癖を本人に気づかせることと、精神的に追い込むことは違う。 キャンプ序盤の2月6日、安楽はストレートが走らず、ブルペン投球の練習中に顔をしかめる場面があった。安楽を担当した山下勝己スカウトが頃合いを見て近寄り、その態度を注意した。プロ1年目の疲労によるものだ。大久保監督は先の歩きながらの挨拶を指して、「2回やった。オレたちはそういうところを見ているんだ」と報道陣にこぼしたが、安楽の疲労は体力面ではなく、メンタル面からきているのだとしたら。 あまり追い打ちをかけるような言動が続くと、立ち直れなくなってしまうかもしれない。
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ハッスル消滅!? 小川H軍休止宣言
2006年12月27日 15時00分
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スポーツ
大みそかボビー弟と対戦 金子賢 前田道場入り
2006年12月14日 15時00分
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スポーツ
珍指令 KID 秒殺禁止
2006年12月12日 15時00分
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スポーツ
生還小橋に捧ぐ 三沢 GHC奪還
2006年12月11日 15時00分
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スポーツ
猪木 緊急提言 想定外プロレスをやれ!
2006年12月05日 15時00分
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スポーツ
1・4東京D「レッスルキングダム」 新日本 全日本“乗っ取り”へ秘策 長州3冠戦出撃
2006年11月16日 15時00分
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スポーツ
復活1・4東京D大会へ秘策 新日本最終兵器サイモン猪木 IWGP挑戦!?
2006年11月07日 15時00分
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スポーツ
来春ビッグマッチ パンクラス芸能人最強決定戦 坂口憲二 今田耕司 押尾学
2006年10月31日 15時00分
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スポーツ
大みそか参戦ほぼ決定 芸能人対決 金子賢vs押尾学
2006年10月10日 15時00分
特集
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岡平健治「19」解散は「お金の問題じゃない」 岩瀬敬吾、地元に戻るのを「止められてよかった」 今後はバラエティーで「ポンコツっぷりを見て笑ってほしい」
芸能
2025年08月05日 23時00分
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野球人生“燃え尽きた”元プロ野球選手・宮國椋丞氏 今後は「周りの人に頼られたり、笑顔にしたい」
スポーツ
2025年07月25日 23時30分
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豊ノ島、YouTubeチャンネルで若乃花とコラボ熱望 タレントとして相撲番組で「冠番組」持ちたい
芸能
2025年07月21日 12時00分
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宮迫博之「雨上がり決死隊」再結成は「蛍原さん次第」 ドジャース始球式の裏話も明かす
芸能
2025年07月14日 17時00分
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元ザブングル松尾陽介、沖縄で芸人のセカンドキャリアサポート 芸人引退に「心境の変化」
芸能
2025年04月28日 19時03分