スポーツ
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スポーツ 2015年02月09日 15時00分
管理野球を掲げた工藤公康監督 おせっかいが過ぎてチーム空中分解の危険も
新生工藤ホークスがスタートを切った。 前年に日本一になっているチームを率いることになった工藤公康ソフトバンク新監督(51)に課せられているのは、常勝軍団の構築。キャンプインした際に早くも工藤カラーが見てとれた。 「工藤監督自ら投球フォームを指導する場面が見られました。ウォーミングアップは昨年よりも長い80分間が費やされたのも、工藤監督の方針です」(現地取材陣) だが、工藤監督はキャンプ前のスタッフ会議で、各担当コーチにこう通達もしていた。 「選手には自己管理の徹底を…」 それはグラウンド外においても、睨みを利かしていくことを意味している。今季から、ソフトバンクは『茶髪・金髪』が禁止となり、練習場所を移動する際には気分転換のためにガムを噛むこともNGとなった。『自己管理』には食生活も含まれており、遠征中にハメを外しすぎた選手がいれば、容赦なく二軍落ちを通告するという。 「昨年のいまごろ、伊原春樹監督が選手たちの髪型や服装を厳しく注意していました。年配の世代からすれば、伊原監督の主張は間違っていませんが、これが現代っ子気質の選手たちからの求心力を失うきっかけとなり、後のシーズン途中解任にも繋がりました」(ベテラン記者) 工藤監督は解説者時代に理想の監督像を聞かれ、広岡達郎、森祇晶両氏の名前を挙げていた。両氏は人材育成に優れた指揮官であり、工藤監督は若手時代に鍛えられた経験がいまの自分に繋がったと考えているそうだ。 「新人監督は自分が最も影響を受けた指導者のやり方を踏襲すると言われています。そこに自己流のアレンジを加えたり、チーム状況に適したやり方に改良し…」(同) 工藤監督、伊原氏は西武ライオンズの出身だ。伊原氏はコーチとして黄金期を築くのに一役買い、工藤はエースとしてチームを牽引してきた。広岡、森のイズムを継承したとしても決しておかしくはないが、当時はこの2人のやり方が管理野球とも揶揄され、生活面にまで及ぶ指導法は息苦しいものでもあった。 伊原氏が失敗したのは、管理野球を若い選手に適した現代風にアレンジできなかったためだ。工藤監督も単に選手を縛りつけるだけなら、同じ轍を踏むことにもなりかねない。あるプロ野球解説者がこう言う。 「監督は、担当コーチに役割を任せ、あまり動き回らない方がいい。工藤監督は若く、選手を直接教えるだけの体力もあります。自分の意に沿わぬ意見が担当コーチから出たとしても、それを受け入れる度量のある指揮官は成功しています」 一部では、投手育成のスペシャリストでもあり、年長の佐藤義則コーチ(60)と大学講義で理論を習得した工藤監督との折り合いを懸念する声も聞かれた。 このキャンプの最大の懸案事項であり、工藤監督と佐藤コーチが着手しなければならないのは、松坂大輔(34)の蘇生だ。いまのところ、松坂本人に調整を任せるが、2人が理論を戦わせることになるかもしれない。ホークスのキャンプは色々な意味で厳しいものになりそうだ。
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スポーツ 2015年02月08日 15時00分
巨人・松井監督誕生を潰す東海大学の中学硬式野球クラブ設立
今号の特集記事でも触れているように、巨人キャンプに異変アリ、だ。 次期監督候補、松井秀喜氏の宮崎入りが決まったが、今回は後輩たちを見守るだけ。「読売グループが拝み倒し、何とか顔を出してもらえることになった」(関係者)という。そんな情報を聞くと、監督就任を固辞する本人の意思とは、どこまでも裏腹なように見える。 一方で、巨人フロントは任期満了後も、原辰徳監督をむげに扱えない事態が起きている。 原監督の母校・東海大学が中心となって運営する『東海スポーツコミュニティクラブ』が、中学硬式野球クラブを創設した。チーム名は、湘南平塚北リトルシニア。手っ取り早く言えば、東海大が中学校の軟式野球とは別に、硬式チームを立ち上げたのだ。将来、有望な野球少年が集まるだろう。硬式チーム結成によって、中学・高校・大学の“10年一貫野球教育”も可能となったわけだ。 「リトルシニアの強豪チームは多々ありますが、東海大のチームはかなり本格的です。監督は大学野球のコーチと監督を経験した伊藤栄治氏が、またトレーニングコーチとして元五輪選手の高野進氏が着任することが決定しています」(スポーツライター・飯山満氏) 10年一貫教育は、アマチュア野球界にとって“革命”でもあるという。 「中学クラブの指導者、高校野球の監督は、遅咲きの選手の成長を見届けずに卒業させてしまうことを悔やんでいます。中・高校野球は体の成長が早い子にとって有利ですが、20歳前後で体が完成する球児がブレイクするのは高校卒業後。10年指導なら、早熟の球児、遅咲きの球児の両方をフォローできます」(同) 東海大グループ校卒の野球指導者が日本中に散らばっている。その人脈で、原監督の下にはスカウト顔負けのナマ情報が寄せられてきた。今回の10年教育により、原監督が巨人スカウト陣にさらに強い影響力を持つのは必至。 どうやら原監督の推す高橋由伸兼任コーチが、後継者の座をすんなりゲットすることになりそうだ。
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スポーツ 2015年02月08日 10時00分
小塚桃子ゴルフ連載(21)第四部・100を切るゴルフ実践編「ゴルフの基本マナー・ボールマーク編」
2月も2週目に入り、今が一年で一番寒い時期。プレーするには、少し厳しいですね。 こういった時は実践から少し離れて、「マナー」について再確認してみては如何でしょうか。 今回は「基本マナー編」の中で意外に疎かにしがちな「ボールマーク」について再認識していこうと思います。 グリーン上にボールが落下した時、小さな穴があくことをボールマークと呼びます。又、補足として、ショットやアプローチした際、芝が剥がれる事をディポットと呼びます。ボールの落下で穴があくのはグリーンだけ。フェアウェイ上は落下で穴があく事は滅多にありません。 ここからが今日の本題。グリーン上にボールマークが出来たら必ず、修復する「義務」が生まれます。マナー最優先のスポーツですから、ここでは敢えて「義務」としました。その位、重要です。 グリーン上にボールマークがあると厄介で、特に私のライン上に穴があると集中力が切れてしまう。もっと言えばラインに穴があるとパッティングが難しくなります。穴の上をボールが通過するとスピード減は否めませんし、最悪の場合、ボールが変化してライン通りに球が転がらないという事態に陥ってしまいます。 私はボールマークにかなり敏感で、自分が作った箇所は勿論、すぐに修復しますが、プレー中にボールマークを見つけると私の「義務」では無いのですが、それも修復してしまう。クセなのか神経質なのか分かりませんが、皆が気持ち良くプレー出来る環境が一番ですよね。 最近、ボールマークを直さないプレーヤーが続出しています。これは絶対、改善して欲しい。ボールマークの修復は、「義務」最低限のマナーです。 ボールマークの修復は、グリーンフォーク(一見、熊手…みたいな器具)があるので、剥がれた箇所を軽く掘り、その後、土や芝を穴に埋め、パターの底を利用して均します。軽く「トントン」と押す感じで均すと綺麗に元通りになりますよ。 剥がれた芝や土がきれいに残っているボールマークはそれをそのまま戻します。 最後に、補足として触れたディポットについて…土や芝がバラバラに飛び散った時は常備してある予備の砂を使い修復します。この砂は大体、カート内に用意されています。 ボールマーク・ディポットは必ず、修復する心掛けを作って下さい。これもゴルフを円滑に楽しむ重要な“義務”です。小塚桃子オフィシャルブログ「季節はずれのももリンダ」 http://ameblo.jp/koduka-momoko/
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スポーツ 2015年02月07日 15時00分
まさかの炭谷残留でポジションがない! 打撃はレギュラーレベルの西武・森友哉
埼玉西武ライオンズの森友哉(19)がプロ2年目で一軍キャンプメンバー入りした。昨季、森は高卒新人ながら、3戦連続本塁打でファンの度肝を抜いた大型捕手候補。将来の四番候補でもあるが、田辺徳雄監督(48)はその起用法を決めかねているようだ。 「FA退団が確実視されていた正捕手の炭谷銀仁朗(27)が、一転して西武残留を選択しました。炭谷が退団したら、捕手として課題は多いものの、森を試合に出しながら育てていくと目されていました」(スポーツ紙記者) 炭谷が西武残留を決めた理由は森にある。炭谷が「森の捕手能力なら、正捕手の座を奪われることはない」と判断したからだ。 「2013〜14年オフに炭谷は減給査定を食らいました。14年シーズン中にFA権を取得するのはわかっていましたが、西武フロントは厳しく、マイナスの評価を下しました。当然、炭谷は面白くない。正捕手不在に泣く中日が獲得に乗り出すとされ、炭谷のFA退団は規定路線のように捉えられていました」(同) 森はルーキーイヤーの昨季、24試合に捕手で起用された。しかし、それはシーズン終盤であり、首脳陣がAクラス浮上は不可能と判断してのこと。だったら、森を勉強させてやろうと思っただけだ。結果、捕手としてはまだまだ勉強不足ということが明らかになった。 「打者としての素質、将来性を考えると、一日も早く試合に出すべき」(プロ野球解説者) 打者の森を高く評価する声は少なくない。しかし、守るところがないのだ。 「一塁かDH(指名打者)をやらせろって? そこは中村剛也とメヒアの定位置です。この二人は昨季本塁打王のタイトルを分け合った選手。どちらかだけを外すことはできない」(前出記者) しかし、一塁手とDHの定員オーバーは建前にすぎない。森がそのどちらかを掴み取る可能性はゼロどころか、むしろ大いにあると言っていい。 そもそも、西武は14〜15年オフの補強ポイントとして正三塁手候補を探していた。FA宣言した前日本ハムの小谷野栄一(34)、アスレチックス2Aの中島裕之(32)の獲得に乗り出したが、ともにオリックスとの争奪戦に敗れている。現時点では新外国人選手を起用する予定だが、同時に「メヒアが2年連続で活躍できるのか」といった不安の声や、「故障続きの中村はフル出場できない」という考え方もある。森は、一塁、DHの控え選手一番手でもあるのだ。 「捕手の森との相性のよさをアピールしているのは、相内誠(20=登録名は誠)などの若手投手たち。しかし、炭谷のような臨機応変のリードはできませんし、配球面が課題です。年長の投手たちも森にいろいろと教えていますが…」(前出解説者) 炭谷も森にアドバイスする場面があるという。プロの世界で先輩がアドバイスするということは、「コイツには絶対抜かれない」と見下されているのも同じ。炭谷は、捕手の能力で森に負けているところなどないと思っているはずだ。 森は、プロで捕手としてやっていきたいのであれば、首脳陣が起用法で迷っているいまだからこそ、バットで炭谷に圧倒的な差を付け、マスクを奪い取る必要がある。
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スポーツ 2015年02月06日 15時00分
俺たちの熱狂バトルTheヒストリー〈第1回K-1グランプリ決勝戦〉
最後までリングに残ったのは、それまで日本では全く無名の2人だった。 1993年4月30日、東京・代々木第一体育館で開催された第1回K-1グランプリ。“10万ドル争奪格闘技世界最強トーナメント”とサブタイトルのついたこの大会で、参戦した8名の中でも本命視されていたのは、まず8年間無敗を誇ったキック界の帝王モーリス・スミス。そのスミスを直近の試合で破った悪童ピーター・アーツ。そして日本期待の新星・佐竹雅昭の3選手であった。 「当日のトーナメント表を見ると、同じブロックのスミスとアーツが準決勝でつぶし合い、そこを別ブロックで勝ち上がった佐竹が決勝で倒して優勝、というのが大会をプロデュースした石井和義館長(正道会館=当時)の描いた青写真だったのでしょう」(格闘技ライター) そんな“もくろみ”通り、第1試合で佐竹がKO勝利を飾る。相手のトッド・ヘイズは11戦11KOを誇る強豪ではあったが、その戦績はローキックを使わない試合でのもの。そこに付け入る隙があるのは事前から織り込み済みのことだった。 続く佐竹の2回戦、ムエタイ最強とはいうものの体格でひと回り以上劣るチャンプア・ゲッソンリットなら佐竹で勝てるというのが大半の見方であったが、勝ち上がってきたのは予想に反してブランコ・シカティック。 「正直なところ、シカティックはアーツが当時所属していたドージョー・チャクリキからのバーターで呼ばれたようなもので、もちろん前評判はアーツ以下。単なる員数合わせの選手だったのです」(同・ライター) プロフィール資料すらまともに用意されておらず、当時、実年齢37歳のところをテレビ中継では「34歳」と紹介されていたほど。チャンプア戦での勝利も、たまたま出合い頭に大振りのフックが当たっただけで、佐竹の勝利は揺るがないはずだった。 ところがその乱暴に振り回すようなパンチが、佐竹の顔面をも撃ち抜く。 どよめく会場。 「後にPRIDEでイゴール・ボブチャンチンがKOの山を築いた必殺“ロシアン・フック”。シカティックのパンチもそれと同質のものだったのですが、当時はみんな、それがわからなかったから、佐竹に勝ってもなおフロック視されていました」(同) さらに波乱は続いた。アーツ、スミスの2強を、これまた無名のアーネスト・ホーストが破って決勝に勝ち上がってきたのだ。 目玉選手がそろって敗退となると、どうしてもシラけたムードになりそうなものだが、しかしこの日の会場は違っていた。埋め尽くす超満員1万2000人の大歓声に決勝のリングが包まれる。 この当時、コアな格闘技ファンたちは“真剣勝負”に飢えていた。かつて熱狂した第2次UWFも崩壊から3派に分かれ、さらに“実はUWFもプロレスだった”などと囁かれ始めていた。そんな眼前で次々と繰り広げられた予想外の展開。しかもKO連続のド迫力。真剣勝負ならではの醍醐味に観衆は酔いしれた。 芸術的なハイキックでスミスを下したホーストか、超絶パンチのシカティックか。技とパワーがぶつかり合ったとき、一体どんな結末が訪れるのか−−。この日、会場に集まった全員が、格闘技の新ジャンルとして産声を上げたばかりの『K-1』に心躍らせていた。 観客の興奮がMAXに達したところで決戦のゴングが鳴らされる。 開始早々から前蹴りとローキックで攻勢に出るホースト。対するシカティックはジャブで相手との距離を測りつつ、眼光鋭く反撃の機会をうかがう。 そうして1R終了直前、佐竹を葬ったのと同じ右フックが唸りを上げた。あおむけに倒れたホーストは、そのままピクリとも動かない…。 衝撃的な結末への感嘆と、勝者シカティックへの称賛が場内に渦巻いた。 「出場選手の豪華さ、試合内容、結果の意外性、そしてニュースターの誕生。そんな全てがそろった第1回K-1グランプリこそは、過去のさまざまな格闘技興行の中でもベスト1でしょう」(同) 以後、K-1が10年以上にわたって格闘技ブームの主役となったのも、この奇跡の大会があったからこそであろう。
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スポーツ 2015年02月05日 15時00分
横浜DeNA 球界初の女性オーナー断行か 「本拠地移転」「身売り」「合併」3つの噂(2)
ところが新潟県側に目立った動きはない。代わって南場氏の就任を待っていたかのように、静岡県が1月21日、浜松市西区の市総合水泳場『トビオ』近くに3万人規模の野球場を整備することを決めた。浜松市と連携した事業で経費の一部を浜松市に負担させ、市県を挙げて津波発生時などに住民が避難できる施設を兼ねて新球場を造る計画だ 「以前から政令指定都市の静岡市と浜松市が連携してプロ野球球団を招致する計画を進めていたのですが、本拠地が静岡市ではなく、浜松市が本筋に変わったということ。静岡市の田辺信宏市長は'11年の市長選で『プロ野球球団誘致』を掲げて当選した手前、政府筋に精力的にロビー活動をしていた。しかし、静岡市民はやはりサッカー熱の方が強い。そこで浜松市の鈴木康友市長がバトンを受け継いだのです」(地元紙記者) 南場氏は総合的な判断で新潟ではなく浜松を選択したという。そこには“次のシナリオ”が秘められているからだ。球団売却である。 「実はこの浜松市の野球場建設計画に、地元のスズキが既に1億円を市に寄付しているのです。表向きは2020年の東京五輪で野球が復活するのを視野に入れ、世界企業であるスズキとしても協力したいということですが、同社の鈴木修会長の視線の先には“球団招致”がある。DeNAには静岡市出身の山下大輔二軍監督や浜松市出身で野球解説者の鈴木尚典氏がおり、本拠地移転の方策を探って話し合っているそうです。鈴木会長は星野仙一氏の後援者で、以前は中日ドラゴンズを支援していた。しかし、落合博満氏が監督、GMになってからは反りが合わず、支援を控えている。今後はDeNAに加担するようですよ」(同) 地元の横浜市にとっては驚愕の噂だが、もう一つ囁かれている話もある。カジノ運営で注目を集めているセガサミーとの連携・合体説だ。こちらは何とも雄大な計画である。 1月3日付けの一般紙に「カジノ横浜有力候補」という記事が掲載された。最有力視された候補地の沖縄は、昨年12月に就任した翁長雄志知事がカジノ導入に反対。お台場カジノも東京都の舛添要一知事がオリンピックを最優先させる方針を打ち出したことで頓挫。結果、「政府は横浜を候補地として検討し始めた」というものだ。 「この横浜カジノは林文子横浜市長が横浜港の山下ふ頭に建設を計画しているもので、京浜急行が母体となって運営する計画。しかし、もう一つ『みなとみらい21カジノ構想』が急浮上してきた。こちらは安倍晋三首相が後ろ盾となり、セガサミーが三菱地所と連携して事業参加する構想です。DeNAもここに一枚かみ、統合型リゾート整備の一つとして新球場を建設して加わろうとしている。みなとみらい21カジノが決まれば、南場社長が横浜の地で球団経営に本腰を入れるのは確実です」(球団関係者) 才女で知られる南場氏は津田塾大を卒業後、米ハーバード大に留学、MBA資格を得た。そのハーバード留学の同窓である楽天の三木谷浩史社長は南場氏の経営センスに舌を巻き、最もライバル視する関係にある。旧ベイスターズ売却時「プロ野球の名前を使い、課金システム問題のあるモバゲーをプロモーション化していいのか」と、11球団の中で唯一、DeNAの球界参入に猛反対していた。 そんな三木谷氏が「超ヤリ手」と評する南場氏は、果たしてベイスターズをどこにランディングさせるのか。球春に吹き渡る噂から“耳”が離せない。
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スポーツ 2015年02月05日 11時45分
イチロー入団でジャパンマネー獲得もくろむマーリンズに隠された“仰天の計画”
ヤンキースからFAとなったイチロー外野手(41)がマーリンズに入団したことは周知の通りだが、周囲を驚かせたのが同球団の必要以上の“ヤル気”だ。 同球団の外野陣は若手3選手ががっちりレギュラーとして固定されているため、イチローはあくまでも“控え”が前提での入団。 ところが、同球団は控え選手の入団会見を、イチローの母国・日本で行うという力の入れようだった。球団幹部も、米国からごっそり来日するなど、まさに“VIP待遇”。 確かにイチローはMLBにおいても、レジェンドの一人だ。とはいえ、あくまでも今回は控え選手でのオファー。それでいて、異例といえる日本での入団会見を行った裏には、同球団の思惑が見え隠れする。 同球団は昨季、ナ・リーグ東地区で4位。12、13年は同地区で最下位の弱小球団。観客動員においては、昨季リーグワーストの不人気球団だ。これまで、日本人選手が1人も在籍したことがないため、日本国内で人気、注目度は最低ランクだった。 しかし、日本国内で今でも人気ナンバー1のメジャーリーガーであるイチローを獲得したからには、ジャパンマネーを当て込んでいるのはいうまでもない。放映権料、スポンサー収入、日本からの観戦ツアー、グッズ売り上げ…。イチローが入ったことで、大きな増収を見込んでいるのだ。 ただ、そのためには、イチローが試合に出なければ、話にならない。代打や首位固め専門では、日本のファンや企業にもアピールできない。そこで、秘かに進む仰天のプランがイチローの一塁挑戦だ。 今季、同球団の正一塁手候補はジャイアンツからFA移籍したマイケル・モース内野手(32)だ。モースはマリナーズにも在籍していたため、イチローとは旧知の間柄。 ナショナルズ時代の11年には、キャリアハイとなる打率.303、31本塁打、95打点をマークしたことがあるが、13年は不振。昨季も打率.279、16本塁打、61打点と平凡な成績に終わっており、そのバックアップ要員として、イチローが浮上しているのだ。 モースの調子が悪い時や故障した時に、イチローを一塁で起用できれば、チームにとっても、出場機会がほしいイチローにとっても一石二鳥。もともと、モースは外野手であるため、イチローの調子がいい時は、立場を逆転させて、イチローを一塁手、モースを外野のバックアップにする起用法も考えられる。 そこで問題になるのがイチローの意思だ。高校時代、投手や三塁手の経験があるイチローだが、プロ入り後は外野手に専念している。イチローが外野へのこだわりを捨て、一塁へのチャレンジを受け入れれば、出場機会は大幅に増え、あと156本に迫ったメジャー通算3000安打達成の日も近くなる。 イチローの運動能力の高さを考えれば、一塁をこなすのはさほどむずかいいことではないだろう。あとはチームから一塁挑戦の打診があった場合、それを承諾するかどうかだ。(落合一郎)
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スポーツ 2015年02月04日 15時00分
横浜DeNA 球界初の女性オーナー断行か 「本拠地移転」「身売り」「合併」3つの噂(1)
新年早々、プロ野球史上初の女性オーナーにスイッチした横浜DeNAベイスターズに『本拠地移転』『身売り』『合併』という3つの噂が囁かれている。 松が取れた直後の1月16日、横浜DeNAは球団事務所で会見を開き、球団オーナー春田真氏(46)に代わってDeNA本社取締役の南場智子氏(52)が新オーナーに就任すると発表した。南場氏は『モバゲー』の生みの親で同社の創業者、社長を務めた人物。順調に成長を遂げ続けたが、マザーズ上場から東証1部に移り、株式の時価総額が4000億円超という大企業に成長したことなどを背景に、2011年に病気療養中の夫の看病に専念するため取締役に退いていた。 「'01年にネットバブルがはじけ、大混乱した時期があった。その際、金策に走り、南場社長を助けたのが、その前年に住友銀行からスカウトした春田氏でした。横浜DeNAの初代オーナーはそのご褒美のようなもの。今般、春田氏が新たな事業に乗り出すことで球団オーナーを南場さんへ返上したのです」(経済紙記者) もっとも、突然のトップ交代にはもう一つ理由がある。チーム体制をめぐって春田氏と南場氏の方針が対立し、春田氏が身を引いたというのだ。 「高田GM-中畑監督体制で売り上げを伸ばしてきた春田氏は、水面下である計画を練っていました。巨人監督の契約満了と同時に、原辰徳氏を引き抜くことです。東海大相模-東海大出身の原監督にとって横浜スタジアムはまさしく地元。神奈川の大英雄を監督に迎えれば球団の人気はさらに高まり、経営的にも黒字は確実。近い将来に『中畑GM-原監督』というシナリオを描いていたのです」(球界事情通) どうやら、これが本社筋の逆鱗に触れたらしい。原氏を監督に迎えるとなればコーチ陣は総入れ替えとなり、選手補強も不可欠。数十億円の出費が必要で、南場氏がこの計画に「待った」をかけるべく陣頭指揮に乗り出したのが真相。そこでにわかに現実味を帯びてきたのが、かねてから噂されていた本拠地移転だ。 「南場氏は球団誘致を進める新潟市の出身。DeNAが球団を買収した際、一番に候補とされた地ですが、結局は横浜に残った。とはいえ横浜スタジアムの使用は、巨人の渡辺恒雄最高顧問が批判したように、球団経営上のデメリットが多い。契約期間が残っているとはいえ、移転は常に考えているでしょう」(球界関係者)
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スポーツ 2015年02月03日 15時00分
“消極的賛成”で決定した高校野球タイブレーク制は投手を弱体化する
春の甲子園、3月21日開幕の第87回センバツ高校野球大会出場32校が発表された。注目は12球団が「1位候補!」と言い切った大型右腕・高橋純平(県岐阜商)だ。阪神は中村勝広GMが直接視察する予定で、「高校、大学ともに大豊作のドラフト年」とも伝えられるだけに、ハイレベルな試合が見られそうだ。 しかし、日本高等学校野球連盟(高野連)をはじめ、高校野球関係者の関心はセンバツ後の春季大会から導入される『タイブレーク制』に向いている。 「センバツ開幕の前日に開かれる理事会で正式決定されますが、それは形式上の話。高野連の1月定例の会合でまとまった原案通り、硬式、軟式ともにタイブレーク制で延長戦の勝敗が決まります」(スポーツライター・美山和也氏) 無死一・二塁、打順はチームが選択する。開始は延長10回か、13回。これは各地区主催者が決定する。軟式は今夏の第60回全国高校軟式選手権大会から導入され、走者設定は同じ。延長13回からスタートするという。硬・軟式ともに15回で決着がつかなかった場合は再試合となる。 「硬式の導入は、まずは甲子園大会や甲子園につながる夏秋の地方大会以外の試合に限られます。延長突入の試合は決して多くありませんが、有力指導者にこの件で話を聞こうとすると皆口が重いですね」(美山氏) タイブレーク制が投手に多大な影響をもたらす直近例がある。同制度をいち早く導入している明治神宮野球大会で、それが見られたのだ。大学の部準々決勝、関西大対創価大は1対1のまま延長戦に突入。観客をうならす投手戦はタイブレークによって創価大が勝利したが、次試合で敗退。投手は一球も気を抜けない場面の連続だった。その精神的負担が大きかったのか、次の準決勝で精彩を欠いてしまったのだ。 昨年7月実施の全国指導者アンケート調査では導入賛成が49.7%。この結果を高野連事務局は「消極的賛成」と評した。体の負担軽減と引き換えに精神面で潰れてしまっては、元も子もない。
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スポーツ 2015年02月02日 15時00分
野球・ソフトを押しのけ東京五輪新種目に「空手」が急浮上
東京五輪をめぐり、永田町界隈で“怪情報”が流れている。開催都市がその年に限り種目を追加できるよう五輪憲章が改定され、今、野球・ソフトが懸命の努力を続けているが、すでに「勝負あった」というのだ。複数の国会議員のセンセイ方が「どうやら空手に決まりそうだ」と口にする。 「野球・ソフト、スカッシュ、空手が立候補しているのは有名です。他にも綱引き、ボウリング、ダンス、ローラースケートなどもピーアールを行っていますが、スポーツ関係者の目には、どの競技も横一線と映っています」(スポーツライター・飯山満氏) 選考のポイントは「国際的普及率(競技人口)」、トップ選手の参加の有無など。東京五輪組織委員会の側にすれば、そこに「予算内で収まるか?」という重要課題も加わるわけだが、議員たちが“空手有利”と予想する理由は政治力にあった。 全日本空手道連盟の会長が自民党の重鎮・笹川堯元衆院議員なのは有名な話。昨年6月には笹川氏の呼び掛けで、空手の東京五輪参加を目指す議員連盟も発足された。会長には菅義偉官房長官が就任している。さらに追加競技の陳情窓口は、こちらもいまだ強権を持つ組織委員会会長の森喜朗元首相が務めている。 「追加種目の決め方は3つ。東京が独自に決定するか、IOCの意見を聞く。3つ目はIOCでの投票です。舛添要一都知事は『IOCにも意見を仰いでから』と話しており、東京が独断決定しない限り、欧州で競技人口の少ない野球・ソフトは不利です」(飯山氏) 空手は世界180以上の国と地域が連盟に加わっており、競技人口は6000万人強。笹川会長が 「ポケットマネーで費用を出す。組織委員会からは1円も出させない」と話したそうだが、実際、日本武道館など既存の施設で十分に開催可能だ。 「五輪で野球が見たい」と願う日本国民をソデに、永田町の“ご都合主義”で五輪の様相が変わるかも!?
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