社会
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社会 2013年12月23日 16時00分
難航するスピーシー詐欺事件捜査
大阪の投資会社『スピーシー』が高配当を謳って出資金を集めていた大型詐欺事件。被害総額は400億円とも450億円ともいわれるが、いまだ一向に解決される見通しがない。 「スピーシーは前身の会社時代、'08年ごろから英国政府公認の賭け業者ブックメーカーを使って、サッカーなどの試合結果に『分散して賭ければ必ず利益が出る』としていた。月に出資額の3〜10%という高配当を謳っていたが、もちろん、世の中そんなにおいしい話はない。また、新たな会員を紹介するとマージンを受け取れる仕組みなどが口コミで広がり、出資者を急速に増やしていった。昨年夏時点で少なくとも、全国約6000の個人・法人に上る」(全国紙社会部記者) まさに典型的なマルチ商法だ。例えば、出資者Aさんが友人のBさんを勧誘して出資させていた場合、Aさんは被害者であり加害者でもある。つまり、この仕組み自体が解決を難しくしているという。 「この事件は大阪府警が捜査を担当しているが、もうひとつ壁となっているのが、投資先が海外であるということ。投資の実体があるにせよないにせよ、捜査当局はそれを証明しなければならない」(同) 一方で損害賠償請求の民事訴訟は、全体からは小さいながらも結果が出ている。大阪と東京で集団訴訟を提起している弁護士事務所の原告の数は、大阪が43人、東京が28人。原告らの実損害額は合計約3億8000万円で、そのうち63%にあたる約2億4200万円を取り戻すことができたという。 「おそらく早めに訴訟を起こしたことで、強制執行が実現したからだろう」(同) 民事訴訟を起こしたのはごくわずかだ。死屍累々たる被害者たちは、果たして今後どうなるのか。
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社会 2013年12月23日 14時00分
スクープ告発 第1弾 忘年会・新年会に横行する食材使い回し あなたもきっと口にしている!〜ジャーナリスト・吾妻博勝〜(2)
トンカツ店チェーン『和幸商事』経営の『恵亭松屋銀座店』(東京・中央区)など4店で、キャベツやお新香の使い回しが発覚したのは、それから1カ月後の11月下旬。 銀座で名の知られた専門店でもこの体たらくだから、同じ銀座の居酒屋チェーンの店長が言う「使い回しはヘッチャラ」はウソではないのだ。 店長が話す。 「ここから近い国内最高級の帝国ホテル、三越伊勢丹、それに高島屋、小田急百貨店のレストランなど、あっちでもこっちでも食材偽装がバレたけど、他はダンマリを決め込んでいるだけ。よくぞ今までバレなかったなと感心しきりですよ。偽装やってない店なんて、あるわけがない。偽装やるかどうかは店構え、格、客層に関係ない。一流人相手の帝国ホテルでもやっていたんだから」 原価圧縮が最優先され、「客がナメられているから」だという。 「だから“偽装はあって当然、ないのが不思議”というわけさ。使い回しだって同じ。それがなかったら、かえって不自然だ」 外食産業の一部では、使い回しを手前勝手に「資源活用」と拡大解釈、そして“シカツ”(資活)と呼んでいる。そのシカツが、あの店でも、この店でもこっそり行われているわけだが、それが最もエスカレートするのが忘年会、新年会の年末年始シーズン。 「この時期になると、特に刺身類はシカツが原則」 と話すのは、JR上野駅近くに古くからある大型居酒屋の副店長格。 「上からの厳命で従業員は増やせない。人件費の問題があるから。それなのに、予約がいっぱい入っている。そこにフリーの酔っぱらいも入って来る。刺身を切る時間がもったいないから、すぐそこのアメ横で切ったのを仕入れている」 それを小分けして皿に盛るだけだが、 「どのグループもかならず最低10〜20切れは残していく。丸ごと1皿残す場合もある。それを別の盛り合わせ皿にもぐり込ませて、次のグループにシカツするんです。忘年会、新年会の時期は刺身だけでなく、どれもこれも普段より安いものを使うことになっている。これも上からの指示。でも値段は同じ。安物で原価を落とせば当然収益が上がる。そこが狙い目です」 刺身に使う冷凍マグロは、夕方のバッタ売りでも売れなかった残り物だから、タダみたいなもの。 「客が食べ残した刺身が、シカツでも使い切れないほど量があるときは、日本酒をたっぷり使って醤油漬けにする。日本酒も客の飲み残しで、オチョコにあったものでも使う。醤油漬けは、マグロのヅケ丼に使うが、これは人気抜群です。ほとんど原価ゼロだけど、収益アップの優等生だね」 副店長格が言う“シカツ”は、廃棄すべき残飯の見事なまでのリサイクルだ。
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社会 2013年12月22日 18時00分
スクープ告発 第1弾 忘年会・新年会に横行する食材使い回し あなたもきっと口にしている!〜ジャーナリスト・吾妻博勝〜(1)
10月下旬のこと。JR新宿駅東口の和風料理店で、こんな場面を目撃した。 カウンター内の奥のテーブルで、若い男子従業員が左手に茶漉しを持ち、それに何枚もの小皿から何やら黒っぽいものを次々と移している。近くの席にいた7〜8人の客が店を出て間もなくだった。 若者は茶漉しを上下に2〜3回振って、下のボールに汁を落とすと、茶漉しに残ったものをタッパーに入れる。その繰り返しだ。 トイレに立った際、若者の手元を覗き込むと、それはヒジキだった。席に戻り、あらためてテーブルを見ると、ニンジン、油揚げの細切れが混じったヒジキの炒め物が置いてある。頼みもしないのに、たいがいの店で出される“お通し”だ。 ぜんぶ食べる人、少ししか食べない人、まったく食べない人もいるが、どっちみち、それだけで500円くらいは取られてしまう。 ある通夜の帰り道で、連れは親戚の家族。このことを小声で話すと、70代の伯母が「きっと、前の客が残したものを次の客に出すのよ。だれが箸で突ついたかわからないし、そんなもの出されるのって、嫌よねぇ。病気の客だっているだろうし、ホント、嫌よねぇ…」と顔をしかめる。 よく観察していると、伯母が言った通り、茶漉しで汁を除いたヒジキをタッパーから取り出し、それを次の客に出した。決定的な使い回しの瞬間だ。 伯母によれば、汁が染み出るのは「ヒジキ料理そのものが古くなりすぎた証拠」、つまり何度も使い回しされているからだという。東京都庁のビルが見える新宿一等地の店にして、このありさまである。 こちらは計5人。他の客の食べ残しを“お通し”に出されて2500円前後は取られている。こんなバカらしいことはない。 店を出る際、50代とおぼしき店主に使い回しを注意すると、 「うちは、そんな店じゃない!」 と血相を変えて反発してくる。しばらく言い争いが続いたが、店主は他の客を気にしてか、黙りこくった。伯母の娘が、 「たかがヒジキでしょ。許してやったら」 と背中を突いてくるが、そんな問題ではない。使い回しを1品やっていれば、他もやっているに違いないからだ。 「今後、注意します」 店主からその言葉を引き出すまでに10分ほどかかった。茶漉しを持っていた若者は「俺の息子」と言った。とんでもない後継者教育をしているものだ。
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社会 2013年12月22日 16時00分
復帰が夢と消えた琴光喜
12月4日、自ら経営する名古屋市内の焼き肉店で、不法滞在と知りながら中国人らを働かせたとして出入国管理法違反(不法就労助長)の疑いで愛知県警に逮捕された元大関・琴光喜こと田宮啓司容疑者(37)。 琴光喜といえば、'10年7月に野球賭博に関与したとして相撲協会を解雇されたが、日大相撲部時代に27冠を獲得し、幕下付け出しでプロデビューするや、わずか16場所で平幕優勝するなど、力士としては超エリートだった。 「小さいころから相撲一色の人生で、人を疑うことを知らない好人物。力士仲間の信頼も厚かったが、唯一の欠点が博打(ばくち)好き。そのため、貴闘力(元関脇、先代大嶽)にうまく利用されて野球賭博に手を染め、大相撲界から追われるハメになった。その後、琴光喜は、『野球賭博を認めたら厳重注意で済ますと言ったのに解雇したのは約束違反だ』と申し立て、東京地裁に提訴したが、今年9月に敗訴。それでも諦めずに目下、控訴中です。それだけ土俵に未練を持っていたんですね。いまだに現役復帰を夢見てマゲも切らず、時間を見つけてはトレーニングに励んでいます」(担当記者) こんな田宮容疑者が生活の手段として始めたのが飲食業。しかも指南役は、野球賭博と同じく、都内で焼き肉店を開いて成功している元貴闘力の鎌苅忠茂氏だった。 「経営者とはいっても、実際の切り盛りは鎌苅さんが送り込んだ力士経験者がやっていた。名古屋場所中は白鵬や日馬富士をはじめ、相撲関係者も数多く訪れて、結構繁盛していました」(相撲関係者) ひと儲けして大相撲界を見返してやりたいと焦っていたのかもしれないが、もうこれで“琴光喜”の力士復帰の道は完全に断たれたといっていい。
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社会 2013年12月22日 16時00分
尼崎中3男子監禁事件“第二の角田美代子”が暴力支配した性奴隷現場
同じ尼崎で起きた連続変死事件の主犯・角田美代子の再来か。中学3年の男子生徒(15)を自宅マンションに監禁し集団で性的暴行を加えたとして、強制わいせつ罪で12月11日に起訴された、沖野玉枝被告(43・尼崎市)。その異常な集団生活が明らかになりつつある。 沖野被告は昨年10月から子供4人と現在のマンションに住み始めた。長女(14)と「LINE」などで知り合った少年少女たちが入り浸るようになったのは、今年2月頃のこと。家出、不登校、引きこもりなど、家出同然の7、8人と集団生活をしていたという。 「沖野被告は少年少女に食事を与え、『ママさん』と呼ばれ慕われていた。しかし一方で、金属バットで殴ったり刃物を突きつけるなどして暴力で支配していたのです。さらには自ら経営するカラオケスナックで働かせ、少女にはメイド服やキャミソール、ビキニなどを着せ接客させていたとのことです」(社会部記者) 沖野被告のマンションから徒歩で約10分の位置にある雑居ビル5階の同店、『尼っ子』は、飲み放題で1時間2000円。常連客によれば、同店はさながら連れ出しスナックのようだったという。 「気い付くと客と女の子が店から消えとんねん。後で知ったんやが、店では際どいお触りまでやけど、ママ(沖野被告)のマンションでは本番さしとった。客は皆、若いコを抱けるいうんで喜んどったよ。ざっと1回2〜3万円やったけど、常連客にママは『持っているだけでいい』なんて言うてたね」 そのため、沖野被告の部屋を「ヤリ部屋」と呼ぶ少年少女もいたという。しかもこの部屋に関しては、こんな話もある。 「少女たちは警察で『裸の画像を撮られた』と供述しているため、これも服従させる手段とも考えられる。また、マンションの一室には動画を撮るためのカメラがセットされており、撮影したものをDVDにして常連客に売ったり、ネットに流した疑いもあると捜査関係者は見ています。このため当局は、児童買春・ポルノ禁止法違反容疑でも調べを進めています」(前出・社会部記者) 月々約36万円の生活保護費も受けていた沖野被告。暴力支配が最悪の事態を招かなかった事だけが幸いか。
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社会 2013年12月21日 17時59分
女子中学生に交際断られた無職男が「裸画像をばらまく」と脅迫
いい大人が中学生相手に、いったい何をやっていることやら…。 京都府警亀岡署は12月17日、スマートフォン(多機能携帯電話)向けの掲示板を通じて知り合った女子中学生(14)の裸を撮影したとして、児童買春・ポルノ禁止法違反(単純製造)容疑で、無職の男(24=同府亀岡市)を逮捕した。 逮捕容疑は11月23日、亀岡市にある自宅で、女子中学生の裸を撮影したとしている。 同署によると、男は女子中学生に対して、年がいもなく交際を申し込んだものの、断られたことに腹を立て、12月4日、「会わないと撮影した動画をばらまく」と、無料通信アプリ「LINE」などを通じて脅迫した。 困った女子中学生は、同11日に警察に相談。同13日、同署が男の自宅を家宅捜索して、パソコンなどを押収し、裸動画の流出を防いだ。 元交際相手や元配偶者を恨み、私的な画像をインターネット上に流出させる行為は、「リベンジ(復しゅう)ポルノ」と呼ばれており、新たな社会問題となっている。与党では、対策の検討を進めているもようだ。 インターネット上に一度流れてしまうと、画像や動画を回収することは不可能。府警によると、流出を未然に防ぐことができたのは珍しいという。 24歳無職男が女子中学生から交際申し込みを断られて、逆恨みして、リベンジポルノに及ぼうとするとは大人げない。とはいえ、女子中学生は交際もしていないのに、なぜ男の求めに応じて、裸動画の撮影に応じたのかのナゾも残る。(蔵元英二)
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社会 2013年12月21日 16時00分
闇サイトで生まれた交換ストーカー
互いに利害関係がない者が嫌がらせをすれば、誰がやったかわからないに違いない−−。そう考えた複数の人物が“交換”してストーカーを繰り返し、12月5日までにストーカー規制法違反容疑で全員が逮捕され、起訴となった。 「犯人らはインターネットの“復讐掲示板”で知り合い、互いに嫌がらせをしたい人物を指名し合ったのです。まず青木一郎被告(43=東京都東村山市・パート社員)の元交際相手が復縁を拒み姿を消したことから、女性の親族に嫌がらせをしようと考えた。それを助けたのが、横路万里奈容疑者(27=大阪市住之江区・歯科医)。横路容疑者がゴキブリの死骸を入れた封書を、青木容疑者の元交際相手の妹とその娘に送りつけたのです」 一方、青木容疑者は横路容疑者が一方的に好意を寄せていた元交際相手の男性に嫌がらせの手紙を送った。 さらに、半田和子容疑者(39=群馬県高崎市・歯科衛生士)は横路容疑者の元交際相手の男性の妻に、串刺しにした人型人形を封書に入れて郵送。その見返りに横路容疑者は、半田容疑者の元交際相手で高崎市に住む男性に、嫌がらせの手紙を何度も送ったという。 このようなまったく無関係な人間どうしの“交換ストーカー”だったため、嫌がらせを受けた側も相手が何者か見当がつかず、警察の捜査も難航した。 「解明のきっかけは、青木容疑者の逮捕でした。さらにメールから横路容疑者が浮上し、あとは芋づる式に逮捕となったのです。嫌がらせの対象の住所に関しては、福岡市の行政書士・藤田祐介容疑者(34)と探偵業の白石正彦容疑者(60)が彼らに手を貸したとして、戸籍法違反容疑などで逮捕されている。行政書士などは相続の件などと偽り、個人情報を入手することが可能ですからね」(全国紙社会部記者) 闇サイトの取引は、さらに一般化、複雑化しているのだ。
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社会 2013年12月21日 14時10分
またも出た視聴者無視のHNK 渋谷放送センター大改築計画
先週号で触れた“NHKの暴走”に対し、「呆れた」という多くの読者の声が本誌に届いた。 そのNHKに、またも疑問を呈する建設計画が明らかになった。築地移転計画が囁かれていたが、それを白紙に戻し、1000億円かけて現在の渋谷放送センターを大幅に改築するという壮大な計画である。 '09年11月に、当時の福地茂雄会長を委員長とする『新放送センター建設検討委員会』が発足、内々に検討し始めた。放送センターは代々木公園の南側にあり、敷地面積は約2万5000坪。本部機能をになう地上23階建ての本館や番組収録用のスタジオがある東館、報道部門が入る北館など4つのビルとNHKホール(3600席)があり、延べ床面積は7万坪にのぼる。 建て替えは、機能が1カ所に集中した今の形を耐震用に見直すことを視野に入れている。スタジオなどの教養・娯楽番組の制作拠点を移し、事務系部門を賃貸ビルに入居させる案も出ており、2015年中にもまとめるという。 無茶苦茶な手口で受信料を集めようとしているNHKが、1000億円以上かけて放送センターを建て替えるとはどういうことだろうか。受信料を払う視聴者を小馬鹿にしているとしか思えない。 おそらくは豊富な剰余金を使うのだろう。子会社には“埋蔵金”が数百億円はあると囁かれている。 今の放送センターの前身は、前回の東京五輪の放送センターである。2020年の五輪を無理やり理由にし、NHKが新放送センター建築に着手することは断固阻止すべきだ。
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社会 2013年12月21日 11時00分
ケーキ高騰がクリスマスのお父さんの財布を直撃
クリスマスケーキの値上がりが、お父さんの財布を直撃しそうだ。原材料となる小麦や砂糖、卵などが軒並み高騰していることに加え、円安もその要因だが、中でもチョコレートの原料となるカカオ豆の生産量激減は深刻な事態だという。 「カカオ豆の生産国トップはコートジボワール(全体の40%)です。同国とガーナ、ナイジェリア、カメルーンの西アフリカ諸国で世界の6割を生産していますが、アジアではインドネシアがダントツで、これら5カ国で世界の生産量の9割を占めています。この地域が地球温暖化の影響で干ばつなどに襲われ、生産量が激減しているのです」(食品専門紙ライター) チョコレートは近年、新興国、特に中国で需要が大幅に伸びている。先進国でも、血圧を抑制するという健康面から評価が見直されるようになった。需給のバランスが大きく狂い始めているのだ。 「カカオ豆の価格は、主にロンドン(アフリカ産)とニューヨーク(中南米産)の商品先物市場による国際相場が握っていますが、ロンドン市場では1トンあたりの価格がここ数年の間に500ポンドから3000ポンドまで乱高下し、この不安定な世界市場の直撃を受けた生産者が、農場を捨てるという現象も起きています。カカオ豆の高騰を仕掛けているのがヘッジファンドで、温暖化による要因とこのヘッジファンドの参入が、庶民からチョコレートを取り上げようとしているのです」(食料問題に詳しいジャーナリスト) ならば生産地を他に移したり、育成年数の圧縮を可能にする品種改良はできないのか。 「生産地の拡大は国境を越えることもあり、政治的に難しい。またカカオ豆は3品種が知られるが、元は同一種ですから品種改良も簡単ではありません。遺伝子組み換えに賭けるしか手はないでしょう」(同) 来年のバレンタインにはチョコがないかも…。
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社会 2013年12月20日 11時45分
多くの東京都民・国民が猪瀬都知事に「辞任すべき」との考え
東京都の猪瀬直樹知事(67)が12月19日、医療法人・徳洲会グループから、5000万円を受け取った問題の責任を取って、辞職を表明した。 今後、数日中に臨時都議会が開かれ、正式に辞職が決まる。猪瀬都知事は昨年12月16日投開票の東京都知事選で、史上最多の433万8936票を得て当選。2020年の東京五輪招致に成功するなど、功績もあったが、在職期間わずか1年余で、その座から去ることになる。これは、歴代の都知事では最短になる。 昨年11月、都知事選前に徳洲会グループから、現金5000万円を受け取った問題で、にっちもさっちもいかなくなっていた猪瀬都知事だが、「Yahoo!ニュース」では、「猪瀬都知事の進退をどう思う?」との意識調査を18日に始めた。 ところが、同日深夜に猪瀬都知事が辞職の意向を固めたとの報が入ったことで、調査は1日で終了した。 それでも、わずか1日の調査ながら、2万4517票(男性=83.5%、女性=16.5%)の回答があった。 回答した人の居住地は東京が18.3%、関東(東京以外)が25.3%、近畿が15.0%、東海が11.7%、中国・四国が7.6%、九州が6.6%、東北が5.9%、北海道が3.1%、沖縄が0.6%、海外が0.6%。 このうち、「辞任すべき」が1万8839票(76.8%)で圧倒的な数に及んだ。逆に、「辞任する必要はない」が4502票(18.4%)、「分からない/どちらともいえない」が1176票(4.8%)だった。 猪瀬都知事が、その職に固執すれば、今後さらに都政が停滞する一方で、辞職するしか道はなかったのだろう。(リアルライブ編集部)