沖野被告は昨年10月から子供4人と現在のマンションに住み始めた。長女(14)と「LINE」などで知り合った少年少女たちが入り浸るようになったのは、今年2月頃のこと。家出、不登校、引きこもりなど、家出同然の7、8人と集団生活をしていたという。
「沖野被告は少年少女に食事を与え、『ママさん』と呼ばれ慕われていた。しかし一方で、金属バットで殴ったり刃物を突きつけるなどして暴力で支配していたのです。さらには自ら経営するカラオケスナックで働かせ、少女にはメイド服やキャミソール、ビキニなどを着せ接客させていたとのことです」(社会部記者)
沖野被告のマンションから徒歩で約10分の位置にある雑居ビル5階の同店、『尼っ子』は、飲み放題で1時間2000円。常連客によれば、同店はさながら連れ出しスナックのようだったという。
「気い付くと客と女の子が店から消えとんねん。後で知ったんやが、店では際どいお触りまでやけど、ママ(沖野被告)のマンションでは本番さしとった。客は皆、若いコを抱けるいうんで喜んどったよ。ざっと1回2〜3万円やったけど、常連客にママは『持っているだけでいい』なんて言うてたね」
そのため、沖野被告の部屋を「ヤリ部屋」と呼ぶ少年少女もいたという。しかもこの部屋に関しては、こんな話もある。
「少女たちは警察で『裸の画像を撮られた』と供述しているため、これも服従させる手段とも考えられる。また、マンションの一室には動画を撮るためのカメラがセットされており、撮影したものをDVDにして常連客に売ったり、ネットに流した疑いもあると捜査関係者は見ています。このため当局は、児童買春・ポルノ禁止法違反容疑でも調べを進めています」(前出・社会部記者)
月々約36万円の生活保護費も受けていた沖野被告。暴力支配が最悪の事態を招かなかった事だけが幸いか。