堀江氏はやや緊張した面持ちで午前10時2分に入廷。その後、主文が言い渡された。
時代の寵児(ちょうじ)、そしてメディアの人気者だった“ホリエモン”逮捕から約1年2カ月。公判で検察側は「LDグループを統括していた堀江被告が首謀者」として、LDの元取締役、宮内亮治被告(39)らより重い懲役4年を求刑。粉飾決算などへの堀江被告関与を指摘する宮内被告らの証言や、違法計上したとされるLD株売却を報告したメールなどを立証の柱とした。
これに対し、堀江被告側は「金融部門を率いていた宮内被告が首謀者」と反論。関与を否定していたLD株売却益の売り上げ計上も違法ではないと主張した上で「宮内被告はLD株売却益の横領を見逃してもらい、検察側に迎合する証言をした」と指摘していた。