この日は、中国の天津にある117階建て、高さ597メートルの高層ビルが未完成のまま放置されているというニュースが報じられた。他にも中国国内では、こうした建設途中のビルが増えているとのことで、この原因はひとえに不動産不況だという。
こうした現状について玉川氏はまず、「この今の不調が一時的な循環の問題なのか、それとも何かの始まりなのかということだと思うんですね」と切り出し、「僕は知ってますよ。バブルの時は神話があったんですね」と日本で起きたバブル経済において、不動産の価格は必ず値上がりすると言う、いわゆる“土地神話”があったと言及。
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続いて、「バブルが崩壊した後、一時的なこと(下落)で済むのかどうかというと、一時的なことで済まなかったんですね。だから、それは神話が剥げ落ちただけじゃなくて、その背後に日本の構造的な問題(があった)」と論じた。
また、同氏は「最終的には少子化ということに繋がっていくし、それから人口減少というところが見えてきたということが大きいと思う」と述べながら、「なんとなく日本の将来がずっと暗いんじゃないかとみんなが気付き始めて消費をやめ、貯蓄をし、子どもを産むのをやめ…ということに繋がっていって30年続いているんです」と日本のこれまでについて終始言及。最後に「(中国も)日本が抱えていたような構造的な問題があるんじゃないか」と戻していた。
ネットでは「玉川さん言う通り日本より深刻化」「玉川の中国観が意外とまともで草 滅茶苦茶厳しい事いってるじゃん」といった声もあった一方、「中国の没落を危惧するより、日本の没落を危惧しなよ」「バブル崩壊直後に少子化が云々なんて話なかった」「なんで日本の問題みたい言うの?」「中国題材にしてるだけで日本叩きたいだけ」といった反論の声も寄せられている。