同氏がこの日登場した理由は、コロナの後遺症に苦しむ人々を取材した内容を発表するため。まずは30代の女性AさんとリモートインタビューしたVTRが流れた。この女性はコロナにかかったあと職場復帰するも、頭の中にモヤがかかったようなボンヤリとした状態「ブレインフォグ」が続き、二度も休職。化粧の仕方や電車の乗り方が分からなくなってしまったり、食べたいものが分からなくなってしまったそう。
>>良純「インフルエンザでも咳しながら仕事しちゃう」発言物議、訂正しない羽鳥アナに苦言も<<
この取材を踏まえてスタジオでは、羽鳥アナがパネルを使いながら解説。そこに玉川氏が補足説明していく形を取った。玉川氏は、VTRには出て来なかったAさんの人となりや症状について細かく説明。この女性は50種類もメイク道具を持っているものの、どう使えばいいか分からず、口紅だけはかろうじて引いて出社したことがあったという。
この後も、玉川氏は取材してきたことを紹介。その都度、羽鳥アナと掛け合いを繰り広げていたが、気づけば何と1時間が経っていたのだ。
この後、視聴者から届いたメッセージがスタジオで紹介された。その中に実際に感染して自宅療養中という人から「今日の玉川さんの報告はとても分かりやすいです。もし、後遺症が出て生活に支障が出てきた場合、何科に行けば良いのでしょうか?」という質問が寄せられた。
玉川氏はコロナに感染した経験に基づいて受診した科を答えていたが、羽鳥アナは視聴者からの指摘を受けて、「分かりやすいんですが、やっぱり玉川さんが来ると、(パネルが)全部めくれない」とダメ出し。これに玉川氏は「ちょっと待って!僕のせいじゃないよね?」と大慌て。羽鳥アナは「『僕のせい』もちょっとあります」と笑いつつ、「懐かしいな、このめくれないの」と懐かしがった。玉川氏は「話したいことの6割ぐらい」と話し足りないと嘆いていた。
電通発言以来、出演頻度は激減したものの、こうして自ら取材したことを報告するために度々登場する玉川氏。かつての政治に対して牙をむいていた辛口な姿勢は見られなくなったが、ネットでは「知りたいことが分かる」「玉川さんがいると番組が締まる」「自分の体験も交えて分かりやすく説明してた」「玉川さん終始硬い表情だったけど最後のパネル全部めくれなかったくだりで笑顔が出て良かった。 やっぱり玉川さんが出ると内容が濃いですよね」といった声も寄せられている。