社会
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社会 2014年02月22日 11時00分
新今宮に欧米観光客が大挙訪れ 揺れる西成区あいりん地区
3月7日に全面開業を控える日本一の高層ビル『あべのハルカス』(大阪市阿倍野区)。周辺地区には“ハルカス・バブル”を期待し高揚感も漂っているが、その中で注目を集めているのが、同ビルから徒歩約十分の新今宮一帯だ。 新今宮といえば、“日雇い労働者の町”西成区・あいりん地区の玄関口にあたり、駅周辺には簡易宿泊所が軒を連ねていた。それらが今、外国人観光客向けの格安ホテルに様変わりし、街の雰囲気も国際色豊かになり始めているのだ。 「外国人観光客といっても、韓国・中国人ではなく、欧米人、それも若者やカップルが中心です。この傾向は、同地区の労働者の減少と高齢化が問題になった4、5年前から始まりました。利用客が少なくなった某簡易宿泊所が、“バックパッカーの聖地”ともいわれるバンコクのカオサン通りにヒントを得て観光客向けの格安ホテルを思いつき、ネットの旅行サイトで海外に情報を発信したところ、予想外の反応があった。そこで、客室や洗面所を洋式に改装し、英語が話せる従業員を雇い対応。この動きを大阪市などもバックアップしたことで、去年の夏頃から国際化に拍車が掛かったのです」(地元記者) JR新今宮駅では、旅行パンフレットを持つ欧米人の姿が珍しくなくなった。彼らは駅周辺の格安ホテルに宿泊し、天王寺や新世界、飛田にまで繰り出して、その後、奈良や京都で本格的な観光を楽しむという。 簡易宿泊所の経営者等による組織『大阪国際ゲストハウス地域創出委員会(OIG)』の関係者はこう話す。 「新今宮の国際化は自然発生的なもので、一つの時代の流れ。イメージを変えていくためにも絶好のチャンス。カオサン通りの雰囲気を目指したいですね」 ただし一方で、本来簡易宿泊所を利用している労働者からは、こんな話も聞こえてくる。 「簡宿が減ったら泊まるとこに困る。観光客にええ顔すんのもええけど、ワシらのことも忘れんといて欲しいわ」 激変する大阪下町。時代の流れか。
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社会 2014年02月21日 16時00分
東京都知事選で圧勝した舛添要一氏の勝因は?
猪瀬直樹前都知事(67)が、医療法人徳洲会グループから5000万円を受け取った問題の責任を取って辞職したことに伴い、2月9日に投開票された東京都知事選は、元厚生労働相の舛添要一氏(65)が圧勝した。 舛添氏は211万2979票を得て、2位の宇都宮健児氏(67=前日本弁護士連合会会長)の98万2594票に、ダブルスコア以上の大差をつけた。3位は元首相の細川護熙氏(76)の95万6063票で、4位は元航空幕僚長の田母神俊雄氏(65)の61万865票だった。 投票率は46.14%で、前回(12年12月)の62.60%を大幅に下回り、過去3番目に低かった。これは、前日に大雪が降り、投票日当日は悪路となって、投票所への足が遠のいたことが主たる原因とみられる。 「Yahoo!ニュース」では、「都知事選、舛添氏の勝因は?」との意識調査を、2月9日〜19日に実施。6万7733票(男性=79.2%、女性=20.8%)の回答があった。 最も多くの票を集めたのは、「他の候補者に魅力がなかった」という、なんとも残念な回答で、3割にあたる2万3060票(34.0%)を得た。 2番目は、「政党の支援」で1万3121票(19.4%)、3番目は「高い知名度」で7530票(11.1%)、4番目は「報道が有利にはたらいた」で6502票(9.6%)、5番目は「投票率が有利にはたらいた」で5387票(8.0%)、6番目は「経験や実績が評価された」で4886票(7.2)。いちばん肝心な「政策が良かった」は、7番目で1978票(2.9%)にすぎなかった。 以下、8番目は「人柄に魅力があった」で1088票(1.6%)、9番目は「選挙戦略が巧みだった」で839票(1.2%)。「その他」には、3342票(5.0%)入った。 「政策が良かった」と思った回答者が極めて少数派であったこと、投票率が低かった点は残念ではあるが、200万を超える票を得た舛添氏には、よりよい東京都にしてほしいものだ。(リアルライブ編集部)
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社会 2014年02月21日 11時45分
沖縄、鹿児島は子だくさん! 出生率全国トップは鹿児島・徳之島の伊仙町
とにかく、沖縄、鹿児島両県は子だくさんだ! 特に離島では、その傾向が顕著だということが分かった。 厚生労働省は、女性1人が生涯に産む子どもの数の推計値である合計特殊出生率(2008〜2012年)の市区町村別平均値を発表した。 調査は1983〜1987年分から始まり、5年に1度で今回が6回目。2010年の国勢調査から得た人口に基づき、2012年12月末時点での1888市区町村を対象に、5年間の平均出生率を算出した。全国平均は1.38だった。 栄えあるトップになったのは、鹿児島県奄美諸島・徳之島にある大島郡伊仙町で2.81と断トツ。2位は沖縄県島尻郡の久米島町で2.31。3位は同県宮古島市の2.27で、トップ3を南国の離島で独占。 以下、4位=沖縄・国頭郡宜野座村=2.20、5位=長崎・対馬市=2.18、6位=鹿児島・大島郡徳之島町=2.18、7位=沖縄・国頭郡金武町=2.17、8位=沖縄・石垣市=2.16、9位=長崎・壱岐市=2.14、10位=鹿児島・大島郡天城町=2.12の順。 トップ10のうち、8自治体が沖縄、鹿児島両県で占め、また宜野座村、金武町を除く8自治体が離島だ。 11位以降も傾向は変わらず、上位30位まで沖縄、鹿児島両県の自治体が23。他の7自治体は長崎2、熊本2、福岡2で、本州では滋賀県栗東市(28位=1.99)が1自治体のみ入っただけ。離島は25自治体を占めた。 その理由は定かではないが、厚労省では「島は地域ぐるみで、子育てをサポートする環境が整っているのでは」と推察している。 逆に出生率ワースト1位は京都市東山区で0.77。以下ワースト10は、2位=東京都豊島区=0.81、3位=大阪府豊能郡豊能町=0.82、4位=東京都中野区=0.85、5位=東京都新宿=0.85、6位=東京都目黒区=0.86、7位=福岡県福岡市中央区=0.87、8位=東京都渋谷区=0.87、9位=北海道札幌市中央区=0.90、10位=大阪市浪速区=0.90となっており、都市部の低さが目立った。(蔵元英二)
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社会 2014年02月21日 11時45分
岩手県が“プロレス界のお騒がせ男”ザ・グレート・サスケ氏の財産差し押さえへ
岩手県が元県議で“プロレス界のお騒がせ男”として、おなじみのザ・グレート・サスケ氏(44=みちのくプロレス社長)に対し、強硬手段に打って出る。 県議時代の政務調査費の返還に応じない問題で、県はサスケ氏の財産を差し押さえる方針を固め、近く盛岡地裁に申し立てることが分かった。 サスケ氏は03年4月に、岩手県議選でトップ当選したが、05年度の政務調査費の一部である約276万円が、みちのくプロレスの人件費や事務所費に使われたとして、仙台高裁が昨年7月、返還させるよう県に命じていた。 再三の督促にサスケ氏が応じないため、県は盛岡地裁に提訴。同年12月13日の第1回口頭弁論にサスケ氏は出廷せず、答弁書も出さなかったため、同地裁が全額の支払いを命じる判決を言い渡した。 県は1月中旬、同月内の支払いを求める催告状を郵送したが、いまだに返還されないため、差し押さえに踏み切る。対象となるのは、経営するみちのくプロレスでの役員報酬などになるとみられている。 プロレスライターのA氏は「プロレス界は不景気で、みちのくプロレスも例外ではなく、決していい状況とはいえません。役員報酬を差し押さえるといっても、全額回収できるのかは、はなはだ疑問です。サスケ氏は団体のトップであり、一度は県議も務めたわけですから、県と話し合って、分割で支払うなどの措置ができなかったのでしょうか。この結果は、大変残念です」と語っている。 近年のサスケ氏は、電車内で携帯電話のカメラ機能を使って写真を撮ろうとした男性に、暴行をはたらいたとして逮捕されたり、覆面制作費や住宅ローンの未払いで訴訟を起こされたりでトラブル続き。財産差し押さえという最悪の事態は、避けてほしかったが…。(落合一郎)
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社会 2014年02月21日 11時00分
ネットから店頭売りへ 消費増税前の家電量販店バブル
あの“地デジ・バブル”の反動から、一時は破綻の危機に直面していた家電量販店に明るい兆しが見えてきた。ヤマダ電機などは、昨年10〜12月期の経常利益が14%増の207億円となり、3四半期ぶりに前年同期を上回った。 大型テレビに加えて省エネ性能が優れたエアコン、冷蔵庫など白物家電が大きく伸びてきたことが大きく、市場関係者は「4月からの消費増税を睨み、早くも駆け込み需要が活発になってきたことが背景にある」と指摘する。 それなのに、各社が業績回復をアピールするのはなぜなのか。「キーワードは『ショールーミング』」と、電機メーカー幹部は打ち明ける。 最近の消費者、とりわけ若者は量販店の店頭で商品を実際に触ってチェックするが、購入しない。スマホを駆使して価格を比較するサイトで調べ、最も安い通販サイトから購入する。いまや量販店はショールーム化している、という米国発祥の造語である。 「ネット通販は安い反面、消費者が殺到することから在庫切れが多い。しかも、いつ補充できるかわからないため、量販店の店頭で即決購入する消費者が増えてきた。家電量販店とのしがらみから、商品によってはネット通販への出荷を意図的に抑える手法がまかり通っているのが実情です」(電機メーカー幹部) 道理で“死に体”だった家電量販店が消費増税を追い風に息を吹き返したわけだが、4月以降に大きな反動に見舞われるのは確実だ。何せ、消費税が3%から5%に上がる直前の1997年3月には「前年比5割増の駆け込み需要があった反面、その反動で各社がガタガタになった」(関係者)という。 ネット通販との生存競争に加えて、ただでさえ病み上がりの家電量販店のことだ。今度の消費増税による反動がもたらす影響は、どうやら地デジ・バブルの比では済まないようだ。
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社会 2014年02月21日 11時00分
宝塚市役所放火事件の余波
2月7日、神戸地裁は、昨年7月に起こった兵庫県宝塚市役所放火事件の判決公判で、同市山本南の無職、高橋昭治被告(64)に、殺人未遂や現住建造物等放火などの罪で懲役18年を言い渡した。 白昼、一般来庁者も出入りする中起きた放火事件だけに、市民や職員の中には、いまだにトラウマが残っている者もいる。しかし、その一方で、「今の宝塚市なら(市役所に)火ぃ付けられるのも仕方がないで」(ある市民)といった声も聞こえてくるのだ。 「理由は、ここ最近、市職員の驚くべき“副業”の実態が次々に明るみに出ているからです。昨年12月には、消防司令(46)が無断で農産物販売組合の代表を務め、別の水道工事会社を実質経営していたなどとして懲戒免職処分となった。また、同11月には、管財課の男性副課長(51)がマンション経営で年間約7000万円の収入を得ていたことが発覚し懲戒処分。さらに、この副課長から不動産経営に関するノウハウを指南された別の職員も、年間1530万円の賃料収入を得ていたとして、停職6カ月の処分を受けているのです」(社会部記者) ちなみに、総務省の発表によれば、宝塚市は給与水準が政令指定都市を除く全国の市町村の中では堂々のトップ。ある市会議員がこう語る。 「宝塚市職員の好待遇は、橋下大阪市長も問題にしたほど。職員は、それを肝に命じて市民に奉仕すべきなのにヤミ副業で高収入とは、自分たちの役職をどう考えているのか」 多くの市民がいまだ景気回復を実感できない中で、一部の市職員は副業で左団扇。これでは市民の怒りに火が付くのも当然ということか。 今年、宝塚市は“宝塚歌劇100周年”のホスト市的な役割を務める。そんな時に新たな問題が出てきたりしては、せっかくの華やかなムードも台無しだ。
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社会 2014年02月20日 20時00分
福岡三十路OLバラバラ殺人に重要人物浮上で急展開なるか
事件から4年が経過したいま、はたして急展開はあるのだろうか−−。 '10年3月に福岡県筑紫野市の勤務先から退社した会社員の諸賀礼子さん(当時32)が、同月から翌月にかけて博多湾でバラバラ遺体となって発見された事件。現在も未解決のままであるその事件で動きがあった。 「事件の前年11月に、諸賀さんと交通事故でトラブルになっていた福岡市城南区に住む会社員の男・A(36)が、2月初旬、福岡県警に逮捕されました。逮捕容疑は、諸賀さんとの間での交通事故の示談書を偽造した、有印私文書偽造・同行使ですが、当然ながら“バラバラ殺人”の捜査を念頭に置いたものだと見られています」(福岡県警担当記者) Aが偽造した示談書1通を、民事裁判の資料として福岡簡裁に提出していたことが判明。それが今回の逮捕に結びついたという。 「過去にはAのほかに、諸賀さんの不倫相手や、彼女の時計を拾って入質した人物などが捜査線上に浮上していました。しかしいずれも有力な証拠は見つからず、福岡県警はこの事件について、公的懸賞金制度を適用して情報提供を呼び掛けていましたが(現在は終了)、そちらも結果は芳しくなかったのです」(同) 諸賀さんとAの交通事故は、彼女が車で直進、Aがバイクで右折の際に発生。第三者調査機関の判断によれば、諸賀さんには15%、Aには85%の責任があるとされた。そのAについて諸賀さんは生前、加入する会員制交流サイトのブログに、以下のような書き込みをしている。 《相手の方は任意保険に入ってないらしく、バイクの修理を全部私の方の保険で負担して欲しいと言う相手の方と私の保険会社とは当然話が折り合わず、しまいには私の家まで行くと言い出したそうなので、弁護士を立てました。(中略)今週の月曜に家の門前にチャリで本人らしき人がうろついてるのを見たから、月曜はいろんな人を巻き込んで帰りが遅くなってしまい、その後もかなり警戒して帰ってきてます》(文ママ) また、その後も相手不明のワン切り着信が頻繁にあったことも記されていた。 迷宮にはまり込んでいる事件の解決はあるのか。今後の展開が注目される。
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社会 2014年02月20日 15時30分
幕内優勝経験もある元関脇・琴富士が、韓国人女性との偽装結婚の疑いで逮捕される
昨年12月、野球賭博問題で日本相撲協会から解雇された大相撲元大関・琴光喜(37=本名・田宮啓司)が、経営する焼き肉店「やみつき」(愛知県名古屋市西区香呑町)で、不法滞在していた中国人とタイ人を雇っていたとして、入管難民法違反(不法就労助長)容疑で、愛知県警西署に逮捕され、略式起訴されたが、またしても、角界の大物OBが警察のご厄介になってしまった。 警視庁組織犯罪対策1課は2月20日までに、韓国人に在留資格を取得させるために偽装結婚をしたとして、公正証書原本不実記載・同行使容疑で、大相撲元関脇・琴富士容疑者(49=本名・小林孝也=千葉県千葉市花見川区幕張町)と、韓国籍の飲食店従業員の女(29=東京都墨田区東向島)を逮捕した。 逮捕容疑は、昨年2月6日、韓国人女の在留資格を得る目的で、結婚する意思がないのに、台東区役所に婚姻届を提出し、千葉市美浜区役所で琴富士容疑者の戸籍原本に、虚偽の記載をさせたとしている。 同課によると、琴富士容疑者は「本当の結婚で、いずれ一緒に暮らすつもりだった」と容疑を否認しているが、女は「永住者資格を取るためだった」と認めているという。 女は別の日本人男性と同居しており、琴富士容疑者との結婚生活の実態はなく、謝礼として計125万円を支払っていた。 琴富士容疑者は80年春場所で初土俵を踏み、86年九州場所で新十両、88年秋場所で新入幕を果たした。90年名古屋場所では最高位の関脇に昇進。91年名古屋場所では、平幕で幕内優勝を遂げている。 それ以降、関脇に復帰はできず、94年九州場所で十両陥落。95年秋場所を最後に引退し、年寄・粂川を襲名して、佐渡ヶ嶽部屋で後進の指導にあたっていたが、99年7月に退職。一時はタレントとしても活動していたが、現在は野球賭博問題で角界を追われた元関脇・貴闘力(先代大嶽親方=本名・鎌苅忠茂)が経営する焼き肉店「貴闘力」海浜幕張店(千葉市美浜区ひび野)の店長を務めていた。 琴富士容疑者と琴光喜は、ともに佐渡ヶ嶽部屋OBで、幕内最高優勝経験者。大相撲の歴史に、大きくその名を刻んだ元力士が、角界を離れてから警察の世話になるのは寂しいことだ。(落合一郎)*写真はイメージ
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社会 2014年02月20日 11時45分
高松の女性が美容室を提訴 「パーマの失敗で結婚式が台無しになった」
読者の皆さんは、美容室や理容室で、希望するヘアスタイルにならず、不満をもったことはないだろうか? 美容室側の施術失敗で、髪がチリチリになって、バッサリ切らざるを得なくなり、結婚式で予定していた髪形ができなくなったとして、香川県高松市の女性が県内の美容室の男性経営者に対し、約490万円の損害賠償を求め、高松地裁に提訴した。提訴は1月10日付。 訴状によると、女性は昨年1月に美容室でパーマをかけたが、毛先がもつれたようになり失敗。元に戻すため、勧められるまま、同5月にストレートパーマをかけたが、縮れ毛が出るようになった。さらに、同7月に再びストレートパーマをかけたが、毛先から25センチ以上が縮れてチリチリの状態となって、15センチの長さを切らざるを得なくなったとしている。 女性は同7月末に挙式を行ったが、当初、お色直しでは、胸の下辺りまでの長髪を生かした髪形を披露するつもりだった。ところが、パーマ失敗でチリチリになって、15センチ切ったため、予定していた髪形を直前になって、急きょ変更せざるを得なくなったという。 7月に結婚式を挙げる予定だということを、5月の時点で美容室側に伝えていたという女性側は「結婚式で披露するはずの自慢の長い髪の毛を失い、お色直しなどの予定も直前に変更した。一生に一度の晴れ舞台が台無しになった」と主張。 精神的苦痛に対する慰謝料220万円と、根元から損傷した髪を修復し、元の長さになるまでの6年分のカット、トリートメント、カラーリング等の費用約230万円などを求めている。 美容室経営者は「責任がないわけではないと考えている。弁護士に引き続き相談していきたい」とコメントしている。 パーマの失敗で約490万円の損害賠償請求は、いささか高い気もするが、裁判所が美容室側の責任をどの程度問うのか、その判決が注目される。(蔵元英二)
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社会 2014年02月19日 11時45分
手錠の購入記録で足がついた…小4女児の両手足に手錠かけ連れ去ろうとした足立区職員
区民の公僕が、いったい何をやっていることやら…。 警視庁捜査1課は2月17日、東京都江戸川区のマンションから、小学4年生の女子児童(10)を連れ去ろうとしたとして、足立区職員(29=台東区東上野)=別の住居侵入容疑で逮捕=をわいせつ目的略取未遂、逮捕致傷などの容疑で再逮捕した。同課によると、「間違いありません」と容疑を認めているという。 逮捕容疑は、昨年7月中旬の正午頃、江戸川区のマンション敷地内に侵入し、帰宅した女児に果物ナイフのようなものを突き付けて、両手足に手錠を掛け、「黙っていろ。おとなしくすればすぐに帰す」などと脅迫。持ってきた大型のバッグに入れて、わいせつ目的で連れ去ろうとした疑い。 女児が大声で叫んだため、男はバッグを持って逃走した。女児は手錠をされた際、手足に軽傷を負った。 同課では、現場に残されたものと同種の2つの手錠の購入記録を調べたところ、約560人を特定。その中に男が含まれており、DNA型が12年9月に足立区で起きた、別の女児連れ去り未遂事件の遺留物と一致したため、2月1日に住居侵入容疑で逮捕した。男はその後の調べで、江戸川区の事件への関与を認めた。男の自宅からは児童ポルノ同人誌約2000冊が押収されており、かなりのロリコンだったと思われる。 足立区によると、男は11年4月採用で、今年1月から、産業振興課で農業支援を担当。役職は主事だった。同区の近藤やよい区長は「区民の信頼を大きく損ね、深くお詫びする。事実確認を急ぎ、厳正に対処する」としている。(蔵元英二)