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高松の女性が美容室を提訴 「パーマの失敗で結婚式が台無しになった」

 読者の皆さんは、美容室や理容室で、希望するヘアスタイルにならず、不満をもったことはないだろうか?

 美容室側の施術失敗で、髪がチリチリになって、バッサリ切らざるを得なくなり、結婚式で予定していた髪形ができなくなったとして、香川県高松市の女性が県内の美容室の男性経営者に対し、約490万円の損害賠償を求め、高松地裁に提訴した。提訴は1月10日付。

 訴状によると、女性は昨年1月に美容室でパーマをかけたが、毛先がもつれたようになり失敗。元に戻すため、勧められるまま、同5月にストレートパーマをかけたが、縮れ毛が出るようになった。さらに、同7月に再びストレートパーマをかけたが、毛先から25センチ以上が縮れてチリチリの状態となって、15センチの長さを切らざるを得なくなったとしている。

 女性は同7月末に挙式を行ったが、当初、お色直しでは、胸の下辺りまでの長髪を生かした髪形を披露するつもりだった。ところが、パーマ失敗でチリチリになって、15センチ切ったため、予定していた髪形を直前になって、急きょ変更せざるを得なくなったという。

 7月に結婚式を挙げる予定だということを、5月の時点で美容室側に伝えていたという女性側は「結婚式で披露するはずの自慢の長い髪の毛を失い、お色直しなどの予定も直前に変更した。一生に一度の晴れ舞台が台無しになった」と主張。

 精神的苦痛に対する慰謝料220万円と、根元から損傷した髪を修復し、元の長さになるまでの6年分のカット、トリートメント、カラーリング等の費用約230万円などを求めている。

 美容室経営者は「責任がないわけではないと考えている。弁護士に引き続き相談していきたい」とコメントしている。

 パーマの失敗で約490万円の損害賠償請求は、いささか高い気もするが、裁判所が美容室側の責任をどの程度問うのか、その判決が注目される。
(蔵元英二)

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