その他
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その他 2016年06月12日 15時00分
【幻の兵器】終戦後は最初で最後の「クジラを捕った帝国海軍艦艇」となった「一等輸送艦」
日本の地理的な条件にもかかわらず、日本海軍は輸送艦艇の開発、整備には極めて不熱心で、日本海軍は1928年の軍備制限研究委員会報告において「揚陸用作戦艦艇については別に考慮する」と言及した以外、艦艇の整備計画さえ立案しないまま太平洋戦争の開戦を迎えることとなる。ある説によれば、大正年間に日本海軍は「上陸作戦用機材の研究は陸軍の担当とする旨の協定を結んだ」とされているが、残念ながら具体的な資料的裏づけはとれていない。 ところが、近代的な輸送艦艇を持たない日本海軍は1942年後半のガダルカナル島をめぐる攻防戦において、敵制空権下の輸送作戦に貴重な駆逐艦や巡洋艦を投入せざるをえなくなり、艦隊戦力に少なからぬ被害を出した。そのため、海軍軍令部は、ガダルカナル島を放棄した後の1943年になって、敵性海域を強行突破して陸上部隊を揚陸可能な高速輸送船の開発を決意したのである。この高速輸送船が一等輸送艦であり、福井静夫氏の著作によると開発の経緯には相当の紆余曲折があるようだが、残念ながらその具体的な内容については判然としない。 まず、海軍軍令部は開発に先立って1943年に設計を完了した丁型駆逐艦(松などの簡易量産型駆逐艦)の主機を減らし、その空きスペースに物資を搭載する艦を計画した。しかし、その計画ではあまりにも効率が悪いと判断され、呉工厰の技術者を中心とした作業チームが新たに設計することとなった。実際、呉工厰の作業チームは基本計画に関する部分まで含めた大きな裁量権を与えられ、上陸用舟艇の進水装置などの特殊装置等は実物大模型を制作して開発している。 1943年秋には最終的な設計案がまとまり、翌年には第一号艦が竣工した。その後、敗戦までに46隻の建造が計画されたが、実際に完成したのは21隻に留まっている。また1944年に日本海軍が輸送艦との艦艇種別を設けるまで、一等輸送艦は特務艦特型の略である「特々」と呼ばれていた。 一等輸送艦は260トンの各種物資を搭載可能で、また4隻までの上陸用舟艇、または水陸両用戦車を搭載しており、船尾にはスロープが設けられていて、クレーンを使用することなく物資を搭載したままの舟艇を発進させることができた。加えて強力な対空、対潜兵装も備えており、護衛艦として運用することもできた。実際、ソナーや水中聴音機の他、レーダーも備えていた艦があったようで、輸送と護衛の両方をこなす万能艦として重宝されている。最大速力は22ノットで、巡航速力も18ノットに達しており、速度性能は高速商船の五割増しだった。 その他、一等輸送艦は甲標的や回天といった超小型潜水艇の搭載も可能であり、1944年の試験で洋上から発進させることも可能なことが明らかとなった。そこで、陸上部隊や補給物資以外にも超小型潜水艇の輸送を行っているが、前線で母艦として作戦行動を行った事例はないとされている。また、船尾のスロープを活かして、臨時敷設艦として作戦に従事した艦もあり、その活用範囲は驚くほど広範囲に渡っている。 前述のように一等輸送艦は非常に使い勝手のよい万能艦であり、また前線もこの種の艦艇を切実に必要としていたため、竣工した端から前線に投入された。ブロック工法を採用して量産を最優先した設計となっており、材料さえそろっていれば五週間でほぼ竣工状態まで工程を進めることができた。しかし、当時の戦局は極めて逼迫しており、敗戦までに21隻が竣工したものの、数か月以内に16隻が戦没している。 また、敗戦時に航行可能だった5隻の内、復員輸送中に事故で失われた二十号輸送艦を除く4隻は戦後に改装され、短期間ながら小笠原方面で捕鯨母船として操業しており、最初で最後の「クジラを捕った帝国海軍艦艇」となった。柴達彦著「鯨一代」によると、最初の出港時にはマストに漁業会社の社旗と軍艦旗を掲揚し、日新丸行進曲(捕鯨船のテーマ曲)や軍艦マーチを高らかに流していたようだ。また、同書によれば連合軍は漁業会社に提示した貸出艦艇リストの筆頭は戦艦長門だったそうで、実現可能性はともかく興味深いエピソードであろう。 一等輸送艦はいかにも日本海軍が好みそうな万能艦で、しかも捕鯨までこなせるマルチプレーヤーでありながら、そこそこの戦力価値を持っていたという意味で非常に珍しい存在である。輸送艦という艦種分類が災いしてか、いささか兵器としての注目度が低いように思われるが、もう少し評価されてもよい艦艇であろう。しかし、例え兵器としての性能が少々優れていたとしても、登場した時期がいささか遅く、また数も少なすぎたと言わざるをえないのだ。 (隔週日曜日に掲載) ■「一等輸送艦」データ基準排水量1,500トン 長さ89.00メートル 幅10.20メートル 主機・軸数艦本式オール・ギヤード蒸気タービン・1軸1基 主缶ホ号艦本式水管缶(重油混焼)2基 出力9,500馬力 速力22.0ノット 兵装12.7センチ連装高角砲1基、25ミリ三連装砲機銃3基、25ミリ連装砲機銃1基、25ミリ単装砲機銃4基、爆雷18個 搭載量260トン及び14メートル特型運貨船(通称大発)4隻
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その他 2016年06月11日 15時00分
【不朽の名作】下品な大股開きが一番印象に残る「マルサの女」
葬式、ラーメン、スーパーマーケットなどなど、普通の作品ではありえないような題材をテーマにして映像にしてしまうのが、伊丹十三監督だった。その中でもおそらく一番有名なのが『マルサの女』(1987年公開)だろう。 この作品は国税局査察部(通称=マルサ)をテーマとし、そこに勤務する女査察官・板倉亮子(宮本信子)と、巨額脱税の疑惑がある権藤英樹(山崎努)を中心に、脱税者との戦いをコミカルに描いたものとなっている。「マルサ」という言葉が一般に広まったのもこの作品がきっかけだと言われている。 主人公がガッチリとお役所(体制側)にいるというのは、実は当時の邦画ではけっこう珍しい。70〜80年代中盤までの映画というのは、とにかく破滅しようが成功しようが、反体制側であることが映画の絶対条件であるような状況だったらしい。この辺りはアメリカン・ニューシネマの影響や、当時の邦画界の思想的事情が大きく関連しているらしいが、まあ、そのへんは詳しい本が他にあると思うので、これ以上の説明はしないとしよう。 同じ体制側の作品としては、刑事モノなどもあるが、当時の刑事モノというのは、アウトロー系の主人公が多い。しかし、この作品の主人公・亮子には、命令違反などの描写はない。それどころか、亮子がマルサになる前の、港町税務署員時代から作品がスタートするため、地元の飲食店や商店にまでネチネチと徴収して相手と衝突するシーンまで描いて、融通が利かない人間であることを強く描写している。それなのに観ていて不快感があまりないのは、会話のテンポと台詞選びのおかげだろうか。理路整然と追い詰めようとする亮子に屁理屈をこねたり、わめいて対抗する脱税疑惑者たちの姿に思わず笑ってしまうのだ。 他にも、前半はまだマルサではない亮子が、脱税実業家やヤクザ、銀行などに上手く丸め込まれていたのに、マルサとなって畳み掛けるように逆転する物語の運び方もとてもうまい。 さらに視覚的にも、強烈に印象に残るシーンが多い。主に下品な方向で。そもそも導入から、いきなり看護婦(看護師)の乳首にしゃぶりつく老人からスタートという謎のサービスぶりである。おそらくこの作品を観た時に、一番印象に残るのは、マルサの活躍ではない。脱税疑惑で、おばちゃんがガサ入れを受けている最中に、潔白を証明するために「女はココに隠すんじゃー!!」と全裸になって大股開きになるシーンだろう。 わめいて服を脱ぎ、さらに下着を投げ捨て、布団に寝転び、それに驚愕するマルサの花村(津川雅彦)の表情まで流れるようなシーン移動に、爆笑間違いなしだ。しかも隠し金庫の鍵を、亮子が台所から見つけるというオチつき。このシーンは、亮子がマルサになって初めてのガサ入れでもある。ここで、笑いと同時に、今まで以上にとんでもない相手と戦わなければならないことを示唆する役目もこのシーンが担っており、わかりやすく税務署と国税局の違いを表現している。英樹をラブホテル経営で財を築いた人物にしたのも、ガサ入れするシーンで、アレの真っ最中の部屋の扉を片っ端から蹴破る場面を作りたかったからかもしれない。 他のシーンも、わかりやすくすることにかけて細かく配慮されている。別に税金用語が分からない人でも、下品なシーンや、笑いの中で語られる金の隠し場所や、秘密書類の話などで、すんなり物語に入れるようになっており、エンターテインメント系の作品として、苦痛なく鑑賞が可能だ。 また、悪役が立っているのもこの映画の楽しいところだ。英樹の金の流れを突き止めるのが、本作の大枠のテーマとなるが、最初は完全に悪役の雰囲気で登場するのに、終盤あたりから、息子とのコミュニケーションに迷う父親になってしまうあたりが、どこか憎めなくて魅力がある。前半に登場する、伊東四朗演じるパチンコ店社長も、かなりどうしょうもない人で、胡散臭い行動が笑いを提供する。他にも、税務署にヤクザの組長・蜷川喜八郎(芦田伸介)がカチコミした際の演説なども、皮肉が効いていて、かなりの見どころとなっているだろう。 あと、なんといってもこの映画と言えば、亮子がなにか行動する際必ず流れるあのBGMだ。おそらく作品を知らなくても、同作のBGMならば、バラエティー番組などで聴いたことがあるのではないだろうか? おそらく「元はこの映画のBGMだったのか」と驚くはず。そう言った意味でもこの作品はオススメかもしれない。 ちなみに、伊丹監督の女主人公+職業という構成は『スーパーの女』や『ミンボーの女』と、後にシリーズ化していくが、ちょうど伊丹監督が亡くなった1997年に、男女雇用機会均等法が改正され、性別による職種差別が撤廃の方向に進んでいった。もう少し伊丹監督が長生きしていれば、もっと面白い「○○の女」が誕生したかもしれない。例えば悪質な生活保護者に対抗する福祉事務員が活躍する作品とか、女性車掌か運転手を主人公にして、鉄道業界に踏み込んだ作品とかもあったかもしれないと思うと、今更ながら残念な気持ちになる。(斎藤雅道=毎週土曜日に掲載)
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その他 2016年06月10日 17時00分
ビタミンたっぷり「そら豆」で夏バテ予防! ホクホク焼きそら豆
日本の初夏の味覚、そら豆。独特の香りがビールや日本酒にぴったりですよね。そら豆に含まれる豊富なビタミンB1は日々の疲れを軽減する働きがあります。今回シンプルに旬のそら豆を素材そのまま楽しみましょう。ホクホクとした食感がやみつきになる一品です。カレー塩をつけてお召し上がりください。スパイシーなカレー味がそら豆の甘みをさらに引き立ててくれます。【材料 1人分】そら豆(さやのまま) 5本カレー粉 小さじ1/2塩 小さじ1 1.魚焼きグリルでそら豆のさやに焦げ目がつくまで焼く。 2.カレー粉と塩を混ぜる。 3.粗熱が取れたら、器に移す。さやから取り出し、薄皮を剥き、カレー塩をつけてお召し上がりください。 そら豆は鮮度が落ちるのがとても早いので、新鮮なそら豆を購入し、できるだけ早めにお召し上がりください。【オダーナルみさ】
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その他 2016年06月07日 12時00分
人間とパラサイトの奇妙な友情を描くアニメ『寄生獣セイの格率』放送決定!
千葉テレビ放送株式会社(以下:チバテレ)は、アニメ「寄生獣セイの格率」を2016年6月17日より、毎週金曜日24:00〜24:30に放送する。 原作は、岩明均により1989年〜1995年にかけて講談社「アフタヌーン」にて連載され、累計1100万部を誇る大人気コミック。映画化もされた伝説のモンスターコミックが週末の夜にチバテレで観れる。(c)岩明均/講談社・VAP・NTV・4cas
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その他 2016年06月06日 11時15分
「レッドブル・エアレース」室屋選手の優勝で場内の等身大パネル撮影が大好評
レッドブル・エアレースには、様々な企業がスポンサーについており、会場内でブースを設置していた。特に選手のチームスポンサーになっているGARMINやハミルトンなどのブランド・企業は選手のパネルや飛行機のレプリカを展示するなどし、アピールした。 そのなかでも今回大きな注目を集めたのが、室屋義秀選手のチームのスポンサーであるタイヤブランドのファルケンだ。元々マスタークラス唯一の日本人選手ということで来場者が多かったが、室屋選手の優勝が決定した、レース終了直後からの会場ブースには多数の人がつめかけ、ブースの等身大パネルや、室屋選手の搭乗機レプリカの撮影エリアでは、撮影待ちの列も出来る状況となった。 同ブースの担当者は、室屋選手の優勝直後のブースの印象を「驚きました、活気がもの凄いです」とコメント。また、ファルケンは去年の千葉大会開催をきっかけに室屋選手のスポンサーとなっているが、初優勝については「前回(2015年)はオーバーGで惜しかったので、嬉しいです。協力してきた甲斐がありました」と喜びを語った。 なお、ファルケンでは、室屋選手の優勝のPRを公式ホームページやフェイスブックで行うとのこと。 他にも千葉大会の主催者として、実行委員会を務めるフィギュアメーカーのグッドスマイルカンパニーなどもブースを展開。レッドブル缶が変形してエアレース用の飛行機に変形する精密なフィギュアをイベント販売していた。 同商品は会場で試遊も行っていた。差し替えパーツなしで変形する機構になっているということで、子供のみならず、大人も興味深そうに遊んでいた、 グッドスマイルカンパニーは、レース関連のイベントにスポンサーとして参加することが多いが、その理由をブースの担当者は、「社員、特に社長がレース大好きなので積極的に参加しています」と答えてくれた。ちなみに、同社の代表取締役社長の安藝貴範氏は、同レースのエグゼクティブ・プロデューサーを務めている。(斎藤雅道)
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その他 2016年06月06日 11時05分
レッドブル・エアレースで室屋義秀選手が初優勝
5日、千葉県千葉市で開催されていた「レッドブル・エアレース」千葉大会で、日本人パイロットとして、ただひとりマスターシリーズに参戦している室屋義秀選手が悲願の初優勝を果たした。 ベスト8で優勝候補のマティアス・ドルダラー選手(ドイツ)とのマッチングとなったが、室屋選手は、1分04秒610の好タイムでフィニッシュ。対するドルダラーは、途中にハイGの危険性のあるゾーンで、オーバーGのミスをして失格となった。 優勝者を決める「ファイナル4」では、ベスト8を勝ち抜いた、4人のタイムレースとなったが、2番目にフライトした室屋は、1分04秒992の好タイムを叩き出して、まず1番目にフライトを終えていたベテランのナイジェル・ラム選手(イギリス)の記録を上回り、表彰台を確定。その後にフライトしたカービー・チャンブリス選手(アメリカ)、マーティン・ソンカ選手(チェコ)を抑えて母国大会で頂点に立った。 室谷選手は優勝後記者会見に出席し優勝後の心境を「操縦技術世界一を目指してやってきました。届きそうで届かない、1番というのは難しい世界。これでちょっと一息つけるかな」と語った。 また、ベスト16では、スモークが出ないというトラブルに見舞われ、1秒のペナルティーを受けるという窮地に立たされた。しかし、相手選手のピート・マクロード選手(カナダ)がオーバーGで失格となり、ベスト8の進出を決めた。以前にも同様のトラブルが発生し、今回は入念にチェックしてのトラブルとのことだったが、結果的にベスト8で前スモークをチェックする機会となったということで、「この1秒がなかったら、ファイナルにはいなかった思う」とコメントをした。 この優勝に、来場した約5万人の観客も大歓声をあげた。レースを観戦していた千葉県在住の20代男性は「信じられない。おめでとうといいたい」とコメント。去年も観戦に訪れたという東京都在住の20代女性は、「決勝で4番目の選手(マーティン・ソンカ)のタイムが出て室屋さんの優勝が決まった時は会場が一体になっていました」と答えた。(斎藤雅道)
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その他 2016年06月04日 12時00分
【不朽の名作】どっちつかず!? 特攻をメインとしていない零戦作品「零戦燃ゆ」
戦時中の戦闘機、特に零戦を扱った作品は、特に90年代頃からは「特攻」をテーマとしているものが多い。しかし、それ以前には特攻の添え物ではなく、特撮などを駆使して空戦をする零戦を描こうとしていた作品もあった。『零戦燃ゆ』(1984年公開)もそういった作品のひとつと言ってもいいだろう。 とはいってもこの作品、あらゆる方向に欲を出しすぎて、色々残念になっている部分が多い。同作は柳田邦男の同名作品を原作としているが、そこがまず大きな問題となっているからだ。 原作では零戦こと、零式艦上戦闘機の技術面の説明が多い、ノンフィクション作品となっている。しかし、本作はそのあたりの描写を盛り込みつつも、零戦パイロットの浜田正一(堤大二郎)、整備兵の水島国夫(橋爪淳)、ヒロインポジションの吉川静子(早見優)の3人を中心としたフィクション作品としている。この改変で、原作では戦争序盤に戦場を席巻した零戦を中心として、だんだんと日本がテクノロジーの面でアメリカに負けていく様を描いているのに対して、本作では零戦そのものを扱いたいのか、空戦を描きたいのか、戦時における青春群像劇をやりたいのかどっちつかずとなっている。 作品の実質的な主役を務める浜田は、劇中で山本五十六(丹波哲郎)のブーゲンビル島上空での戦死を直掩機(ちょくえんき)として目撃していることから、実在のエースパイロットである杉田庄一をモデルにしていることがわかる。空戦描写と、零戦が性能的に劣勢になっていく状況をメインに描きたいならば、正直この浜田を中心とした話だけで十分なのだ。 しかし、原作がある限りは、それに沿ったストーリーを展開しなければならず、結果的に大枠の戦況解説や戦争の推移、さらに技術面での話などをナレーションとして挿入しなければならず、かなりテンポが悪くなっている。さらに、加山雄三(下川万兵衛役)、北大路欣也(堀越二郎役)といった大物出演者陣の起用も結果的に尺を食う形となっており、ストーリーの魅力不足にも繋がっている。 その影響で浜田、水島、吉川の3人の主要人物の話も掘り下げが足らずに上辺だけになってしまっている。結果的に安っぽい三角関係を続けていくことになり、非常に退屈な展開が続く。これならば、上層部との調整をしている小福田租(あおい輝彦)の活躍場面をもっと増やして、原作のような技術面の話をもっと掘り下げた方がましだ。 だが、この作品の試みとしてはそれなりに魅力的な部分も多い。それは現在ではこういった戦記モノ・戦争モノ作品を制作する際に廃れてしまったミニチュアを活用した戦闘シーンだ。シーンの使い回しは目立つものの、所々現在のCGを使った戦闘シーンとは違う味わいがある。このあたり、邦画が忘れてしまった魅力かもしれない。地上のシーンでも原寸大の実機レプリカがかなりいい存在感を発揮している。敵役の飛行機もF4Fワイルドキャット、P-38ライトニング、B17フライングフォートレス、F4Uコルセアなどなどアメリカ陸海軍が当時配備していた様々な飛行機がミニチュアで出てくるので注目だ。 また、他の零戦を扱った作品にはない、部品規格の統一化が不十分な問題についても言及している。旧日本軍は、陸海軍の対立などの影響で、とにかく部品が雑多で整備を困難なものとしていた。銃弾ひとつをとっても、日本軍は種類がまちまちで、地上兵器と航空兵器の銃弾の統一化どころか、小銃と機関銃の弾ですら統一されておらず、補給をより困難なものとしていた。これが航空機の部品となると、機種ごとに部品がまちまちで、部品が統一化され、高い稼働率を誇るアメリカ軍とくらべ、戦力的に劣勢にあるにも関わらず、日本軍では整備不良で飛べない戦闘機が問題となっていた。 他にも、なぜ零戦が当時優れた戦闘機であったかが、冒頭のフィリピンのクラーク飛行場空襲で簡潔に描写されている。開戦当初、この空襲で日本海軍は台湾から一式陸上攻撃機に零戦を護衛につけ、アメリカ軍の陸軍航空隊の主力を壊滅させているが、当時こんな長距離飛行をこなして、爆撃機の護衛につける戦闘機は零戦以外なかった。このあたりの説明をクラーク飛行場にいたダグラス・マッカーサーが驚愕することで、わかりやすくしている。空戦での優秀さも防空にあがってきた戦闘機を圧倒することで、さらっと説明しており、この一連のシーンは原作のノンフィクション要素をかなり上手く映像に落とし込んでいる。 また、基地の参謀長が「シェンノートレポートをご存知ですか?」とマッカーサーに質問しているところもマニアには嬉しいかもしれない。このレポートは、日中戦争に義勇軍として従軍していた「フライングタイガース」のクレア・リー・シェンノート大佐が、零戦の性能について上層部に報告したもので、当時アメリカ軍の将官はこれをデタラメだと相手にしておらず痛い目を見たわけだ。 浜田メインで戦況を追い続ける方式にして、場面転換を極力避けてぶつ切り感のないようにすれば、この作品、かなり面白くなったのではないだろうか? また、技術面での話を描きたいのであれば、堀越と小福田の出番をもっと増やして、結局実戦配備は出来なかった零戦の後継機である烈風の話辺りまで持っていった方が見応えはあったかもしれない。色々と惜しい作品だ。(斎藤雅道=毎週土曜日に掲載)
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その他 2016年06月03日 16時00分
酒粕効果でお肌つるつる! 冷やし甘酒「酒粕シェイク」
日本料理に欠かせない発酵食品「酒粕」。糖尿病予防に、ガン予防、美肌効果、ダイエット効果など、その驚くべき健康効果が注目されています。酒粕を最も手軽に摂取する方法はやっぱり甘酒。そこで今回は、蒸し暑くなってくるこれからの季節にピッタリな、ひんやり美味しい「酒粕シェイク」の作り方をご紹介します。 日本酒と甘いもの好きなあなたにぜひ作ってほしいドリンクです。【材料 1人分】バニラアイスクリーム 200g牛乳 125ml酒粕 小さじ2 1.ミキサーにアイスクリーム、酒粕、牛乳を入れ、撹拌する。※撹拌しすぎると水っぽいシェイクになってしまうので、数秒ごとに確認しながら撹拌しましょう。 2.冷凍庫で冷やしておいたグラスに注いで出来上がり! もう少しお酒の味を足したい場合は酒粕を小さじ1足しましょう!【オダーナルみさ】
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その他 2016年05月29日 15時00分
【幻の兵器】完全に時代を先取りしていた優れた機動力を持つキャタピラ式輸送車両「一式装甲兵車」
太平洋戦争において、アメリカのハーフトラックはトラックと同程度の機動力しか発揮することができず、軍関係者を失望させた。戦後、アメリカ軍は地形的制約の厳しいアジアで、機動歩兵の運用は不可能と判断した。しかし、朝鮮戦争やベトナム戦争を経て、アメリカも1970年代にはアジアで機動歩兵が運用可能であることを知る。 ところが、アメリカよりも30年以上早い1930年代において、既に日本はアジアで機動歩兵運用の見通しを持っていた。日本軍がアジアで機動歩兵の運用が可能であると判断したのは、アメリカのハーフトラックとは比較にならないほど優れた機動力を誇る輸送機材を開発していたためである。その輸送機材とは、一式装軌自動貨車のことに他ならない。この一式装軌自動貨車は優れた機動力を持つキャタピラ式輸送車両で、エンジンとラジエーターを車体前面に配置した設計は非常に革新的であり、完全に時代を先取りしていたのである。 八九式中戦車の量産を開始した日本陸軍は、次の段階として機械化部隊の編制に着手した。機械化部隊を編制したといっても、単に戦車を集めて指揮官を定めただけでは部隊にならない。当然ながら随伴する歩兵や火力支援を提供する砲兵は必要だし、整備や通信、工兵といった支援部隊も必要である。そのため、日本陸軍は1933年に当時最新鋭の九○式野砲を車両牽引可能とした機動九○式野砲を開発し、さらに歩兵や支援部隊の機動展開を可能とする装軌自動貨車の開発試作にも着手した。 加えて1934年には独立歩兵第一連隊や戦車第四大隊、独立野砲兵第一大隊、独立工兵第一中隊などから、日本初の機械化諸兵連合部隊である独立混成第一旅団を編成した。機械化部隊と名乗るだけあって、独立歩兵第一連隊をはじめとする歩、砲兵部隊は完全に自動車化され、工兵中隊には開発されたばかりの装甲作業器が配備されていた。翌35年には戦車第三大隊が編制に加わり、砲兵大隊も1個中隊が増強されて4750名の将兵と750両の車両を擁する大部隊へと成長している。 機械化諸兵連合部隊といっても中核となったのは各師団から選抜した将兵から新たに創設された独立歩兵第一連隊で、戦車第三、第四大隊は歩兵を支援するのが目的だった。日本陸軍が創設しようとしていたのは、戦車によって敵陣地を突破した後に歩兵が前進するという戦術を実行するための部隊であると見て、ほぼ間違いないだろう。ともあれ、そのきっかけがなにであったとしても、前進する機動歩兵という発想は非常に優れていた。だが、せっかく芽生えた先進的な発想も、軍上層部の誤断によってつみとられる。 日本は1937年に中国との間で大規模な武力衝突を引き起こし、同じ年には独立混成第一旅団は北京の西方で実施されたチャハル作戦に参加したのだが、参謀でありながらなぜか作戦の指揮を執っていた東條英機中将(当時)は戦車部隊を第五師団へ派遣し、歩兵連隊は第二六師団と行動を共にさせるなど、部隊の統一性を全く無視した運用を行った。その結果、当然のように独立混成第一旅団はほとんど活躍できず、陸軍部内では機甲部隊無用論が大勢を占めるに至ったのである。翌1938年には独立混成第一旅団が解隊され、日本陸軍最初の機械化部隊は消滅した。そして、独立混成第一旅団の運命は、装軌式自動貨車の開発にも大きな影響を与えることになる。 独立混成第一旅団創設前年の1933年に、自動車工業株式会社(石川島自動車製作所とダット自動車が合併して誕生した国策企業)は日本初のキャタピラ式輸送車両である試製装軌自動貨車を完成させた。試製装軌自動貨車はTC車とも呼ばれ、走行性能には見るべきものがあったが、車体後部にラジエーターがあるために側面からしか荷物の積み卸しができなかった。その後、翌34年と35年には改良を加えた試作車(TE車とTG車)が完成し、様々な試験を行っている。 当時は欧米諸国でも全装軌式輸送車両はほとんどなく、ロシアのアレクサンデル・ケグレスが開発し、その後フランスが中央アジア探検などに使用していたハーフトラックが有望視されていた。初期のハーフトラックは文字通りトラックの後半をキャタピラ化した車両で、自動車工業の発達していた欧米諸国においては比較的低いコストで生産することが可能だった。だが、当時のハーフトラックはステアリングを前輪でのみ行っていたため、小回りが利かない上にわだちや軟弱地にハンドルをとられることが多かった。 自動車工業が未発達だった当時の日本にとっては、ハーフトラックでも十分に高価な車両であったから、不整地走行能力に勝るキャタピラ輸送車を研究、開発するという判断は非常に優れていたといえる。実際、なにかあればすぐ欧米の流行を無批判に取り入れたがる日本陸軍の中にあって、ヨーロッパを中心に流行していたハーフトラックを避け、装軌輸送車両の開発を推進した開発陣の先見性は十分に評価されるべきだろう。 最終的に、試作車両は試製九八式装軌自動貨車へ発展し、少数が生産されたうえで一部が実戦部隊に配備された。だが、独立混成第一旅団が解隊されたこともあり、自動貨車は試作のまま開発中止となった。つまり、兵器の開発という点においても、進歩的な発想の芽はつみとられたのである。 ところが1939年にドイツ軍がポーランドを電撃的に征服し、機械化部隊の威力が誰の目にも明らかになると、日本陸軍は再び装軌式輸送車両に興味を示し始める。太平洋戦争開戦後の1942年には試製九八式装軌自動貨車を改良した車両を一式装軌自動貨車として制式採用し、新たに編成した戦車師団に配備している。さらに陸軍は兵員輸送車も整備することとして、同じ年には一式装軌自動貨車の変形である一式装軌兵員輸送車も完成させている。これらの車両は満州と本土、フィリピンに少数ずつが配備された。だが、強力な米軍を相手にしたフィリピンでは機動戦どころか反撃さえままならない有り様で、ほとんど活躍できないままに破壊されていった。 とはいえ一式装軌自動貨車は日本軍が研究してきた装軌式輸送車両の集大成であり、性能的には第二次世界大戦中でもトップクラスといえる。特に兵員室と動力、冷却器の配置については兵員や搭載物の積み卸しもしやすく、完全に世界の最先端を行く設計だった。だが、いかに優れた兵器であっても生産数がわずかでは戦力にならない。対照的に、アメリカのハーフトラックのように少々見劣りする部分がある兵器でも、短期間に数万の単位で前線へ投入することができたのならば、それは十二分に戦力となるのである。 (隔週日曜日に掲載) ■データ 一式装甲兵車 ホキ 重量:6.5t 寸法:全長4.78m、全幅2.19m、全高2.51m 動力:ディーゼルエンジン134馬力 性能:最大速度:42km/h 航続力:300km 兵員輸送能力:12〜13名
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その他 2016年05月28日 12時00分
【不朽の名作】格闘ゲーム原作作品としてはかなりレベルの高い「ストリートファイターII MOVIE」
ゲーム作品、特に格闘ゲームの映像化というのは、テレビ化や映画化してもがっかりする作品が多い。それは映像形態がアニメだろうと、実写だろうと同じだ。そのなかで、1994年公開の『ストリートファイターII MOVIE』は、かなりレベルの高い作品と言える。 同作はアーケードや、家庭用ゲームで大ヒットを記録していた、ストリートファイターII(ストII)シリーズで新キャラ追加や、ゲームバランスを再調整した『スーパーストリートファイターII X』を原作としたアニメ映画となっている。作品よりミリオンヒットを記録した篠原涼子が歌った挿入歌『恋しさと せつなさと 心強さと』の方が現在では有名かもしれない。 なぜ、格闘ゲームを題材とした映像作品が残念なものが多いかというと、そのキャラの多さがまずある。一応、ゲームにおいてのメインキャラは存在するが、他のキャラにもスポットを当てなければならず、特にテレビアニメでやる場合、それぞれのキャラに申し訳を立てすぎて、たとえゲームの内容を知っていたとしても、ストーリーがあちらこちらに飛びすぎて、観ていて苦痛になる場合が多い。その点この作品では、劇場作品という限られた尺のなかで、メインキャラ以外には、アクションシーンを必ず用意して見せ場を作っている。 各キャラ、登場時間には偏りはあるが、ゲームでの技再現を挟むなどし、それなりに、活躍の場を用意しているのがこの作品の特徴だ。当時新キャラであったキャミィ、フェイロン、ディージェイ、サンダー・ホークを含むと16キャラクターをさばかなければいけない状況で、この仕掛けは成功だっただろう。 また、同作のアクションシーンはかなりこだわって作られており、見ごたえがある。格闘ゲームを映像化する際に大きな問題となってくるのが、アクションシーンでの必殺技の挿入の仕方だ。カットを変更して必殺技を入れてしまうと、間の抜けたものになるケースが多いが、この辺り同作では徹底しており、打撃系・投げ技系の必殺技は通常の打撃アクションの合間に自然と挟む形で、飛び道具系の技のみ、別のカットを用意して見せるという方法をとっている。アクションシーンの動きを切らずに、流れのなかで各キャラの技が入るため、テンポがとても良い。 さらに、流れのなかとはいえ、確実にその技だとわかる演出方法になっており、原作ファンにも納得できるレベルになっているのが、この作品の印象的なところだ。当時K-1でスター選手だったアンディー・フグなどがアクションシーンの監修に入っており、かなり協議を重ねたであろう努力の数々がこのアクションシーンには活きている。打撃を打ち合う時の乾いた音なども、かなり迫力がある。また不用意にBGMを入れないあたりも好感が持てる。音楽担当に、当時ヒット曲を連発していた小室哲哉が関わっているにも関わらずだ。とはいっても、別に技名は格闘中に無理に叫ぶ必要はないとは感じるが…。 この作品、当時は声優と俳優の境界が今ほどはっきりしていなかったものの、一部キャラに現在の芸能人声優起用とも言えるものがあり、特にリュウ役の清水宏次朗の「昇竜拳!」などの叫び声がイマイチで、所々拍子抜けする部分がある。ちなみにケン役の羽賀研二と春麗役の藤谷美紀は意外と合っている。 なお、同作の春麗のアクションシーンには、特に気合が入っている。他キャラが劇中で、ゲーム遵守のコスチュームを着ているのにも関わらず、春麗だけは、Tシャツにパンツを履いているだけという薄着コスチュームで、湯上がりを襲撃してきたバルログと対決している。蹴り技を繰り出す度にパンモロになるという状態で、『仮面ライダーストロンガー』の電波人間タックルや、過去のアニメ作品で培われたパンモロ戦闘の美学をこれでもかと詰め込んでいる。その並々ならぬこだわりに、明らかにお色気シーンにも関わらず、芸術性を感じてしまう。これだけでも、この作品を観る価値はあると。 スポットのアクションシーンでメインキャラ以外の見せ場を作ることで、ストーリーラインも至って単純になっている。ゲームでもラスボスとなっているベガが首領の組織、「シャドルー」を倒すという展開になっており、原作でもベガと関わりの強い、春麗とガイルに全体的な舞台の構築を任せている。そこに流浪の旅をしているリュウを、同門で親友でもあるケンの危機を知らせて参加させるという形だ。 当時は、現在より格闘ゲームキャラクターに、細かいストーリー設定が決まっていなかったこともあり、細かい世界観の構築は割りと自由にやっている印象だ。この辺のゲームとは本来関係ない世界観の構築は、80年代後半から、90年代に流行ったOVA(オリジナルビデオアニメ)の功績も大きいかもしれない。原作ゲームのイメージを崩さない、適度なSF要素が、劇中に盛り込まれている。 これでサガットの扱いがもっと良ければ完璧だった気がする。冒頭でリュウとの因縁を演出しておきながら、最終決戦にはベガにシャドルーでの別任務を命令され参加せずという残念な状態だ。せめて、ラストのリュウが荒野を歩くシーンで、サガットを待たせるべきだったではないだろうか? シャドルーが崩壊した後にただのファイターとしてリュウと再び対決するという構図の方がいいと思うのだが、あのラストシーンをやるよりは。 ストリートファイターIIシリーズの映画化というと、同時期にジャン・クロード・バンダム主演で公開された、『ストリートファイター』ハリウッド映画版が存在する。こちらの作品は原作の面倒な設定を一切無視して、ストーリーを新たに構築したような形となっており、ネタ方面ではかなり楽しめるが、ストIIの映画であるということを考えると残念な出来だ。ストIIという人気シリーズに正面から向き合って作った作品を観たいのであれば、『ストリートファイターII MOVIE』の方をオススメしたい。(斎藤雅道=毎週土曜日に掲載)
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