その他
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その他 2016年04月16日 12時00分
【不朽の名作】事件でお蔵入りとなった伝説の戸塚ヨットスクール映画「スパルタの海」
今回は1983年製作の、あの戸塚ヨットスクールを題材にした作品『スパルタの海』を扱う。 83年製作だというのに、この作品の存在を知らない人も多いだろう。それもそのはず、公開直前に例の「戸塚ヨットスクール事件」が発生し、校長の戸塚宏氏とコーチ15名が逮捕され20年以上お蔵入りになっていたのだから。2005年の有志による劇場公開、さらに同年にDVDが発売されるまで、関係者以外は誰も見た経験のない作品だった。 同作は実際に戸塚ヨットスクールの合宿所に泊り込んだ、ノンフィクション作家の上之郷利昭が執筆した『スパルタの海 甦る子供たち』が原作となっており、映画でも戸塚ヨットスクールが協力しており、フィクションではあるが、校長は実名である戸塚宏のままで、伊東四朗が演じている。 さて、作品の評価ではあるが、死亡事件を起こした事実や、当時、いや現在でも噂となっている、ひどい体罰などの問題を関係なしで、面白いか面白くないかを判断すれば、かなりの力作であることは間違いない。ただ、当たり前ではあるが、内容は完全にスクール寄りなので、全ての行動や理念に誰もツッコミを入れないので、捕らえようによってはカルトムービーの側面も持っている。 大枠のテーマは家庭内暴力を働く若者を更生する戸塚校長の奮闘記となっている。どことなくホームドラマを思わせる部分もある。まあ、殴る蹴るの体罰は当たり前なのだが…、しかも死人も出る。当時の体育系の部活動も似たようなことをやっていただろうけど、しかし、ここまでではないはず。確実に体育系の部活のはるか上をいく理不尽でキツイしごきだ。 戸塚校長と共に物語の中心となるのが、校長や教官から「ウルフ」と呼ばれるようになる松本俊平(辻野幸一)だ。この少年の更生にストーリーの大部分が割かれている。高学歴な父母に反発して、家庭内暴力に走り、面倒を見きれないとヨットスクールにやってきた。最初こそ暴れまわり、檻つきの寝床などに閉じ込められるが、最後は見事に更生するという感動的なエンディングが待っている。ここはネタバレしても良いだろう。本作の魅力はそこではないと判断するからだ。 この映画では、こういったスパルタ式の教育をせざるをえなかった、ヨットスクール側の言い分というのが随所にあり、その辺を知ることができるのは、かなり貴重な部分かと。まず親が「もう死んだものだと思って」とスクールに預ける、若干無責任なのではと思わせる描写が所々にある。当時は今より家庭内暴力が問題になっていた時代だ。親が手に負えない問題児を更生するために、スクールで世の中には、子供の力ではどうにもならないことがあると教える訳だ。もちろん、体罰も込みで。冒頭のウルフを入校させる場面でも、いきなりジャージ姿の男たちが、息子を強引に取り押さえるが、世間体を気にするエリート両親は、この事に関しては気にする様子もない。一応ここで体罰も了承した入校であることが確認できる。 入校前の段階で、子供の病状を隠す親がいるという問題も描写されており、とにかく子供を救いたいと思っている戸塚校長は、素性が怪しくても受け入れてしまう。後で確認して問題ありという状況でも、戸塚校長は子供を帰さず、教育を続ける。その影響でその子供を死なせてしまうことになってしまう。さすがにこの状況で、親が病状を隠したことは関係ないとばかりに戸塚校長に食ってかかり、警察に泣きつく様は無責任すぎる。まあ、直後に、亡くなった生徒に対して、スクールの支持者である女将が「生きる気力が無いほうが悪い」と言い放つ場面の方が驚愕ものだが。 さらに、「無責任」の部分に注目すると、後半の生徒の死亡事故が起きた抗議の電話シーンでも強い批判が込められている。何も知らない部外者が、マスコミの報道だけをうのみにして「人殺し」と抗議するだけならまだいいが、脅迫めいたことを言う人もおり、戸塚校長の妻・戸塚幸子(香野百合子)もまいってしまう。その苦境を、部外者は黙っていろとばかりに、夫婦で乗り切る姿が印象的だ。 この作品において戸塚校長はヒーローだ、しかし完全無欠という訳ではなく、悩む部分もある。とにかく方針はどうあれ、人を「救おう」として悩むのだ。この点は、神話の作りに非常に似ているかもしれない。神話の神や超越者、英雄は時にやむを得ずに“力”を行使する時がある。その場合死人が出ようが関係がない。むしろ理想の完成のためには“良き事”なのだ。この作品も同様に、人によっては怒りや恐怖すら覚えるであろう、数々の体罰も「良き事」として、包み隠さず描写している。このおかげで、スクール内が楽園であると過度に強調したプロパガンダ的要素はない。 おそらく同作は、世間一般での道徳観、価値観で作っていない。戸塚ヨットスクールの教育方針が絶対に必要なんだという自信に満ちあふれている。それを受け手が反社会的だ、または逆に理想的だと判断したとしても、創作物にとっては刺激的な要素となる。大人しくまとまった退屈な作品などより、非常に見応えのある作品だ。まあ、個人的には、「つべこべ言っていると戸塚ヨットスクールへ送るぞ!」と脅された世代なので、戸塚ヨットスクールは怖いものだと思っているが!(斎藤雅道=毎週土曜日に掲載)
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その他 2016年04月15日 16時00分
チーズがとろ〜り簡単サンドイッチ「グリルドチーズ」
今回ご紹介する簡単おつまみは、アメリカの定番「グリルドチーズサンドイッチ」です。材料はたった4つ、チーズを挟んで焼くだけ! 外側のカリッとした食感ととろけるチーズがくせになる一品です。カルシウムが豊富なチーズはストレスを解消しイライラを抑える働きがあります。また、寝る前にチーズを食べると寝つきがよくなります。チーズの塩気がビールにピッタリです!【材料 1人分】食パン 2枚ピザ用チーズ 大さじ4-6マスタード 大さじ1溶かしバター 大さじ4 1.食パンを2枚まな板に並べ、片方にマスタードを塗る。もう一方の食パンにチーズをまんべんなくのせ、サンドする。 2.食パンの両面に溶かしバターを塗って、フライパンでこんがりするまで焼く。 お好みでハムやトマトを足せば、満足感もさらにアップ!【オダーナルみさ】
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その他 2016年04月13日 11時35分
「2016春 宮沢模型展示会」アクリルフィギュアなど新しい試みが存在感を発揮
12日「2016春 宮沢模型展示会」が都内で開催され、業者向けに各メーカーが、最新キャラクターフィギュアやキャラクターグッズを展示した。 ここ数年、フィギュア業界では新規メーカーの登場が相次ぎ、業界関係者でも把握できないほどになっている。会場を訪れたとあるショップの関係者は、「元々別のフィギュアメーカーの人で、独立して新規メーカーを立ち上げるというのが多い。イベントがあると、見慣れないカタカナ名のメーカーを毎回見るほど」と語る。 日々増え続けるフィギュアメーカーの中で、自社ならではの特色を出そうと、各フィギュアメーカーの、アピールも活発だ。その中でも注目されている動きが、増税などにより材料費も上がっている関係もあり、フィギュア的なコレクター心理を刺激しつつ、低価格帯の商品を販売しようというものだ。「アクリルフィギュア」と呼ばれるものがそれで、アクリル板にキャラクターの絵をプリントした、フィギュアのように立った状態で飾れる商品となっている。 アクリルフィギュアで、『アイドルマスター ミリオンライブ!』のキャラ展開をしている、あみあみの担当者は、「予想を上回る好評で、再生産しました。複数をコレクションしやすい点が評判のようです」と語る。同メーカーのアクリルフィギュアは他メーカーより価格は高めになっているが、1500円前後で装飾された台座や小物パーツが付属しているのが魅力となっている。高いとはいっても、1万円を超えるものが多いPVC製のフィギュアを揃えるよりは手軽だ。 また、ソフビもある意味低価格戦略ともいえる。ソフビは中が空洞なため、PVCより大型にしても値段が安く抑えられる。XPLUS TOYS(エクスプラストイズ)や海洋堂などでは、さらに、年齢層が高めの男性の需要を狙い、ゴジラや仮面ライダー、ウルトラマンなど有名特撮のキャラ商品を発表していた。 さらに、通常のフィギュアでは逆に、付属パーツを増やしたり、スケールを大型にするなど、プレミアム感を出そうとする動きが大きくなっている。グッドスマイルカンパニーでは、『艦隊これくしょん -艦これ-』のキャラ・島風を使った「合金島風」という商品をアピール。同商品はアクションフィギュアの一部に合金パーツを使用した商品で、通常のアクションフィギュアとは違う質感と、追加装甲モードにできるのが特徴だという。(斎藤雅道)
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その他 2016年04月11日 12時04分
ソニービルで開催されたウイイレイベントが親子同士の対決で大盛況
10日銀座・ソニービルで開催された「みんなでできる! ファミリーパーク」のイベント最終日に「ウイニングイレブン2016〜最強親子は誰だ!〜」が行われ、スポーツジャーナリストの中西哲生氏が登場した。 同イベントはコナミから発売されているPlayStation 4用ソフト『ウイニングイレブン2016』(ウイイレ)を使った親子VS親子によるトーナメント制マッチで、中西氏は生解説で、場内を盛り上げた。 今回の「みんなでできる! ファミリーパーク」では、「できないことが、できるって、最高だ。」が合言葉となっており、普段出来ない体験をゲームで体験しようというのを狙いとしている。中西氏はウイイレで出来ることについて、上空からの視点で見ることが可能なので、サッカーのゲームの流れやルール・戦略について知るには良いソフトだと解説し、「バーチャルではありますが、まさに試合をしているような感覚をゲームでも楽しめる」と話す。中西氏の話によると、実際に少年サッカークラブではサッカーIQを高めるために、同ゲームをつかう時もあるとか。 さらに、海外ではブラジル代表のネイマール、国内では中村俊輔、遠藤保仁など、サッカーのセンスが高いとされる選手が同ゲームも得意だと話し、「子供がゲーム上手いということは、将来サッカー選手として大成する可能性があるということですよ」コメントした。 優勝チームは少年サッカーに通う子供と元少年サッカー教室のコーチであるお父さんのコンビ「チームりゅうと」だった。クラブはバルセロナを選び、ネイマールを操作するお父さんの中央突破が光った。これには中西氏も「すごくお上手でした」と舌を巻いた。 他にも、「みんなでできる! ファミリーパーク」のイベント会場では4月21日発売予定の『ONE PIECE BURNING BLOOD』の3Dポスターや、『グランツーリスモ6』で実際の車内を再現した試遊エリアなど、同イベントの「できないことが、できるって、最高だ。」の合言葉にふさわしいゲームが揃った。(斎藤雅道)
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その他 2016年04月09日 12時00分
【不朽の名作】三谷幸喜脚本の陪審員コメディー「12人の優しい日本人」
1月から放送されているNHK大河ドラマ『真田丸』。この作品の脚本を担当しているのは脚本家の三谷幸喜氏だ。脚本だけに留まらず、映画監督や時々俳優としても登場する同氏だが、その原点は舞台にある。今回はその舞台脚本により近い、三谷氏脚本の映画『12人の優しい日本人』(1991年公開)を紹介する。 同作は1954年にアメリカの舞台劇として制作され、後に映画化やドラマ化もした『十二人の怒れる男』のオマージュ作品となっている。オマージュ元の作品は陪審員にスポットを当てた会話劇で、陪審員制度の長所と短所について踏み込んだ作品だ。 日本では、当時はもちろん、現在も裁判員裁判制度という似た物はあるが、一般人だけが参加して全会一致で被告の罪状を決める制度はないことから、オマージュ作品である同作は、もし日本に陪審員制度があったらという仮定のもとに制作されたコメディー作品となっている。元々は三谷氏を中心に旗上げした劇団「東京サンシャインボーイズ」のために書き起こした舞台用の脚本で、同作はそれを原作として映画化したものだ。 ストーリーは至って単純。裁判で、走るトラックに夫を突き飛ばし、死に至らしめたとされる妻が、有罪か無罪かを話し合うという内容になっている。オマージュ元でもそうだが、この作品もほぼ場面転換もなく、会議室という密室で全ての話が展開する。 元ネタは、脚本が面白ければ、場が動かなくても物語になるという作品の最たるもので、同作は、この部分に習いつつ、三谷氏がよく法廷モノの作品で登場させるような、アクの強いキャラ同士の会話で、場面転換のない部分を補おうとしている。説明セリフが多めの形で進むので、画面を全く見なくても話の流れがわかるほどだ。 タイトルに「優しい」とある通り、この作品では、基本的にひどい夫に悩まされた被告に同情的な形で話ができている。終始被告の有罪を主張している相島一之演じる陪審員2号が理論立てて犯罪であることを説明する部分で、主婦の陪審員8号を演じる山下容莉枝が、こんなことを考えられる人は酷い人だと、陪審員2号への個人攻撃に走るのも印象的だ。もっとも、陪審員2号も実は感情論で有罪にしようとしていたことが後にわかるのだが。他にも言い争いが苦手で口調がきつくなると突然帰ろうとしてしまう、上田耕一演じる陪審員3号や、あんな美人の人妻が罪を犯すはずがないと、えらく個人的な理由で無罪を主張する陪審員7号(梶原善)など、各キャラの生活環境に根ざした非常に感情的な意見が多く、無罪か有罪かを決める判決の場なのに、各キャラが自分の人生語りをしてしまうあたりが非常にコミカルだ。 優柔不断さもかなり際立っており、事なかれ主義で主張しないでいた一部の陪審員たちが、論議が急に有罪に傾き出すと有罪の判断をしたり、無罪に傾き出すとそうだと手のひらを返して賛同してしまうなど、よく“日本人的”と言われる部分を強調している。「どうせ執行猶予がつくから無罪でいいじゃん」と無罪に傾く人はさすがに現実ではいないと信じたいが…。 全体的な流れとしては元ネタが名作ということもあり、非常に良く出来ていて、密室での会話劇だけなのに、退屈感はあまり感じない。しかしこの作品で問題なのが、コメディーにしたおかげで各キャラを誇張しすぎている点だ。全員常軌を逸しているように見える。舞台ならば誇張しすぎなくらいがいいのだろうが、映像でそのままだと、さすがにくどい。その濃い性格の影響で、とにかく論点がずれまくりになることが多く、「またかよ!」とツッコミを入れたくなるだろう。その辺りをツッコミながら楽しめる人にはいいかもしれないが、事件に関する意見や論争を期待している人だと、所々で不快に感じること間違いなしだ。とにかく人の人生を左右する決断だという迫真性がイマイチない。 後半には、弁護士を自称する豊川悦司演じる陪審員11号がリーダーシップをとって、ようやく法廷モノっぽく話を進めるものの、おふざけ要素からはイマイチ脱却できない。感情的になりがちな場なのだから、もっと感情にまかせて法律とかを皮肉る部分などあれば法廷モノとしてしっかりする気がするのだが。オチは確かに陪審員制度の問題に踏み込んで、最良の判断をしたことになっているのだが、そこだけで、それ以外は笑いがキャラの性格に集中しがちだ。まあ、そこは元ネタとの差別化を図ったのかもしれないが、基本的には陪審員たちの口ゲンカを楽しむ作品としてみることをオススメする。 そもそも、大人の「話し合い」なのに、ただの口ゲンカっぽくなってしまうのはどうなのだろうか。ほぼ初対面でそこまで白熱するものなのか? 日本人ならば、中盤に、突き飛ばしたのが事実なのだから、有罪ではあるが、「殺人」ではなく「傷害致死」でという妥協案が出た時点で、全会一致で賛成してしまうような気もする。まあ、コメディーだからそこで終わらないのだろうが。 オチもいかにもコメディーらしいといった感じだ。「あの飲み物の名が伏線だったのかよ!」とあまりの力技に色々な意味でびっくりするだろう。会話のノリが嫌いでなければ、かなり引き込まれる作品であることは間違いない。(斎藤雅道=毎週土曜日に掲載)
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その他 2016年04月08日 17時00分
完全栄養食「卵」を使った3分おつまみ! 「デビルドエッグ」
ビタミンCと食物繊維以外の人間が必要な栄養素をすべて摂取できる卵は「完全栄養食品」と言われています。今回は、アメリカでは定番のスナック「デビルドエッグ」をご紹介します。デビルドエッグとは、ゆでたまごの黄身を味付けして絞り出すだけ、3分でできるお手軽スナックです。優しい味付けは日本人の口にもよく合いますよ。【材料 2人分】ゆで卵 2個マヨネーズ 大さじ1マスタード 小さじ1/2塩こしょう 適量ねぎみじん切り 適量(お好みで)パプリカパウダー 適量(お好みで) 1.ゆで卵を縦半分に切る。 2.白身を傷つけないように黄身を取り出しボールに移す。黄身をフォークでつぶしながら、マヨネーズ、マスタード、塩こしょうを混ぜて味を調える。 3.2を絞り袋に入れて、白身の穴の部分に絞り入れる。お好みで、ネギのみじん切り、パプリカパウダーをトッピングする。 アレンジ次第で飽きることなく楽しめます。明太子や、わさびなどを加えるのもおすすめです!【オダーナルみさ】
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その他 2016年04月06日 21時00分
内田彩 5月28日にTOKYO DOME CITY HALLにてロック、EDMチューンそれぞれのコンセプトライブを開催
声優・内田彩が、5月28日(土)にTOKYO DOME CITY HALLにてコンセプトライブを開催することがわかった。 今年2月にリリースしたコンセプトアルバム『Bitter Kiss』をモチーフとしたロックチューンをメインに披露する昼の部、コンセプトアルバム『Sweet Tears』をモチーフとしたEDMチューンをメインに披露する夜の部の2回公演で行われる。 なお4月27日発売の2nd LIVE Blu-rayには、同ライブのチケットを最速先行で購入できるシリアルが封入。2ndLIVEのダイジェスト映像は、本日よりYouTube、ニコニコ動画で公開されている。 声優としてはもちろん、アーティストとしてもその才能を遺憾なく発揮し続ける内田彩から今年も目が離せない。
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その他 2016年04月04日 17時00分
“ひなビタ♪の聖地”鳥取県倉吉市でCKPこと「ちくわパフェ」に挑戦
ここは鳥取県の中央部に位置する倉吉市。古くは城下町、陣屋町として栄え、市内を流れる玉川沿いには江戸、明治期に建てられた土蔵や商家が、当時の趣をそのままに酒蔵や工房、カフェなどに改装されながら今も形を残す。市内を散策すれば、赤い円筒状の郵便ポストや木製の消火器格納箱、明治40年建築の銭湯など、まるでタイムスリップしたかのような風情あふれる街並みが郷愁を誘う。そのすべてが今も現役だというから驚く。 観光名所の一つ「琴櫻記念館」に寄ってみた。地元が生んだ名横綱、第53代横綱琴櫻は入門するまでの18年間をこの地で過ごした。記念館に入るといきなり、天井を突き破りそうな勢いの本人像がお出迎え。館内には化粧廻しなどが展示され、「猛牛」のニックネームで知られた琴櫻の生涯を知ることができる。市内には青年期の琴櫻が訓練に励んだ神社の石段や、アルバイトをしたラムネ工場が今も現存する。 そんなノスタルジックな街に、全国から若者たちが訪れるようになったのは1〜2年前から。コナミの音楽ゲームコンテンツ『ひなビタ♪』のファンの間で、同市が作品の舞台になっていると話題になり、聖地化したのだ。なかでも聖地巡礼したファンが必ず訪れる喫茶店が「ティーラウンジ・ダイアナ」だ。 マスターの山根正勝さんによると、一昨年の夏、東京からやってきた若者に「ここでちくわパフェを出してるって聞いて」と話しかけられたという。『ひなビタ♪』には「ちくわパフェだよ☆CKP」という楽曲が存在するほどファンには馴染みの深いパフェだったが、山根さんは「何のことかさっぱり分からなかった」と語る。 それでも来店者が絶えないことから、山根さんはネットで作品について調べ、原作者公認のもと「ちくわパフェ」を再現。店で提供し始めたところ、ファンの間で瞬く間に話題となった。 純喫茶を思わせるレトロな雰囲気の同店だが、今では店を訪れたファンの写真やメッセージが壁に所狭しと飾られている。さっそく記者も「ちくわパフェ」(600円)をオーダー。出てきたパフェは抹茶アイスとクリームに、サクランボ、リンゴ、バナナ、そして2本のちくわがのっていた。ちくわは鳥取の名物である「とうふちくわ」に枝豆と蟹を練り込んだという。試食した記者の感想は、パフェの甘さにちくわの塩辛さが混ざりあい「オーナーすみません、悶絶モノの味でした」。口直しに頼んだ自家焙煎のコーヒーの方は何度でもお代わりしたいほど美味だった。勇気ある人は是非挑戦してみては。(c)Konami Digital Entertainment
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その他 2016年04月04日 12時45分
マインクラフトで日本列島を作る「夢の日本プロジェクト」がフィナーレを迎える
2日、「『マインクラフト』マイクラ部1000人で作る!“夢の日本プロジェクト”」のファイナルイベントが都内の日本科学未来館で開催された。 同イベントは、「マイクラ」の愛称で親しまれている、プレイステーション4ソフト『マインクラフト』のゲーム内に、同ゲームの子供ユーザー“マイクラキッズ”たちが協力して、日本列島を再現し、そのフィールド上に想像力あふれる街を作ることを目指し企画された。これまで「次世代ワールドホビーフェア '16 Winter」のイベントで参加者を募集し、東京・名古屋・大阪・福岡の計4会場にて965人のマイクラキッズたちが参加。ほぼ日本列島と街の形も出来上がり、今回のファイナルではマイクラキッズ参加者1000人達成と、フィールドの完成を目指した。 午前中のイベント開始前から、参加するための抽選券を得るために、待機列は多数の親子連れであふれた。抽選で番号が呼ばれるとガッツポーズして喜ぶマイクラキッズもおり、同プロジェクトと、同作の人気の高さがうかがえる。 同作は、フィールド上の木や石などを利用して、建材や工具を作成し、自分なりの発想で自由に建物や畑などを作れるのが特徴のゲームとなっている。ネット回線を通じての複数人参加も可能で、今回はこのシステムを利用して、大勢の参加者を募り、1人では作ることの出来ない巨大なフィールドや建造物を作ることを実現した。 参加したマイクラキッズたちは、豊かな想像力を発揮する。岩手県のフィールド作成時には、同地出身者の宮沢賢治にちなみ、「雨にも風にも負けない家」というお題が出され、クリーパー(ゲーム内で登場する自爆するゾンビ)の爆風にも負けないようにと、壁が三重構造になっている家を作成。また内装には畳や囲炉裏を設置するなどし、事前の作戦会議以上の完成度を見せ、これには指導に当たったマイクラ博士も思わず「すごい」と舌を巻く。 その後も、自由な発想で、次々とマイクラキッズたちが「夢の日本」作りに挑み、壮大なプロジェクトのフィナーレを盛り上げた。 また、会場では残念ながらプロジェクトに参加できなかったマイクラキッズのために、「みんなからの“夢の日本”アイデアを大募集」と題して、マイクラ内の日本列島に設置する建物の案などを募集。会場内の掲示板に張られたアイデアシートで人気だった案は、実際にフィールド上で再現するという企画も行われていた。(斎藤雅道)
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その他 2016年04月03日 13時00分
【幻の兵器】この連載では例外!約20年にわたり使用され続けた「十一年式平射歩兵砲」
第一次世界大戦といえば塹壕陣地に機関銃、自殺行為同然の歩兵突撃というイメージが浮かんでくるだろう。もちろん、後方の野砲や重砲による砲撃で陣地を制圧することも可能だったが、それはあくまでも一時的なものに過ぎず、最終的に無力化するには陣地に砲弾を直撃させるほかはなかった。そのため、歩兵が自前で装備して行動をともにし、最前線から陣地を直接砲撃する軽火砲が必要になり、その結果として生まれたのが歩兵砲である。 欧州における歩兵戦闘の変化を知った日本軍は、第一次世界大戦中の1916年には早くも「機関銃破壊砲」の名称で歩兵砲の研究開発に着手し、翌17年には狙撃砲と名付けられ、シベリア出兵の際には第十二師団へ配備されて実戦にも参加した。狙撃砲は歩兵連隊に設置された特殊砲隊が1個小隊(2門)を装備しており、機関銃陣地の制圧以外にも河川用砲艦の破壊や敵歩兵部隊への攻撃など広範囲に活躍したとされる。 狙撃砲は口径37ミリの軽火砲で、移動時は車輪を取りつけて人力牽引した。また、狙撃砲は防楯が上下に分かれており、下部防楯の角度を調節することで砲身高を変化させることができた。これは、低い姿勢で平らな弾道を描く砲弾を発射する平射と、高い姿勢で山なりの弾道を描く曲射とを両立させようと試みたための仕組みである。当時は平射で狙撃するか、または曲射によって陣地の上から砲弾を降らせるかのいずれが効果的か結論が出ていなかったことによるものだが、機構的にはいささか無理があったのではないか。 なにしろ、狙撃砲破甲榴弾の炸薬量はたったの35グラムに過ぎず、たとえ曲射が可能であっても爆発効果が小さいため、実戦ではほとんど意味をなさなかった可能性が高い。というのも、その後に開発された歩兵砲は平射歩兵砲と曲射歩兵砲となっており、それぞれの専門へ特化しているのだ。そして、曲射砲として開発されたのが日本初の近代迫撃砲とも言える十一年式曲射歩兵砲であり、平射砲として開発されたのがこの十一年式平射歩兵砲だった。 十一年式平射歩兵砲は狙撃砲と同様に口径37ミリの小型砲で、車両や機関銃座に対する直接照準射撃を目的として開発された。この砲は狙撃砲が完成した直後の1919年11月に設計作業が始まり、翌年前半には早くも試作砲が完成している。だが、試験によって発射薬の不完全燃焼が判明し、砲身や砲架を改修した上で再度試験を行い、第二次試作砲は1921年の大演習で披露された。十一年式平射歩兵砲は狙撃砲から発展した火砲とされているものの、フランス軍のプトー1916型やアメリカ軍のM1916歩兵砲(事実上、プトー砲の米軍型)に外観などが酷似していることから、それらの歩兵砲をモデルとして開発されたのは明らかだろう。 歩兵砲の大きな役割のひとつは防御された敵の機関銃座を破壊することであり、高い命中精度に加えてつるべ打ちに発射する能力が求められた。発射速度を早くするため、十一年式平射歩兵砲には半自動式垂直鎖栓が装備された。半自動式垂直鎖栓とは、砲弾装填後自動的に砲尾を閉鎖し、発射が行われると自動的に開放して排莢を行うというものだ。そのため装填手が砲弾を突っ込むだけで、砲手は次々と発射することができた。 また当初、十一年式平射歩兵砲は十二年式榴弾を使用していたが、後に九四式徹甲弾と九四式榴弾、そして一三式榴弾を使用することとなった。装薬(発射薬)量こそ異なるものの、後に使用することとなった九四式徹甲弾と榴弾の弾頭は、九四式三十七粍砲や九四式三十七粍戦車砲、九八式三十七粍戦車砲で使用された同徹甲弾、及び榴弾と同一で、豆対戦車砲としての役割も担っていた。とは言え、十一年式平射歩兵砲は軽量化を優先したため全体的に耐久力が不足しており、発射薬の量に制限があった。そのため、砲弾の初速が低下してしまい、装甲貫徹力も不十分だった。 大正十一年(1922年)に制式採用されたことから、十一年式平射歩兵砲と呼ばれるようになった。十一年式平射、曲射の両歩兵砲は1931年に日本軍が中国東北部へ武力侵攻した際に使用された他、上海の武力衝突でも日本海軍の陸戦隊が多用している。その他、限定的とはいえ対戦車能力を有していたことから、八九式中戦車やルノーNCの主砲としても使用されたことがある。 実際1932年の上海戦では、曲射歩兵砲とコンビを組んで歩兵に貴重な支援火力を提供している。上海一帯はクリークとレンガ造りの民家が錯綜する情況で、あたかも第一次世界大戦をほうふつとさせる陣地戦となったが、銃砲火を犯して前進した平射歩兵砲が敵火点を丹念につぶし、ようやく歩兵が前進できるといった有り様だった。また、その後の日中戦争においても中国軍の戦車を海軍陸戦隊が撃破するなど、対陣地対戦車両用の万能砲として頼りにされた。なにしろ、日本初の本格対戦車砲である九四式三十七粍砲が制式採用されたのは1936年で、当時はまだ対戦車砲そのものが存在していなかったのだ。 とはいえ、戦車の装甲が強化されると存在価値は小さくなり、先に述べたように軽量化を優先した耐久力の不足によって、改良、強化の余地もほとんど無かった。ただ十一年式平射歩兵砲は相当数が生産され、九二式歩兵砲が現われた後も更新に時間がかかり、なかには1939年に至っても装備している部隊が存在していた。また、部隊によっては十一年式平射歩兵砲を装備したまま太平洋戦争に突入しており、約20年にわたって使用され続けた兵器であった。(隔週日曜日に掲載)■十一年式平射歩兵砲口径:37mm全備重量:89kg最大発射速度:20発/分
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ジャニーズ最大のタブー? 嵐メンバー4人と“男女の仲”報道、セクシー女優の死【芸能界、別れた二人の真相】
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2023年09月17日 12時00分
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Snow Man向井、ジャニー氏お小遣い秘話が拡散? グループ不仲説の真相は<実は不仲?【犬猿の仲】の有名人>
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2023年09月16日 12時00分
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一転しジャニーズ契約継続なし、モス広告Snow Manの顔を紙で隠した画像が拡散「イジメ」「涙出てきた」ファン怒り
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2023年09月13日 18時00分
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株上げた井ノ原快彦、年下に嫌われていた? 森田剛から「嫌い」緊張関係続く<芸能界【犬猿の仲】の有名人>
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2023年09月10日 17時00分