その他
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その他 2016年05月27日 15時00分
アボカド効果で血液サラサラ! 「アボカドとサーモンのポキ」
アボカドは「森のバター」と言われるフルーツの一種で、果肉の20%がリノール酸やαリノレン酸などの良質な脂質から成り立っています。アボカドの不飽和脂肪酸は血液をサラサラにし、動脈硬化を予防する働きがあります。今回は、アボカドとサーモンを使ったハワイアンおつまみレシピをご紹介します。材料をみじん切りにして混ぜるだけ、火を使わないので、夏に向けてぜひ覚えておきたい一品です。お気に入りの日本酒や白ワインとお召し上がりください。【材料 1人分】アボカド 1/4個サーモン刺身 5-6切れきゅうりのみじん切り 大さじ3紫玉ねぎのみじん切り 大さじ3レモンジュース 小さじ1しょうゆ 小さじ1わさび 小さじ1/4ごま油 小さじ1塩 小さじ1いくら 適量ポテトチップス 適量 1.アボカド、サーモンをきゅうり、紫玉ねぎと同様に5mm角のみじん切りにして、ボールに入れる。 2.別のボールにレモンジュース、しょうゆ、わさび、ごま油を入れ、よく混ぜ合わせ、1のボールに回し入れ、和える。塩で味を調えて器に盛り、イクラをトッピングする。ポテトチップスですくって食べるのがおすすめです! アボカドは切って時間がたつと変色するので、アボカドの調理は食べる直前! 切った直後にレモンジュースを振りかけて変色を防止しましょう。【オダーナルみさ】
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その他 2016年05月22日 12時00分
【コンピューターゲームの20世紀 67】ゲームの世界に入り込んだ主人公が目にする衝撃の結末とは? 『moon』
1994年12月3日に発売された家庭用ゲーム機『PlayStation』。発売前に200社以上のサードパーティを集めることに成功した同機は、ロンチタイトルにアーケードの大人気レースゲーム『リッジレーサー』を投入するなど順調な滑り出しを見せた。 その後も国民的RPG『ファイナルファンタジー』『ドラゴンクエスト』の最新シリーズが発売されるなど勢いはとどまるところを知らず、次世代機戦争に完勝。最終的には全世界生産出荷台数1億台以上という驚異的な記録を打ち立てた。また、ソフトウェアの全世界生産出荷台数は9億本以上と言われている。流通や販売、広告戦略についても過去のハードとは一線を画すものであり、それらのほぼ全てが奏功したといっていいだろう。 挑戦者らしい野心あふれる戦略は個々のソフトにもよくあらわれている。いわゆる音ゲーのはしりとされる『パラッパラッパー』、原始人となって自由気ままに生きる『太陽のしっぽ』など、新しいジャンルの作品が幾多も登場し、それまでゲームに興味のなかった層を一定数取り込むことに成功した。 一方、既存のジャンルでも従来のそれとはひと味異なるゲームが数多く発売されたのも初代PSの特徴であろう。今回はそのひとつである『moon』を紹介したいと思う。アスキーから1997年に発売された本作のキャッチコピーは「もう、勇者しない。」。本作はRPGでありながらも(公式にはRemix RPG adventureと表記)、RPG自体を風刺した一風変わった作品である。 ゲームは本作の主人公である少年が8bit風RPGをプレイするシーンから始まる。ゲームに没頭する少年だったが、母親から「ゲームなんてやめて早く寝なさい!」と促され、しぶしぶ中断する羽目に。しかし、何故か消したはずのTVが点いていることに気づいたその瞬間、少年はブラウン管の中へ突如吸い込まれてしまい、ゲームの世界へと迷い込んでしまうのであった。 さて、ここからが本編。以降は異世界での話となるのだが、この世界での勇者は、モニター前のカッコいい姿とは裏腹に、経験値稼ぎや自身の強さを顕示するため人畜無害の動物を無駄に殺し続け、さらには他人の家に無断で入り込んでアイテムを略奪することもある困った人。月の光を食べてしまったとされる竜を退治するという大義名分はあるものの、傍若無人なその振る舞いから、この世界の住民からは嫌われている。 そんな世界に降り立った少年は、ある晩枕に現れた月の女王から、「ラブ」を集め、光の扉を開いて欲しいと告げられる。ちなみに本作にはRPGでありながら戦闘要素は一切存在せず、実質的にはこのラブ集めが経験値稼ぎの要素を担っている。また、主人公には体力等のステータスも存在しない代わりに行動できる時間に制限が設けられており、画面左上に表示されたアクションリミットが0になると行動不能となりゲームオーバー。アクションリミットが限界に近づくとヘタリ状態となって移動速度が落ちてしまうので、常に余裕のある行動が求められる。なお、リミットの上限はラブを集めレベルアップすることで徐々に伸びていき、途中からは丸1日行動できるようになる仕組みだ。 では、ラブを獲得するにはどうすればいいのか。その方法は主に2つ。1つ目は勇者に殺された動物の魂を救済すること。これは「ソウルキャッチ」と呼ばれ、動物の死骸の近くを彷徨っている魂をキャッチすることで、一定数のラブを得ることができる。ただし、動物たちの魂はじつに様々な形で出現するのでひと筋縄ではいかない。近寄ったら一目散に逃げ出すこともあれば、特定の方法、特定の時間にしか姿を現さない動物もいる。よく観察していればソウルキャッチの方法がなんとなく分かることもあるし、ある住民との会話でヒントを得られる場合も。 ラブを得るための2つ目の方法、それは住民の悩みを解決することである。異世界「ムーンワールド」に住む多くの住民にはラブが宿っており、個々の悩みを解決することでラブを獲得可能。「ソウルキャッチ」に対し、こちらは「ラブキャッチ」と呼ばれる。しかしながら、住民の悩みを解決するのはかなり骨が折れる作業だ。何故なら本作には時間及び曜日の概念が存在するだけでなく、それらが合致したうえで、かつ特定条件を満たさなければならないものが多々あるためである。 ラブキャッチに失敗した場合、ゲーム内で一週間待たされることもあり、さらにそれが連続イベントになっている場合もあるなど相当な根気がいる。とはいえ、その一連の作業こそが本作の醍醐味でもあり、たとえばディープ・パープルの「ハイウェイスター」を密かに練習している洋楽かぶれの住人・バーンの場合は、彼が間奏部分をひっかからずに演奏できる、つまり彼のギタープレイが上達した瞬間を主人公が目撃することで、ラブを得られるといった具合だ。 彼以外にも本作には個性豊かな面々が多数登場する。当初は勇者が殺した動物の魂を神と崇めていたのだが、後に自ら神を名乗るアダー、縛られるのが大好きな変態大工のニッカ、怪しいキノコでトリップしながら意味深な言葉を吐くフローレンスなど、怪しすぎる住人がわんさか。 ややもすれば反RPG(特に日本のRPG)部分が強調されがちであるが、このように本作の魅力は決してそれだけではないので、未体験の方はぜひお手にとっていただければと思う。ただし、現在はやや入手困難かつ価格も若干高めなのが難点。(内田@ゲイム脳)■DATA発売日…1997年メーカー…アスキーハード…プレイステーションジャンル…Remix RPG adventure1997 (C)ASCII Corp. (C)LOVEDELIC
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その他 2016年05月22日 12時00分
60年に1度の大チャンス! 四国お遍路の旅「丙申」×「閏年」×「逆打ち」でご利益5倍(2)
お遍路ツアーに実際に参加したことのあるサラリーマンに話を聞いた。 「実は昔、会社のリフレッシュ休暇を使って行けるところまで頑張ろうと徒歩でチャレンジしたことがあるのですが、さすがに中高年になってからの長距離歩きはつらかったです(笑)。頑張って歩いても1日20〜25キロメートル歩ければいい方で、最初のうちは意外と歩けるかも、と思っても2日、3日と進むにつれて疲労がドンドン蓄積されていくんです。もう、足はパンパン、豆だらけでこりゃダメだと4日目にギブアップしました。リベンジはもう無理せずにバスツアーです。よく歩き遍路じゃないとご利益もありがたみもないんじゃないかと言われますが、自分の心の持ちようだと思いますよ。自家用車で巡ることも考えたのですが、四国のお寺に行くには山道も多く、場所によってはすれ違いも難しいくらいの細い道も多いんです。事故などを起こしては元も子もありませんからね」(大阪府・45歳、サラリーマン) 「私は期間を分けてバスで巡ったのですが、同じツアーに参加した人たちと仲よくなれたのもよかったですね。最初は老人ばかりの町内会ツアーみたいなのじゃ嫌だなぁと思っていたのですが、大学生や10代の女の子も何人か参加していて、思わず自分の子どもの学校のことを相談しちゃいましたよ(笑)。仲よくなった人とは次回はいつ頃? などと次のツアーの時期を示し合わせたりして、いい思い出になりました。基本的にお遍路に行こうという人は真面目で、お互いの考え方や生き方などを話し合ったり勉強になることもありましたね」(東京都・50歳、自営業) 実際に四国のお遍路ルートを歩いてみると分かるのだが、思いの外、若年層のお遍路さんが多いことに気が付く。仙台からやって来たという18歳の女性は、専門学校を1年休学して歩き遍路をしているという。 「友人関係で悩んでいて、このままではいけないと考えていたとき、ふと、お遍路に行こうと思い付いたんです。今までお寺なんてお墓参りくらいしか行ったことがなかったのに、どうしてだったんでしょう(笑)。巡るなら歩き遍路で行こうと思っていたので、親からは女の子が1人では危ないと止められましたが、泊まる場所はホテルや旅館を使うことを条件に許してもらいました。まだ結願していませんが、一生の思い出になると思います」 最近では全国行脚の途中にお遍路する若者もいるそうで、サラリーマンにとっては何ともうらやましい旅と言えよう。 ところで、お遍路さんが増える一方で、現地では少なからずトラブルも増えているという。 「お遍路と言えば“お接待”が有名です。これは頑張ってくださいという激励や、お遍路さんにおもてなしをすることで徳になるという考え方で、お菓子や飲み物などを渡すことなのですが、あくまでも相手の好意によるものです。最近ではSNSなどで『○番札所付近で食べ物をもらった』などと投稿する人も多く、それを見た人が周囲で住人などに無心する姿も見受けられます。こういった情報がすぐに伝播するのは時代の流れと言えますが、お遍路は特別な場所ではありません。実社会と同じようにマナーを守ることは忘れないでほしいですね」(前出・宍戸さん) お遍路は“自分を見詰め直す”旅でもある。元プロ野球選手の清原和博被告も過去にお遍路の旅をしていたことが報じられたが、あのようなことになってしまったのは、“自分に引きこもる”という意味をはき違えたとしか言いようがない。先の伝説の人物、衛門三郎が20回ダメで21回目に逆に回って弘法大師に会うことができたのは「自分を見詰め直し『今までと違う拝み方を』と、生き方、考え方を変えたから」だと宍戸さんは言う。 ご利益アップは今年中に始めればOKとのこと。さあ、いざお遍路の旅へ!
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その他 2016年05月21日 12時00分
【不朽の名作】夏目雅子の演技が光る「時代屋の女房」、でも2役って意味あったのか
『時代屋の女房』(1983年公開)は、東京・品川区大井の骨董品屋を舞台とした村松友視著の同名小説が原作となっている。時々とある役者の演技がストーリーより強烈に残る作品というのがあるが、同作もそのパターンにあてはまる。ヒロインの真弓を演じる夏目雅子のための映画のようなのだ。 作品のジャンル的には喜劇となっているこの作品だが、序盤に渡瀬恒彦演じる安さんの骨董品屋に真弓が猫のあぶさんと転がり込む所から、ファンタジー作品のような印象を受ける。真弓が正体不明な女性であるということも影響しているが、夏目の存在感そのものが、異世界からやってきたようなのだ。もう女神か天使か妖怪かというほどに。開始数分で脈絡もなく登場し、いきなりベッドインという唐突さも、神話で女神と出会った英雄が神聖性を授けられる時によくやる展開だ。もっとも、安さんは普通の古物商のおじさんだけど。骨董品店が真弓のおかげで繁盛しているご利益はあるようだが。 ビクター犬ことニッパーの置物や蓄音機など、骨董品屋の小道具なども、真弓のミステリアスさを際立てる。いかにもな下町人情にあふれる古今東西の異物の中に、さらに異質な真弓が立っているのだ。冒頭に唐突に現れて「なみだ壺ってどうやってつかうのかしら」のシーンが印象的だ。ちなみに、このなみだ壷、同作用に考案されたもので、戦地や遠方に行った夫を思って妻が涙をためるペルシャもしくはトルコで使われていた壷という設定になっている。全く架空なものだと思っていたが、最近放映された『海難1890』で、オスマン帝国のエルトゥールル号の船員が妻の涙をビンにおさめて航海に向かっていたので、完全に創作という訳でもないようだ。 この作品、真弓と他の街の住人のギャップが楽しい。ちゃんと下町の素朴さの中で地に足のついている生活を送る住民ばかりなのに、色恋となると、とたんにダメダメになってしまう、どうしょうもなさが笑いを誘う。その中で唯一人間的な色恋の問題を超越してそうな真弓がいることで、その対比でより個々のキャラが際立つ。感覚的に男はつらいよシリーズの下町にマドンナ役のキャラが居付いた感じだ。同作が、男はつらいよシリーズに関わりのある森崎東監督のものであることも影響しているだろう。下町の人々それぞれが、活き活きしている。暗い過去も持っているキャラもいるのに、そのことを過度に感じさせないので、いい意味で、全体的にゆるい空気に仕上がっている。 ちなみに夏目はこの作品で2役を演じている、真弓が理由も告げずに時代屋からいなくなると出てくる、カーリーヘアーで東北出身の美郷がそれなのだが、始めは真弓の変装なのではと勘違いするほどだ。話が進むと別人だということがわかるのだが、この2役の意味がいまいちわからない。性格が本質的に同じ人物だと伝えたかったのだろうか。はたまた真弓を超越者という位置づけにして、別の姿でイタズラを働いていたと思わせるように誘導したかったのだろうか。その線は、安さんが、真弓の情報を聞きつけ東北に向かった際に、美郷の婚約相手であるという鈴木健一(平田満)が登場するので薄いだろう。もしかすると、出演時間的な契約の都合でそうなったのか、狙いはよくわからない。一応、安さんと鈴木の勘違い会話で、笑いを際立たせるために役立っているような気はするが、それでも、必要性をちっとも感じない。 後半は、若者とだけ役名では表記されている、沖田浩之の演じるキャラが重要になってくる。最初、この若い男と一緒に消えたということで、真弓が安さんを捨てたというミスリードを誘うのだが、そのことが違うことが後々明らかとなっていく。とある理由で死のうと思っていた若者を助けるために真弓は動いたのだ。この辺の動機もどこか浮き世離れしており、さらに真弓という人物の神秘性を煽る仕掛けとなっている。普通ここまでぶっ飛んだことをされれば、さすがに別れそうなものだが、安さんもしっかり待っているあたり、結構男女の色恋を超越した人物なのかもしれない。自分のためか、猫のあぶさんのために帰ってくるのかわからない女をよく待つものだ。真弓に悪意があれば、破滅人生一直線だぞこれ。 そういった、人間の色恋を超越した部分で愛を与える真弓というキャラに、夏目が文句のつけ所もないほどに合っている。キャストが変わった『時代屋の女房2』(1985年公開)は同作と比べるとそのミステリアスが完全になくなってしまっている所をみると、この作品はやはり夏目ありきの作品だったのだろう。もしかすると、夏目が若くして急性骨髄性白血病で亡くならなければ、この作品は「男はつらいよ」シリーズのように長期シリーズ化もあったかもしれない。コメディー要素も抑えつつ、真弓のひとりだけ神話の住人とも思える、突飛な行動にスポットを当てる方向に変化しながら。(斎藤雅道=毎週土曜日に掲載)
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その他 2016年05月21日 12時00分
60年に1度の大チャンス! 四国お遍路の旅「丙申」×「閏年」×「逆打ち」でご利益5倍(1)
全行程およそ1460km、365里にも及ぶ四国八十八カ所の霊場を巡る『お遍路』の旅。今年は五輪イヤーでもある“閏年”だが、実はこの年に『逆打ち』をするとご利益が3倍、4倍になるという言い伝えがあるのだ。逆打ちとは88番札所から1番札所へと逆に巡る歩き方のことで、閏年は通年の数倍のお遍路さんが寺巡りをすることでも知られている。 「なぜ逆打ちをするとご利益があるのか。それは、お遍路の途中でお大師(弘法大師空海)に出会える、という言い伝えがあるからです。お大師は1番から順番に回っていますから、どこかで必ず出会うということなんですね。四国遍路の始まりとして衛門三郎という人物の伝説があります。衛門三郎は天長年間の頃の豪農でしたが、ある日、訪れた托鉢僧をお大師とは気が付かず、無礼を働いてしまいます。その懺悔の気持ちから、後に四国巡礼の旅に出たのですが、20回巡礼を重ねても一向にお大師と出会えませんでした。そこで今度は逆に回ることで、とうとう出会うことができたのです。これが832年(天長9年)の閏年だったことから、閏年のお遍路はご利益が3倍、4倍になると言い伝えられてきたのです」(NPO法人『遍路とおもてなしのネットワーク』事務局長・宍戸さん) さらにもう一つ、逆打ちで弘法大師に巡り会えたという伝説が60年に一度の丙申(ひのえさる)に当たるということで、まさに丙申の今年が一生に一度のビッグチャンス「ご利益アップで5倍!」ともいわれているのだ。 では、実際にお遍路をする場合、どのような方法で巡ったらいいのだろうか。お遍路というと一般的には“歩き遍路”を思い浮かべる人も多いだろう。歩き遍路は通し打ちと呼ばれる基本のルートで巡ると、前述したように約1460キロメートルもの長い道のりとなる。早い人で1カ月〜1カ月半、普通の人でも2カ月程度は掛かる長丁場になるので、一般的なサラリーマンにとっては現実的な巡り方とは言えない。 「現在、お遍路をする人は年間で約15〜20万人ほど。そのうちのおよそ1割が徒歩です。他の方法としては、自転車、バイク、自家用車などがありますが、最近ではバスツアーで巡る人が主流ですね」(現地案内人) バスツアーでの巡礼とは主に旅行会社が企画したもので、日本全国各地から飛行機や電車などを使って四国までやってきたら、そこからバスで順番にお寺を巡る、という極めて便利な方法だ。閏年の今年は、88番から巡る『逆打ちツアー』を企画している旅行会社も多い。1週間程度の間に一気に88カ所を巡るツアーから、年間数回に分けて巡るツアーなどプランもさまざまだ。 「今年は閏年ということで、逆打ちコースを増やしています。東京、大阪、名古屋など各地から出発し、2泊3日の旅を時期をずらし5回に分けて巡ります。参加者は主に60〜70代の方が多いですが、最近は若い年代の方も増えていますね。費用は1回につき6万9990円からとなっています。4年前の閏年も、前年の8割増になりました。今年も同じように増加を見込んでいます」(阪急交通社広報部)
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その他 2016年05月20日 17時00分
牛肉パワーで免疫力アップ! 薬味たっぷり「ローストビーフ」丼
夏が近づいてくると、薬味のたっぷり入ったお料理が美味しく感じますよね。独特の香りが食欲をそそる紫蘇の葉にはBカロテンが豊富に含まれていて、かぜやがんの予防に役立ちます。また、Bカロテンは牛肉のたんぱく質と合わせることで、免疫力の増強も期待できます。バターのコクと薬味のさっぱり風味がクセになる一品です。【材料 1人分】赤ワイン 大さじ2しょうゆ 大さじ1/2みりん 大さじ1/2バター 大さじ1.5塩 適量ご飯 1膳分市販のローストビーフ 5枚紫蘇のせん切り 2枚カイワレ 1/8パックねぎのみじん切り 大さじ2 1.赤ワインバターソースを作る。小さめの鍋に赤ワイン、しょうゆ、みりんを熱し、バターを溶かしながら混ぜる。バターが溶けきったら塩で味を調える。 2.温かいご飯を器に盛る。ローストビーフをご飯に載せて、紫蘇、ねぎ、カイワレ大根をトッピングする。 3.お好みの量の熱々バターソースをかけて出来上がり! しょうが、炒りごま、わさびをトッピングするのもおすすめです。 レシピ・文・写真:オダーナルみさ
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その他 2016年05月16日 13時06分
静岡ホビーショー開催 『マクロスΔ』関連の商品が勢揃い
12日から15日まで、静岡市のツインメッセ静岡で「第55回静岡ホビーショー」が行われた。(12、13日はビジネスデー) 目立ったのが、4月からアニメ放送がスタートしたマクロスの新シリーズ『マクロスΔ』関連の商品で、バンダイでは多色成形による「フィギュアライズバスト」という新ブランドで、同作登場のアイドルユニット「ワルキューレ」のメンバー5人の商品を展示していた。 担当者の話によると、「フィギュア」とブランド名にはあるものの、組み立て式のプラモデルになっており、塗装をせずに彩色の原作再現ができるのが魅力だそうだ。今回の商品化に関して担当者は、作品の都合上、以前のシリーズよりも、アイドルが前線に出て一緒に戦う場面が多いことが注目されているので、同社発売の戦闘メカキットと一緒に飾って楽しんで欲しいとのことだった。値段も2千円以下で、フィギュアを購入するより手頃だ。 『マクロスΔ』はバンダイの他にも、ハセガワ、青島文化教材社、トミーテックなど、各メーカー共同で商品展開をすることが決定している。こういった商品展開は、模型業界としては異例で、同作の注目度の高さがうかがえる。会場ではバンダイ以外のメーカーも、多数の同作商品やマクロスシリーズに関する商品を展示し、アピールしていた。 また、「フィギュアライズバスト」は他作品でもシリーズ化をする予定で、『アクティヴレイド -機動強襲室第八係-』やガンダム関連の展示物でも、同ブランドのシリーズが公開されていた。(斎藤雅道)
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その他 2016年05月15日 15時00分
【幻の兵器】日本軍最初で最後の四発重爆「九二式重爆撃機」
日本陸海軍は第一次世界大戦末期と大戦終結後に国防方針に改訂を加え、用兵綱領(作戦計画の大綱)にも大変更が生じた。そのため、日本海軍はアメリカとの戦争における洋上決戦海域を沖縄から小笠原に移動させ、また日本陸軍は海軍と協同して開戦後すみやかにフィリピンのルソン島を攻略、アメリカ陸海軍の根拠地を奪うこととした。 大正年間に策定された日本陸軍のフィリピン攻略作戦計画においては、アメリカ軍が厳重に防備しているバターン半島やコレヒドール要塞への攻撃が含まれていなかった。しかし1928年にはフィリピンを旅行して情報収集を行った参謀本部作戦課の前田正實大尉(当時、太平洋戦争開戦時は中将)がバターンとコレヒドール要塞の重要性を指摘したため、バターン攻略を真剣に検討することとなった。 作戦計画の再検討と並行して日本陸軍は要塞へ打撃を与えるべく、新型重爆撃機の導入を決意した。同じ1928年の初め、当時陸軍航空本部総務部長だった小磯國昭少将(当時、後の第41代首相)の進言により、陸軍航空本部が台湾よりマニラ付近を攻撃可能な超重爆の研究を発議したのである。そして「超重爆撃機設計試作要領」が提出され、実に80万円もの予算を設けて本格的な研究に着手している。 ただ、新型重爆を導入するといっても当時の日本はまだまだ航空黎明期で、自主開発には大きな困難が予想された。実際1927年に採用したばかりの八七式重爆撃機でさえ爆弾搭載量1トンで、試作要領の爆弾搭載量2トン、航続距離2500キロという性能は全く桁外れの要求だった。そのため、当初から国産化は極めて困難であると判断されており、最終的にはドイツのユンカース社から設計を買い取った上で、細部を日本陸軍の仕様に改めて製作することとなった。この新型重爆撃機が後の九二式重爆撃機で、日本陸軍最初で最後の四発重爆となったのである。 原型は1928年に設計が完成したばかりのG.38で、当時は世界最大級の旅客機だった。また、ユンカース社では極秘裏にK.51という爆撃機型の設計も進めており、三菱重工業が製造権を買い取る際には、この爆撃機型が基本となった。また、旅客機型のG.38と爆撃機型のK.51は並行して設計作業が進められていたようで、しかもユンカース社の方から日本陸軍に売り込みを図った可能性がある。 というのも、買収交渉の窓口となった三菱重工業が製造権を買収した時点では、ドイツでさえG.38初号機が完成していなかったのだ(初飛行は1929年11月)。またユンカース社はG.38の製造資金を捻出するのに苦労しており、ドイツ航空省とルフトハンザ航空の資金提供を得て、ようやく製造開始にこぎ着けたところだった。そればかりか、前述したようにベルサイユ条約の関係からK.51は極秘のプロジェクトであり、スウェーデンのスタッフが作業を担当していた。 これらの要素を考えると、三菱重工業がK.51の製造権を買い取った時期はいささか早すぎ、また話が少々うまく出来すぎているようにと思える。恐らく、極秘裏に爆撃機型の設計を進めてはみたものの、売り込む当ての全くないユンカース社と、同じく極秘に超重爆撃機の調達を図りたい日本陸軍との利害がぴったりと一致し、建前上ではG.38の製造権を民間企業である三菱重工業が買い取るという形で交渉を進めたのではないか。 いずれにしても、最初に述べたように製造権買収交渉は1928年中にまとまり、エンジンの強化と銃座の増設、重量増加にもとづく機体構造の強化などといった設計変更、改修などを加えた上で1931年には試作機が完成した。同年10月26日には試作機が各務原で初飛行し、各種試験の結果、性能は十分で実用に耐えると判定された。その後、翌1932年には二号機が完成し、それから半年以内に三号機も完成したようだ。最終的に、九二式重爆はエンジンの異なる五号機と六号機まで完成している。 そして1933年には戊中隊という特殊任務部隊を編成し、優秀な人材を結集して訓練を開始したが、当然ながら九二式重爆撃機の存在は厳重に秘匿されていた。実際、初号機完成直後に上海で日中の武力衝突事件が発生し、実戦投入の話も出たが、機密保持の観点から見送られている。また1937年に日中両国が戦争状態に至った後も、同様に機密保持の観点から実戦投入を見送ったのである。結局、九二式重爆は実戦にも参加しないまま旧式化してしまい、観兵式においてにぎやかし的に東京上空を編隊飛行したのが最初で最後の晴れ姿であった。 少なくとも出現当初の段階において、九二式重爆は世界の最高水準に達する重爆撃機といえるだろう。性能の詳細は表にまとめてあるが、同時期にソビエトが開発していたTB-3と比較しても、速度以外の点ではほとんど遜色がないのである。また、九二式重爆は日本ではじめて20ミリ機関砲を装備した重爆撃機でもあり、防御火力という点ではTB-3をしのいでいた。 旧日本陸軍の問題点を語る際、戦略爆撃機を装備していなかったこと、あるいは戦略爆撃の思想がなかったことはひんぱんに指摘されるポイントである。しかし、九二式重爆は「フィリピン攻略」という国家戦略にもとづいて開発された重爆撃機であり、開発の経緯と機体性能のいずれにおいても、十分に戦略爆撃機としての要件を満たしていたといえるだろう。少なくとも昭和初期の段階において、日本陸軍は国家戦略にもとづく重爆撃機を開発する意図があり、実際にそのための重爆を保有していたのである。 日本陸軍は、自国のおかれた情況を見据えて戦略を立案し、必要とあらば乏しい予算をやりくりしてでも時代に先駆けて最新鋭の巨大爆撃機を建造するだけの見識と能力を持っていた。単発戦闘機が一機あたり77,000円で調達できた1933年当時、九二式重爆は初期投資だけでも80万円を必要としたのである。折しも軍縮の嵐が吹き荒れているさなかのことで、同じく1931年に量産を開始した八九式中戦車でさえ、その年には12両しか造っていないことを考えると、どれだけ陸軍が九二式重爆に期待していたか伝わるかもしれない。 問題は、日本にその「国家戦略」を遂行するための国力が備わっていなかったという、その一点にある。ソビエトはTB-3だけでも800機を保有していた上、さらに強力かつ巨大なTB-4重爆撃機も実用化していたのだ。しかし、日本陸軍が保有した九二式重爆はわずかに6機で、ソ連の1%にも満たない。日本陸軍にとって本当に問題だったのは、戦略爆撃機を装備しなかったことではなく、装備したくても調達に必要な予算が確保できなかったと言う点にある。つまり、全ては国力の問題、あるいは乏しい国力を無駄に使ってしまったという問題に帰結するのだ。 (隔週日曜日に掲載)■九二式重爆データ 動力:800馬力のユンカース1列型ピストン・エンジン4基 性能:最大速度200km/時;実用上昇限度2,050m;航続距離2,500km 重量:自重14,900kg;総重量25,400kg 寸法:全幅48.0m;全長33.35m;全高7.0m;翼面積294.0平方メートル 武装:7.7mm機銃8挺、20mm機関砲1門、および最大5,000kgの各種爆弾■TB−3データ 動力:715馬力のBMW-4M17F列型ピストン・エンジン4基 性能:最大速度215km/時;実用上昇限度3,800m;航続距離3,225km 重量:自重不明;総重量17,400kg 寸法:全幅39.5m;全長24.5m;全高8.45m;翼面積不明 武装:機銃3〜10挺、および最大2,200kgの各種爆弾■九三式重爆データ 動力:700馬力のハ2-II列型ピストン・エンジン2基 性能:最大速度220km/時;実用上昇限度5,000m;航続距離1,100km 重量:自重4,880kg;総重量8,100kg 寸法:全幅24.8m;全長26.5m;全高4.92m;翼面積90.74平方メートル 武装:7.7mm機銃3挺、および最大1,500kgの各種爆弾
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その他 2016年05月15日 12時00分
【コンピューターゲームの20世紀 66】無人島や墓場にまで持って行きたい心のゲーム『アドバンスド大戦略 ドイツ電撃作戦』
近年では『ガールズ&パンツァー』や『艦隊これくしょん』のヒットにより認知度が上がったが、もともと第二次世界大戦の兵器というコンテンツは、一部のマニアに愛好される、かなりニッチなジャンルであった。もしくは筆者のように子供の頃にタミヤ・ハセガワ・アオシマなどのプラモデルを好んで製作していた層が、大人になってからも興味を持ち続けているというパターンもあるだろう。いずれにせよ日本で前大戦に関わりのある分野を愛好するというのはやや肩身が狭い思いをするものなのだが、前述の作品のおかげでそれはかなり和らいでいるように思える。ただ、かつて光栄の『提督の決断』が朝日新聞から批判され、中国国内で問題化されるなどしたように、非常にデリケートなジャンルであることは忘れてはならない。 今回紹介する作品はセガから1991年に発売されたメガドライブ用ソフト『アドバンスド大戦略 ドイツ電撃作戦』。『大戦略』の名が指す通りシステムソフト社開発の同シリーズのシステムを元にしたゲームだが、同時代の本家の作品を遙かに上回る高いゲーム性が実現されている。そのシステム面は後述するとして、本作を開発したのは当時セガに在籍していた南人彰氏で、氏は本作の開発をきっかけにセガを離れ、株式会社チキンヘッド(会社自体は氏がセガ入社前から存在していた)の代表取締役として『アドバンスド大戦略』シリーズの開発に関わっている。 本作のプレイを開始してまず驚くことはそのオープニングで、「この悲劇が繰り返されないことを願って」のメッセージの後に、いきなりヒトラーのアップと演説の音声が挿入され、さらに画面下にはハーケンクロイツの旗がたなびいているのだ。これは本作が第二次大戦中のドイツ軍を主役としているからで、南氏の歴史上存在した事実を改変することは逆に冒涜になる、という考えから入れられたのだが、海外、特にヨーロッパでは発禁ものである。先にも述べたが第二次大戦のゲームは一歩間違えれば様々な批判にさらされかねない。本作がもしも日本軍を主役にし、旭日旗がはためいていたらどうなっていたのだろうかと思う(続編では実際に日本軍が主役のモードも存在するが、特に問題視されることはなかったが)。 閑話休題。本作がなぜこのような微妙な時代と国家を題材としたゲームであるのかと言えば、第二次大戦中はほんの数年でプロペラ機からジェット機へと発展し、戦車を中心とする陸上兵器も恐竜的進化を遂げており、この時代がシステムにマッチしていたこと。また、ゲームシステム的に海戦中心の日本軍は扱いにくく、兵器の種類が豊富で陸上戦中心であるドイツ軍が選ばれたというのが真相である。 システム面に話を移すと、本作の基本は六角形のマス(ヘックス)で覆われたマップを基本としたターン制のシミュレーションゲーム(SLG)である。そのマップ上をプレイヤーが生産したユニットが移動し、敵のユニットと戦っていく。勝利のためには敵を全滅させるか敵国の首都を占領しなければならない。また、ほとんどのマップでは敵勢力が複数存在し、複数の首都を持つ勢力が多いため、1つのマップをクリアするには相応の時間がかかる。特に中盤以降の広大なマップは長期戦必至だ。 そして、本作の目玉であるキャンペーンモードはプレイヤーがドイツ軍の1軍団となり、ポーランド侵攻からドイツの降伏までを戦っていくもの。ゲーム終了まで多数のマップをクリアする必要があり、さらに引き分け(規定ターン数で勝負つかず)・勝利(規定ターン数以内に勝利)・大勝利(規定ターン数より大幅に早く勝利)によってマップの分岐まであるという凝りよう。西部戦線の転機となったバトル・オブ・ブリテンや、極寒の対ソ東部戦線、灼熱のアフリカ戦線などプレイヤーの通る筋書きは一定ではない。ただ、ある特殊なルート以外で共通しているのは、プレイヤーが勝ち続けてもドイツは敗北に向かって進んでいき、最終的にベルリン防衛を経て降伏の道をたどる。本作は負けるために勝ち続けるゲームなのだ。 このキャンペーンモードを彩るのが多種多彩な兵器の数々であり、ティーガーI、パンターといった戦車からメッサーシュミット社・フォッケウルフ社の戦闘機などのドイツ軍はもとより、連合国側のアメリカ・イギリス・ソ連の兵器も多数用意されている。さらに本作では「進化」や「改良」といったシステムでこの多様なユニットを管理している。シナリオが進み特定の年代になると新たな兵器が登場し、それまでの古いユニットは経験値がMAXになっていれば新兵器へと進化できる。また、同系統の兵器へと改良で変えていくことも可能で、ユニット=使い捨てという概念を覆している。長いキャンペーンモードを戦っていく際に、このユニットを育て進化させることが楽しみの1つにもなっているのだ。 本作をプレイした経験のある人が口を揃えて言う「お約束」として、敵CPUの思考時間の長さと、ゲームの難易度の高さがある。これは多少の脚色はあれど事実であり、中盤以降ユニットの数が敵味方共に増えるにつれ思考時間は長くなっていき、CPUのターンが終わるまでに30分以上の時間がかかることも珍しくはなくなる。そのため、敵のターンになったら風呂や飯の時間という過ごし方が生まれ、仕事で忙しいプレイヤーなどは帰宅して自分のターンを終了させCPUのターンと同時に就寝。起きて自分のターンを消化し、CPUのターンと同時に出勤という1日2ターンでゲームを消化していた強者もいたと聞く。実際に筆者も本作のためにAVセレクターを購入し、CPUのターン時はスーファミのゲームで遊ぶという時間の使い方をしていた。当時のハードのCPUでは本作のような複雑なゲームは時間がかかるのは仕方がなかったのだが、同時にCDやDVDといった回転体が使用されていなかったため、ハードの電源を入れっぱなしでも壊れることは少なかったのだ。 難易度の高さも本当の話で、先述のように本作はプレイヤーが勝利しても形勢は不利になっていくゲームのため、後半のマップになるほど難易度は加速度的に上がっていく。さらに本作には索敵・天候といったルールもあり、デフォルトではこれらルールが採用されているため、なおさら難易度が上がっている。特に天候ルールは運次第であり、雨が続くと地面がぬかるみ陸上部隊の動きが制限され航空機は地上への攻撃が出来なくなってしまう。そもそも歴史上ではドイツ軍が敗北した戦いが再現されていることもあり、広大な領土で進撃を阻むソ連軍や物量で圧倒するアメリカ軍といった難敵が、プレイヤーの前に立ちはだかるのである。 これに対抗するために一部のプレイヤーは自分のターンでは天候と索敵をオフにし、CPUにだけ足かせを与えたり、自分に有利な結果になるまでセーブ&ロードを繰り返したりしたのだが、筆者はこれを否定する気は毛頭無い。難しいからといってゲームを投げるよりは、あの手この手でプレイを続行するほうがゲームに対する愛情があると思うのは筆者の間違いだろうか。そもそも本作はオンラインゲームなどと異なり1人で完結するゲームで、どれだけインチキをしても他人に迷惑をかけることはない。マゾプレイをするのも俺つええええーと喜ぶのも個人の勝手。どうせ最後は敗北というエンディングをむかえるのである。 本作がシリーズ化されたと先に述べたが、その頂点と言えるのが『アドバンスド大戦略2001』で、これは本当にマニア以外はついていけないゲームである。索敵・天候に加え昼夜やユニットの向きといった概念が加わっており、パラメーターやルールの細かさに素人は拒否反応を起こすこと間違いない。筆者はこの『2001』に現在3回目の挑戦中であり、それでこの元祖の記事を投稿するに至ったのだ。過去には2004年にIFの西側ルート、2009年にイタリア戦線のデータが残っている。こういった時間がかかるゲームは仕事の都合上どうしても長期中断を余儀なくされ、それをきっかけに挫折してしまうのだが、今回は気を長く持って最後まで続けたいと思っている。読者の方々も陰ながら応援していただければ幸いである。(須藤浩章)DATA発売日…1991年メーカー…セガハード…メガドライブジャンル…シミュレーション(C)SYSTEM SOFT CORP.198820SEIKI (C)SEGA1991
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その他 2016年05月14日 12時00分
【不朽の名作】感動作品ではあるが個人的には文句を言いたい「ハチ公物語」
今回紹介するのはあの渋谷駅に建つ銅像、「忠犬ハチ公」を主役とした1987年公開の作品、『ハチ公物語』だ。 この作品、PTA推奨の映画などにもなっているので、90年代に小学生だった人などは、学校の道徳の時間や公民館などで観た人も多いかもしれない。作品内容的には時系列は実話に沿った形となっている。過激な描写もなく淡々と一匹の犬の波乱の生涯を描く、感動や人間の良心を刺激する作品となっている。 犬を使う作品というのは、卑怯なまでの感動を誘う作品であることが多い。他に犬を扱った『南極物語』や『クイール』などもそうだが、人間を中心にした話の場合は大したことのない展開でも、犬であるとなると、規格外に感動を煽るのだ。「人は人間より動物に驚くべきヒューマニズムを発揮する」と、確かマンガ『MASTERキートン』でキートンの父親である平賀太平が言っていたが、まさにその通りの現象がこれらの映画を鑑賞したときに起きる。 という訳で、その卑怯とも思える部分をなるべく意識しないようにこの作品を今回は解説する。こういった学校教育的に良質な“感動作品”を学校で鑑賞した場合、個人的には、そこまで泣くほどのものなのかと、いつも疑問で、鑑賞後の感想文を書く際、なかなか書けずに居残りになることが多かった。なので、若干昔の怨念もこもっているかもしれない。 まず、実話を元にしているが、上野秀次郎宅でハチが来る前から飼っていたというポインター犬のジョンとエスが出てこない。まあ、複数の犬の演技をさせるのは大変だろうし、そこは置いておくとしても、なぜ上野秀次郎に子供がいないという設定だったのを、娘がいる設定にしたのだろうか? しかも、石野真子演じる上野千鶴子にわざわざ、父親を思い出すから飼うのは嫌だと言わせる。人間の身勝手さを強調したかったのだろうか。それにしても、わざわざ架空のキャラに言わせるのはどうかと。 ハチの忠犬ぶりを際立たせるため、人間を必要以上に悪者に描く描写も気になる。史実では預けられた先々でハチの渋谷駅に行く行動などが問題となった事もあったと言われているが、各飼い主とも可愛がっていたと伝えられている。なのに、人から疎まれている部分を強調しすぎている。3人目の飼い主である菊さん(長門裕之)が亡くなり、その奥さんが適当な理由をつけて捨て犬にしてしまうのはさすがにやりすぎなのでは。おかげで、寂しく渋谷駅で亡主を待つ空しさは際立つのは確かではあるのだが。確か、ハチは渋谷駅に頻繁に行くようになってからもちゃんと飼い主はいたはずだ。 さらに、劇中では孤独のうちに死んだように描写されているハチだが、実際には、よく渋谷駅前で待っているのが頻繁に目撃されるようになると、駅利用客や近隣住民にも注目されだし、駅での寝泊りが許されるほど有名な犬になっていた。ちなみに、初代のハチ公銅像はハチ人気の後押しにより、生前に建っており、生前には映画への出演の経験もあるほどだ。実際は多くの人に愛されていて、その後亡くなったはずなのに、この辺りは激しい違和感がある。別の犬映画を出すのもあれだが、盲導犬という役割のため、ハチのように生涯で飼い主が何度も変わる作品『クイール』のように、関わりのある人々に感謝されて死んだとしても、別に感動的な要素としては変わらないのではないのだろうか。 この改変は、上野秀次郎とハチの関係の深さをより際立たせるための仕掛けだったという考え方もできる。本作では、上野秀次郎の死までの描写に、ほぼ半分の尺を割いている。しかし、この上野秀次郎とハチの絆が、いまいち感じられないのが残念だ。 仲代達矢が演じているハチの飼い主である上野秀次郎の演技は犬好きで穏やかな雰囲気が出ていてかなり良い、しかし、犬とたわむれるシーンでは、なぜか犬がつまらなそうな表情であるのが目立つ。特に成犬になった時に顕著だ。この辺り、犬が演じていることを差し引いても、もう少しなんとかならなかったのだろうか? そして極めつけがラストシーン。死後の世界で上野秀次郎とハチが再会するシーンなのだが、ハチが上野秀次郎を見つけて桜並木を走ったあと、カットが変わり、明らかにハチ役の犬を、仲代に投げ渡していることがわかる。過剰ともいえる感動演出で、仲代にキャッチされても、犬が投げられたのを怖がっている感じで、もはやギャグシーンレベルだ。普通に犬の寄りとかにして、さりげなく仲代の足元が見えて抱きかかえるとかの演出でも良かったのでは。ハチは渋谷駅で待ってた犬なのだから、飼い主の方から近づくという方がより自然な気もする。 結論を言うと、この作品では、犬という卑怯とも言える武器を使いながら、さらに「ほら泣けよ! 感動のシーンだぞ!!」という、あからさまな誘導が目立つのだ。それが良いか悪いかは別として。特に犬好きでなくても、動物を使えば、そこまで過剰にしなくても感動的なシーンを演出できるはずなのだが。人によってはこの過度な押し売りとも言える感動演出がクドく感じることだろう。まあ、一定の日数に意図的に涙を流して、心のデトックスを図ろうという「涙活」をしている人や、模範的な“感動”を感想や作文にして欲しい教育の場で見せる映像作品としては、かなりクオリティーの高いものではある。そういう人には強くオススメしたい。(斎藤雅道=毎週土曜日に掲載)
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