目立ったのが、4月からアニメ放送がスタートしたマクロスの新シリーズ『マクロスΔ』関連の商品で、バンダイでは多色成形による「フィギュアライズバスト」という新ブランドで、同作登場のアイドルユニット「ワルキューレ」のメンバー5人の商品を展示していた。
担当者の話によると、「フィギュア」とブランド名にはあるものの、組み立て式のプラモデルになっており、塗装をせずに彩色の原作再現ができるのが魅力だそうだ。今回の商品化に関して担当者は、作品の都合上、以前のシリーズよりも、アイドルが前線に出て一緒に戦う場面が多いことが注目されているので、同社発売の戦闘メカキットと一緒に飾って楽しんで欲しいとのことだった。値段も2千円以下で、フィギュアを購入するより手頃だ。
『マクロスΔ』はバンダイの他にも、ハセガワ、青島文化教材社、トミーテックなど、各メーカー共同で商品展開をすることが決定している。こういった商品展開は、模型業界としては異例で、同作の注目度の高さがうかがえる。会場ではバンダイ以外のメーカーも、多数の同作商品やマクロスシリーズに関する商品を展示し、アピールしていた。
また、「フィギュアライズバスト」は他作品でもシリーズ化をする予定で、『アクティヴレイド -機動強襲室第八係-』やガンダム関連の展示物でも、同ブランドのシリーズが公開されていた。(斎藤雅道)