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迷走続けるフジテレビ昼の情報ワイド 危ぶまれる若き編成制作局長のクビ

 フジが4月から始めた情報ワイド『知りたがり!』が迷走を続けている。場合によっては、50歳の編成制作局長のクビが飛ぶかもしれないという局の屋台骨を揺さぶる状況に発展しそうだ。
 同番組は昨年9月まで、午前中の10時から放送を始めていた。だが、今年4月から“日テレ潰し”という名目で同局の人気番組『情報ライブミヤネ屋』にぶつけ、平日の午後2時からの繰り下げ放送に変えていた。
 ところが、8月末の2部「午後3時以降」で視聴率が1%台に突入。全国昼間の通常視聴率が「深夜以下」という記録を持つ稀有な番組になってしまった。
 以前の午前10時放送開始のときは5%台と悪くはなかった。しかし、いまや『ミヤネ屋』の視聴率とは約3倍も引き離されている。

 なぜダメなのか。
 「企画の一部を、有働由美子が司会するNHK『あさイチ』から露骨に参考にしている。だからオリジナリティーに欠ける印象を受けるのです」(芸能レポーター)

 また、政治の勉強をあまりしていない人気お笑いコンビ『ロンドンブーツ1号2号』の田村淳(38)をレギュラーコメンテーターとして起用し続けていることにも批判は多い。
 彼が時折、頓珍漢な政治の質問をするので進行が白けるのだ。
 フジ関係者によれば「主婦層を取り込みたいフジ・吉本興業サイドの意向もくんで田村の継続出演となったが、それが最大のネックになっている」と囁かれている。
 「もっと問題なのが、小倉智昭がバックについている住吉美紀ですよ。彼女は事務所系列でいえば小倉の“部下”です。これだけ数字がよくないのに、相変わらず午前中のFM番組にも出続けている」(芸能界事情通)

 このままだと昨年6月に就任したばかりの荒井昭博編成制作局長も、大胆なV字回復人事を早急にやらないと自分のクビの方が危ないだろう。

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