その他
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その他 2016年11月25日 17時00分
ケールを食べて質の高い睡眠を! 「ケールとかぼちゃの味噌汁」
青汁の材料として知られている「ケール」。すごく苦い野菜かと思われがちですが、実はクセがなく食べやすいので、サラダだけでなく炒め料理や煮込み料理にも合う、近年注目のスーパーフードです。今回ご紹介するレシピは、ケール初心者の方でも親しみやすい「ケールとかぼちゃの味噌汁」です。ケールには、睡眠の質を向上させるメラトニンと言われるホルモンが含まれています。また、味噌にも同様の効果が期待できるため、合わせて不眠症の改善に役立ちます。【材料 4人分】かぼちゃ 120gケール 2枚水750ml顆粒だし 小さじ1味噌 大さじ2塩 適量 1.かぼちゃは2cmの角切りにする。耐熱皿に入れ、ラップをして柔らかくなるまで電子レンジで加熱する。 2.ケールの葉は、手で一口大にちぎる。硬い芯の部分は使わない。 3.鍋に水を沸騰させ、ケールを1分ほどゆでる。かぼちゃを加え、顆粒だし、味噌、塩で味を調える。 歯ごたえのあるケールがお好みの方は1分ほど、柔らかい葉野菜がお好きな方は煮込み時間を長めに調節してみてください。【オダーナルみさ】
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その他 2016年11月19日 15時00分
【不朽の名作】これで終わっていればシリーズの評価も高かったかも「踊る大捜査線 THE MOVIE」
今回は“踊る”愛称で親しまれ1990年代後半にヒットした刑事ドラマの劇場版第1弾『踊る大捜査線 THE MOVIE』(1998年公開)を扱う。 同シリーズといえば、続編の『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』(2003年公開)が邦画歴代興行収入で現在実写映画としては1位に位置していることで知られている。同時に、このTHE MOVIE 2と、10年公開の『踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!』、12年公開の『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』は、伝説の実写版『デビルマン』ほどではないが、かなりの酷評を受けている邦画としても有名だ。 本作はというと、続編である3作に比べれば、世間的にはだいぶマイルドな評価となっている。が、よくよく振り返ってみると「これは…」と酷評される要因となりそうな部分が随所にあるのだ。ドラマシリーズから追いかけて来た人のための、ファンサービスムービー的な要素を維持しているからそれほど悪目立ちしないだけで。 まず、同シリーズは地上波放送時のドラマで、他の刑事ドラマとの違いを強調してきた点で評価を受けていた。凶悪犯とのド派手な銃撃戦やカーチェイスはなし。警察の内部矛盾、キャリア制度による官僚主義などをドラマの中心に置き、所轄警察署と警視庁の捜査時の力関係を所轄の湾岸署側からサラリーマン的に描いた物語が特徴だった。主役も脱サラし、交番勤務も経て刑事となった青島俊作(織田裕二)ということで、これも当時の刑事ドラマの主役としては斬新だ。 本来売れ線である部分からの外しと、所轄のある意味でのユルさダメっぷりを描くことで、このシリーズはドラマで成功してきた。しかし、劇場版の本作ではその部分が活かし切れなくなっている。扱っている事件が警視庁副総監拉致事件と湾岸警察署内で発生した猟奇的殺人事件という2テーマだからだ。 ドラマシリーズでは、殺人事件などは起きるものの規模的には作品のノリに合ったものが多かった。しかし、劇場版になった影響なのか、事件の規模を大きくしすぎている。もう本作特有のユルい空気とシリアスのバランスが危うくなってきてしまっている。それでも湾岸署内での窃盗事件を絡めることで、ギャグのノリは維持してはいるが。これが、『あぶない刑事』シリーズなら、元々荒唐無稽な作品なので、相手がテロ組織だろうと、巨大マフィアだろうとノリは変わらず「まあ、あぶ刑事だし」で許されてしまう。しかし、本作はある意味での警察や刑事の「リアル」な姿が売りだったので、さすがに事件にそのあたりが追いつかなくなっている。 加えて、同作はとにかく凶悪犯の描き方が下手くそだ。被害者の胃の中に熊のぬいぐるみを入れて殺した日向真奈美(小泉今日子)は、おそらく『羊たちの沈黙』のレクター博士を意識したのだろうが、これがとりあえず狂ってればいい的なノリでかなり安っぽい。これはドラマシリーズの最終回あたりでも言えたことなのだが、作中にサイコパスを出す際、同シリーズでは狂ってる感を、とりあえず思わせぶりで笑わさせるか、変な表情をさせるかでしか表現しない。このワンパターンは今後のシリーズでも続いていくことになっていく。 また、警視庁副総監拉致事件の犯人も非常に安っぽい描写しかされない。オチを言ってしまうとこの拉致事件は犯罪マニアの少年グループがネットを通じて「ゲーム」感覚で引き起こした事件となっている。その犯人の性格付けが、ドラマ第8話「さらば愛しき刑事」に登場した、警察の若手プロファイリングチームと同じく、とにかく相手を小馬鹿にする言動を繰り返すだけのキャラとなっている。これは偏見かもしれないが、「パソコンをやっているやつは大体こんな性格」という脚本家の意識が透けてくる部分だ。今後の作品でもパソコンを武器にする犯人やキャラはこんなノリで出てくる。家や職場にパソコンがあるのが当たり前になった2000年代に入ってからも、だ。 それでも同作が一応面白さを維持しているのは、テレビの特別編で未回収だった部分を回収するという緊張感があったからだ。ドラマのレギュラー放送時に青島との身分を超えた信頼関係を強調されていた室井慎次警視正(柳葉敏郎)が、管理官から参事官に昇格してからの誤解や、わだかまりの解消。さらに、恩田すみれ巡査部長(深津絵里)が辞職するのか否かの答えがこの作品では出る。また、拉致された副総監と和久平八郎指導員(いかりや長介)の関係をそのまま青島と室井の関係性にスライドさせることで物語に厚みを持たせることにも一応成功している。 そして、本作の予告編で目玉となっていたのが、青島が殉職するかどうかだった。有名な「事件は会議室で起きてるんじゃない! 現場で起きてるんだ!」のセリフの後から、クライマックスに向かう途中まで、完全に青島を完全に殺しに来ているノリで、かなりの緊迫感がある。負傷の描写もよく刑事モノである殉職シーンそのまま。しかし、最後の最後で大きな外しをする。それが本作中最大のギャグシーンとして語りぐさになるほどで、本作が危うい部分はありつつも、なんだかんだでギャグとシリアスのバランスを維持しきったことを象徴するシーンでもある。 踊るがテレビシリーズでやってきたものに一応の決着をつけたのが、同作だった。正直おふざけシーンのノリ的にはその後の作品と大差がない。ドラマシリーズで未回収だった部分に答えを出すというメインテーマがあったので、多少の粗やツッコミ所があっても本作では許されていた。しかし、その後の作品では全くの新展開となるため、粗ばかりが強調され、酷評されていくことになる。また、本作とテレビシリーズのキャラの性格はそれほどズレていないが、その後の作品では答えに向かうために無理やりキャラを捻じ曲げる要素なども目立つようになる、そのあたりも評判の悪い理由だろう。今考えてみると、同作で終わりにした方が、踊るシリーズは伝説になっていたかもしれない。 ちなみに、酷評されている続編の『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』だが、BL(ボーイズラブ)的な視点で考えると意外とよく出来ているかも。本庁初の女性管理官・沖田仁美警視正を完全に悪役として描いており、青島と室井の、ホモソーシャル的なノリをシリーズ中でもかなり強調している。その徹底ぶりは凄まじく、途中ですみれを負傷退場させてしまうほどだ。その結果に向かう為に、時々登場人物の知能指数が著しく低下しているのは問題だが…。他の2作は…。(斎藤雅道=毎週土曜日に掲載)
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その他 2016年11月18日 17時00分
たっぷりチーズでカルシウム補給! イライラ予防に「マカロニ&チーズ」
今回ご紹介するレシピは、アメリカのホリデーシーズンには欠かせない料理「マカロニ&チーズ」です。ゆでたてのマカロニをたっぷりのチーズソースで絡めたボリュームのある一品です。チーズにはカルシウムが豊富に含まれているので、ストレスの緩和に役立ちます。また、脂質や糖質の代謝を促すビタミンB2も豊富に含まれているので、チーズの適度な摂取は、ダイエット中の方にもおすすめです。【材料 2-3人分】バター 大さじ2小麦粉 大さじ3牛乳 500mlお好みのチーズ(ピザ用チーズやチェダーチーズなど) 200gマカロニ 200gカイエンヌペッパー 小さじ1/4塩黒こしょう 適量 1.鍋にバターを溶かし、小麦粉を加え、ゴムベラを使って弱火で1分ほど炒める。 2.中火にして、鍋に牛乳を100mlずつ加える。その都度、泡だて器でダマがなくなるまでよく混ぜる。 3.チーズを少しずつ加え、溶けるまでゴムベラでかき混ぜながら温める。カイエンヌペッパーと塩黒こしょうで味を調える。 4.マカロニをゆでる。ゆであがったマカロニをチーズソースに絡めて出来上がり! 数種類のチーズを組み合わせるとチーズソースに深みが出るのでおすすめです!【オダーナルみさ】
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その他 2016年11月12日 14時15分
【不朽の名作】膨大なエピソードをコンパクトに詰め込む絶妙さに注目「学校」
1993年に公開された山田洋次監督作品の『学校』。日本アカデミー賞の最優秀作品賞をはじめ、数々の賞を受賞した作品で、現在ではおそらく小中学校の道徳の授業などでも使われているであろう同作の、あらすじをいまさら紹介しても仕方ないだろう。という訳でここでは、同作の作品構成の素晴らしさについてちょっと紹介したい。 この作品は、夜間中学校を舞台に、生徒が抱える挫折や苦境が描かれる。クラスの担任のクロちゃんこと、黒井先生は西田敏行が演じている。他のキャストは、中年になるまで文字が読めなかったイノさん(田中邦衛)、昼間は清掃会社に勤務し、不真面目だがムードメーカーのカズ(萩原聖人)、焼肉店を経営する在日コリアンのオモニ(新屋英子)、元不登校児のえり子(中江有里)、シンナーに手を出し一度心身共にボロボロとなったみどり(裕木奈江)など、夜間中学ということで年齢も価値観も様々な7人の生徒が揃う。 この7人と主人公クロちゃんのキャラクター性や魅力を、128分という限られた時間で、ひと通り描写しきっていることが、この作品の優れている点だ。その情報量は、普通は1クールのドラマでやりそうな容量だろう。では、そんな膨大な話をどうコンパクトに収めているかというと、前半のオムニバス形式の描写に秘密がある。 まず、同作では、卒業直前の授業の自身の事について書いた「作文」という形で、各キャラの独白から個別エピソードの紹介に入る。これは教師ドラマに当てはめると、メインキャラとなる問題児にスポットを当てた個別キャラ掘り下げ回と言える。普通ならば、過度な回想を詰め込むと、話が飛び飛びになってしまうのだが、同作では、「授業」の枠内で語られていることなので、1人の回想が終わると、クロちゃんとの会話が入るなどして連続性を確保しており、視聴する側に混乱を与えないようになっている。そして、各エピソード中にクロちゃんを登場させることにより、クロちゃんの人となりもわかる親切設計なのも注目だ。 回想で個別回を終了させた後、同作ではメインとなるエピソード、イノさんの病死を描く。実は個別の描写では、個々の問題を解決していないで終了させている回想もあるのだが、既に教師と生徒とのわだかまりは解けていることを、暗に証明しているシーンが大きく2つある。ひとつはクロちゃんに鼻毛切りを皆で買ってあげたとカズが言うシーンで、ここでクロちゃんが鼻毛ごと肉を切ってしまったので、以前通り手で抜いていると明かすと、全員が爆笑する。ここが生徒とのわだかまりが解けている証明となっている。もうひとつは、給食を皆で食べるシーンで、ここでは、クロちゃんと生徒たちがテーブルを並べて食事をしている。同じ食卓で食事をするほど気を許している仲ということがここで簡潔に描写される。「一緒に笑っている」「楽しく食事をとっている」と、少ない描写で、教師と生徒の距離が非常に近い事を、細かい部分に注目していなくても、こういったなんでもない日常描写を盛り込む事で、視聴者に強く印象づけているのだ。 後半部分を使って扱う、クロちゃんの生徒であるイノさんの死は、教師ドラマ『3年B組金八先生』の一期で当てはめれば「生徒の妊娠」。二期に当てはめれば「校内暴力」に当たるメインテーマを扱う部分だ。冒頭からイノさんは入院しており、本来ならばここで一から説明しなければならず、ダレる危険な状況になるのだが、同作はその部分も巧みな演出で最小限に抑えることに成功している。実は前半の個別の回想シーンで、名前は特に強調していないが、イノさんが登場している。 回想シーンでは、他の6人の生徒の他に、一緒に授業を受けている謎の人物がいるので、かなり印象に残る。後半のクロちゃんの回想シーンでようやくその人物がイノさんだと明らかになるが、既に他のシーンで見たことがあるので、意外とすんなりと「どんな人だったんだろう?」と興味を持てるようになっている。その後は、寅さんシリーズに代表される、山田監督作品らしい、笑いや人同士のちょっとした衝突を盛り込んだ、人情味あふれるエピソードが続くようになっており、イノさんの人生最後の数年間を追体験できる仕組みだ。正直恥ずかしいくらい手垢つき過ぎな展開で、ありふれたエピソードだ。しかし、寅さんなどで、毎年そういうベタベタの展開でお話を作ってきたスタッフが、絶妙にテンポやシーンを調整してイノさんのエピソードを構成しているので、もの凄い勢いで泣かせにくる。 そして、ラストのホームルームのシーンで、イノさんの死を受け「幸福」について話し合う場面、ここで普通の中学校と夜間中学の大きな違いが描写されることになる。しかも、わずかな受け答えで。カズに幸福について問われたクロちゃんは「俺には難しくてわからないな。皆で考えてみようか」と返すのだ。普通の教師モノならばここで説教臭くなったとしても、一応先生は人を導くポジションでもあるので、多少なりとも答えを用意しなければいけないが、同作では、全く用意していない。生徒と教師の立場を超えて、協力し合って答えをみつけていくのだ。そういった形を取るので、ただ生徒と教師という信頼関係以外にも、人と人との繋がりが、通常の中学校よりもさらに重要なことを強調するシーンとなるのだ。ちなみに、この生徒との深い関係性は、冒頭でクロちゃんが異動を固辞する理由を言葉で説明した部分の補足にもなっている。 これらの膨大なエピソードを詰め込んでおきながら、本作の作品上の時間経過としては、夜間中学の授業1日分でしかない。短時間にどうやって様々な人間関係や葛藤、挫折、悲劇、感動などなどの要素を作品に詰め込めばいいのか…。この作品はその模範解答のひとつと言えるだろう。もちろん、作品を観て面白いと感じるかは別問題だが。(斎藤雅道=毎週土曜日に掲載)
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その他 2016年11月11日 17時00分
10分でできる缶詰おつまみ「オイルサーディーンの味噌焼き」
今回ご紹介するレシピは、香ばしい味噌の香りにお酒がすすむ「オイルサーディーンの味噌焼き」です。イワシには脳を活性化させるDHAや、血液をサラサラにし、動脈硬化を予防するEPAが豊富に含まれています。缶詰を使って10分でできるので忙しい平日の晩酌にもピッタリです。よく冷えたビールやお気に入りの日本酒と合わせてお召し上がりください。【材料 1人分】味噌 大さじ1/2みりん 大さじ1/2オイルサーディーン 4切れ 1.混ぜ合わせた味噌とみりんを、オイルサーディーン表面にさっと塗る。 2.魚焼きグリルで、味噌の香ばしい香りがするまであぶる。 お好みでマヨネーズや七味唐辛子を添えてお召し上がりください!【オダーナルみさ】
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その他 2016年11月05日 16時29分
【不朽の名作】内田裕也がレポーター役で当時の過激な報道を描く「コミック雑誌なんかいらない!」
数々の名言(迷言?)やスキャンダルで有名なロック界のレジェンド・内田裕也。その内田が企画・脚本・主演を担当した映画が1986年公開の『コミック雑誌なんかいらない!』だ。 作品タイトルは内田がファンであるという「頭脳警察」の楽曲のタイトルから。同作は、当時に実際に起きた事件やスキャンダルを扱った作品となっている。内田は主役である芸能レポーターのキナメリを担当。彼の目を通して、ストーリーは展開していくことになる。 同作で扱っている実際の事件はロス疑惑や松田聖子と神田正輝の結婚、山口組と一和会の抗争(山一抗争)、豊田商事事件など。内田が脚本に関わっているということで、さぞロックで破天荒な内容かと思うと、意外と社会派で、当時内田が報道に感じた、違和感や皮肉などが込められている。 しかし、内田が芸能レポーター役をしているのが、凄まじい違和感だ。別に作品の展開にかかわるほどの支障ではないけど…。キナメリという人物は、当時ワイドショーなどで人気だったレポーターの梨元勝をモデルにしていると言われている。キナメリは元ネタ通りに「恐縮です!」と現場に突撃するのだが、演じているのがあの内田だ。強烈な威圧感を与えている。正直異質すぎて、あれじゃ答えてくれるものも答えてくれないだろうと、ツッコミを入れたくなる。このあたりは一応ロックなのかな。 この作品の魅力は、虚実入り混じったような演出だ。「モキュメンタリー」「フェイクドキュメンタリー」と呼ばれるような手法と近いものとなっている。とはいっても、以前にフジテレビ系で放送されていたドラマ『放送禁止』や、森達也が企画してテレビ東京系で放送した『ドキュメンタリーは嘘をつく』のように、完全に事件や事故などまで空想で作って、さもドキュメンタリーのように話を展開していく作りではない。最近の作品だと、『帰ってきたヒトラー』のように、大筋のストーリーラインは創作だとしても、実在の人物を実名の本人役で登場させたりするなど、観ているうちにこれはドキュメンタリーなのかと錯覚させる作りなのだ。 序盤はかなりこの手法が強烈に観る側を刺激する。いきなり、当時よりやや前に話題だった、桃井かおりと高平哲郎との交際の一件で、桃井がなんと本人役で登場する。さらに当時ロス疑惑の渦中にあった三浦和義まで本人を登場させて、キナメリが突撃取材を敢行するという、かなり攻めた話の展開もある。どういった経緯で、オファーを受けたのかは謎だが、かなりロックしているキャスティングだ。カメラアングルも徹底してワイドショー風なのも注目。加えてその合間に、盟友・安岡力也(もちろん実名登場)に、当時内田が感じていたであろう、ロック界に対するマスコミの扱いに関して文句を言わせる場面なども用意されている。この文句が高圧的なのだが、言われているのが内田なので、かなり面白い絵図だ。 また、山一抗争の現場をキナメリが訪れるシーンもかなり臨場感が出ている。このシーンでは、建物の上から撮った俯瞰と、キナメリに同行しているカメラマンの映像の2つのアングルが使われているのだが、本物の暴力団構成員に突撃取材をかけたような臨場感だ。ちなみに、本当に突撃をかけたのかもしれないとの噂もある。内田が結構ガチっぽくカメラマンなどに怒っていたので、ひょっとしたらそうかも。あとは、当時人気だったおニャン子クラブに取材をするシーンなども見どころだ。絵的な違和感と、当時メンバーだった、五味岡たまきなどとやり取りしているうちに、思わず苦笑してしまう内田に、普通のおじさん感が出ていて笑ってしまう。 この勢いで突っ走ってくれればよかったのだが、中盤の風俗取材のカットは、映画の審査的な問題もあって、かなりマイルドになっており、もの足りなさが強い。このへんでは、キナメリの行き過ぎた突撃取材が災いして、左遷された状況になっているので、モキュメンタリー的な表現も鳴りを潜めており、キナメリの心理描写メインだ。その描写も、淡々としすぎて、あまり面白くないので、正直中だるみと言わざるを得ない。風俗業界の多角化という、当時の時代を象徴する出来事ではあるのは確かなのだが。 しかし、序盤に問題シーンを詰め込むだけ詰め込んで、最後がだれないのはこの時代の凄さなのだろうか。クライマックスは、豊田商事会長刺殺事件をモデルにした事件で締められる。企業名こそ変えてあるが、悪徳商法が問題化し、自称右翼の2人組が会長を殺しにくるところは全く同じだ。この事件はマスコミが会長自宅で張り込み取材中に発生した殺人事件として有名で、犯人が会長自宅に押し入る瞬間から、血染めの銃剣を持って戻ってくるまでの一連の映像がテレビで流れた。今ではありえないことだろうが、当時は報道がかなり過激で、こういった映像も普通に流れていたのだ。 このシーンでは、犯人役をビートたけしが演じており、押し入るまでの行動を、実際の映像をほぼ完全コピーしている。あまりに完璧すぎて、たけしの笑わせにくる勢いのエセ関西弁がなければ、本物の映像かと錯覚してしまうほどだ。なお、実際に事件では、犯人が会長宅に押し入った際に誰も止めなかったことで、マスコミが叩かれていたが、ここでキナメリは部屋に突入して、会長が刺殺される結果は変わらないが、犯人を止めようとするのだ。このやりとりと、クライマックスのキナメリのセリフが、過激なマスコミや、それに喜ぶ大衆に対する内田の気持ちを代弁している。 が、現在販売されているDVDなどでは、キナメリがどこで犯人を止めるほど心境の変化を起こしたのかが分かりにくくなっている。なぜなら、豊田商事会長刺殺事件と同じ年に発生した、キナメリにショックを与えた、某飛行機墜落事故をモデルとした映像がカットされているからだ。この飛行機事故の映像には、当時の事故現場の写真などが使われており、おそらくそれが原因でカットされたのだろう。ノーカット版はかなりプレミアがついており、入手は困難なので、このあたりは脳内補完して観た方がいいだろう。当時の空気感や、内田のロックじゃない、社会派な部分を知るにはかなり良い作品だ。(斎藤雅道=毎週土曜日に掲載)
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その他 2016年11月05日 15時30分
秋晴れの中ブルーインパルスのアクロバット飛行に13万人が来場
埼玉県狭山市の航空自衛隊入間基地で3日、「入間基地航空祭」があり、家族連れや航空ファンら13万人が来場した。 滑走路わきの駐機場ではF15JやF2などの戦闘機が展示され、C1輸送機の編隊飛行や陸上自衛隊第1空挺団の落下傘降下なども披露された。そして午後からは秋晴れの空の下、航空自衛隊アクロバットチーム「ブルーインパルス」の妙技に大勢のファンが酔いしれた。(突撃軍曹)
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その他 2016年11月04日 12時00分
豊富な食物繊維が便秘解消! 「デーツとバーボンのホットミルク」
中東ではポピュラーなドライフルーツ「デーツ」。そのまったりとした強い甘みは、肌寒い季節にぴったりです。デーツには食物繊維やマグネシウムが豊富に含まれていて、便秘解消や整腸効果が期待できます。今回は、そんなデーツの甘みを生かしたホットミルクの作り方をご紹介します。バーボンとシナモンが香る大人向けのホットミルクです。就寝前のリラックスタイムにいかがでしょうか?【材料 1人分】牛乳 350mlデーツ 5粒バーボン 小さじ2シナモンパウダー ひとつまみ 1.デーツは種を取り、細かく刻む。 2.鍋に牛乳、デーツを加える。弱火で3分ほど火にかけたら、ミキサーやブレンダーで滑らかになるまで撹拌する。 3.2を再び鍋に戻し、温める。バーボン、シナモンを加える。 デーツの自然な甘みを生かした甘さ控えめのホットミルクです。甘めがお好みの方はお好きな蜂蜜を加えてください!【オダーナルみさ】
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その他 2016年10月29日 15時55分
【不朽の名作】とにかくコロナビールのイメージが強い柴田恭兵主演作「べっぴんの町」
今回は、1989年の神戸を舞台にしたサスペンスアクションドラマ『べっぴんの町』を紹介する。本作の主演は柴田恭兵だが、役名が一切出てこないただのオプ(私立探偵)となっている。一応元少年院教官という設定があるが、その他は一切謎だ。原作である、軒上泊著の同名小説から主人公は名無しであり、その設定を活かした形だ。 作品のジャンルとしてはハードボイルド系のサスペンスアクションドラマだが、当時『あぶない刑事』などで、人気を博していた柴田のファン向けムービー的な要素も非常に強い。ちなみに監督は原隆仁、脚本も柏原寛司であぶない刑事シリーズと同じだ。 また、シブがき隊を解散して間もない本木雅弘も、主人公の元少年院の教え子としてサポート役で登場しており、主にこの2人のスタイリッシュなやりとりを楽しむ作品と言ってもいいほどだ。なぜか、ボクシングのスパーリングをした後、2人でシャワーを浴びるシーンなども用意されており、その場面での半裸のカットは当時のファンにとって、かなりのサービスシーンだったのではないだろうか。 ある意味アイドルムービーのような内容なのが、この作品の大きな特徴だ。同作の主人公はあぶない刑事で柴田が演じているユージのような三枚目ポジションではなく、どちらかというとタカのような二枚目キャラだ。当時の人気作で演じたキャラとのギャップが非常に良く活きている。まあ、今現在観ると柴田の演じた作品には二枚目キャラも多いので、さほど新鮮には映らないかもしれないが…。 内容も主人公のキャラに合わせてなのか、強烈な暴力シーンなどは控えめにした、非常に淡々とした印象。話の流れは、神戸の町を駆け回り、家出少女を捜索している途中に、大型犯罪に巻き込まれるという流れだが、原監督だからと、派手な立ち回りや爆発込みのカーチェイスがあるかと期待していると肩透かしをくらう。タイトル通り、神戸で探索をしていると、シーサイドクラブのオーナー・田村亜紀子(田中美佐子)を始め、数々の“べっぴん”な女性に会うが、そういったシーンでも主人公は下ネタギリギリのキザなセリフを吐く訳でもなく、かなり模範的なモラルに則ったセリフを話す。前記したように暴力シーンも抑え気味なので、そういった意味では、ハードボイルド作品かというとちょっと疑問符がつきそうだ。 どちらかというと、ハードボイルドというよりは、主人公が頭と足を使って事件の真相に近づいていくので、2時間サスペンスドラマなどにストーリーの流れとしては近いだろう。が、一応ハードボイルド路線も捨てきっていないので、唐突に酒場での格闘シーンや、本編にはさほど関係も深くない、誘拐強姦事件の解決などを挟むので、話が飛び飛びになりがちなのが難点だ。オチが一応どんでん返しのようになっているのだが、それほど印象に残らない。注意してシーンを追わないと「え、終わり?」と感じてしまうほどあっさりしている。この作品の10年後くらいに問題化した、援助交際にスポットを当てている点はそれなりに斬新な内容ではあるが。派手な印象のある80年代アクション作品の中ではかなり穏やかな部類だ。他には阪神・淡路大震災以前の神戸の町並みを確認できるという点で、この作品は今となっては貴重かもしれない。 なお、作中に登場し、主人公が愛飲している「コロナ・エキストラ」ビールの宣伝映画としても、この作品は非常によく出来ている。プロダクトプレイスメント(劇中広告)なのかなこれ? 主人公は自宅でも事務所でもバーでも、コロナにライムを入れて飲む。その姿がかなり印象に残る。今でこそ、洒落たカフェや飲み屋には必ずある、海外ビールの代表格のひとつで珍しくもなんともないが、バブル時代の当時、ちょっと違う感を出すにはちょうどいい飲み物だったのかもしれない。酒が映画の雰囲気作りに大きな影響を及ぼした作品として、ジョニー・デップ主演の『フロム・ヘル』があるが、この作品でも同じく、作品の雰囲気作りにひと役かっている。 『フロム・ヘル』は19世紀後半の切り裂きジャックにおびえる、ロンドンの怪しげな空気を高めるために、アヘンと西ヨーロッパでは20世紀初頭に禁止酒となったアブサンが効果的に使われていた。同作では、主人公のハードボイルド作品らしからぬ、爽やかな印象を出すために、普通ならばバーボンやらスコッチを飲むカットで、コロナが上手い使われ方をしている。コロナはいかにもなビールという感じの味ではなく、さらっとしたビールなので、主人公の性格付けをするにはちょうど良い酒なのだ。 内容としては、所々物足りない部分もあるが、それでもコロナの演出や、役者の魅力を見せる作品としては、かなり良い部類ではないだろうか。主人公のコートのカラーとデザインが、時々バスローブのように見えてしまうのは、ちょっと変な感じだが…。80年代特有の、変にスレた、今となってなってはダサく思われてしまうような空気感やセリフ回しも、ハマれば楽しいかもしれない。(斎藤雅道=毎週土曜日に掲載)
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その他 2016年10月28日 17時30分
かぜ予防に最適! βカロテンたっぷり「かぼちゃのココナッツカレースープ」
かぼちゃの鮮やかなオレンジ色には、βカロテンが豊富に含まれていて、皮膚や粘膜を健康に維持する働きがあります。今回ご紹介するレシピは、そんなかぼちゃをたっぷり使ったカレー味のスープです。ココナッツオイルとカレー粉がかぼちゃの優しい甘さを引き立ててくれます。身体の芯から温まって、乾燥しがちなこの季節のかぜ予防に役立てましょう。!【材料 1人分】かぼちゃ 300gココナッツオイル 大さじ1にんにく 1かけコンソメキューブ 1個牛乳 100mlカレー粉 小さじ1塩 適量パセリ 適量(お好みで) 1.かぼちゃは皮をむき、種とワタを取って、2cm角に切る。耐熱皿にかぼちゃをのせ、ふんわりとラップをし、柔らかくなるまで電子レンジにかける。にんにくは薄切りにする。 2.鍋にココナッツオイルとにんにくのうす切りを入れ、火にかける。にんにくの香りが出てきたら、かぼちゃ、水250ml、牛乳、コンソメキューブ、カレー粉を入れて煮立たせる。 3.2のスープをミキサーやブレンダーで滑らかになるまで撹拌し、鍋に戻し、温める。塩で味を調え、お好みで刻んだパセリを散らして出来上がり! よりココナッツの風味を楽しみたい方は、牛乳をココナッツミルクに代えてみてください!【オダーナルみさ】
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あのミチロウもむさぼった!? 「むさぼる」上映会第13弾
2013年03月14日 15時30分
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その他
風邪から引きずる後遺症 肺機能が低下する「オトナの喘息」が危ない!(2)
2013年03月13日 12時00分
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その他
風邪から引きずる後遺症 肺機能が低下する「オトナの喘息」が危ない!(1)
2013年03月12日 12時00分
特集
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少年隊・錦織、東山ジャニーズ新社長就任に意味深投稿? 植草とのYouTubeもストップ、現在の活動は
芸能ネタ
2023年09月18日 12時00分
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ジャニーズ最大のタブー? 嵐メンバー4人と“男女の仲”報道、セクシー女優の死【芸能界、別れた二人の真相】
芸能ネタ
2023年09月17日 12時00分
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Snow Man向井、ジャニー氏お小遣い秘話が拡散? グループ不仲説の真相は<実は不仲?【犬猿の仲】の有名人>
芸能ネタ
2023年09月16日 12時00分
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一転しジャニーズ契約継続なし、モス広告Snow Manの顔を紙で隠した画像が拡散「イジメ」「涙出てきた」ファン怒り
芸能ニュース
2023年09月13日 18時00分
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株上げた井ノ原快彦、年下に嫌われていた? 森田剛から「嫌い」緊張関係続く<芸能界【犬猿の仲】の有名人>
芸能ネタ
2023年09月10日 17時00分