その他
-
その他 2017年03月17日 17時00分
「森のバター」で血液サラサラ! 「生ハムアボカド丼」
今回ご紹介するレシピは、栄養価が高い「アボカド」を丸々1個使った簡単オシャレなカフェ風丼です。「森のバター」と言われるアボカドには、悪玉コレステロールを抑制、血液をサラサラにし、動脈硬化の予防に役立つ不飽和脂肪酸が豊富に含まれています。コクのあるアボカド、生ハムの塩気、半熟に焼きあがった目玉焼きが温かいご飯と相性抜群! 満足たっぷりの丼に仕上がっています。 さっぱりと、辛口の白ワインと一緒にお召し上がりください。【材料 1人分】卵 1個サラダ油 適量アボカド 1個レモンジュース 小さじ1しょうゆ 小さじ1みりん 小さじ1生ハム 2枚温かいご飯 丼1杯分香菜 適量(トッピング用)刻みのり 適量(トッピング用)しょうゆ、オリーブオイル、ピンクペッパー 適量 1.フライパンにサラダ油を熱して、目玉焼きを作る。 2.ボールに、皮と種を取り除いたアボカド、レモンジュース、しょうゆ、みりんを加え、フォークで潰しながら混ぜ合わせる。 3.温かいご飯の上に、生ハム、2のアボカド、1の目玉焼きをのせる。香菜と刻みのりを盛り付ける。しょうゆとオリーブオイルをたらし、ピンクペッパーを散らして出来上がり! しょうゆをナンプラー、レモンをライム、オリーブオイルをごま油に代えて、エスニック風のアボカド丼もお楽しみください!【オダーナルみさ】
-
その他 2017年03月11日 12時00分
【不朽の名作】映画が娯楽の王様だった時代を描いた『キネマの天地』しかしチラつく寅さんの影が…
今回は映画撮影所で働く映画人達を題材とした、1986年公開の『キネマの天地』を紹介する。 同作は、角川春樹事務所が『蒲田行進曲』を撮ったことをきっかけに、松竹が企画し生まれた作品と言われている。ちなみに『蒲田行進曲』も配給は『キネマの天地』と同じく松竹で、これまた同じく映画撮影所で働く人々にスポットを当てた作品なのだが、東映出身の深作欣二が監督だったという経緯がある。 そもそも『蒲田行進曲』は過去にあった松竹映画撮影所「蒲田撮影所」の所歌にちなんだタイトルなのだが、同作では、どうみても東映の太秦撮影所が舞台になっており、それを残念に思った当時のプロデューサーが、本当に松竹の撮影所を舞台にした作品を撮りたいという思いがあったとか。メガホンを取ったのは山田洋次監督。同監督作品で、当時既に人気シリーズで年2回製作されていた、渥美清主演の男はつらいよシリーズを休んでの製作だった。 舞台となるのは、無声映画がトーキー映画に変わる過渡期である1934年(昭和9年)頃の松竹蒲田撮影所。主演である田中小春(有森也実)や監督志望の若者・島田健二郎(中井貴一)を中心として、実名での役柄ではないものの、城戸四郎所長の他、斎藤寅次郎、島津保次郎、小津安二郎、清水宏ら有名監督をモデルとした人物たちの、若き日が描かれる。 女優と俳優の違いはあるが最初のスタートが大部屋役者であることは『蒲田行進曲』と似ている。が、同作では大部屋のまま終わらず、後半で小春が主演女優に昇格し、スターになるまでを描く。トーキー黎明期を舞台にしているだけあり、当時の風景や人々の会話の再現はかなり興味深い。「トーキーだから声もよくなくちゃ」と小倉金之助監督(すまけい)が田中をスカウトするシーンや、本編のBGM用に撮影と同時進行で演奏で生音を入れていた様子。手回し式のフィルムカメラの音など、当時の雰囲気がよく出ている。 セットなどもこだわっており、当時娯楽の王様だった映画(キネマ)がどういった扱われ方をしていたのかがよく出ている。この辺りは山田監督ならではだろう。冒頭で丁稚奉公の子供が握り締めすぎて湿った硬貨を見せて、なけなしの金を払って観に来る子もいるから、あまり子供の楽しめない芸術作品すぎるのは作らないでくれと小倉金之助監督に訴える帝国館支配人(人見明)や、国威高揚映画で、もっと軍歌を入れろと政府に言われたことを愚痴る城田所長(松本幸四郎)など、当時を感じさせる細かいやり取りがたまらない。 しかし、着地点が違うのはわかっているが、同じ映画という製作現場を舞台としたお仕事モノ作品として『蒲田行進曲』とどうしても比べてしまう。蒲田はとにかく乱闘シーンやらオーバーなやり取りなどで、主役のアクが強く印象に残るのだが、同作はというと困ったことに主役の印象が薄いのだ。これは、脇役の印象がとにかく強烈なことに引っ張られているのが原因だ。 特に強烈なのが、小春の父親・田中喜八役の渥美と、なにかと田中家に世話をしている近所の奥さん・ゆきを演じる倍賞千恵子だ。何気ない会話でもちょっと面白い、凄まじくテンポの良い手馴れたやりとり。一応ゆきは他人なので、時々喜八はかしこまった態度をとるが、ノリは「ここはとらやか!」とツッコミを入れたくなるほどで、男はつらいよシリーズの寅次郎とさくらのそれだ。ちなみに他にも、前田吟、笹野高史、吉岡秀隆など同シリーズお馴染みの顔も出演しており、時々やりとりが完全に、男はつらいよになってしまっている。 男はつらいよを休んだ影響なのだろう、意図的に人物の配置を同シリーズに近くした感もある。当時の人気を考えればこれは仕方ないのかもしれないが、現在、そのノリを関係なしに観るとこの部分はかなり引っかかる。前記したように小春の存在感が薄いのは、蒲田撮影所の面々のキャラ的な強さも影響している。監督として出演している俳優陣も、堺正章、柄本明、岸部一徳など、これまた強烈な個性を放つ。しかしそれだけならば映画人の群像劇として観れたものを、他作品の人物配置ほぼそのままに、多数の役者が登場しているため、主役の印象をさらに薄くしてしまっているのだ。これでタコ社長(太宰久雄)まで出演していたら、おそらく男はつらいよキャストに作品乗っ取られるレベルになっていただろう。 一応、喜八が小春の出生の秘密を語る場面や、小春の主演映画「浮草」を劇場に観にいった喜八のシーンなどは寅さんノリではなく、いたって真面目だ。いや、寅さんも真面目な時はあるけど…。でもこのシーンも、小春からの視点があまりなく、どこか物足りない。あと、その出生の秘密のオチだが、『蒲田行進曲』で似たような設定があったので、それも引っかかる。 しかし、それでも観ていて良い作品だなと思わせてしまうのが、この作品のずるい点だ。役者が山田監督に関わりのあるベテランばかりなので、決めるところはちゃんと決めてくる。渥美のセリフ回しだけでもかなり楽しめる。ちなみに同作の舞台は満州事変後で、本来なら、後の暗い歴史の部分を暗示させる部分ではあるのだが、それを笑いに変えてしまうシーンなどもある。個人的には、健二郎が思想犯として逃亡していた大学生時代の先輩である小田切(平田満)をかくまったせいで、特高警察に部屋へ押し入られたシーンで、健二郎の本棚を見て特高警察が「こいつマルクス読んでやがる」とコメディー俳優・マルクス兄弟の写真集を確認して憤っていたのがかなりツボに入った。(斎藤雅道=毎週土曜日に掲載)
-
その他 2017年03月10日 17時00分
「キムチの卵とじ丼」ダイエットには辛み成分カプサイシンを!
今回ご紹介するレシピは、甘辛い味が病みつきになる「キムチの卵とじ丼」です。キムチの辛み成分であるカプサイシンは、エネルギー代謝を活発にし、体脂肪の分解を促す働きがあります。また、食物繊維と乳酸菌が豊富に含まれているので、便秘の解消にも役立ちます。お気に入りのビールと一緒に、ねぎと刻みのりをたっぷり盛り付けてお召し上がりください。【材料 2人分】玉ねぎ 1/4個(薄切りにする)キムチ 1カップしょうゆ 大さじ2みりん 大さじ2卵 2個温かいご飯 2膳ねぎ 適量(トッピング用)刻みのり 適量(トッピング用) 1.フライパンに玉ねぎ、キムチ、しょうゆ、みりん、水大さじ5を入れ、玉ねぎに火が通るまで煮る。 2.卵をといて、フライパンに回し入れる。卵が半熟(またはお好みの固さ)に固まったら、火を止め、温かいご飯の上にのせる。ねぎと刻みのりをたっぷり盛り付ける。 玉ねぎだけでなく、しめじやえのきなどのきのこ類や、豆腐や納豆を加えるなどして、バリエーションを増やしてみてはいかがでしょうか?【オダーナルみさ】
-
-
その他 2017年03月04日 12時00分
【不朽の名作】天草四郎役の沢田研二が印象的! 80年代角川映画でも傑作の一つ「魔界転生」
昭和後期に一大旋風を巻き起こした角川映画、その作品群の中でも傑作と言われる作品のひとつが1981年公開の『魔界転生』だろう。 原作は山田風太郎の伝奇小説の『おぼろ忍法帖』(映画化に際し、映画と同名タイトルに改題)だが、この作品公開後、何度か映画化や舞台化をされることになる作品は、どちらかというとこの81年の映画版をベースに置いていることが多い。 同作の大きな特徴は、原作では森宗意軒と由井正雪の役割だった「魔界転生」の術師を、本来復活させられる側だった、天草四郎時貞にした点があげられる。天草四郎を演じるのはジュリーこと沢田研二。この作品のイメージといえばなんと言ってもこの人だろう。史実の天草四郎像など関係ないとばかりに、どうしょもないほど怨念を溜め込んだ魅力的な悪役として仕上がっている。辻村ジュサブロー(現寿三郎)の大胆な衣装デザインも多大なインパクトを残し、後の創作物でも天草四郎が登場する際は、同作のイメージに引っ張られるようになってしまっているほどだ。 そして、同作と言えばなんといってもゴリゴリの殺陣シーンが魅力だ。島原の乱での幕府への恨みを晴らそうと天草四郎が魔界転生の力で魔界衆として蘇らせるのが、宮本武蔵(緒形拳)、宝蔵院胤舜(室田日出男)という時代設定当時よりやや前に名を馳せた刀や槍の使い手。さらに忍者枠として伊賀の霧丸(真田広之)が、後半にはこれに、討伐しようとしたが取り込まれてしまった柳生宗矩(若山富三郎)が追加されるという状況なので、もう演じる側も本気である。しかも主人公である柳生十兵衛光巌役が千葉真一というアクション重視の配役なので、殺陣に関してはもう文句なしだ。 この時代の俳優の殺陣の凄さはもう見惚れるレベルで、当時、アクション俳優として活躍していた千葉や真田はもちろん、若山や室田、緒形の太刀さばき、槍さばきもただ動きが早いだけではなく、ちゃんと魅せるアクションになっており見応え十分。宗矩対胤舜、十兵衛対武蔵といった剣豪同士のドリームマッチは、殺気すら漂う感じで、殺陣シーン撮影で俳優も怪我をしたというのが納得のシーンに仕上がっている。加えてクライマックスの江戸城で戦うシーンでは、本当に炎上している室内でチャンバラするという、もう言葉を失う迫力。十兵衛を待ち、炎の中でたたずむ宗矩にはグッと目をひきつけられる。正直その後の天草四郎との対決が霞むほど。 魔界衆の1人で、唯一の女性である細川ガラシャ役の佳那晃子も嫉妬に狂った魔女枠としてストーリーに厚みをつけている。ちなみに、原作では魔界衆に女キャラはいないが、人間時代の夫である細川忠興へのこじらせた想いは、ある意味天草四郎の思想に一番近く、他の魔界衆を食うレベルのインパクトを残しており、作品に異常なほどマッチしている。あまりに狂ったキャラすぎて、よくこれ細川家からクレームがつかなかったなレベルだ。ガラシャと天草四郎が幕府転覆のための策謀をめぐらす場面は、どのシーンもおどろおどろしくなっており、時代劇の新しい可能性に挑戦した同作らしい印象的な場面が多い。他の魔界衆は魔人化したとはいえ、妖術の類は使わず、正攻法でくるので、時代劇らしかぬハチャメチャな部分はこの2人が担っているといってもいいだろう。あの「エロイムエッサイム」という呪文と、ちょっとショボイSFXはなんとかして欲しい気もするが。まあ、当時を考えたら仕方ないレベルではあるが。また、時代劇でやたら生首を出したがるのも当時の角川映画の特徴だが、今作でもそれは結構出てくる。冒頭の原城のさらし首の多さといったらもうやりすぎレベルだ。 とはいっても、話の内容としては若干詰め込みすぎな部分もある。前半までは魔界衆の仲間集めに大きく尺が裂かれているため、十兵衛が殆ど出てこない。そもそも徳川家綱の治世が始まった頃は、十兵衛とか宗矩は死んでないか? とか原作を改変した影響での、史実的な意味での細かいツッコミ所にも、基本この作品ノータッチである。それでも観ていて楽しい作品に仕上がっているのは深作欣二監督の力によるものが大きいだろう。それぞれのキャラの見せ場がちゃんと用意されている。プロデューサーの角川春樹と原作の面白さを伝え合ったという話があり、どうすれば良い娯楽作になるのかよく吟味されている感がある。 とにかく大筋のストーリーさえなんとなくわかってれば、観れてしまう作品なのだ。「俺の考えがこうなんだから仕方ない!」と濃すぎるほどキャラ立ちした天草四郎が強引に話を引っ張ってくれる。その天草四郎の行動に、十兵衛は異をとなえる訳でも、同情する訳でもなく、自分の仕事を淡々とこなし、父親である、宗矩が仕損じた件にケジメをつけていく。後半近くまで天草四郎が中心で、バトルパートと策略パートのバランスが非常に良い。丹波哲郎演ずる村正から魔剣村正を作ってもらい、十兵衛が表に出てきたら、もう後はバトルだけ。ひたすらアクションのてんこ盛りで、視聴者を飽きさせない。(斎藤雅道=毎週土曜日に掲載)
-
その他 2017年03月03日 17時30分
食物繊維が豊富! 白菜たっぷり「白菜とベーコンのクリームスープ」
今回ご紹介するレシピは、白菜の甘みとうまみをたっぷりと味わえる「白菜とベーコンのクリームスープ」です。白菜には、便秘解消やダイエットに役立つ食物繊維や美肌維持や風邪予防に効果のあるビタミンCが豊富に含まれていています。白菜は煮込むほど甘みが増し、ベーコンと合わせることでうまみも引き立ちます。お好みの白ワインと一緒にお召し上がりください。【材料 2人分】ベーコン 2枚玉ねぎ 1/2個白菜の葉 6枚コンソメスープ 400ml生クリーム 100ml塩、黒コショウ 適量ねぎ 適量(トッピング用) 1.ベーコンは細切り、玉ねぎは薄切り、白菜はざく切りにする。 2.小鍋に、ベーコン加え、炒める。ベーコンがカリカリになったら玉ねぎを加える。玉ねぎがしんなりしたら、白菜とコンソメスープを加える。 3.白菜に火が通ったら、生クリームを加え、温める。塩と黒コショウで味を調える。 4.器に盛って、ねぎを散らして出来上がり! うまみがしみ込んだスープを使って、〆のスープパスタもおすすめです。黒コショウをたっぷり振ってお楽しみください!【オダーナルみさ】
-
-
その他 2017年03月02日 12時10分
「Horizon Zero Dawn」WEB限定動画が公開! 女ハンターの山本舞香が怪我覚悟でアクションシーンに挑戦!!
3月2日、PlayStation4ソフト「Horizon Zero Dawn」(株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント)の発売にあわせて、モデルで女優の山本舞香が出演するWEB限定動画「Horizon Zero Dawn ハンターの決意」が公開された。 ゲームソフトの世界観をそのままに、新米ハンターに扮した山本が、機械獣たちと戦い、葛藤や挫折に苦しみながらも、成長していく姿が描かれている。まるで映画のような圧倒的なスケールと山本の鬼気迫るアクションが最大の見所だ。 山本は役作りについて、「自分がゲームの中で動いているのを想像した感じですかね。ゲームの中にいるみたいな感覚だからすごい貴重な経験だなって思っています」とコメント。 今回の撮影では、機械獣からの襲撃や密林での疾走、そして爆炎の中に突っ込むアクションシーンに挑戦したが、「全部苦労していると思う。海岸でも吹っ飛ばされそうになっているし、風に。滝も崖から落ちそうになっているし、湖も滑って顔から転びそうになっているし、あとなんだろな…。炎も本当に火傷するかと思いました」と振り返り、「でもほんとに体張った現場で、いい刺激ですね私にとっては、楽しいし。『ここまでしかできない』っていう範囲を決められるのが一番嫌いだから、本番で全力でやって怪我するくらいの勢いでやって行きたい、と思っていたので。もうすごい完成楽しみですね」と胸を躍らせた。 撮影は高温多湿な気候である東京・八丈島で行われたが、撮影前後は強風の影響で、キャストの飛行機到着も危ぶまれ、さらに定期船である船の出航延期も続いたという。ただ、最終的には無事に撮影も終わり、演者である山本とスタッフとの間に一体感が生まれ、クオリティの高い映像が完成。 山本も「すごく感動した。過酷なのに笑えてる、ってすごい幸せだなって思う。それくらいスタッフさんみんなに支えて頂いて、アクションがしやすいというかお芝居がしやすい環境を作って頂いて、全然寂しくないし、なんなら一週間、もっと長編作ります? って、それくらいの勢いで楽しい」と充実感をかみしめた。 山本とスタッフが作り上げた最高の映像を是非とも堪能してほしい。
-
その他 2017年02月25日 12時00分
【不朽の名作】キャストはかなり豪華しかし史実を元にしているのでキャラの薄さが…「226」
日本で2月26日と言えば1936年に発生した皇道派の影響を受けた陸軍青年将校らが下士官兵を率いて起こしたクーデター未遂事件「二・二六事件」が発生した日として知られている。そんな教科書にも載っている事件を扱った作品が1989年公開の『226』だ。 同事件を題材としている作品は他にもあるが、同作はそれらの作品以上に26日〜29日までの4日間を追ったドキュメンタリー色が強い。キャストは当時としてもかなり豪華だが、時系列に沿っているため役柄によってはほんの一瞬出るだけで出番が終了してしまうなどということも。 話の流れとしては、決起の首謀者である青年将校、特に、野中四郎大尉(萩原健一)、安藤輝三大尉(三浦友和)、河野寿大尉(本木雅弘)、香田清貞大尉(勝野洋)、栗原安秀中尉(佐野史郎)、磯部浅一元一等主計(竹中直人)など、主導した立場にいたとされるメンバーを中心に事件がほぼ時系列に進んでいくという形となっている。いきなり決起シーンからスタートで、決起将校が「昭和維新・尊王討奸」の名の下、「君側の奸(くんそくのかん)」と定めた各大臣や元老を襲撃する。おそらく一番盛り上がる場面であるはずだが、前半の30分程度で終了してしまう。 襲撃時、隠れて難を逃れた岡田啓介首相(有川正治)、瀕死の重傷を負った鈴木貫太郎侍従長(芦田伸介)、暗殺された高橋是清大蔵大臣(小田部通麿)、斎藤実内大臣(高桐真)、渡辺錠太郎教育総監(早川雄三)、岡田首相の身代わりとなり殺害された松尾伝蔵内閣総理大臣秘書官(田中浩)といった登場人物には字幕で人名と役職の説明が入るのみ、もちろんそれ以降は全く出てこないので、多少でも事件の内容をあらかじめ知っているのが前提になっている。場面転換が激しく、結構話を追うのは大変だ。 印象としてかなり事件の情報を集めて極めて“忠実に”時系列を追っているというのがわかる。その徹底ぶりは凄まじく、特定の思想や、戦後の価値観を入れないように注意しているためか、登場人物の心理描写や、資料が反映できない部分の会話は必要最小限。群像劇ではあるのだが、作品の中心人物である青年将校すらも各キャラの人格が出にくいものとなっている。襲撃後、霞ヶ関・三宅坂一帯を占拠した後は、政府や軍の発表が更新される度に全員揃ってそわそわ、イライラしているだけの存在となってしまっている。 そんな中、唯一と言っていい青年将校たちの心理的な部分が見えるのが、有名な「兵に告ぐ。勅令が発せられたのである。既に、天皇陛下の御命令が発せられたのである」で始まる下士官・兵士に投降を促すラジオ放送を受け、主張が受け入れられず、賊軍の扱いをされてしまい動揺する場面だ。もちろん内部での様子などの証言資料は、事件の首謀者のほぼ全員が一審のみ弁護士なしの軍事裁判で銃殺刑を受けたため、殆ど残っていない。そこで、この作品では人間としてのどの時代でも普遍的な心配事であるであろう、家族を想うという回想シーンを挟んでくる。これが青年将校全員分の回想を一気に挟み込むため、数少ない心理描写にもかかわらず、すさまじくテンポを悪くしてしまっているのだ。 クーデターを起こした理由も、首謀者の殆どが「皇道派」に属しているということがさらっと説明されるだけで、その細かい思想については、一切の説明がない。決起に至るまでの描写でもあればわかりやすかったのだろうが、残念ながらこの作品では全くない。もちろん、その部分をやれば、脚本的にはよくありがちだが、とあるキャラに青年将校らのやり方を批判させて、戦後的な価値観で過去を裁くという、一番白ける展開が入る可能性もあるので、引っかかる部分をなくしているとも言えるが。 終盤の投降後は、軍事裁判の詳細描かず、ただ青年将校の残した辞世の言葉などを紹介していくという形を取っている。ちょっと忠臣蔵のラストっぽい感じだが、これもテンポがいいとはあまり言えない。 しかし、前半の襲撃シーン前後あたりまでは非常に同作は観ごたえがある作品ではあるかと。まず、序盤で雪が降る夜に行軍するという映像のなんとも言えない重苦しさと、千住明作曲の音楽が合っている。この作品、悪い意味でも良い意味でも無駄に説明台詞を挟まず淡々と話が進むので、その際、場面ごとでの重々しい空気を表現するのに、BGMが一役買っている。 また、襲撃シーンの武装面でも若干注目点が。首相官邸襲撃の際、クーデター軍が十一年式軽機関銃という軽機関銃を使っている場面があるのだ。この機関銃は給弾にマガジンや弾帯、保弾板を使わず、ボルトアクション式小銃用の挿弾子(そうだんし)を使う世界的にみてもユニークな「ホッパー型弾倉」を使う機関銃として有名だ。事件の数年後に正式化されたマガジン式の九九式軽機関銃は、他の作品でもよく見るが、十一年式軽機関銃が登場する作品は珍しいのではないだろうか? 同作ではこれを設置するのではなく、兵士がランボーのように腰溜めで撃っていた。ある意味この作品で一番派手なシーンかもしれない。(斎藤雅道=毎週土曜日に掲載)
-
その他 2017年02月24日 17時00分
タウリンが肝機能を向上させる! 「パクチーたっぷり! エビチャーハン」
今回ご紹介するレシピは、「エビとセロリのエスニックチャーハン」です。エビに豊富に含まれるタウリンは、肝機能の向上に役立ちます。エビのうまみと、セロリ、たっぷりと盛り付けたパクチーの香りが食欲をそそる一品です。セロリのシャキシャキ食感を残すために、あまり加熱しすぎないようにしましょう。お気に入りのビールと一緒にお召し上がりください。【材料 1人分】サラダ油 大さじ1.5卵 1個ニンニク 1かけ(薄切りにする)エビ 6尾塩コショウ 適量セロリ 50g(1㎝角に切る)温かいご飯 180gナンプラー 大さじ1パクチー 適量(トッピング用) 1.フライパンに大さじ1/2のサラダ油を熱して、とき卵を加える。卵に半分ほど火が通ったら、お皿に移す。 2.フライパンに再び大さじ1/2のサラダ油とニンニクの薄切りを加え、香りが出たらエビを炒める。エビに火が通ったら、塩コショウで味を調え、別の皿に移して置く。 3.フライパンに再び大さじ1/2のサラダ油をひいて、セロリをサッと炒め、ご飯を加え、さらに炒める。ナンプラーを回し入れ、味をつける。1の卵と2のエビを戻し入れ、サッと炒める。 4.器に盛って、パクチーをたっぷりと盛り付ける。 お好みでライムやレモンなどの柑橘類を少量絞れば、さっぱり味のエスニックチャーハンが楽しめますよ!【オダーナルみさ】
-
その他 2017年02月20日 11時05分
「ワンダーフェスティバル 2017[冬]」で『けものフレンズ』の商品は?
国内最大の造形イベント「ワンダーフェスティバル 2017[冬]」が千葉県の幕張メッセで19日に行われた。 今回企業ブースでのフィギュア展示は、『Re:ゼロから始める異世界生活』や『ユーリ!!! on ICE』など、去年に話題を集めた作品や、『シン・ゴジラ』関連の商品が人気を集め、展示物の見学だけでも列が形成され、場所によっては約10〜25分待ちとなっていた。現在放送中のアニメとしては、『BanG Dream!(バンドリ)』関連の商品がグッドスマイルカンパニーなどで見られた。 また、1月に放送を開始し、2月に入ってからSNSなどネットで大きく話題となっている、『けものフレンズ』関連の商品は、フリューが1月に展開したプライズ品展示と再販を発表するなど、小規模に留まる。 同作は歌手で俳優の星野源も、13日深夜放送の『星野源のオールナイトニッポン』(ニッポン放送)で、主題歌である『ようこそジャパリパークへ』を「曲を聞いて久しぶりにキタ。すごくいい曲だなって思った」と絶賛。15日には『ニュースチェック11』(NHK)で、同作に触発され「動物園に行ってきた」という人の投稿がSNS上で増えていると伝えた。 しかし、1月の放送開始序盤からブーストがかからず、2月に入ってからの人気爆発は、フィギュア業界にとって衝撃だったようで、同作キャラクターのプラスチックキット化を会場で発表していた、マックスファクトリーのブース担当者は今回商品化に踏み切った理由を「急遽決まりました」と話した。他にグッドスマイルカンパニーでも、自社のフィギュアブランドである「ねんどろいど」での商品化を発表。会場では殆ど商品の展示はなかったが、これからフィギュア化の情報は今後さらに増えそうだ。 同日のイベントに参加していたコスプレイヤーなかには、同作登場キャラクターのサーバルのコスプレをしている女性もおり、今回そのコスチュームを選んだ理由を「柄モノが元々好き。アニメを見て、『かわいいー、すきー』となった」と語った。(斎藤雅道)
-
-
その他 2017年02月18日 12時00分
【不朽の名作】ホラーのはずが途中からサイキックバトルになる観月ありさ主演「超少女REIKO」
今回は1991年公開の観月ありさ主演アイドル映画『超少女REIKO』を紹介する。 この作品、ジャンルとしては一応ホラー作品だ。主題歌も観月が担当しており、典型的なアイドル作品ではあるが、終盤からガラリと雰囲気が変わってくるのが特徴となっている。なぜかサイキックアクションに変貌するのだ。 前半は学校(香稜高校)で頻発するポルターガイスト現象の原因を解明するため、生徒会長・緒方志郎(大沢健)らが結成したESP研究会と共に、霊媒師の祖母を持つ九藤玲子(観月)が謎に挑むという形になっている。その際、違う学校の制服を着た女子高生の幽霊の存在がクローズアップされていくことになり、降霊会を開き暴れる理由を聞こうという流れになる。 普通のアイドルモノのホラー作品なら、ここで理由を聞いて成仏させて終わりとうことになるだろうが、ここからがこの作品の見どころだ。加勢に駆け付けた玲子の祖母(菅井きん)が霊を自身の体に封じ込め、解決かと思われた直後、霊に反抗され、高所から突き落とされ重傷を負うという展開が待っている。だが、霊の圧倒的な力を見せつけられてもESP研究会は懲りずに霊の発生原因を探り続け、「しみずまちこ」という高校生が、演劇部の渡辺譲治(杉原貴志)とかつて恋愛関係にあり、現在は失踪中だということを知る。ここで、なに思ったのかこの作品では、同じく渡辺と関係のあったイタコの力を持つ深尾麗子(佐倉しおり)が、霊を操って悪事を働いていたという展開になる。 唐突に今までなにも言及がなかった黒幕が登場。しかもイタコの力を持つという無理やりな展開をするということで、シナリオの雑さは若干ツッコミ所となるが、麗子のキャラづけはかなり特異だ。渡辺を愛するが故に、渡辺との子供を産むと言っていたしみずまちこに暗示をかけて殺し、その霊を操って渡辺に近づく者を片っ端から排除しようとしているという、昼ドラにでも出てきそうな、とてつもなく愛が重いキャラとなっているのだ。正直高校生設定だと違和感がすごい。 しかし、00年代に入って頻繁にアニメなどに登場するようになった、「ヤンデレ」(相手への好意が強く高まり過ぎ、病的な行動をとるキャラ)の先取りをしているとも言え、その部分ではかなり先進的な発想だったと言えるかも知れない。ちなみに、霊はことあるごとに玲子に危害を加えようとしたが、それも玲子が渡辺に好意を持っていると勘違いした麗子がちょっかいを出していたというオチになっている。恋は盲目を通り越してやりすぎだ。また、困ったことに渡辺が学校に内緒で車登校しているイケメン程度の描写しかなく、どこにそんな魅力があるのかもわかりづらい。もっと女をとっかえひっかえしそうな、ヤンキー風のクズ野郎にするとかの方がインパクトがあったかも。 ラストの玲子と麗子の決闘シーンは今までのホラーやサスペンスの要素は何だったのかと思えるほどぶっ飛んだものとなっている。霊媒師やイタコの能力を超越したなにかを駆使して律儀に文化祭のイベントをテレポートして巡りながらサイキックバトルを展開する。しかも学校の天井は落ちるわ、壁はぶち抜いて吹っ飛ぶわでもう大変だ。しかも麗子は劇で着ていた甲冑姿のままなので、バトル漫画かと見間違うような状態になっている。さらに戦いの動機がただの男の取り合い(麗子の勘違い)という…。なお、前記したように、麗子は終盤に唐突に登場するので、どこでどう壊れてそういう性格のキャラになってしまったのか、イマイチわからない。玲子が渡辺に好意を持っていると勘違いしたのは、文化祭の劇で渡辺が主役でヒロインが玲子だったので「超能力を使ったでしょ!」と疑ったということになっているが、とくにそれ以前のシーンで伏線を張っている訳ではない。「そこは伏線入れろよ!」と言いたくなるほど、この作品はさらっと流してしまっている。結果、動機も唐突に盛り込まれる感じとなっており、納得できる要素がほぼない状態となっている。正直どうしょもない展開だが、「VSゴジラシリーズ」の特技監督で有名となる大河原孝夫が監督ということもあり、特撮面ではかなり頑張っているかと。 “アイドル映画”としては、学校の怪談の真相を解明していく、正統派学園ホラーと見せかけて外しにきている部分も含めて、同作はかなりクオリティー的には高い方の作品と言えるだろう。当時の観月もミステリアスな美少女設定に合う。が、サイキックバトルのアクが強すぎて、入院中の祖母を見舞うため、玲子が不在の時に謎を解明しているのにも関わらず、ESP研究会の面々の活躍がイマイチ目立たないのが残念だ。おそらくTVドラマなどにすれば、コメディー要員としてかなり目立ったのでは? ちなみに、ESP研究会のメンバーである内藤由美は島崎和歌子が演じている。お嬢様キャラという設定なのか、「○○ですわ」と、とにかく語尾が気になるキャラで、漫画やアニメではいいが、実写だとこんなに違和感があるものかと思わせる。(斎藤雅道=毎週土曜日に掲載)
-
その他
アイドリング!!!「東京アイドルフェスはAKBがいなくても盛り上げる!」
2013年05月15日 11時45分
-
その他
専門医に聞け! Q&A 安倍総理も悩ませた病の克復
2013年05月13日 12時00分
-
その他
作曲家・梶浦由記がデビュー20周年記念ライブを開催
2013年05月13日 11時45分
-
その他
木更津航空祭2013 名物の“痛ヘリ”見納め!?
2013年05月13日 11時45分
-
その他
【声優の履歴書】第16回 『サクラ大戦』ヒロイン、真宮寺さくら役・横山智佐
2013年05月09日 15時30分
-
その他
5・18揉みに行けるアイドル「純愛☆妹アイドル マシュマロ3D」が20回目の単独ライブ
2013年05月09日 15時30分
-
その他
5・18「スナック☆アケミン」7号店のお出迎えママは米ポルノスターまりか
2013年05月08日 15時30分
-
その他
日本一の長野県に続け! 100歳まで丈夫に生きる「健康長寿」の条件10選(2)
2013年05月08日 12時00分
-
その他
ガレージキットを作れないファンが急増中
2013年05月07日 15時30分
-
その他
日本一の長野県に続け! 100歳まで丈夫に生きる「健康長寿」の条件10選(1)
2013年05月07日 12時00分
-
その他
「萌えプリン」が放送へ 全国のご当地キャラとコラボも
2013年05月07日 11時45分
-
その他
本好きオヤジの幸せ本棚(52)
2013年05月06日 12時00分
-
その他
優待株400銘柄以上保有 元棋士・桐谷広人氏が勧める超お得な株主優待企業はコレだ!
2013年05月05日 12時00分
-
その他
専門医に聞け! Q&A いまだ不安なPM2.5への対応
2013年05月04日 12時00分
-
その他
【声優の履歴書】第15回 声優界に“永遠の17歳”を広めた井上喜久子
2013年05月03日 17時59分
-
その他
5・8「むさぼる」イベントのラスト飾るはアノ巨匠・村西とおる!
2013年05月02日 15時30分
-
その他
日本人の死因第3位 単なる“風邪”から陥る「肺炎」に潜むワナ(2)
2013年05月01日 12時00分
-
その他
専門医に聞け! Q&A “不整脈”の診断を受けたら早急に対処を
2013年05月01日 12時00分
-
その他
日本人の死因第3位 単なる“風邪”から陥る「肺炎」に潜むワナ(1)
2013年04月30日 12時00分
特集
-
少年隊・錦織、東山ジャニーズ新社長就任に意味深投稿? 植草とのYouTubeもストップ、現在の活動は
芸能ネタ
2023年09月18日 12時00分
-
ジャニーズ最大のタブー? 嵐メンバー4人と“男女の仲”報道、セクシー女優の死【芸能界、別れた二人の真相】
芸能ネタ
2023年09月17日 12時00分
-
-
Snow Man向井、ジャニー氏お小遣い秘話が拡散? グループ不仲説の真相は<実は不仲?【犬猿の仲】の有名人>
芸能ネタ
2023年09月16日 12時00分
-
一転しジャニーズ契約継続なし、モス広告Snow Manの顔を紙で隠した画像が拡散「イジメ」「涙出てきた」ファン怒り
芸能ニュース
2023年09月13日 18時00分
-
株上げた井ノ原快彦、年下に嫌われていた? 森田剛から「嫌い」緊張関係続く<芸能界【犬猿の仲】の有名人>
芸能ネタ
2023年09月10日 17時00分