今回企業ブースでのフィギュア展示は、『Re:ゼロから始める異世界生活』や『ユーリ!!! on ICE』など、去年に話題を集めた作品や、『シン・ゴジラ』関連の商品が人気を集め、展示物の見学だけでも列が形成され、場所によっては約10〜25分待ちとなっていた。現在放送中のアニメとしては、『BanG Dream!(バンドリ)』関連の商品がグッドスマイルカンパニーなどで見られた。
また、1月に放送を開始し、2月に入ってからSNSなどネットで大きく話題となっている、『けものフレンズ』関連の商品は、フリューが1月に展開したプライズ品展示と再販を発表するなど、小規模に留まる。
同作は歌手で俳優の星野源も、13日深夜放送の『星野源のオールナイトニッポン』(ニッポン放送)で、主題歌である『ようこそジャパリパークへ』を「曲を聞いて久しぶりにキタ。すごくいい曲だなって思った」と絶賛。15日には『ニュースチェック11』(NHK)で、同作に触発され「動物園に行ってきた」という人の投稿がSNS上で増えていると伝えた。
しかし、1月の放送開始序盤からブーストがかからず、2月に入ってからの人気爆発は、フィギュア業界にとって衝撃だったようで、同作キャラクターのプラスチックキット化を会場で発表していた、マックスファクトリーのブース担当者は今回商品化に踏み切った理由を「急遽決まりました」と話した。他にグッドスマイルカンパニーでも、自社のフィギュアブランドである「ねんどろいど」での商品化を発表。会場では殆ど商品の展示はなかったが、これからフィギュア化の情報は今後さらに増えそうだ。
同日のイベントに参加していたコスプレイヤーなかには、同作登場キャラクターのサーバルのコスプレをしている女性もおり、今回そのコスチュームを選んだ理由を「柄モノが元々好き。アニメを見て、『かわいいー、すきー』となった」と語った。(斎藤雅道)