その他
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その他 2017年02月17日 17時00分
疲労回復にはビタミンB1 スナック感覚で! 「スパイスナッツ」
今回ご紹介するレシピは、リッチなコクとうまみが美味しい「クルミ」を使ったおつまみです。溶かしバターと砂糖、お好みのスパイスを絡めてローストするだけ! シナモンの甘さとスパイシーな生姜が、病みつきになる一品です。クルミに含まれるビタミンB1は疲労回復効果が期待できます。お気に入りのフルーツやチーズ、ウィスキーと一緒にお召し上がりください。【材料 2人分】クルミ 1.5カップ溶かしバター 大さじ2砂糖 大さじ1シナモンパウダー 小さじ1/2ジンジャーパウダー 小さじ1/4塩、カイエンヌペッパー ひとつまみ 1.クルミに溶かしバターを絡める。 2.ボールに砂糖、シナモンパウダー、ジンジャーパウダー、塩、カイエンヌペッパーを混ぜ合わせ、1のクルミと和える。 3.クッキングシートを敷いた天板に2のクルミをまんべんなく広げ、オーブンで8-10分ほどローストする。 クルミ以外にも、ピーカンナッツ、アーモンドなどでも代用できます。お気に入りのナッツを見つけてみてはいかがでしょうか?【オダーナルみさ】
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その他 2017年02月11日 12時00分
【不朽の名作】ハードSF邦画作品として色々な意味有名な「さよならジュピター」
1984年に公開された、『さよならジュピター』は、当時日本SF界を代表する作家として知られていた小松左京が製作・脚本・監督など、ほぼ全てに関わり、日本のSF映画を語る上で重要な作品の一つとなっている。が、面白いかというとそれは別問題だ。 本作はハードSF作品を目指して、スタンリー・キューブリック監督の『2001年宇宙の旅』に匹敵する作品を作りたいと製作された作品だ。『スター・ウォーズ』人気に便乗しようとして、急遽突貫工事で作った『宇宙からのメッセージ』などとは違い、ちゃんと長く企画を練って作られた作品なのだ。しかし、世間的な評価はどうかというと悪いというか、酷評だらけだ。 最近のレビューでは、『北京原人 Who are you?』や『幻の湖』などと並ぶ、邦画史上に名高い“迷作”として有名になっているほど。しかし、宇宙空間の描写などの演出は当時としてかなり頑張っている方だ。メカデザインも当時から『宇宙戦艦ヤマト』などのメカデザインで有名だったスタジオぬえが担当しており、ミニチュア感はありつつも、それほど悪いものではなかった。そもそも1968年公開なのに、CGてんこ盛りに出来る現在においても、超えられない演出がある『2001年宇宙の旅』と比べるのが悪いだけで。じゃあなにがダメかというと、特撮に連動して盛り上げる気が全くない脚本だ。 この作品、大筋では太陽系に接近したマイクロブラックホールを、木星の爆発により、軌道変更させようとするプロジェクトを軸に展開されるのだが、そこにジュピター教団というヒッピー姿のテログループが登場したり、木星の爆発を主導する本田英二(三浦友和)とジュピター教団過激派・マリアが『ロミオとジュリエット』のような恋愛劇を演じる。しかも、かなり無理矢理に回想を入れて過去の関係を描写するという感情移入する隙もない方法で。さらに、その合間に火星の地上絵や木星で「ジュピターゴースト」と呼ばれる、数万年前に太陽系を訪れた宇宙人の母船と思われるものが絡んでくるなど、木星を爆発させる話と別の軸でのSF要素まで盛り込まれており、それぞれの話が断片的過ぎて、どうみても脚本が破綻している。 『宇宙からのメッセージ』を例に出せば、『スター・ウォーズ』には到底及ばないチープな演出が指摘される作品だったが、深作欣二監督の時代劇やヤクザ映画を意識したノリや、ジャパンアクションクラブのアクション面でのアクの強さで、突き抜けた個性のある作品としては評価されている。しかし本作は「ハードSFモノ」なのか「恋愛モノ」なのか「パニックモノ」なのか、イマイチわからなくなっており、これと言った核になるものがない。本来はハードSFなはずなのに気合が明後日の方向に向かっているのだ。 本作の脚本を練る際に何度も会議を重ねた結果こうなったらしいが、正直「どうしてこうなった!?」状態だ。まあ、最近の邦画やテレビ番組でもスポンサーや方々の偉い人の意向などで、似たような結果になることがあるので、珍しい例とは言えないが、本作の場合、小松が設立した株式会社イオが製作に東宝と共にクレジットされているという、大鉈を振るえるポジションにいるのにこうなっている点がかなり不可解だ。小説と映画というメディア違いは、ここまでおかしな方向に作品を持っていってしまうのか…。 まず、複線を回収をする気がないのかと疑う展開が顕著だ。作品的に、おそらく本来重要だったはずの、ブラックホールと、地上絵やジュピターゴーストを残した異星人の因果関係がさらっとセリフの一部に盛り込まれるだけなので、普通に流し観をしていると、下手すると訳わからないまま終わる。このせいで異星人の話は投げっぱなしになっているような余計な誤解も生んでおり、酷評の声が大きくなる原因を作っている。他にも文字説明が多いのがかなり気になる。映画が始まった直後から文字での説明を入れるなど、Vシネマのホラーモノかよとツッコミを入れたくなってくる。無理矢理ヒッピー軍団との、光線銃での戦闘を入れる暇あったら、他の部分をなんとかすべきだったのではないだろうか。 そして、この作品で一番問題なのが、ストーリーの大筋とあまり関係ないところでの絵的に強烈な演出だ。英二の友人が観ているゴジラ映画のシーンも必要性を全く感じない。さらに、いきなりサメパニックモノになる目まぐるしい場面転換や、ヒッピーが奏でるイルカを弔う歌、世界連邦大統領役の森繁久彌の笑いを誘うコスプレ姿など、鑑賞者を混乱させる要素がてんこ盛りなのだ。本作で一番有名であろう、無重力状態での濡れ場も大筋のストーリーに関係あるのかと思いきや、関連性があまりない。いやこれは観てるこっち側に理解力がないだけかもしれないが…。しかし、珍妙なセリフを英二とマリアが語り合うだけのあのシーンでなにを感じろというのか。しかも前記したように2人の関係は回想でしか語られてないのにだ。 そもそも木星を爆発させるのが設定的に無理があったという人はいるが、そこはあまり重要な部分ではない。なぜなら、過去に1959年公開の『宇宙大戦争』や1962年公開の『妖星ゴラス』でも無茶苦茶なSF設定で宇宙を題材に描いているのに評価されているからだ。1984年といえば、本作のメカデザインを担当していたスタジオぬえが原作のアニメ映画『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』が話題となった年と同じだ。しかも、既にアニメでは『機動戦士ガンダム』などのヒット作も抱えており、その影響かなのか、『ガンヘッド』などの例外を除けば、今後国内でSF色が強い作品はアニメで作られることが多くなる。もしかしたら、この作品の脚本が迷走せずに、ちゃんとブラックホールを避けるという一点に注目した作品だったらその流れは変わっていたかもしれない。 ちなみにこの作品、globeのマーク・パンサーがカルロス・アンヘレスという少年科学者役として出演している。しかも重要な任務をこなすので、もし今から観る人がいるならその点も注目だ。あと、予告編の出来はかなりいい。もう詐欺なレベルで。(斎藤雅道=毎週土曜日に掲載)
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その他 2017年02月10日 18時00分
食べ過ぎや二日酔いの後には! さっぱりおつまみ「きゅうりとぶどうのヨーグルト和え」
まだまだ寒さが続く今日この頃、温かくて油っこい物をたくさん食べてしまいがちですよね。そこで、今回ご紹介するレシピは、食べ過ぎてしまった翌日や、箸休めの品が欲しい時にぴったりな一品、「きゅうりとぶどうのヨーグルト和え」です。きゅうりのシャキシャキ感と、ヨーグルトの酸味、ぶどうのほのかな甘味がマッチした、さっぱり味のおつまみサラダです。きゅうりに含まれるカリウムは利尿作用があるので、冬のむくみや二日酔いの改善に効果的です。【材料 2人分】きゅうり 120g種なしぶどう 180g1/4個 赤玉ねぎ大さじ1/2 レモンジュースヨーグルト 大さじ3塩 適量 1.きゅうりは1㎝の角切りにする。ぶどうは半分に切る。赤玉ねぎはみじん切りにする。 2.ボールの1を全て入れ、レモンジュース、ヨーグルトで和える。塩で味を調えて出来上がり! さっぱり味なので、魚介料理によく合います。きゅうりとぶどうを細かく刻んでタルタルソースのようにし、ソテーしたサーモンに合わせるのがおすすめです!【オダーナルみさ】
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その他 2017年02月04日 12時00分
【不朽の名作】松方弘樹さんも出演していたアクションてんこ盛り時代劇「将軍家光の乱心 激突」
1月21日に亡くなった松方弘樹さん(以下 松方)の主演作品を紹介しようと思ったが『首領になった男』などが手元になかったため、今回は1989年公開の『将軍家光の乱心 激突』を紹介する。ちなみに松方は、敵の親玉ポジションである阿部重次役で出演。主演は緒形拳で石河刑部を演じている。 本作は三代将軍・徳川家光の後継者争いを描いた作品だ。とはいっても、史実では後継者争いを経験した家光が、早々に家綱を跡継ぎに指名していたため平穏に終わっている。というより、この家綱へのスムーズな将軍継承により、徳川家の将軍世襲制が磐石なことを世に示したとも言える。という訳で本作は、そんな安定感のあった時代で、無理矢理お家騒動を創作した作品となっている。 脚本スタッフがヤクザ映画を多く手がけてる影響か、時代劇とは思えない、非常にアクの強い作品となっている。なお、本作では湯治中だった後の家綱である竹千代(茂山逸平)を亡き者にしようと襲撃するシーンから始まる。冒頭から忍ばない忍者が温泉にカチコミに来るなど、かなり飛ばしており、意図的にストーリーを追わせないようにしているのかと思うほどである。序盤に語られた重次と刑部の因縁も、その後の展開では殆ど意味ないし。 大筋の流れとしては、刑部とその仲間である浪人たちが、堀田正盛(丹波哲郎)の依頼を受けて刺客を撃退しながら、江戸まで竹千代を送り届けるというものだ。なぜ、竹千代が暗殺されそうになっているかというと、重次が家光(京本政樹)の命令を受けて、刺客を送るというオチだ。この殺す理由がまたすごい、家光が乱心し、竹千代が自分と顔が似ていないから徳松(後の綱吉)に後を継がせたいという、耳を疑うような理由だ。いや、老中なんだから重次がそこは止めろよ。今で言う家庭内暴力みたいな理由で起きた、悪ふざけみたいなお家騒動に、大勢巻き込まれるあたりがかなり突き抜けている。 正直、開始数分で意味のわからない展開に圧倒されることになる。それを補って余りある、凄まじいアクション方面での勢いが本作の魅力だ。 本作は千葉真一がアクション監督として作品を監修している。当時は千葉率いるJAC(ジャパンアクションクラブ)全盛期ということで、とにかくアクションシーンが派手だ。大人数でのスピーディーな殺陣などもはや当たり前。ド派手な爆発や、ターザンロープ、ワイヤーアクション、 酔拳のようなカンフーアクションなどなど、胸焼けするほどスタイリッシュなシーンの連続で、ストーリーの粗など、どうでもよくなるほどだ。 展開的には逃避行の間に、「俺にかまわず先にいけ!」状態で仲間が次々と倒れるため、角川映画の『里見八犬伝』に近い雰囲気はする。だが、エキストラの人数の多さや、アクションの手数の多さでは同作と比較にならないだろう。特に乗馬してでのアクションが多いのが特徴で、落馬のシーンでのスタントなどは注目。今では考えられないような危険なシーンもある。騎馬状態で火達磨はさすがに思いついてもなかなかやらないだろう。時代劇にも関わらず、とにかく爆発が目立つのもかなり奇抜な点だ。橋や家屋まで吹き飛ばす。もう特撮作品のような火薬量だ。 ちなみに、千葉は役者としても出演しており、伊庭庄左衛門役で、刑部らに立ちはだかるが、全編に渡り、スタントを使わず自身でアクションしていたようだ。終盤の刑部と庄左衛門の一騎打ちの殺陣は、太刀筋が早すぎて見えないレベルでチャンバラをしている。最近の殺陣に慣れているとたぶん驚くこと間違いない。しかも、足場の悪い屋根などを走り回りながらやっているというオマケつきだ。 他に特に印象に残るのが、敵の忍者集団が持っている、一時期流行ったダイエット器具の、ボディブレードみたいな形状の投槍だ。これがもう投擲前に、頭おかしいくらい無駄に振り回しており、どうしても笑い所となってしまう。あの振り回す予備動作いらないだろ。劇中で唐突に入るTHE ALFEEの挿入歌『YOU GET TO RUN』かなりの破壊力だ。一応時代劇なのに、このセンスはなかなかない。 とにかくアクションばかり、「JACのPVかよ!」とツッコミを入れたくなるほどのアクション最優先のおバカ映画だが、これをストーリー展開が安っぽい、人物描写が浅いなど文句を言うのは野暮というものだ。とにかく視覚的な勢いだけで、観ていて心地が良いレベルになっている。緩みもなくひたすらアクションを詰め込んでいるという部分では、アーノルド・シュワルツェネッガー主演で、現在もネットなどでカルト的人気を博している『コマンドー』のようなノリに近いものがある。あとは劇中の名言・珍言があれば完璧だったが、残念ながらその部分だけはこの作品は弱い。アクションに振り切ったおかげで、会話が全く印象に残らない。刑部役の緒方はともかく、仲間の浪人役として出演していた、長門裕之や織田裕二などは、まともに会話しているシーンも殆どないという状態だ。 そんななかで、比較的会話が多いのが、クライマックスとなる竹千代と家光が江戸城で対面する場面だ。しかし、ある意味アクションより強引な勢いで決着がつく、コントのようなノリになっている。まずタイトルに偽りありだ。家光以外も乱心状態で、京本と松方の「今更それ言うの!?」感満載のセリフの応酬は、本来笑うところではないが、シリアスな分、余計滑稽さを感じてしまう。指導者として色々ダメな部分ばかりで、おそらくこの世界の江戸幕府は早々と倒幕されたのではないだろうか? 老中の重次は、家光が死去すると殉死したと言われており、その辺りに注目してかなり力技で締めたような感じだ。どう企画段階で話してこういうオチになったのか理解不能だが、まあ、その訳わからない展開も含めてこの作品、ある意味では最高だ。(斎藤雅道=毎週土曜日に掲載)
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その他 2017年02月03日 17時00分
食物繊維たっぷり! 「ごぼうのスパイス揚げ」
今回ご紹介するレシピは、「10分でできる!」スパイスをたっぷりまぶした「ごぼうのから揚げ」です。ごぼうには、食物繊維が豊富に含まれているので、腸内環境を整え、便秘の改善に役立ちます。ごぼうのうまみは、皮の部分に多く含まれているので、包丁の背でこそげとるようにして皮をむきすぎないようにしましょう。お気に入りのビールと一緒にお召し上がりください。【材料 1人分】ごぼう 120g薄力粉 大さじ2ガーリックパウダー 小さじ1/2パプリカパウダー 小さじ1/2クミンパウダー 小さじ1/2カイエンヌペッパー 小さじ1/4黒こしょう 小さじ1/4揚げ油 適量塩 適量 1.ごぼうの皮を、包丁の背で軽くこそげとり、薄切りにする。サッと水にさらす。 2.ボールに薄力粉、ガーリックパウダー、パプリカパウダー、クミンパウダー、カイエンヌペッパー、黒こしょう加え混ぜ合わせる。水気を切ったごぼうをボールに入れ、小麦粉をまぶす。 3.お鍋に揚げ油を用意して、ごぼうがきつね色になるまで揚げる。温かいうちに、塩を振りかける。 うまみや栄養素が失われないように、切ったごぼうはあまり長く水に漬けすぎないようにしましょう!【オダーナルみさ】
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その他 2017年01月28日 15時17分
【不朽の名作】デビュー作! あの竹内力のさわやかな演技に注目「彼のオートバイ、彼女の島」
1986年に公開された『彼のオートバイ、彼女の島』は、当時アイドル映画や大作映画を手がけて話題となっていた角川春樹事務所が製作に関わった「角川映画」の一作だ。しかし、この作品はそんな角川映画作品の中でも異質といえる作品だ。 本作は同じく角川映画として有名な、『時をかける少女』(83年)の大林宣彦監督が手がけており、当時の若者向けの青春映画的な傾向が強い。しかし、ナレーションや主人公の回想シーンにモノクロの映像を挟むなど、文芸作品のような仕掛けも随所に盛り込まれており、他の角川映画にはない独特の雰囲気がある。そして、なんと竹内力のデビュー作でもあり、橋本巧という主人公ポジションで、さわやかな青年役を演じているのだ。今となってはここが一番驚く部分だろう。 竹内には、後年のVシネの顔らしい、ヤクザ役に見られるようないかつい表情が微塵にもない。その雰囲気には普通に若手俳優としてのスター性を感じるほど。ネットで画像検索しても、若い頃の顔はほとんど出てこないので、正直今観ると違和感が凄い。仮に竹内が、『極道の妻たち』などのヤクザ映画作品に出演していなければ、さわやか俳優としての未来もあったのだろうか? デビュー作でありながら、ちょっとキザで、さわやかな若者をちゃんと演じているのも好感が持てる。この時期の角川映画に頻繁に出演し、本作にも巧の友人・小川敬一役として出演している高柳良一より圧倒的に場数が少ないのに、演技の面では、はっきり言って既に高柳より上手い。まあ高柳は俳優の仕事は学生までと決めており、演技の上達にはそれほどこだわらなかったらしいので、比べてはいけないのかもしれないが、竹内は後にVシネで大物俳優になる片鱗は見せている。 この作品の重要なアイテムとなっているのが、タイトルにあるようにバイクで、巧はカワサキの「650RS-W3」に乗っている。竹内はバイクに乗って東京に役者になるためにやってきたという逸話があるだけに、乗っている姿はかなり格好いい。そんなバイクにまたがる巧に興味を持つのが、原田貴和子演じる白石美代子で、旅先の長野で出会うことになる。 巧は普段から出版社や新聞社に原稿を届ける、今で言うバイク便のような仕事をしており、とにかく劇中でバイクに乗車している姿が多い。貴和子も巧だけではなく、バイクの魅力にも惹かれる役どころになっており、バイクを通して若者の恋愛が描かれる。貴和子など、途中で巧に恋をしているのか、バイクに恋をしているのか、わからなくなるほどだ。正直「650RS-W3」のような大型バイクの宣伝作品としてはこれ以上ないほど成功している。 その推しのすごさは、「バイクに乗ると出会いがあるかも」というマイルドなものではなく、「バイクに乗って外に出ないと素敵な恋は出来ないぞ! さあ乗れ!!」くらいの強引さが作品全体からにじみ出ている。そこまで強引なのに、あまり嫌悪感が出ないのは、ほどよくナレーションを挟んでいるおかげだろうか。そういえば、同時期にはヤンキー映画も全盛で、バイクの描写がとにかく多かった。このすぐ後くらいに、「バイクの免許を取らせない」・「バイクに乗せない」・「バイクを買わせない」という「3ない運動」が全国の高校で活発になるので、バイクが不良のツールや若者に事故を起こさせる道具と悪者にされず、最も輝きをみせていたのがこの時代なのかもしれない。 まあ、バイク要素を除けば作品としてはよくある恋愛モノなのだが、とにかく観ていてむず痒くなりそうなセリフの連発が印象に残る。いきなり、貴和子と初めて出会ったシーンで「どこへ行くの?」という質問への巧の返しが「風をさがしに」といった状態だ。日常生活のどこで使うんだそのセリフ。巧が元カノである、沢田冬美(渡辺典子)との別れの理由を、小川と話しているシーンも、すさまじくくさいセリフの応酬が展開され、観ているこっちが恥ずかしくなるほど、機会があれば言ってみたい気もするが、たぶんドン引きされるな…。 劇中冒頭で、ナレーションが「これはモノクロームの夢の物語」だと言っているが、まさにそのような、ある意味浮世離れした世界観が、バイクの描写と共に、本作の魅力となっている。貴和子の故郷である島のシーンも国内でありながら、結構幻想的なシーンに仕上がっているのも注目点だ。 また、バイクを利用したちょっとした暴力要素も、本作を語る上では印象的なシーンだ。冬美と別れたケジメをつけるため、巧の仕事先の兄貴分で、冬美の兄でもある沢田秀政(三浦友和)と決闘するシーンでは、チキンレースという手垢のついた真似はしない。すれ違い様に木刀を当てあうという、まるでジョスト(馬上槍試合)のようなルールで対決する。この戦が終わったあとは恨みっこなしと前置きしているが、大怪我で済むのか。いや、劇中では大怪我で済んでるけど。これが青春なのか、おっかねえ…。 正直意味不明ではあるが、映像的には乗り物系スタントで有名なタカハシレーシングが本気で取り組んでいるので、迫力はかなりのものだ。他にも小川が曲作りのインスピレーションを得るためという理由で、走行中の車のサイドミラーをバイクで追い抜きざまぶっ壊すという完全に犯罪な遊びをしている。こんな遊びをしている若者が、スプラッター系ホラー映画でいたら真っ先にぶち殺されるポジションだろう。こういった悪行を、若者のヤンチャで済ましているあたりに当時のおおらかさがうかがえる。 メディアミックス戦略で、万人受けを狙った当時の角川映画らしい、さわやかな雰囲気と、バイクの描写が上手くマッチしたのが本作だ。バイクに興味がある人であればあるだけ楽しめる作品になっているだろう。(斎藤雅道=毎週土曜日に掲載)
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その他 2017年01月27日 17時00分
普通のゆで卵に飽きたら! さっぱり、やみつき「酢卵」を!
今回ご紹介するレシピは、ゆで卵を酢で漬けるだけ、誰でもできる簡単おつまみです。ビタミンCと食物繊維以外の栄養素をバランスよく含み、完全栄養食と言われる鶏卵は、消化吸収にも優れています。また米酢の程よい酸味でさっぱりと食べられるので、食欲のない時や、消化不良で胃が弱っている時にもおすすめです。黒こしょうをたっぷり振ってお召し上がりください。【材料 卵1個分】米酢 大さじ2砂糖 大さじ1塩 小さじ1半熟卵 1個黒こしょう 適量 1.耐熱皿に米酢、砂糖、塩を混ぜ合わせ、30秒ほど電子レンジにかけ、砂糖と塩を溶かす。冷蔵庫で冷やす。 2.ビニール袋に半熟卵とよく冷えた1を加える。冷蔵庫で一晩漬ける。 3.水気を切って、半分にして黒こしょうをたっぷりと振る。 米酢以外にも、リンゴ酢や赤ワインビネガーなどでも代用できます。卵に合うお気に入りの酢を見つけてみてはいかがでしょうか?【オダーナルみさ】
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その他 2017年01月26日 11時15分
「シスター・プリンセス」放送15周年を記念した9枚組のBlu-ray BOXが3月1日に発売される
「シスター・プリンセス」は、テレビ東京系にて2001年に放送された「妹萌え」アニメ作品。2002年には続編の「シスター・プリンセス Re Pure」も放送されており、3月1日(水)に、両作品と各種映像特典を収録した9枚組のBlu-ray BOXが発売される。 今回、キャラクターデザイン・新田靖成による新規描き下ろしイラストを使用したスペシャルBOXのジャケット写真が新たに公開された。放送15周年を記念して集まったキュートな12人の妹たちが、ポップなデザインを背景に描かれている。 さらに今回、収録内容の詳細も更新。封入されるSPECIAL DISCにはTVで放送された「Sister Princess the Eve 前夜祭」やイベント「Sister Princess Valentine Party」の模様をはじめ、桑谷夏子(可憐役)インタビュー&コメントなどDVD-BOX所収の各種映像特典を完全収録。今回のBlu-ray BOXにのみ掲載される12人の妹それぞれから「お兄ちゃん」への手紙(15周年Ver.)を含むキャラクター紹介、版権集等を収録した68Pブックレットも封入される。 また、購入者特典の絵柄も公開されたので、詳しい情報は新たなデザインに更新された「シスター・プリンセス 15th Anniversary Blu-ray BOX」特設ページをチェック。「シスター・プリンセス 15th Anniversary Blu-ray BOX」特設ページ http://king-cr.jp/special/sispri_bdbox/
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その他 2017年01月21日 15時10分
【不朽の名作】紛争地域での4人のサラリーマンのやりとりが面白い「僕らはみんな生きている」
突然海外で紛争や戦争に巻き込まれる日本人サラリーマンというのは、テレビ番組でも再現VTRなどで取り上げられることが多いテーマだ。そういった紛争地帯化してしまった地域に取り残された日本人サラリーマンを皮肉たっぷりに描いた作品が1993年公開の「僕らはみんな生きている」だ。 主な登場人物は、アジアの架空国・タルキスタンでの橋脚事業の入札のために派遣された三星建設の技師・高橋啓一(真田広之)、三星建設タルキスタン支店長の中井戸浩(山崎努)、三星建設の対立企業であるIBCタルキスタン支店長の富田賢造(岸部一徳)、IBCタルキスタン支店社員の升本達也(嶋田久作)の4人だ。どの俳優も当時はアクション要素の強い作品での主役や、切れ者の悪役などを演じてきた猛者で、その4人がただのサラリーマンとして紛争地帯で振り回される時点でかなり面白いものとなっている。 序盤は高橋が日本の常識が通じない現地人のデタラメさに困惑する場面から始まる。また新興国様々とばかりに、現地の軍人や有力者にこびまくる中井戸や富田の姿も印象的となっている。また、同作はヒロインポジションと呼べる女優が全く登場しない。というわけで現地でのラブロマンスや、浮いた話のひとつもなく、突然クーデターが発生し、銃弾飛び交うなか、ただただ日本のサラリーマンが命からがら空港まで逃げ帰る話となっている。一見、ただの逃避行ということで作品の魅力として乏しいと思うかもしれないが、風景面では邦画ではなかなかできない演出もある。 ロケはタイで行ったとのことだが、現地スタッフが頑張ったおかげか、軍事政権の独裁状態にある国っぽさがかなりよく出ている。序盤、いきなり本物のM41軽戦車や装甲車が登場して軍事パレードする様子はかなりインパクトがある。戦闘シーンの火薬量もなかなかで、コメディ要素の強い作品でありながら、かなりの見どころとなっている。また、本物の軍用ヘリコプターを飛ばしての、ゲリラが潜む村への機銃掃射シーンや、兵士やゲリラがクローズアップショットで被弾するシーンなども用意されており、お気楽になり過ぎないように緊張感が出る演出も盛り込まれている。 そして、そういったリアルっぽい戦場に、普通の日本人サラリーマンがいるというミスマッチが、なんといっても同作最大の魅力だ。序盤の山場である、クーデター発生後の市街地戦シーンでは、政府軍とゲリラが激しく銃撃戦を繰り広げる激戦地を、「我々は日本のサラリーマンです!」と現地語で叫びながら、パスポートを片手に横断していくというシュールな映像を提供する。しかも、中井戸の運転手だったセーナが、たまたまゲリラに参加しており、そのことに驚いていると「あいつら仲間だ!」と一旦銃撃を中断した政府軍から、集中砲火を受けるというコントのような展開のオマケつきだ。 この市街地シーンはかなり見どころが多い。現地おばちゃんが、「何回クーデターやるんだ、やるんなら迷惑のかからないジャングルでやれ!」と怒鳴りながら戦場を横断するシーンも紛争が常態化している国というのを表していて面白い。 エビの仲買業者をしている井関修次郎(ベンガル)の任期が簡単に2年延長となり、紛争もそっちのけで発狂しているシーンなども印象的だろう。 後半は激戦地となった市街地を避け、ジャングルを横断して空港を目指す展開となっているが、ここでは、元々ライバル企業同士だったはずの4人がなんとなく協力して危機を脱しようというやりとりがメインとなっている。まず、ジャングルにはゲリラの仕掛けたブービートラップがある可能性があるということで、ジャンケンで先頭を歩く人を決めるという話になる。このときの必死のジャンケンはかなり笑いを誘う。上司やライバル企業の関係者であるという立場そっちのけで、ジャンケンを後出ししたと揉める姿や、升本が隠し持っていた草加せんべいに対して他の3人が抗議するシーン、高橋が用を足している際に、ニシキヘビに遭遇し、他の3人が一目散に逃げるシーンなどで、極端にシリアスになりがちな逃避行をより観やすいライトなものとしている。しかも、中井戸はこういった極限状態にありながら、紛争解決後、政府に良い顔ができるようにと、無線で逐一、ブービートラップのありかを政府軍に報告するという商魂のたくましさだ。結果的にこれが原因で中井戸は終盤ゲリラに拘束されてしまうわけだが。 終盤の中井戸を解放してもらうために、ゲリラと交渉するシーンは笑いどころはありつつも、解放される理由としては弱い。交渉材料として、自作したデジタル無線傍受装置を持ってくるものの、交渉もほどほどにほぼサラリーマンとしてのグチをゲリラに話しているという状態だ。この苦労話の演説を理由に解放はさすがにしないだろう。 まあ、アラは多少あるにせよ、意図的にナショナリズムや道徳心、特定の思想を煽ることなく、時々シリアスありの、観ていて笑える紛争地域逃避行物語として成立していることがこの作品の価値ある点だ。映画というのは、色々な人の思惑が入ることがかなり多いので、特に国際問題のようなものを扱う作品で、同作のような位置に収まっている作品はなかなかない。(斎藤正道=毎週土曜日に掲載)
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その他 2017年01月20日 17時00分
冬の乾燥対策! 喉の痛みを緩和する「大根の粒マスタードマリネ」
乾燥しやすいこの季節、朝起きると「乾燥して喉が痛い」ということも多いのではないでしょうか。そこで今回は、今が旬の大根と粒マスタードを使った「大根のマリネ」の作り方をご紹介します。大根と粒マスタードには、喉の痛みや咳、風邪の改善に効果的な成分が含まれていると言われています。大根のシャキッとした食感とマスタードの辛みがくせになる一品です。お気に入りの日本酒や白ワインと一緒にお召し上がりください。【材料 2〜3人分】大根 150g米酢 大さじ2砂糖 大さじ1塩 小さじ1/2粒マスタード 大さじ1 1.スライサーを使って大根を2mmほどにスライスする。 2.耐熱皿に、米酢、砂糖、塩を加えて30秒ずつ電子レンジにかける。砂糖と塩が溶けたら、粒マスタードを加えてよく混ぜ合わせる。 3.スライスした大根に2のマリネ液を加え、サッと手で混ぜ合わせ、ラップをして一時間ほど冷蔵庫で休ませる。よく冷えた皿に盛って出来上がり! 大根以外にも、かぶや赤ピーマン、ニンジンも美味しいマリネができますよ!【オダーナルみさ】
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2013年04月30日 11時21分
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【声優の履歴書】第14回 夫は山寺宏一。コスプレ写真集も発売する田中理恵
2013年04月25日 15時30分
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4・27「スナック☆アケミン」6号店は有村千佳、内田美奈子、蓮実クレア、羽月希ママがお出迎え
2013年04月23日 15時30分
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本好きオヤジの幸せ本棚(50)
2013年04月21日 12時00分
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推定2800万人を悩ませる「腰痛の正体」(2)
2013年04月21日 12時00分
特集
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少年隊・錦織、東山ジャニーズ新社長就任に意味深投稿? 植草とのYouTubeもストップ、現在の活動は
芸能ネタ
2023年09月18日 12時00分
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ジャニーズ最大のタブー? 嵐メンバー4人と“男女の仲”報道、セクシー女優の死【芸能界、別れた二人の真相】
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2023年09月17日 12時00分
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Snow Man向井、ジャニー氏お小遣い秘話が拡散? グループ不仲説の真相は<実は不仲?【犬猿の仲】の有名人>
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2023年09月16日 12時00分
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一転しジャニーズ契約継続なし、モス広告Snow Manの顔を紙で隠した画像が拡散「イジメ」「涙出てきた」ファン怒り
芸能ニュース
2023年09月13日 18時00分
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株上げた井ノ原快彦、年下に嫌われていた? 森田剛から「嫌い」緊張関係続く<芸能界【犬猿の仲】の有名人>
芸能ネタ
2023年09月10日 17時00分