その他
-
その他 2016年10月22日 18時48分
【不朽の名作】巨大化することで有名な「仮面ライダーJ」。ストーリーはどうかというと…
現在も地上波で新作が毎年作られている、人気特撮作品である仮面ライダーシリーズ。しかし、1990年代、ゴジラシリーズやウルトラマンシリーズが復活しヒットを飛ばすなか、同シリーズは影が薄い印象があった。そんななかで製作されたのが、94年公開の『仮面ライダーJ』だ。 同作は仮面ライダーシリーズの原作者・石ノ森章太郎が関わった最後の作品となっている。なお、90年代には劇場オリジナルとして公開されたライダー作品として他に、『仮面ライダーZO』(93年公開)がある。 過去の人気コンテンツでありながら、この時期のライダーシリーズには、興行的リスクがつきまとっており『仮面ライダーZO』と『仮面ライダーJ』では、当時地上波で放送されていた特撮作品との併映という方法がとられていた。そういった経緯もあり、完全新作でありながら『仮面ライダーJ』は、46分のかなり限られた尺に詰め込んだ作品となっている。しかし、そんな過酷な状況下でも、強烈な印象を残している作品でもある。 同作のライダーは“巨大化”するライダーとしてファンの間では有名だ。実は93年に販売されたビデオ『ウルトラマンVS仮面ライダー』で仮面ライダーが巨大化するという演出があり、同作でもその好評を受けて、巨大化要素が追加された。ちなみに、この巨大化要素のおかげで、後のライダー作品に出演した場合、長くいると扱いに困るという判断なのか、真っ先に撃破されるという不遇ポジションになっている。これも余談だが、ライダーシリーズのキャラクターが多数登場したゲーム『AZITO 2』では、巨大ヒーロー枠ではなく、通常ヒーロー扱いとなっている。そこは巨大ヒーローで出してくれよと当時は思ったものだ。 “人間サイズのヒーロー”と強いイメージのあるライダーが、巨大化して戦闘するというだけで、かなりのインパクトなのだが、同作では、普段人間サイズということで、巨大感を出すことにかなりのこだわりがあり、CG・操演・ギニョール(人形)特撮を同時期のゴジラ作品かのように派手に詰め込んでいる。建物の爆破シーンなどもなかなかの迫力だ。 通常の殺陣シーンもワイヤーアクションがモリモリで、空中アクションとしてシリーズ随一かもしれない。また、あの円谷英二も、演出が難しいと初代ウルトラマン以降ほとんど登場させなかった、四足歩行の怪物相手の戦闘演出に挑戦するなど、「これはすごい」というシーンも多い。現在、牙狼シリーズの監督などで有名な、雨宮慶太がキャラ原案兼監督ということで、細部にこだわったキャラのデザインなども印象的だ。 だが、ストーリー面はどうかというと、これが…。環境問題という大きなテーマを入れてしまったために尺不足感がいなめない。また敵ポジションのフォッグは7000万年前には、地球の恐竜を滅ぼした存在となっており、目的も地球の環境保護などでなく、人類を捕食して死滅させるという設定なので、結局環境どうこうは主人公の瀬川耕司(望月祐多)や、ヒロインポジションの木村加那(野村佑香)の口から、取ってつけたように語られるだけ。正直この設定は無駄というほかない。しかも、環境破壊のメッセージを強調したいあまり、尺が少ないにもかかわらず回想シーンを長々と挟んでくるという暴挙に出ている。なんで、『仮面ライダーZO』のようにわりと単純な一本道にしなかったのか…。 尺の少ない単発作品ということで、ストーリー的にはダイジェストっぽくなるのは仕方ないが、環境問題の話をもう少し減らせば、主人公の細かい設定などをもっと描写できたのではないだろうか? 唐突に怪人相手に負傷し、これまた唐突に地空人に拾われ、精霊エネルギーを使われて仮面ライダーになるという力技には結構困惑する。またヒロインの加那も、環境破壊で死んだ動物たちのために墓を作る心優しい少女って事になっているが、その設定だけ強調される形で、淡々と山で墓を作る姿に、ホラー映画のような恐怖感を感じてしまう。ただのアクション作品として観れば戦闘演出はかなりのデキなのに、ストーリーの大雑把さはかなり足を引っ張っているだろう。 また、同作ではライダーシリーズとして珍しく、ベリーという名前の、主人公をサポートするマスコットキャラがいるが、これがリアルすぎる造形のバッタという謎チョイス。いや、仮面ライダーだからバッタなのはわかるが、造形にこだわりすぎて、もはや人によっては、キモイレベルだ。時代的に『仮面ライダーゴースト』のユルセンみたくするのは無理だとしても、もっとファンシーにできできなかったのか…。他にも『電子戦隊デンジマン』のアイシーみたいに犬にするとか…。ちなみに、このバッタ、精霊エネルギーの恩恵を受けて、人語を話すことができる設定だ。その際には口の部分がキモく稼動する。リアルなバッタが言葉を話すという、激しい違和感はある意味では見どころかもしれない。『真・仮面ライダー 序章』に出てればしっくりきたかも。(斎藤雅道=毎週土曜日に掲載)
-
その他 2016年10月21日 17時00分
プルーンで整腸効果! プルーンと赤ワインのコンポート
食物繊維を豊富に含むプルーンは整腸作用があり、便秘の解消に役立ちます。また、ポリフェノールも豊富に含まれていてアンチエイジング効果も期待されています。今回ご紹介するレシピは、そんなプルーンを使った秋にピッタリなデザートです。赤ワインで煮詰めたプルーンはバニラアイスとの相性抜群! お気に入りのワインと一緒にお楽しみください。【材料 1人分】プルーン 10粒赤ワイン 50ml砂糖 大さじ2塩 ひとつまみバニラアイス 1カップ 1.プルーンは食べやすいように一粒ずつ4等分に切る。 2.鍋に1のプルーン、赤ワイン、砂糖、塩を入れてワインがシロップ状になるまで煮詰める。 3.2のコンポートをバニラアイスにかける。 熱々のコンポートと冷たいバニラアイスがやみつきになる一品です!【オダーナルみさ】
-
その他 2016年10月18日 10時48分
航空自衛隊浜松基地で「エア・フェスタ浜松」開催、航空機ファン13万5千人が集まる
静岡県浜松市の航空自衛隊浜松基地で16日、エア・フェスタ浜松が開かれ、航空機ファンや家族連れなど13万5千人が訪れた。 会場では基地所属のT-4中等練習機による富士山をかたどった編隊飛行を披露、午後には航空自衛隊アクロバットチーム・ブルーインパルスによる曲技飛行が行われ観客を魅了した。(突撃軍曹)
-
-
その他 2016年10月15日 15時00分
【不朽の名作】45億円! バブル期の巨額予算映画の一つ「敦煌」は合戦が残念シーン
日本がバブル期の時代、それまでの邦画ではありえないような巨額資金が投入されて作られた映画がいくつかある。そのなかで最も有名なのは、1990年に公開された『天と地と』だろう。そして、同作ほど有名ではないが、45億円という巨額が投じられ映画化された作品がある、それが1988年公開の『敦煌』だ。 同作は井上靖の同名小説原作で、時代的には現在の中国西北部にあった西夏が宋との敵対姿勢を明らかにして、正式に王朝として歩みだした11世紀の話となっている。ということで、舞台は中国だが、役者は日本人がメインだ。まあ、このあたりは、ハリウッドなどで役者がローマ人とかやっていることもあるので、問題はないだろう。 主人公は奴隷にされそうになった西夏人(三田佳子)を助け、できたばかりの西夏文字を見せられて、西夏に興味を持つようになった科挙志望の趙行徳(佐藤浩市)。もうひとりメインとして行徳が西夏の首都に行く途中、捕まった西夏兵の漢人部隊隊長だった朱王礼(西田敏行)がおり、その2人を中心に話は進んでいく。 『天と地と』では、大規模な人員を動員した合戦シーンが見所になっていた。この作品でも、俯瞰で陣型が見えるほど、大人数を動員して、戦いのシーンを作っている。しかも、シルクロードの要所が作品舞台ということで、ほぼ騎乗した部隊しかおらず、もしかするとこっちの方が、手はかかっているかもしれない。しかし、この戦闘シーンが同作の残念シーンのひとつでもあるのだ。 原作は時の君主や英雄にスポットを当てた、娯楽向けの作品ではないので、同作では、原作ではほとんど描写のない会戦シーンをほぼゼロの状態から描いている。CG時代全盛になる以前、『天と地と』の他に、海外でも『ワーテルロー』や『戦争と平和』、『アラビアのロレンス』など、現在では実現不可と思われる大規模人員をさいたシーンが話題となった作品がある。それらの作品に共通しているのは戦闘の流れがわかる資料が大量に残っている点があげられる。『ワーテルロー』の最大の見せ場であるワーテルローの戦いに至っては、陣立てや兵力どころか、「このタイミングにフランス軍が騎兵突撃をかけた」という記録まで残っているほど。こういった資料があるおかげで、迫力あるシーンが生まれやすい状態にこれらの作品はあった。 同作はというと、戦闘はほぼ想像で描かれている。別にそれが悪いわけではない。想像でも迫力のあるシーンを作れている作品もあるので。しかし同作は、ただ馬で突っ込んでるだけのシーンが非常に多い。加えて乱戦になると、騎乗した行徳か朱王礼の寄りばかりで、人が多いだけで、大河ドラマの戦闘シーンなどとほぼ大差がない。 西夏の軍は西夏人、ウイグル人、吐藩(とばん)人、漢人の混成部隊だったというならば、遊牧民伝統の騎馬弓兵くらいいそうなものだが。騎馬弓兵がパルティアンショットをするだけでもかなりアクセントがあるのに、そういったシーンは一切ない。大金を使ってこの微妙なシーンはダメな要素の一つだろう。唯一良かったと思えるのは、戦前の軍議で、命令が各民族用にほぼ同時通訳されて伝えられるシーンくらいか。ここは多国籍感が良く出ている。 また全体的なストーリーの流れとしてもあまり良いとは言いがたい。まず、原作も場面転換がめまぐるしいのだが、本作はさらにそのテンポを悪くしている。原作の行徳はあまり表向きに感情が乗るシーンが少なく、感情のないキャラと思われるのを危惧したのか、オリジナルで必要性を感じないシーンがバンバン出てくる。それらのシーンの影響で、違和感ある上、話がさらに飛び飛びとなってしまう。しかも無駄に倫理観を押しつけるもので、わりと早い時間で、砂漠の民に順応していった原作の行徳とは大きく違う存在となってしまっている。 そしてこの改変は本筋にも大きな影響を及ぼしている。ウイグル王族の姫・ツルピア(中川安奈)を行徳は助けるのだが、このツルピアと一緒に行徳がなぜか敦煌を逃げようとして捕まるシーンや、戦に負け晒されているツルピアの父親である王の首を取り返す話など、必要なのかどうかわからない場面を無駄に挟んでくるので、極端にテンポが悪い。しかも、行徳が西夏の首都に行くことが決まり、離れる前にツルピアから首飾りを渡されるシーンでは、わりと重要な原作のセリフを省いている。さらに、行徳が首都に行っている間に、ツルピアが西夏の君主である李元昊(渡瀬恒彦)に奪われ、その姿を行徳に見つけられてツルピアが最終的に身投げしてしまうまでの展開も、若干改変がくわえられている。ヒロインであるツルピアとの別れから再会までの期間の描写が重要なのに…だ。 行徳は首都で西夏文字を習っている際、原作ではツルピアを一瞬でも「どうでもいい存在」と思ってしまい、1年で帰る約束の留学を2年に延長している。その結果、ツルピアが死ぬ遠因を作ってしまったことを悔やみ、贖罪の気持ちを込めて、特に仏教の経典翻訳に執着することの理由づけとなっている。これがラストで、行徳が敦煌の莫高窟に、戦で焼失する定めだった経典や文献を隠すきっかけの一つとして活きてくるのだが、その積み重ねが同作ではないので、経典を隠すシーンも行徳がとっさの思いつきで隠しているだけ感が強い。同作だと強制的に2年間残らされており、ツルピアへの想いもそのままに変わっている。しかも、ツルピアの身投げシーンも無駄に派手にしすぎ。その尺あったらもっと行徳の理念や執着を描かないと、後のシーンに活きて来ない気がするのだが。 ほかにも、原作では全く喋らない李元昊をわざわざ目立たせ、裏切った朱王礼に向かって「歴史に名を残すのはお前じゃない」と語らせるなど、無駄にチープさを煽ってしまっている部分が多い。まあそれでも朱王礼や、敦煌を治める帰義軍の曹延恵(田村高廣)が李元昊を裏切る理由は映画の方が納得いくものとなっている。また行徳の留守中に、かくまう約束をしたのに、ツルピアに想い寄せてしまい、さらに、李元昊に奪われてしまった、朱王礼の苦悩と怒りなども、映像にした方が、かなりわかりやすい。 衣装やセットもそれほど悪い訳ではないが、どうしても作品テーマに演出やストーリー展開が追いついていないような気がする。かといって『天と地と』ほど、ネタ方面に突き抜ける強烈なシーンがある訳ではないので、色々な部分で惜しい作品だ。ただ、ロケにこだわっただけはあり、風景はやはり美しいシーンも多いので、観光ムービー的な要素としてはかなりの出来ではある。(斎藤雅道=毎週土曜日に掲載)
-
その他 2016年10月14日 17時00分
身体も心も温まる! パクチーたっぷり、エスニック湯豆腐
肌寒い季節になると、お鍋料理が恋しくなりますよね。今回は、エスニック風にアレンジした湯豆腐の作り方をご紹介します。良質なたんぱく質を多く含む豆腐は、疲労回復やストレス緩和に役立ちます。消化を促進する効果のあるパクチーをたっぷり添えるので、食欲のない日や二日酔いのときにもおすすめです。 日本酒やテキーラと合わせてお召し上がりください。【材料 1人分】豆腐 1/2丁昆布 3cmx3cmしょうがのうす切り 3枚パクチーの葉 1/2カップ*つけダレ ライムジュース 大さじ1/2 ナンプラー 大さじ1/2 砂糖 小さじ1/2 しょうゆ 小さじ1 水 大さじ1.5 1.豆腐を4等分にする。鍋に水400mlと昆布、しょうがを入れて火にかける。沸騰直前に昆布を取り出し、豆腐を加える。 2.つけダレを作る。つけダレの材料を全てよく混ぜ合わせる。 3.豆腐に火が通ったら、パクチーを添える。豆腐をつけダレに付けてお召し上がりください。 湯豆腐の締めにはぜひ米麺を! あっさりとしていておいしいですよ!【オダーナルみさ】
-
-
その他 2016年10月11日 11時35分
【秋冬の夜長映画特集】映画と同じ緊迫した時間を過ごす“リアルタイム”サスペンス集
秋も深まり夜の時間が長くなる季節が到来。暦の上では「立秋」の8月7日から「冬至」の12月21日迄が1年で一番夜の時間が長い期間。忙しい昼の時間を過ごす毎日の仕事や家事から、長くなった夜の時間をどうやって有意義に使うか。読書やスポーツで楽しむ人も居るが、映画で楽しみたい方には、より夜の長さを感じてもらうため、劇中と同じ時間を体感できる「リアルタイムサスペンス」映画・ドラマをおススメ。この秋・冬に、普段より長くなった夜の時間をしっかり感じさせてくれる選りすぐりのサスペンス作品を紹介。 一本目は、12月23日(金)より劇場公開される映画『アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場』(ファントム・フィルム配給、12月23日(金)よりTOHOシネマズシャンテ他全国ロードショー)。アメリカ・イギリスの合同軍事作戦で1人の少女を犠牲にしてテロリストを殺害するか、ドローン操縦士の迷いや遠く離れた会議室での閣僚たちの議論を中心に描かれる軍事サスペンスです。実話の作品ではありませんが、事実としてドローン攻撃の誤爆による犠牲者が生まれている現在の戦争の疑問をストレートに描いています。何が正義かを見る者全員に突き付け、同時に観る人のモラルも問い、衝撃の結末を迎えます。劇中に描かれる合同軍事作戦は、映画の上映時間と同じくリアルタイムで描かれ、一人の少女の命を取るか、民間人が多数殺されることが予想されるテロリストの殺害を取るか、あたかも同じ会議室に居て議論に参加しているような臨場感を感じることができるリアルタイムサスペンス。 二本目は、あのオスカー俳優ジョディ・フォスターが監督を務め、ジョージ・クルーニーとジュリア・ロバーツが共演を果たした社会派サスペンス『マネーモンスター』(ソニー・ピクチャーズエンタテインメントから本日10月12日ブルーレイ&DVD発売)。人気司会者リー・ゲイツの軽妙なトークがウリの投資情報番組“マネーモンスター”の生放送中に、銃を持った若者が乱入し、ゲイツを人質に番組自体をジャックします。番組が推奨した株に投資し、全財産を失った恨みを晴らすため、若者はゲイツの身体に爆弾を装着させオンエアを継続することを要求します。経済番組の生放送がジャックされた模様をリアルタイムで目撃してしまったような緊迫感と同時に、株価暴落の裏に隠されたアメリカ経済界の闇が描かれる社会派サスペンス。 三本目は、ベルリン国際映画祭で「銀熊賞」他計3冠、またドイツ映画祭でも「作品賞」他計6冠を獲得し、世界中が注目した犯罪青春映画『ヴィクトリア』(ポニーキャニオンから発売中)。全編を140分ワンカットで撮影し話題となりました。スペインから単身ドイツにやってきた女性ヴィクトリアは、夜明け前の路上で地元の若者4人組に声をかけられ、意気投合。いつしかそのグループのリーダー格のゾンネと心を交わしていきます。そんなゾンネたちに大きなトラブルが発生し、何も分からないままヴィクトリアは、彼らの世界に足を踏み入れることとなる。12ページの脚本をもとに俳優たちが即興でセリフを発し、撮影中に発生したハプニングもカメラに収めながら、ベルリンの街を疾走する登場人物たちの姿をリアルタイムで見ることで、まるで自分自身がドイツのベルリンに居る錯覚を味わうことができる。 最後には、リアルタイム作品の代表格である海外ドラマ「24-TWENTY FOUR-」シリーズ。最新作である「24-TWENTY FOUR-リブ・アナザー・デイ」(20世紀フォックスホームエンターテイメントジャパンより発売中)ではシリーズ全12話に凝縮されながらも、よりスピーディに展開していく“リアルタイム進行”はそのままに、衝撃と興奮は今までにないほどにスケール・アップ。また新たなシリーズとなる『24:Legacy(原題)』が2017年2月に全米オンエアが決定し、ジャック・バウワー役でお馴染みのキーファー・サザーランドに代わり新たな主人公を、コーリー・ホーキンズが務めることが発表された。 秋の夜長はまだ始まったばかり。長くなった夜の時間を映画を通して実感してみるのはいかが?『アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場』12月23日(金)より、TOHOシネマズシャンテ他全国公開(C) eOne Films (EITS) Limited配給:ファントム・フィルム
-
その他 2016年10月08日 15時30分
【不朽の名作】「触手責め」の元祖の絵を題材にした「北斎漫画」だが…いくらなんでも北斎が女のこと考え過ぎ
「冨嶽三十六景」などで有名な浮世絵師・葛飾北斎。生涯に何度も名前を変え、住居も転々としてきたこの人物を題材とした作品が、1981年公開の『北斎漫画』だ。 タイトル名が、北斎が絵の手本として発行したスケッチ画集と同じになっているが、実は同作には、そのことについて扱ったシーンが一切ない。そのかわり、物語の中心となる絵がある。春画の傑作として名高く、度々創作物などで登場する「触手責め」の元祖とも言ってもいい「蛸と海女」だ。 北斎こと鉄蔵を演じるのは緒形拳、同時代の読本作者で、劇中では北斎の数少ない理解者として登場する滝沢馬琴を西田敏行が演じている。この2人と北斎の娘であるお栄(田中裕子)が中心となって、北斎の生涯が描かれるのだが、同作は、北斎を扱った“伝記モノ”のはずなのに、若干“伝奇モノ”のテイストが入っている部分で珍妙な作品だ。元々原作が戯曲なので、そのあたりも関連しているのだろう。 特に前半は完全に伝奇モノで、ヒット作がなく苦しむ若き日の北斎の前に、魔性の女・お直(樋口可南子)が登場する。この女が相手を破滅させるファム・ファタール的な扱いで、北斎はお直の裸体を描こうとするが、その魅力に影響され、創作活動もおろそかになり始める。また、養父・伊勢(フランキー堺)もその魅力とりつかれ、床入りを焦らされ続けた末に、首を吊って死んでしまう。しかも伊勢の自殺後、お直は一切の消息を絶ってしまう。以降全く登場シーンがない。この一連のシーンは、お直が、北斎の心境を変化させ、後に「蛸と海女」を生み出す理由付けに一応なっているのだが、控えめに言って意味がわからない。とりあえず、お直を意味深に艶めかしく脱がせて勢いで乗り切ろうという感がすさまじい。脱いでないと、ただ性根の悪い女にしか見えないのも若干困る部分だ。 打って変わって、中盤は一番伝記風に仕上がっている部分だ。下駄の職人を辞め本格的に作家となった馬琴と、とりあえず有名にはなったものの、今度は散財が大きすぎて馬琴の家に金の無心に来る北斎とのやりとりが、かなりテンポの良いものとなっている。視覚的にも、広場でわらで作った巨大な筆を使い、巨大な達磨大師な絵を描いたりと派手だ。演じる緒形も当時のノリノリであっただろう、北斎をエネルギシュに演じきっており、ついでに、なにをやりだすかわからない危うさも表現し、かなりの存在感がある。 そして、同作で一番の見どころと言っていいのが、「冨嶽三十六景」を描き終えた後の老年期で、北斎89歳、お栄70歳、馬琴82歳という年齢を、青年期と同じキャストが演じている。かなりコント的なノリが入っており、スキあらば笑わせに来る、緒形と西田の老人演技が最高だ。田中もかなりわざとらしい老婆っぽい演技となっている。普通ならば、この演技は違和感が大きいのだろうが、この作品だと、元々戯曲なので、ユーモアとして許せてしまう。 この老年期に、再びお直そっくりの女性が登場し、老齢にもかかわらず、北斎は創作意欲をメラメラと燃え上がらせ大ダコが裸体に絡みつく「蛸と海女」を描くわけだが、ここで、北斎のイメージを表現したシーンがある。このシーンは、大ダコが作り物丸出しなのだが、樋口の裸体に巻きつくタコの足に、かなりのインパクトがある。主にエロ方面に。しかし、芸術家の狂気という部分を表現する方法としては、迷走気味だ。 実は史実の北斎の作品としては、「蛸と海女」より「冨嶽三十六景」の方が後の作品となっている。この改変を考えても、絶対にクライマックスの一番盛り上がる場面で、富士山ではなく、裸体を持って来たかったという狙いはハッキリとわかる。70年代後半から80年代前半の邦画では、女優の潔い脱ぎっぷりの作品が多くヒットしたということで、映画で脱ぐことが大女優への登竜門とも言われていた。その流れにこの作品も乗っている形となっている。別に要所要所で出すのはいいのだが、伝奇要素のあるおどろおどろしさで隠しているものの、この作品では裸体シーンが過多状態で、とりあえず裸出しときゃなんとかなる感がすさまじい。 逃げとまでは言わないが、もう少し芸術家としての北斎像を確実に描いて欲しい部分もある。特に老年期の場面は、演技もコント寄りなので、ただのエロジジィにしか見えない。お栄の使い所も若干もったいなさがある。同作のお栄は馬琴を生涯想い続け、独身を貫いていたという微妙な設定となっており、絵師である葛飾応為としての側面は皆無となっている。中盤あたりまで、喜多川歌麿(愛川欽也)、十返舎一九(宍戸錠)、式亭三馬(大村崑)と、同時期の絵師・作家が登場するのに、これもあまり活かしておらず、北斎とのやりとりも、江戸っ子会話どまりで、印象に残らない。 そもそも北斎は、春画でも傑作を残しているが、浮世絵の範疇を超えた画題のための、資金稼ぎとしか見ていなかったという資料もあるので、「蛸と海女」を最高傑作に持ってくる描き方には賛同しかねる部分が強い。ここはやはり裸ではなく、富士山と北斎でラストを持って来るべきではなかったのではないだろうか。もしくはタイトルの「北斎漫画」を持って来るとか。破天荒なキャラ設定は悪くはないが、いくらなんでも北斎が女のこと考え過ぎだ。他のことが描写不足になるほどに。 (斎藤雅道=毎週土曜日に掲載)
-
その他 2016年10月07日 17時00分
季節の変わり目には洋ナシを! 喉の炎症を和らげる「生ハムと洋ナシのサラダ」
芳醇な香りと爽やかな甘みが秋を感じさせる洋ナシは、風邪をひきやすい季節の変わり目にぜひ摂取したいフルーツのひとつです。洋ナシに含まれるソルビトールという成分には、のどの渇きや炎症を緩和する働きがあります。そこで、今回は洋ナシを使った簡単イタリアンサラダの作り方をご紹介いたします。お気に入りの白ワインと一緒にお召し上がりください。【材料 1人分】ラ・フランス 1/2個ルッコラ 2カップ生ハム2枚*ドレッシングバルサミコ酢 大さじ1砂糖 大さじ1/2塩 小さじ1/4黒こしょう 小さじ1/4オリーブオイル 大さじ1 1.ラ・フランスは半分にした後、種の部分を切り取り細切りにする。生ハムは食べやすい大きさにちぎる。 2.ドレッシングの材料をよく混ぜ合わせる。 3.器に、ルッコラ、生ハム、ラ・フランスを盛りつけ、ドレッシングを回しかける。 ラ・フランスの代わりにリンゴや梨、柿などの秋のフルーツを使っても美味しいサラダができますよ!【オダーナルみさ】
-
その他 2016年10月03日 12時50分
月曜日の鬱をぶっ飛ばす簡単料理「ブロッコリースプラウトの梅ひやむぎ」
ブロッコリースプラウトに含まれるスルフォラファンが、鬱予防に効果的であることがわかりました。であれば、日曜の夜、または月曜日の朝にこんなメニューを試してみるのはいかがでしょうか?ひやむぎをゆでている間にすべての調理が終わる簡単5分メニューです。【ブロッコリースプラウトの梅ひやむぎ】材料 1人分ひやむぎ 100gブロッコリースプラウト 30g 1パック程度梅干し 1個オリーブオイル 小さじ1めんつゆ(ストレート) 1/2カップ 作り方(1)ブロッコリースプラウトは根を切り落としてから食べやすい大きさに切り、梅とオリーブオイルと一緒に和える。(2)ひやむぎは指定時間通りにゆで、冷水でしめて水気を切り、器に入れる。(3)(2)に(1)をのせ、めんつゆをまわしかけて出来上がり。参考http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160814-00010000-chibatopi-l12
-
-
その他 2016年10月01日 18時02分
【不朽の名作】旗本120人vs浪人4人! 最後の斬り合いは大迫力の「浪人街」
なんか最近映画にチャンバラが不足していないだろうか? という訳で今回は1990年公開の『浪人街』を紹介する。 同作は、1928年に公開され、人気を博した無声映画『浪人街 第一話 美しき獲物』のリメイク作品となっている。同作の宣伝映像でも、触れられているが、ラスト17分の旗本120人vs浪人4人の対決が最大の見どころで、言い方を悪く表現すると、ひたすらそのシーンまで“耐える”作品となっている。なぜなら、主要キャラである4人の浪人全員がどうしよもなくクズだったり、面倒な男だったりで、しかも、コレといった説明もなしに、観賞する側もこの浪人どもに振り回されるからだ。 作中に登場する浪人は、女癖の悪い流れ者・荒牧源内(原田芳雄)、町の用心棒兼夜鷹(江戸時代の最低ランクの街娼)の学問指導をする赤牛弥五右衛門(勝新太郎)、上司の罪をかぶり浪人に身を落としつつも、いつか帰参がかなうと信じている元旗本・土居孫左衛門(田中邦衛)、試し切りを生業とし、裕福ではあるが、不満を感じている母衣権兵衛(石橋蓮司)の4人だ。掃き溜めのような街に住み、日々飲んだくれる4人の前に夜鷹の斬殺事件が発生し、物語は動き出す。そのはずなのだが、同作では、かなり浪人の腰が重い。 勧善懲悪になりきれていないのが、この作品の魅力でもあり、やきもきさせられる部分でもある。通常ならば、夜鷹が1人でも斬殺されたら動きそうなものだが、この作品ではまだ動かない。どうやら原因が、乱暴狼藉を楽しむ旗本・小幡七郎右衛門(中尾彬)にあると知りつつも、岡っ引き経験があると思われる、赤牛たち浪人が世話になっている飲み屋の主人・太兵衛(水島道太郎)が地元同心と七郎右衛門の罠にはまり謀殺されるまで、動きらしい動きを一切見せない。 しかもその後、真っ先に怒りに震え動くのは、太兵衛が親代わりで、源内の女でもあるお新(樋口可南子)と孫左衛門の妹であるおぶん(杉田かおる)という状況。結局、お新が見せしめに牛裂きの刑になりそうなところにようやく駆けつけるといった展開になる。それまで、あくまで見た目上ではあるのだが、勝手気ままな行動をとっている浪人達のダメ人間ぶりをこれでもかと見させられるのだ。赤牛に至っては、問題を収めるフリをして、七郎右衛門に取り入って、仕官してしまうという薄情ぶりだ。 確かに、約100分ほど待たされての最後の斬り合いシーンは圧巻の一言だ。特に、権兵衛の居合抜きと、散々「他人だ」と言い続けていたお新の名前を叫びながら、構えも滅茶苦茶に斬りまくる源内の姿は格好いい。しかし、どうしても途中でダレるのがこの作品の特徴だ。いくらなんでも前置きが長すぎる気がする。 一応終盤近くまで煮え切らない浪人たちの対応にも説明はある。セリフでの説明ではなく、主にシーン演出などにより。元々源内と権兵衛には武士であることの執着がそれほどない。源内は天文学の勉強をしている描写が所々にあり、学者志望なのがわかる。権兵衛も試し切りのシーンなどで、直接的なセリフはないが、戸惑うような行動をしていたり、お新を自身の観音様だと話し、2両もの大金を払って抱こうとするシーンで、現在の境遇に嫌気がさしていることを暗に表現している。逆に孫左衛門と赤牛は武士の身分に執着している。孫左衛門には妹に自身の境遇について文句を言うシーンなどがあるからわかりやすい。赤牛も、時々自殺の真似事をする場面などがあるので、周囲にはお気楽に振舞っているが、自身の境遇に死にたくなるほど不満を持っている。この積み重ねが、七郎右衛門に仕官する動きにつながる訳だ。 実はこの4人は自由にやっているように見えつつも、天下泰平の世で、完全に官僚社会と化した武家社会に無意識に依存し、抜け出せないでいる。そんな連中が、ラスト付近で武家社会を否定し、最後に己の美学や、守るべきもののために、本気を出すというのが、この作品の肝となっている。しかし、このあたりの時代設定にも直接的な説明が一切ない。冒頭の果し合いシーンで両者がへっぴり腰で斬りあっている姿や、太兵衛の店の暦(カレンダー)の年号が「天保」と表記されている点、「今時無礼討ちなんか流行らねえよ」と言う町人のセリフなどに時代背景が盛り込まれているが、注意して観ないと見逃してしまう。 ちなみに、この時代背景は、後の斬り合いシーンで、浪人たちが多勢を相手に圧倒できる理由付けにもなっている。誰も真剣勝負なんてした経験のない時代なのだから、上司に言われて嫌々出てきた旗本より、試し切りを任されるほど剣術の技術がある権兵衛や、多少腕に覚えがあり、覚悟を決めた源内や孫左衛門の方が強いといった具合に。赤牛に関しては、斬り合いをしないので、除くが。 4人の浪人は、結局、女達が理不尽な暴力に怒り、無謀とも思える行動に出たことにより影響され動くのだが、個々の浪人たちの積み重ねを意識していないと、全く訳がわからないまま、ただただ女達に言われるがまま、流されているようにも見える。特に赤牛の考えがすごくわかりづらい。赤牛は、仕官したものの最後の最後に浪人側として立ち、とある方法で、七郎右衛門を討つのだが、流し見していると、ただの性格破綻者の行動にしか見えない。このあたりは勝新が演じてきた他の役の影響もあるのだろう、いつか痛快な事をしてくれると信じていると、見せ場は意外とあっさり終わってしまう。 細かな説明がないという点では、かなり不親切な作品ではある。ラストの斬り合いは文句なしで大興奮のシーンだが、それまでの長い前フリには賛否両論あるだろう。とはいっても、一々説明台詞を挟んで面白くなるかどうかはわからないが。娯楽時代劇とは違う、格好悪い浪人達が、最後に本気を出す様を観たい人にはオススメだ。(斎藤雅道=毎週土曜日に掲載)
-
その他
4コマ漫画「みこすり半劇場」がまさかのアニメ化!!
2013年03月11日 15時30分
-
その他
専門医に聞け! Q&A 加齢による“筋肉減”を防ぐ
2013年03月11日 12時00分
-
その他
本好きオヤジの幸せ本棚(44)
2013年03月10日 12時00分
-
その他
東京国際アニメフェア2013 コスプレエリアを新設
2013年03月08日 11時45分
-
その他
一流週刊誌にも掲載された!? 純愛妹系アイドルのマシュマロ3Dが 3・10ライブ「お兄ちゃんといっしょ vol.18」
2013年03月07日 17時59分
-
その他
【声優の履歴書】第七回 タモリも絶賛!? 声優界の若きエース! 梶裕貴
2013年03月07日 15時30分
-
その他
「桃太郎LIVE生放送」現場に潜入! 今回のゲストは茜梨乃
2013年03月05日 17時59分
-
その他
マスクを最大限に活用 飛散量6倍から身を守る 鉄壁の花粉症対策(2)
2013年03月05日 12時00分
-
その他
3・9「スナック☆アケミン5号店」に美熟女ママ4人もクルーッ!
2013年03月04日 17時59分
-
その他
Milky Pop Generation第5弾ライブ ミニ(3.2)の日なのでミニスカ姿と思ったら…
2013年03月04日 15時30分
-
その他
マスクを最大限に活用 飛散量6倍から身を守る 鉄壁の花粉症対策(1)
2013年03月04日 12時00分
-
その他
専門医に聞け! Q&A ツボの刺激で体調管理
2013年03月03日 12時00分
-
その他
本好きオヤジの幸せ本棚(43)
2013年03月03日 12時00分
-
その他
1冊3万円でも売れた“ナンパ指南本”
2013年02月28日 19時00分
-
その他
【声優の履歴書】第六回 ルックスにも大注目!! イケメン声優・宮野真守
2013年02月28日 15時30分
-
その他
3.2Milky pop generation出演のほしのあすかを直撃<後編>
2013年02月27日 15時30分
-
その他
水道橋博士がニコ生でアツく語る! 閃乱カグラ「真夜中パイランドの生(乳)討論」
2013年02月27日 15時30分
-
その他
専門医に聞け! Q&A ノロウイルス・インフルエンザの予防法
2013年02月27日 12時00分
-
その他
実話流 お父さんのための無料通話アプリ「LINE」超初心者ガイド(2)
2013年02月27日 12時00分
特集
-
少年隊・錦織、東山ジャニーズ新社長就任に意味深投稿? 植草とのYouTubeもストップ、現在の活動は
芸能ネタ
2023年09月18日 12時00分
-
ジャニーズ最大のタブー? 嵐メンバー4人と“男女の仲”報道、セクシー女優の死【芸能界、別れた二人の真相】
芸能ネタ
2023年09月17日 12時00分
-
-
Snow Man向井、ジャニー氏お小遣い秘話が拡散? グループ不仲説の真相は<実は不仲?【犬猿の仲】の有名人>
芸能ネタ
2023年09月16日 12時00分
-
一転しジャニーズ契約継続なし、モス広告Snow Manの顔を紙で隠した画像が拡散「イジメ」「涙出てきた」ファン怒り
芸能ニュース
2023年09月13日 18時00分
-
株上げた井ノ原快彦、年下に嫌われていた? 森田剛から「嫌い」緊張関係続く<芸能界【犬猿の仲】の有名人>
芸能ネタ
2023年09月10日 17時00分