ライブ前に報道陣の取材に応じた梶浦は、デビューから20周年を迎えた感想について、「淡々と音楽活動をやってきた20年という感じです。20年ということより、今のライブを始めて10回目という方が印象強いですね」と08年から開催し、今回10回目を迎える 「Kaji Fes」への思い入れを語った。ライブ開催から10回目、梶浦のデビューから20周年ということで今回のライブには、KalafinaやFictionJunction YUUKAなど自身がプロデュースしている歌手の他にも、多数のゲストが参加。そのことに関して梶浦は、「こんな豪華なゲストを呼んでライブが出来るのは、音楽を続けてきた私へのご褒美かな」と笑顔で答えた。
最近は海外からも梶浦サウンドが注目されているとのことで、報道陣から一言求められると、「海外に(ライブで)行けるかどうかは別としても、ネットが発展してファイルですぐに聴いてもらえるものを、何十時間もかけて足を運んで聴きにきてくれるのは、本当にありがたいことです」とコメントし、「これからも5年10年と、パワーのある限り音楽を続けていきたい」と新たな決意を語った。
ライブでは83年に自身が結成したユニット「See-Saw」の楽曲を初めてセルフカバー。ゲスト21人を迎え、2部制で5時間に渡り全52曲を披露。約5000人の観客を魅了した。(斎藤雅道)