衝撃の未成年事件簿
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社会 2022年07月23日 19時00分
運動会で「嫌み」を言われ友人を殺害した小学4年生少女【衝撃の未成年犯罪事件簿】
高度経済成長期以降、子どもたちを取り巻く環境は大きく変わった。それを象徴する存在が「鍵っ子」である。 共働きの家庭が急増したことで、学校からの帰宅後、たった一人で留守を任される子どもたちが東京を中心に大きく増加した。また、1970年以降に小学生の塾通いが急増したが、これは一時的に子どもを預けるための施設として活用されていたという。 >>昭和の時代にもあった「自作の銃」の恐怖!引きこもり中学生が教師に発砲【衝撃の未成年犯罪事件簿】<< そんな鍵っ子を取り巻く環境が、悲劇を生むきっかけになったとされているのが1979(昭和54)年に発生した小学4年生の少女による衝動的な殺人事件だった。 同年秋、東京都某区にある高層マンションの屋上から7歳の少女が転落し、即死した。 転落は事故ではなく、少女の「お姉さん」代わりの存在だった小学4年のA子(10)が突き落として殺したことが分かった。 この2人は同じ学校で同じ学習塾へ通う「鍵っこ」同士で非常に仲が良かったという。A子は塾内では年長組であり、下級生たちにも慕われ、活発で責任感の強い子どもだった。 当時の新聞記事などによると、殺害のきっかけはささいなものであったという。 A子たちの通う地区では秋に運動会があったのだが、その際に7歳の少女から「お姉ちゃんのクラスは運動会で負けてばかりいた」と嫌みを言われたことに腹を立て、少女を自分の住むマンションの屋上へと連れて行き、突き落とした。 おそらく、A子は長い鍵っ子生活から塾内でも家庭でも大きなストレスを抱えており、ついに耐えきれなくなったところで嫌みを言われ、衝動的に殺害してしまったのではないか、とされている。 閉鎖的な環境が生んだ悲しい未成年犯罪だったのかもしれない。
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社会 2022年07月16日 19時00分
昭和の時代にもあった「自作の銃」の恐怖!引きこもり中学生が教師に発砲【衝撃の未成年犯罪事件簿】
7月8日、奈良市内で演説中だった安倍晋三元首相が41歳の男に銃撃され死亡するという痛ましい事件が発生した。 凶器となったのは鉄パイプを使った自作の銃。最初は爆弾を作ろうとしたが技術的な問題で銃を数丁作っていたという。 人の命を奪う銃の材料を容易に調達し、銃を作ることができる事実を知り多くの人が恐怖した。 実は自作銃は昭和の時代にも何度か犯行に使われており、今回の事件に使われた鉄パイプが材料の自作銃は昭和から既に使用されている。 >>下水道の中に赤ん坊を放置! 10歳の少女が犯した罪【衝撃の未成年犯罪事件簿】<< 1981(昭和56)年3月、兵庫県の中学3年の男子生徒が自宅で自作銃を発砲、教師にけがをさせて立てこもったという記録がある。 Aは80日間にわたり中学校に通っていなかった。卒業後は姫路市内の電気会社への就職が内定していたが、卒業式には出席しないつもりだったという。 Aの就職を祝い、卒業式への出席を促そうと、学年主任の教師がAの自宅を訪問することになった。教師はAの友達2人を連れて行った。 だが、どうしても学校へ行きたくなかったAは「ドアを開けたら学校に連れて行かれる」と恐れ、以前からひそかに作っていた自作の銃を構え、教師が自室のドアを開けると同時に発砲したのだ。 この自作銃は長さ21センチの鉄パイプを切り、中に火薬と弾を詰めたもので、発射と同時に「ボーン」という大きな音が住宅街に鳴り響いた。弾は教師の左腕に命中し全治1カ月のけがをした。 その後、引き続き部屋に立てこもったが40分後に地元警察がやってきてAを逮捕。けが人は教師だけで済んだという。 日本では70年代中盤〜80年代初頭にかけてモデルガンが大流行。雑誌などの存在もあり、銃そのものに興味を持つ少年は多かった。簡単に作り出せることから自作銃はひそかに少年たちの間で広まっていたようだ。
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社会 2022年07月09日 19時00分
下水道の中に赤ん坊を放置! 10歳の少女が犯した罪【衝撃の未成年犯罪事件簿】
子どもは時として、大人たちの想像をはるかに超えた突飛な行動を起こすことがある。 1969年(昭和44年)6月、東京都足立区の下水道の中から、生後5カ月の赤ちゃんが生きたまま発見されるという事件があった。 下水道に連れ込んだ犯人は同じ足立区内に住む小学5年生の少女・貴子(10歳・仮名)であった。 >>「お見合い破綻」が招いた殺人事件!犯人は17歳の少女だった【衝撃の未成年犯罪事件簿】<< 一体、なぜ10歳の貴子は赤ん坊を薄暗いマンホールの中に入れたのだろうか? 貴子は以前から問題行動が絶えない子どもとして知られていた。友人の家に行くと土足で上がり、飼っている金魚をわしづかみにして捨て、盆栽を割るといったイタズラを繰り返していたという。 周囲の大人も「10歳の子どもがやること」と思い、厳しくとがめることはなかったが、とうとう事件が起こってしまう。 貴子が近所に住む中田さん(仮名)の家へ遊びに行った際、その家に住む優一くん(2歳・仮名)を人形に見立て、彼の眉毛をハサミで切ってしまったのだ。 幸い大きなけがはなかったが、顔をハサミで傷つけたことは「遊び」では済まされず、優一くんの両親からこっぴどく怒られたという。この日から、貴子は中田家に対する仕返しを考えるようになったようだ。 貴子は家に人がいない隙を狙って再び中田家へ侵入。今度のターゲットは優一くんではなく、最近生まれたばかりの赤ん坊の女の子・義美ちゃん(仮名)だった。 貴子は寝ている義美ちゃんを抱きかかえ「赤ん坊がいなくなればきっと困るだろう」と外へと連れ出した。 だが、連れ出したはいいものの、その後のことは何も考えていなかった。貴子は義美ちゃんをどこかに隠すことに。偶然、近くに工事中の下水道があり、マンホールがなかったことから、ハシゴを下りて中に潜入。寝ている義美ちゃんを薄暗い下水道の中に放置したのであった。 しばらくして、貴子が義美ちゃんを連れ出したことがバレ、義美ちゃんはけがもなく無事に救出され、家族の元に帰っていったという。
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社会 2022年07月02日 14時00分
「お見合い破綻」が招いた殺人事件!犯人は17歳の少女だった【衝撃の未成年犯罪事件簿】
見知らぬ男女が親戚などの仲介によって知り合い、結婚する「お見合い結婚」。最近はあまり聞かなくなった言葉だが、昭和40~50年代にかけて一部地域でお見合い文化は根強く残っており、夫婦になった男女も少なくなかった。 これは1969(昭和44)年に発生したお見合いトラブルにまつわる殺人事件である。 その年の5月、埼玉県某市に住む当時55歳の男性・佐藤(仮名)が自宅で何者かに胸を刺され血まみれになって死んでいた。佐藤はナイフのようなもので刺されており、使われた凶器は何者かに持ち去られた後であった。 >>「給食の麻婆豆腐に硫酸銅を……」中学2年生の男子がまさかの行動【衝撃の未成年犯罪事件簿】<< 警察は殺人事件として捜査にあたっていたが数日後、顔を真っ青にした当時17歳の少女が「私が殺しました」と市内の交番に自首してきた。 警察は少女が興奮状態に陥っており供述もあいまいだったことから一旦帰宅させた後、裏付けを急いだ。少女の部屋のごみ箱に捨てられていた登山ナイフから佐藤と同じAB型の血液が付着していたことから、警察は少女を殺人容疑で逮捕した。 佐藤を殺害した理由は「お見合いの失敗」であったという。 少女は中学卒業後から働き始め、17歳になった頃、仲人の紹介で近所に住む当時27歳のサラリーマン男性とお見合いすることになった。 お互いの第一印象は良く、将来を感じさせるお見合いであったが、5月に入りサラリーマン男性から断りの返事が来たという。 突然の縁談破綻にショックを受けた少女は、近所に住む佐藤が原因ではないかと考えるようになった。 佐藤はこの地域では知らない者はいない名物男で、「情報センター」のような役割をしていた。少女、サラリーマン男性ともに佐藤と面識があり、少女は「佐藤が私の悪口を言いふらしたからだ」と考え抗議しに行ったものの、笑って取り合わなかったことから、カッとなり脅しのために持っていた登山ナイフで刺したという。 佐藤が本当に少女の悪口を言いふらしていたのかどうかは不明だが、狭い地域コミュニティが生んだ悲劇であった。
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社会 2022年06月25日 19時00分
「給食の麻婆豆腐に硫酸銅を……」中学2年生の男子がまさかの行動【衝撃の未成年犯罪事件簿】
2022年6月初め、愛知県岡崎市の公立学校に勤める職員が給食に汚物を混入させる事件が起こった。本事件は2021年10月頃、同校の校長が給食のおかずを検食した際、異臭や変色を確認した。この給食を検査したところ食材が腐っただけでは検出されない大腸菌が確認され、同校の職員が排泄物を入れていたことが明らかになった。 「給食物に排泄物」を入れた本事件はネットで大きな話題となったが、古くから学校給食を狙った混入事件は数多く発生している。 >>同級生を「火だるま」に? 残酷映画マニア中学生が恐怖の撮影【衝撃の未成年犯罪事件簿】<< 1991(平成3)年6月、東京都某区の中学校で2年生の男子生徒が、理科の実験室から持ち出した毒物の硫酸銅を給食に混入させていたことが分かった。 硫酸銅は主に脱水剤などに使用される薬物である一方、飲み込んだ場合は呼吸困難や嘔吐、下痢などの症状が出る劇物とされている。 男子生徒は理科室から盗んできた硫酸銅をクラスメイト全員が食べるはずの給食の麻婆豆腐の鍋に一粒入れて混ぜた。 硫酸銅入りの麻婆豆腐はクラスメイト全員に配られたが、食べ始める前に白いはずの豆腐が変色しており、「腐っているのでは?」と騒ぎになった。また硫酸胴を持ち出した生徒が給食の時間前に奇妙な動きをしており、その姿をクラスメイト数人が目撃していた。この事実も決め手となり、事件が明らかになった。 硫酸胴を持ち出した少年は犯行の動機について「好奇心から混ぜた」と話していた。あくまでも悪気はなく、誰も給食を食べなかったことから大事には至らなかったという。
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社会 2022年06月18日 19時00分
同級生を「火だるま」に? 残酷映画マニア中学生が恐怖の撮影【衝撃の未成年犯罪事件簿】
1984(昭和59)年2月、東京都某所で信じられない子どもによる傷害事件が発生した。 なんと、中学3年生の男子5人がビデオカメラを片手に、同級生の着ていた衣類に油をしみ込ませライターで火をつけ、火だるま状態になっている姿を撮影していたというのだ。 火をつけられた男子はやけどをした。しかも恐ろしいことに、この中学生グループはこの男子以外もターゲットにして別の日に撮影しており、中には「熱い!」「助けて!」と叫ぶ声が入ったテープもあったという。 >>不良女子中学生を「暴力団」扱いに? 学校関係者からも抗議【衝撃の未成年犯罪事件簿】<< なぜ彼らはビデオカメラを回し続けたのだろうか……。 学校側によると彼らは非行に走り、いじめをするような生徒ではなかったという。 生徒たちは撮影の際、火が衣類につくと、カメラマン以外の生徒が水をかけて消火したほか、雪を身体にまぶし患部を冷やすなど最悪の事態を回避しようとしていたという。 補導された中学生が口にしたところによると、衣類に火をつけたのは自主映画の撮影のためだったという。 彼らは映画好きで、前年の暮れに「みんなで映画を撮ろう」と持ちかけ、「刑事モノ」をテーマに撮影することにしたという。 シナリオこそ作らなかったが、カメラマン役の生徒が大好きだった残酷な映画を手本にし、人間が火だるまになるシーンを撮影することになり、数人の生徒に声をかけたという。 「撮影中の事故」ということで彼らには保護観察処分が下され大きな罪には問われなかった。ただ教育界では本事件をきっかけに、残酷映画が青少年に与える影響の有無について議題にあがることが多くなったという。
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社会 2022年06月11日 19時00分
不良女子中学生を「暴力団」扱いに? 学校関係者からも抗議【衝撃の未成年犯罪事件簿】
1970年代末から1980年代は、ドラマ『スケバン刑事』『不良少女とよばれて』など不良性のある少女が主人公の物語が数多くヒットした時期である。 不良少女そのものは昭和時代の初期から存在し問題視されていたが、1975~85年の昭和50年代はそれだけ「荒れる女子学生」が社会問題化していたということだろう。 今回紹介する未成年犯罪は、『スケバン刑事』が大ブームになっていた昭和60(1985)年に発生した。 >>決め手は油の臭い? 男子中学生、部活動がキツくて野球部の部室を燃やす【衝撃の未成年犯罪事件簿】<< 9月某日の昼過ぎ、徳島県内のとある中学校で木刀を持った女子中学生計13人がまとめて補導される事件があった。 女子中学生13人は木刀を握りしめ、別の中学校に殴り込みに行く途中であったという。 補導された女子中学生グループのひとりの話によると、彼女の自宅に男の声で「なめてるんか。決着をつけたるから明日に昼に来い」といった電話があり、仲間を集めて指定の中学校に木刀を持って出かけたという。 彼女らは「凶器準備集合罪」の疑いで補導された。 これは複数の人間が他人の生命や財産を脅かした際に適用される罪だが、通常は暴力団などにしか使われず、未成年、しかも女子中学生に適用されるのは史上初のことだった。学校関係者も「暴力団扱いはいかがなものか」「教育的な配慮があっても良かったのではないか」と警察の判断に抗議していたという。 80年代は少年犯罪が「戦後第3のピーク」と呼ばれており、社会問題のひとつに数えられていた。 この「不良女子中学生が暴力団扱いされた」案件は、当時教育界で大きな波紋を呼んだという。
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社会 2022年06月04日 19時00分
決め手は油の臭い? 男子中学生、部活動がキツくて野球部の部室を燃やす【衝撃の未成年犯罪事件簿】
近年の日本の教育界では部活動・クラブ活動におけるコーチや先輩による過度な「しごき」や「暴力行為」がたびたび報じられている。 それは昭和の時代も同様であり、なかには恨みを持つ部員たちによる「仕返し」もあったようだ。 1980(昭和55)年4月某日の深夜1時頃、神奈川県横浜市の某中学校の運動部部室から火が出ているのを、通りかかったタクシー運転手が発見。警察へ通報するという騒ぎがあった。 >>「お医者さんごっこをしよう」14歳少年が幼稚園児をダンボール詰めにして殺害【衝撃の未成年犯罪事件簿】<< 警察と消防隊がすぐに駆け付け消火活動をしたが、発見が遅かったため火の手は部室練全体に回ってしまった。幸い部室練は校舎と離れていたため学校施設への延焼は免れたが、155平方メートルのうち39平方メートルあまりが焼けてしまう大きな火事となった。 深夜ということもあり、警察は放火の疑いがあるとし、中学校の近くで怪しい人物が目撃されなかったか調べた。すると、交通検問を行っていた警察官のひとりが無灯火で自転車をこぐ少年を目撃。油のような臭いもかすかにしたことから、警察は少年を放火の疑いで補導した。 補導されたのはこの中学校に通っていた2年生の男子で、この日の深夜にこっそり自宅を抜け出し深夜の中学校へと侵入。持参した灯油を自分の所属する野球部の部室にばらまき、火をつけて逃走したという。 部室へ火をつけたことについて少年は「野球部の練習がキツく、学校や部活から抜け出すために火をつけた」と語っていた。この中学校は部活教育に特に力を入れている学校で、少年の所属する野球部は昨年の県大会で優秀な成績を収めていたという。 なお、学校側は少年の所属する野球部で「しごきやいじめのような練習はなかった」とコメントしていたが、真相は闇の中である。
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社会 2022年05月28日 19時00分
「お医者さんごっこをしよう」14歳少年が幼稚園児をダンボール詰めにして殺害【衝撃の未成年犯罪事件簿】
「告げ口されるのが怖かった」犯人の少年は警察の取り調べに対し、そう答えた。 1974(昭和49)年8月、埼玉県某市に住む5歳の幼稚園児の女の子・幸子ちゃん(仮名)が行方不明となった。幸子ちゃんはその日の昼ごろから姿を消しており、両親が探していた。 18時頃、幸子ちゃんの住む家からそう離れていない住宅の庭から、幸子ちゃんの死体が発見された。死因は、ひものようなもので首を絞められたことによる窒息死で、死体は大型のダンボールにくるまれていた。 >>中3男子、戦争で使われた剣を片手に10代女性と強盗デート?【衝撃の未成年犯罪事件簿】<< しばらくして、幸子ちゃんの死体が放置されていた家に住む14歳の少年Aが幸子ちゃん殺害の容疑で逮捕された。 Aは中学2年生だったが、学校には長い間通っておらず不登校であったという。当時、Aの家にはペットとして九官鳥が飼われており、幸子ちゃんをはじめとする子どもたちは九官鳥見たさにAの住む家にたびたび出入りしていたという。 そんなある日、九官鳥と無邪気に遊ぶ幸子ちゃんの姿を見たAは「部屋の中に入って遊ぼう」と誘った。Aは「お医者さんごっこをしよう」と、幸子ちゃんの着ていた服を脱がせ、体を触り続けたという。しばらくして幸子ちゃんは家へと帰ろうとしたが、Aはふと「親に告げ口をされたらまずい」と気が付き、幸子ちゃんの首をひもで絞めて殺してしまった。 遺体の処理に困ったAは家にあったダンボール箱の中身を取り出し、幸子ちゃんの死体を入れ、庭に隠したという。 だが、当然すぐに見つかってしまいAは殺人の容疑で警察へと連行された。 Aは小学3年生の頃から学力の遅れが目立ち、特殊学級と普通学級を行き来するような生活を送っていたが、中学に入ると自らの意思で学校へ行かない日も増えていた。 Aは普段は大人しく何か悪さをするような性格ではなく、家族も非常に驚いていたという。 もっとも14歳という年齢は、精神は子どもでも体は大人に近い。出来心を自制できなかったが故の悲劇と言えそうだ。
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社会 2022年05月21日 19時00分
中3男子、戦争で使われた剣を片手に10代女性と強盗デート?【衝撃の未成年犯罪事件簿】
1965年11月、神奈川県内で世にも奇妙な「未成年強盗」が発生した。 11月某日の昼過ぎ、剣を手にした学生服の少年が「金を出せ!」と住宅に押し入った。異様だったのは、この学生の後ろに少女たちが青ざめた表情で立っていたことだ。 事の発端は数日前にさかのぼる。県内の中学校に通う3年生のAは同級生から400円あまりの金を無心し、そのことを知った中学校教師や実の父親から叱責されたのだ。 >>中3男子の果てしない復讐! 郵便箱に詰められた爆弾【衝撃の未成年犯罪事件簿】<< 教師はともかく、父親から責められたことはAにとってもショックだった。Aは学校の教師に復讐しようと考え、自宅の物置から太平洋戦争中に使われたゴボウ剣(三十年式銃剣)を持ち出し、学校へと向かった。 学校に到着したAは、教室の机に一人で突っ伏している同級生の女子生徒を見つけた。この日、学校では卒業アルバム用の写真撮影を行っていたが、女子生徒は途中で気分が悪くなり教室で休んでいたのだ。 Aはこの女子生徒に剣を突き付け、「金を出せ。一緒に来い」と学校の外に連れ出した。Aは近くの山へと向かい、ハイキングを楽しんでいた10代の会社員女性を同じく剣で脅し、自分についてくるよう脅した。 Aはその後、たまたま近くにあった住宅に人質とともに押し入り、2000円を奪い、さらに逃走用の車を要求したという。 だが、やり放題だったAもここまであった。「不審な学生を見た」との情報が相次ぎ、しばらくしてAは監禁、強盗の容疑で逮捕された。 女性たちがAを振り切り、逃げることができなかったのは、Aが剣を持ちながら「俺は先生を刺してきた」と言っていたため、怖くて逃げられなかったのだという。 「女性を連れた中学生の男子が剣を片手に金品を奪う」という、かなり異様な強盗事件はけが人もなく無事に解決した。
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