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シンナー遊びを注意した教師がメリケンサックで重傷!【衝撃の未成年犯罪事件簿】

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 1960年代後半、不良少年・少女の間で「シンナー遊び」が大流行した時代があった。

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 本来、シンナーはラッカーなどの塗料を薄めて粘度を上げるための溶剤であり、施工用などにしか出回らなかったが、いつしか「吸うと楽しい」「気持ちよくなれる」と中高生の間で大流行し社会問題となったのである。
 
 シンナーは誰でも購入でき、1972(昭和47)年に販売規制の法律ができたものの、その前は取り締まる法律がなかったことから無法地帯と化しており「シンナー遊び」にまつわる事件が相次いだ。
 
 授業中、シンナー中毒の生徒が担任教師に重傷を負わせるという恐ろしい事件が発生したのは1968(昭和43)年のことだ。

 群馬県内のある高校では、例に漏れずシンナー遊びが大流行。生徒の数人は授業中にもシンナーを吸引するなど荒廃していた。
 授業中にシンナーを吸っていることに気付き教師は注意したのだが、注意の仕方に怒った生徒数人が逆上。教師に暴行を加えることに決めた。

 シンナー中毒の生徒は加減というものを知らず、腹をけるなどしたほか、護身用に持っていたメリケンサックを握りしめ全身を殴った。教師はメリケンサックのトゲでほほに穴を開けるなど大けがをし、さらに頭を床に打ち付けて意識を失うなど、見るも無残な状態であったという。

 この学校では以前からシンナーを日常的に使う生徒の暴力行為が問題になっていたが、実際にけが人が出てからは厳しく取り締まり、学校内でのシンナー遊びは禁止となった。

 毒物及び劇物取締法が改正される少し前、日本の一部の学校ではシンナーへの恐怖心がより一層強く根付いていたのだ。

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