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将棋界の闇? 森安秀光九段殺人事件【衝撃の未成年犯罪事件簿】

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画像はイメージです

 11月、将棋棋士の藤井聡太が史上最年少で四冠王となり、将棋界に大きな注目が集まっている。
 90年代の初め、将棋界を揺るがす大事件が発生した。

 ​>>小学5年生が29歳の女性を包丁で刺殺!その動機とは?【衝撃の未成年犯罪事件簿】<<​​​

 1993年11月23日、兵庫県西宮区の自宅で将棋棋士の森安秀光九段の刺殺体が家族によって発見された。

 森安九段は2階の寝室兼書斎の布団の中で、胸を包丁で刺され死んでいた。発見者である妻のA子さんは警察に通報しようと自宅の受話器を取った。

 すると、この家に住んでいた中学1年生の長男(当時12歳)が包丁でA子さんを切りつけ逃走した。
 死亡した森安九段は当時44歳。坂田三吉の孫弟子にあたり、関西のホープとして脚光を浴び、1988年には最高位である九段となる。著書も多数出版していたが、事件の数年前からはA級から陥落するなどスランプ状態が続いていた。

 包丁を持ったまま家を飛び出した長男は翌日、入り浸っていたゲームソフト店にいたところを確保。容疑者として連行されることになった。

 長男は父親である森安九段の殺害を否認しており、最終的な処遇は不明となっている。ただ、当時の新聞報道などによると、長男は中学校に進学してから不登校が続いていたという。

 また当時、森安九段は家で昼間から酒を飲んで過ごすことも多く、父子の間で言い争いも絶えなかったようだ。

 唯一の長男のよりどころはゲームソフト屋で、長時間にわたって友達とテレビゲームの話題に花を咲かせていたという。

 本事件は長男の受験ストレスが爆発した、酒癖の悪い父親への反抗など、動機について様々なうわさがあるが、真相は現在も闇の中となっている。

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