>>小学5年生が29歳の女性を包丁で刺殺!その動機とは?【衝撃の未成年犯罪事件簿】<<
岡山県の某県立高校で、野球部の3年生が練習中に金属バットを片手に、後輩である2年生の頭を次々に殴打。4人に重軽傷を負わせた。
その後、少年は自宅に戻り実の母も金属バットで殴りつけ現金6万円を奪うと血の付いたユニフォームを捨て自転車にまたがり、姿を消したという。その後、頭を殴られた母親は死亡が確認され警察は少年の行方を追うことになった。
しかし、その先が大変だった。自転車に乗った少年はそのまま全速力で逃走。警察は1週間にわたり岡山県内を探したが、見つけることができなかったのだ。
1週間後には岡山県警から「県外へ逃亡している可能性がある」と発表され、近隣の香川県や大阪府でも「姿を見た」という情報が多数寄せられたものの発見には至らなかった。
いつの間にか世間が注目する事件になり、ニュース番組では連日のように報道が続いたが、まったくもって見つからなかった。
「一体、少年はどこにいるんだ」と全国の警察が行方を追う中、逃亡から16日後、なんと岡山から1200キロほど離れた秋田県で身柄を拘束されたのだ。
その時の少年は、逃走時のユニフォーム姿ではなく、デニムの長袖シャツに白いスニーカー、紺色のリュックサックを背負い、逃走時とは別の自転車に乗っていたという。
犯人の少年いわく、遠く離れた秋田まで来た理由は北海道へ行くためだったという。北海道は両親と旅行に行った楽しい思い出がある地だといい、北海道まで行くことを望んでいたという。いくら体力のある野球部員といえど1200キロを自転車で走るにはかなりの苦労があったと思われ、逮捕後に少年は「眠い、疲れた」と警察に語り、全く動くことができなかったという。
少年が暴行を働いた理由は、野球部員から受けた嫌がらせ行為に対する反発で、母親を殴ったのは「心配かけさせないために殴った」とし、様々な要因があり暴行に至ってしまったという。本事件は複雑な高校生の心境を表した事例として今も語られている。